ErogameScape -エロゲー批評空間-
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Atora
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ゲーム名
あの晴れわたる空より高く
ブランド名
Chuablesoft
得点
100
点
おかず得点
(あまり使えなかった)
一言コメント
ロケット製作を軸に青春時代を活写し、冷めた心に熱い何かを呼び起こさせてくれる、「心的滋養力」の強いオッサン向けの力作。インテリな単語が所狭しと飛び交う中、つとめて衒学的な説明を避けたのが吉と出た。ヒロインをナビゲート役に配し、一般人の知識レベルまで落とし込む狙いも正解。青春ものお約束の挫折と、それに抗う真っ直ぐな情熱と、そして学ぶことの楽しさを詰め込んだ青春科学ADVだ。 →
長文感想(3860文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2014年10月27日12時10分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
はるのあしおと
ブランド名
minori
得点
100
点
おかず得点
(あまり使えなかった)
一言コメント
漠然とした恐れが自分の中にあって、意味もなく蠢いている。なのに、その正体が何なのか分からない……こういう気持ち悪い不安を憶えたことのあるプレイヤーほど、桜乃樹の葛藤、行動に同調できるはず。樹は本当に不器用な人間で、ちっぽけで臆病で、かつては一歩も前に進む勇気すら持ち合わせていなかった。そんな過去があるからこそ、ヒロインと共に前轍を乗り越えていくその様が、実に晴れ晴れとしていて輝かしく見える。幾年を経ても、一向に色褪せることを知らない物語。 →
長文感想(2835文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2009年10月09日00時13分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
BALDR SKY Dive1 ”Lost Memory”
ブランド名
戯画
得点
100
点
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
分割云々に関しての雑多な議論はプロフェッサー諸兄にお任せして、さて、もう一度よく考えてみよう。バルドフォースの後塵を拝さず、よくぞここまで強烈なインパクトのある作品を世に送り出したと、少しくらいは賛辞を送りたくはならなかったか。だってそうでしょ…、これでまだ続編へのさらなる飛躍や完成を求めてるのは、もはやファン特有の心理というか、希望というか、願いというか―――いやはや、なんとも贅沢な気分に浸っている自分に気づいてしまった。 →
長文感想(2163文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2009年05月05日03時44分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
こなたよりかなたまで
ブランド名
F&C
得点
100
点
おかず得点
(まったく使えなかった)
一言コメント
「人生とは、死とは、思いやりとは一体なんなのか」ということを突き詰めたヒューマンドラマ。人は自身が定命であると心の中で分かっているから精一杯に生きようとするし、だからこそ自分に最も有益だと判断した方向へ歩んでいこうとする。それを考えると、どうして彼方が望んだ生き方を、全ての結末を否定する事ができようか。この作品は他人に迎合されがちでそれこそ諾々とした人生を送る人々に対して、‘人生の在り方’について考える機会を与えてくれた。感謝したい。 →
長文感想(7106文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2006年06月13日19時14分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
車輪の国、向日葵の少女
ブランド名
あかべぇそふとつぅ
得点
99
点
おかず得点
(あまり使えなかった)
一言コメント
正義と慈悲と愛の物語。社会の枠にとらわれない価値観のため、プレイヤーにとって「痛い」シナリオもある。1周目を真剣にプレイすべき作品で、周回を重ねるごとにその価値は下落していく。ノベライズものとして明確に訴えかける何かがここにある。 →
長文感想(4839文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2005年12月11日13時43分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
アマカノ2+
ブランド名
あざらしそふと
得点
95
点
おかず得点
(とても使えた)
一言コメント
ユーザー側の需要をよく把握して、これ以上なく丁寧に仕上げた作品。アマカノシリーズが目指した頂に登り詰めた、たゆまぬ努力と研鑽の結晶。 →
長文感想(2632文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2023年05月01日18時24分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
夏空のペルセウス
ブランド名
minori
得点
95
点
おかず得点
(かなり使えた)
一言コメント
minorityを喪ったminoriは、真のminority足りえないのではないか。 →
長文感想(8093文字)
投稿日時
2013年02月18日21時45分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
この大空に、翼をひろげて
ブランド名
PULLTOP
得点
95
点
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
多忙なる現代日本の社会人のみなさま。どうしようもない上司に頭を下げたり、せわしなく書類を作成したり、理不尽なクレームに対応したりして、下を見る機会が当たり前になっていませんか―――いつのまにか、空を見上げることを忘れていませんか。見上げて歩く余裕がない人に向けて、PULLTOPがおくる青くささあふれる物語。それは、胸に熱い何かを呼び起こしてくれる。 →
長文感想(8527文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2012年06月12日00時17分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
カミカゼ☆エクスプローラー!
ブランド名
Clochette
得点
95
点
おかず得点
(とても使えた)
一言コメント
おっぱいエクスプローラー……? いや、このゲームはおっぱいを探求するためだけの作品ではない。なんたって、このゲームの正体は「ちっぱい☆エクスプローラー」でもあるのだから。 →
長文感想(9607文字)
投稿日時
2011年06月11日00時36分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
神採りアルケミーマイスター
ブランド名
エウシュリー
得点
95
点
おかず得点
(あまり使えなかった)
一言コメント
超大作にして超名作。『峰深き瀬にたゆたう唄』と『姫狩りダンジョンマイスター』の交配から生まれた稀代の良血馬。これで面白くないはずがない。 →
長文感想(1317文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2011年05月27日01時57分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
イチャ×2スタディ由乃 ~Dear Future~
ブランド名
ま~まれぇど
得点
90
点
おかず得点
(とても使えた)
一言コメント
ファンディスクはエロくていい。そのご意見に対し、清くはないが確かな賛意を表明したい。 →
長文感想(1561文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2024年04月10日02時51分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
ひこうき雲の向こう側
ブランド名
FLAT
得点
90
点
おかず得点
(あまり使えなかった)
一言コメント
美汐瑛莉を中心に据えた物語。もし、この作品に裏タイトルがあるとすれば、「止まない雨はないから」だと思う。 →
長文感想(1828文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2024年04月09日23時42分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
お家に帰るまでがましまろです
ブランド名
ま~まれぇど
得点
90
点
おかず得点
(とても使えた)
一言コメント
自分たちのできる事とできない事を、誰よりも把握する。多少の短所を気にして委縮するのではなく、誉められた長所を伸ばそうとする。この作品からは、ブランドの割り切った姿勢が垣間見える。ちょっとだけ背伸びできる条件は整った。 →
長文感想(3908文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2017年08月24日19時11分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
千恋*万花
ブランド名
ゆずソフト
得点
90
点
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
安定期に入ったブランドは、贅沢な悩みを抱えている。 →
長文感想(1682文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2016年08月28日10時59分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
アマカノ
ブランド名
あざらしそふと
得点
90
点
おかず得点
(かなり使えた)
一言コメント
評価のばらつきにくい優等生。ウィークポイントを露呈しない堅実なつくりも、ピロ水氏の前作から、きちんと受け継がれている。言うなれば、冬の『LOVELY×CATION』。 →
長文感想(2089文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2015年01月09日02時09分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1-
ブランド名
インレ
得点
90
点
おかず得点
(まったく使えなかった)
一言コメント
前半は大河ドラマ。中盤は歴史の授業。後半は粗めの特撮。章ごとの質の違いが、評価に大きな影響を及ぼしてくる。大作ではあるが、音響を除いたクリエイターの数は実質二人。効果的な演出が、要所で冴え渡る。新進気鋭ブランドらしい勢いと粗さを併せ持った意欲作。 →
長文感想(4532文字)
投稿日時
2013年07月05日00時26分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 百花魁編
ブランド名
れいんどっぐ(CIRCLE)
得点
90
点
おかず得点
(まったく使えなかった)
一言コメント
勧善懲悪の粋。シナリオの構成力、キャラ立ての巧さは一級品。ボイスレスであるがゆえに、そのポテンシャルの高さを知らしめた快作。 →
長文感想(2491文字)
投稿日時
2012年09月01日00時29分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- 假名手本忠臣蔵編
ブランド名
れいんどっぐ(CIRCLE)
得点
90
点
おかず得点
(まったく使えなかった)
一言コメント
2011年度にリリースされた同人作の中では、疑いなくトップを争える位置にいる。忠臣蔵というベースがあるから、パロディだから、といった色眼鏡の類は捨て置けい。埋もれてしまうのが実に惜しい。多くのプレイヤーに、手に取っていただきたい一作。続編まで乞うご期待。 →
長文感想(1178文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2011年11月29日00時58分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
ましろ色シンフォニー -Love is Pure White-
ブランド名
ぱれっと
得点
90
点
おかず得点
(あまり使えなかった)
一言コメント
甘くて甘くて甘いシナリオのオンパレードである。ぱれっとらしからぬ作風ゆえに、「ぱれっとが角砂糖になってしまったのか?」と思わずパッケージ裏を確認するほど、シナリオが甘ったるい。その甘さは、王道を愚直なまでに直進したが故の産物であり、今となっては陳腐の極みと謗られても仕方のないところだが、それでも、作品全体に満遍なく塗りたくられたダダ甘な展開に、終始ニヤニヤが止まらなかった。童貞主人公がエッチで失敗するのは、通例でいくとダメ男くんとして槍玉に挙げられてもおかしくはないのに、それも笑って許せてしまう雰囲気が秀逸。ちょっとした欠点を持つ人格者が集っているからこそ緩やかに紡がれる日常。人にやさしい真っ白な物語だと思う。 →
長文感想(5796文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2009年11月07日01時39分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
遥かに仰ぎ、麗しの
ブランド名
PULLTOP
得点
90
点
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
ライターの筆致をこの上なく重用した作品で、“それぞれ”が理想的に仕上がっていると思う。丸谷秀司氏が手がけたルートはPULLTOPらしい雰囲気を醸し出しつつスムーズなプレイが出来た。健速氏はメッセージ性を重視した作りで人の立場の是非を問い、ユーザーに考えることを求めた。一言で評するのはとても難しいのだけれど、言うなれば、携わった人々の技量の全てが生きた作品ではないだろうか。 →
長文感想(10808文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2006年12月11日23時17分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
D+VINE[LUV]
ブランド名
アボガドパワーズ
得点
90
点
おかず得点
(まったく使えなかった)
一言コメント
最近のRPGというのは、DQやFFに見られるように次々とストーリーをこなしていくことで物語が徐々に推移し、全容が明らかになるという形態をとるものが多い。だが、ただただダンジョンを潜っていくRPG形態(所謂D&Dの形態)は、昨今数少ない。この作品は、もはや少数派となってしまったD(ダンジョン)RPGとAVGが融合したPCにおける最期の牙城であろう。惜しむらくは、浦前代表が亡くなり制作元が経営危機にあるという事実。大々的に騒がれた作品ではないし大作というわけでもなかったが、その完成度の高さからアボパ不朽の一作と言える。これを、エロゲーという閉鎖的ジャンルで制作した事に賞賛の意を表したい。 →
長文感想(1566文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2006年04月01日10時45分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
幻燐の姫将軍2 ~導かれし魂の系譜~
ブランド名
エウシュリー
得点
90
点
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
システムに注目が集まりやすいのは無理もない。とても均整の取れたRPGに仕上がっていると思う。だけど、本当に注目すべきは「ディル=リフィーナ」という架空世界。キャラクターのエピソードを掘り下げず、世界観から掘り下げていく。壮大なファンタジードラマの嚆矢はそこにある。 →
長文感想(858文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2005年12月23日15時25分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
ハミダシクリエイティブ凸
ブランド名
まどそふと
得点
89
点
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
このゲームに凸撃する者は、甘味のフルコースを味わうことと知れ。 →
長文感想(3260文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2022年12月05日17時45分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
もっと!孕ませ!炎のおっぱい超エロ♡アプリ学園!
ブランド名
みるくふぁくとりー
得点
89
点
おかず得点
(とても使えた)
一言コメント
抜きゲーのシナリオなんて飾りです。エロい人にはそれがわかるのです。 →
長文感想(2160文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2019年12月16日10時22分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
BUKKAKE! ドシコリングMINUKIマックスアクメしてもいいですか? ドエロいポーズして貰って見抜きぶっかけしたらお互い興奮がドチャクソヤバイです
ブランド名
Hending
得点
89
点
おかず得点
(とても使えた)
一言コメント
実に頭のいい人が考えた最っ高に頭の悪いタイトルと、怒涛のように扱かせてくれるエロいテキストとシナリオ。単なる抜きゲーに留まらない“MINUKI”の極致。ありそうでなかった「キャラ抜き」の快作である。ヒロインが段階的な「誘い」と「恥じらい」と「脱衣」を兼備することで、それに応じてユーザーの射精上限も上がってイく点は秀逸の一言。「ライブチャット」や「相互オナニー」という言葉にピンときた人は、手に取る価値があるだろう。惜しむらくは、パンツを脱いで全裸オナニーする一連の描写がない点と、個別ルートに入ってからの相互オナニーチャットが発生しない点か。そこは作品のテーマ的にも欲しかったが、各ヒロイン+複数の浮気3P+ハーレムルートという大ボリュームにも関わらず、その全ての続編を所望したくなる希少な抜きゲーである。見抜きの際は是非フルスクリーンで、ヒロインの肢体を食い入るように見つめるくらいの勢いで頼む。
投稿日時
2019年06月06日01時43分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
美少女万華鏡 -神が造りたもうた少女たち-
ブランド名
ωstar
得点
89
点
おかず得点
(だいぶ使えた)
一言コメント
稀代の名作オムニバス第3部。開始5秒で目を瞠り、10分で惹きこまれ、20時間足らずで満たされた。実用性もシナリオも死角なし。エロゲー界の「お、ねだん以上」は、ここが担う。 →
長文感想(2036文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2015年04月06日01時10分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
VenusBlood -HYPNO-
ブランド名
DualTail(DualMage)
得点
89
点
おかず得点
(だいぶ使えた)
一言コメント
怪盗ルパンは心を盗む。九尾の狐は時間を盗む。 師団編成のさらなる自由化に対する功罪や如何に。 →
長文感想(9519文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2014年12月24日01時34分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
あおぞらストライプ
ブランド名
アストロノーツ・スピカ
得点
89
点
おかず得点
(とても使えた)
一言コメント
優等生ほど長所が見えにくい。 →
長文感想(757文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2013年09月20日00時22分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
リベリオンズ Secret Game 2nd Stage(PSP)
ブランド名
イエティ
得点
89
点
おかず得点
一言コメント
これ以上は望むべくもない最高のリテイク。チーム月島、ここにあり。 →
長文感想(2856文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2013年06月28日01時02分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
ましろ色シンフォニー SANA EDITION
ブランド名
ぱれっと
得点
85
点
おかず得点
(だいぶ使えた)
一言コメント
過去作の甘イチャな雰囲気と軽妙なキャラ同士の掛け合いを生かしつつ、2023年のテキストとビジュアルでブラッシュアップされた子作り上等な紗凪ルート。これこそが本作の正体である。 →
長文感想(1951文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2023年06月25日23時17分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
FLIP*FLOP 〜INNOCENCE OVERCLOCK〜
ブランド名
DiGination
得点
85
点
おかず得点
(だいぶ使えた)
一言コメント
圧倒的にイオちゃんの可愛さが際立つ一作。クリエイターの持てるキャパシティの多くをイオちゃんに極振りした結果生まれた、お手本のようなキャラゲー。 →
長文感想(1955文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2022年11月02日01時20分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
日向千尋は仕事が続かない
ブランド名
スミレ
得点
85
点
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
たとえば、30代未婚男性には刺さってくる作品。男の理想を見せてくれると同時に、非実在系ヒロインの尊さと喪失感を味あわせてくれる苦みを含んだ短編だと思う。 →
長文感想(808文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2022年10月25日00時27分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
もののあはれは彩の頃。
ブランド名
QUINCE SOFT
得点
85
点
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
後世のエロゲー批評家たちをして、“冬茜トム氏の出世への足掛かり”として見解が統一されるであろう“選外”佳作。和の題材を絡み合わせ、希少な和風デスゲームとして仕立て上げたセンスと手際の良さは、今となっては認めざるを得ない。後発の二作品よりも荒削りで、細部はそこそこに勢いに任せて書き上げている印象がある分、才気煥発な作家として、その青年期を匂わせる新進気鋭な一作に仕上がっている。 →
長文感想(3482文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2021年04月29日23時07分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
VenusBlood:Lagoon
ブランド名
DualTail(DualMage)
得点
85
点
おかず得点
(かなり使えた)
一言コメント
そのニッチな性癖から決して主役を張れる存在ではないが、 エロゲー界の「遊べるゲーム」として、何物にも代えがたい存在感を放つ続き物の一作。 組み合わせの妙味をこの上なく生かした、シリーズ屈指の名作ではなかろうか。 →
長文感想(2471文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2019年01月20日22時38分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
幕末尽忠報国烈士伝 -MIBURO-
ブランド名
インレ
得点
85
点
おかず得点
(まったく使えなかった)
一言コメント
事実は小説よりも奇なり。時を経て熟した歴史的事象と完全な創作による夢のコラボレーション……だったが、今回に限って言えば、いい塩梅で融合しきれなかったようだ。正史と創作が融合した「誠の道」の先に、それぞれのヒロインに焦点を当てただけの道を枝分かれさせたため、そこまでに至る秀麗なストーリーが台無しになってしまった。歴史好き垂涎の貴重な作品であることは間違いないが、前々作以上の尻切れトンボぶりは、やはり画竜点睛を欠いた感が強い。 →
長文感想(2996文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2018年03月21日21時47分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
景の海のアペイリア
ブランド名
シルキーズプラスDOLCE
得点
85
点
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
良作。シナリオゲーには珍しい「楽しんだもの勝ち」の作品である。軽妙なテキストに引き込まれ重厚な物語を目で追ううちに、悔しいかな、不思議と作品の虜になった。独特の口癖や下ネタによる台詞の応酬は実にエロゲーらしいが、本作ほど主人公の利発さと意図的な愚鈍さを露骨に、かつ巧みに使い分けた作品は数少ない。そうやってお堅くならない程度のレベルまで素材を練り込み、一見ふざけているようで、その実とても緻密に計算された作品へと仕上げている。また、主に下ネタのせいで会話にキレが生まれているが、ただ一点、クライマックスに代表される頑固な説明書調のテキスト群によって、エンタメ感を少し損ねてしまった……。それ自体は残念だが、おかげで衒学者の域までは達していない。ライターならではのバランス感覚がうかがえる。理解度が没入度に比例せずとも、そこは好奇心でカバーできる。いやはや、うまく擽られた。タイトルの読み方も◎。
投稿日時
2017年10月24日01時46分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
蒼の彼方のフォーリズム EXTRA1
ブランド名
sprite
得点
85
点
おかず得点
(あまり使えなかった)
一言コメント
キャラクターを前面に押し出した至高のファンディスクの一つ。ブランドが狙った通りの、そしてユーザーが求めた通りの、お手本のような後日談。実に甘く、美味しゅうございました。 →
長文感想(1028文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2017年07月03日01時06分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
彼女のセイイキ
ブランド名
feng
得点
85
点
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
「fengの本気!」にして急激な方向転換、もしくはそれに類する新機軸。ライトで短いシナリオ、計14シーンの回想シーン、実質一人だけのヒロイン、攻略できない妹………でも2000円、2000円なのだ。諭吉を出しても、硬貨どころか一葉も野口も一緒に帰ってくる。だからこそ手に取りやすく、費用対効果も当然高く、そのうえ人によっては実用的。絵は見てくれで判断するとして、仮にシナリオをつまらないと感じても、その被害は僅かにフルプラの4分の1以下。誰もがリスクを抱えない安心感がある。このゲームは某Ωと同様に、フルプラに対する挑戦のαだろう。もっともフルプラだけでなく、低価格に胡坐をかくブランドも、うかうかしてはいられないはず。なにしろ、腰の重さで知られるこのフルプラ商業ブランドが、きちんと発売日を守り、コンパクトながら質の高い一石を突如投じたのだから。エイプリルフールは冬に非ず。feng気は伊達じゃない。
投稿日時
2014年12月21日02時42分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
ちぇ~んじ! ~あの娘になってクンクンペロペロ~
ブランド名
May-Be Soft(有限会社リエーブル)
得点
85
点
おかず得点
(とても使えた)
一言コメント
「マイルドな『へんし~ん』」と言うと語弊が生じるが、それでもキワ物であることは間違いない、上級者向けのいわゆる“俺得”的TS風作品。引き続き笑える内容に仕上がってはいるのだが、前作に比べ笑い以上に抜きが前に出やすく、妄想力を増幅した賜物か、抜きゲーとしての存在感は人によって実用メーターを振り切るほどに高くなる。ライトな雰囲気ながら、妙に背徳的な香菜の喪失シーンは個人的に◎。また、女の子として服や髪型をコーディネートする気配りからは頭の良さを、ありそうでなかった部位ちぇーんじからは、頭の悪さと同時に、神懸り的な発想と未知の可能性をひしひしと感じる。このように「TSにしてTSに非ず」という独特な作品でもあり、その実態は部分的には「憑依」と言っても過言ではないほどに真新しい。本番の少なさをカバーできる妄想具限度の高さは大変魅力的で、たまにプレイするから有り難味が分かる変態ゲーの一角と言える。
投稿日時
2014年10月06日14時43分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
VenusBlood -GAIA-
ブランド名
DualTail(DualMage)
得点
85
点
おかず得点
(だいぶ使えた)
一言コメント
育成する楽しさと、ハードなエロを併せ持った稀有な存在。独自のシステムに少しずつ安定感が出てきた。もっと認知されるべき名シリーズ。 →
長文感想(3846文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2014年01月25日02時02分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
魔導巧殻 ~闇の月女神は導国で詠う~
ブランド名
エウシュリー
得点
85
点
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
劇的ビフォーアフター。最初は中途半端なスルメゲーという評価で、噛みづらい割に長持ちしなかった。修正パッチが出てからは、この評価が一気に覆った感がある。エウ特有の無双ゲーになってしまいがちなのが玉に瑕。 →
長文感想(7351文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2013年05月22日09時01分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
VenusBlood -FRONTIER-
ブランド名
DualTail(DualMage)
得点
85
点
おかず得点
(だいぶ使えた)
一言コメント
苦節5年。ようやく日なたに出てきたといった印象だ。 →
長文感想(6274文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2012年07月03日02時01分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
未来ノスタルジア
ブランド名
Purple software
得点
85
点
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
枝葉が青々と生い茂ってて根元が細くて頼りない木よりも、枝葉がそこそこついてて根元がどっしりとして幹回りの太い木の方が、木としての見栄えはいい。トゥルーエンドに至る過程がどうあれ、その結末の部分は枝葉よりも秀でていなければならぬ。とすると、この物語は見栄えは文句なしにいい。魅せ方が巧いのである。(本文では、マルチエンドとかトゥルーエンドに関する戯言をつらつらと。) →
長文感想(7285文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2011年09月23日02時48分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
ゆのはな
ブランド名
PULLTOP
得点
85
点
おかず得点
(あまり使えなかった)
一言コメント
物語の楽しむための基準は大きく2つある。1つはゆのはに萌えるか、もしくは受容できるか。そして、もう一つは物語を通して抱腹絶倒するか。……なのだが、後者である人が圧倒的多数を占めているのはその内容からも明白だ。これはエロやシナリオを主体として作られたゲームではなく、笑いを探求したゲームと言える。18禁のレーティングが二次的要素として付属してしまった感は否めないが、これまでPULL TOPが培ってきたものや目指してきたものを考えると、「ああ、これも一つの完成形ではあるな」と納得してしまった自分がいる。―――「それはそうと、いいかね。まずそもそも戦艦と言うのは……(09/12/17 リテイク) →
長文感想(3720文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2009年12月18日15時27分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
キラークイーン
ブランド名
FLAT
得点
85
点
おかず得点
(まったく使えなかった)
一言コメント
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エンターテイメントと死生観の狭間で。
→
長文感想(4774文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2006年11月18日18時02分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
竜姫ぐーたらいふ2
ブランド名
Whirlpool
得点
80
点
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
頭を空っぽにして、ストレスフリーで楽しめる思考停止系ギャグAVG。そのお手本のような作品で、内容を鑑みてもこれ以上の出来は求めにくい。前回のエンディングで不満の残った水着のビジュアル、海辺でのストーリー、Hシーンがふんだんに盛り込まれており、前作の欠点を見事に相殺している。鷹乃ゆきさんのキャラデザは相変わらず最強で、眼福以外の何物でもない。水着さんごの低音メス喘ぎが鼓膜を揺さぶり股間を昂らせるなど、エロ方面もなかなかのモノだが、さんご・イリスの男性器呼称だけが唯一と言ってもいい新たな不満点。「あの性格とビジュアルで、『ち〇“こ”』呼称は解せぬ」と、息子自ら不満を訴えかけてきた。もう少し“萌え抜き”に寄せても問題なさそう。引き続き続編希望の良シリーズだ。
投稿日時
2021年06月28日10時44分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
竜姫ぐーたらいふ
ブランド名
Whirlpool
得点
80
点
おかず得点
(あまり使えなかった)
一言コメント
短編エロゲーは、いかに効率的に思考停止できるかが重要なのだ。 →
長文感想(1262文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2020年11月09日00時06分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
喫茶ステラと死神の蝶
ブランド名
ゆずソフト
得点
80
点
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
あえて断言する。この作品はメインヒロインの選択を誤った。 →
長文感想(3027文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2020年01月10日00時15分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
妹を汚した記憶
ブランド名
はむはむソフト
得点
80
点
おかず得点
(とても使えた)
一言コメント
凌辱は、理解できないからこそ、背徳感が増幅する。粗削りな部分も多いが、はむはむソフトの可能性を感じさせたミドルな秀作。 →
長文感想(2947文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2019年02月22日01時34分
ユーザー名
Atora
ゲーム名
メタモルファンタジー
ブランド名
Escu:de
得点
80
点
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
「理性的な純愛」と「野性的な凌辱」。相反する要素を詰め込んだエスクードの出世作。 →
長文感想(3385文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
2019年02月13日23時57分
ユーザー名
Atora
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