Reikoさんのお気に入りユーザーの新着コメント
基本平均60点以上だします。基本75点以上良作。50点以上は佳作。85点以上は優秀作。90点以上最優秀作。95点以上は神作。100点は超神作として扱っています。49点以下は地雷。10点以下はギブアップし、超地雷として扱います。主にグラフィック≧H度>シナリオ>システムで評価します。絵とシナリオとのバランスを評価してますのでいくらシナリオがそれなりに良くとも絵、Hが全く駄目だと低得点になります。また、シナリオ皆無に等しくても絵、Hが良ければ最低60点前後以上あげます。Leaf、メイビーソフトが好きです。好きだからといって公平に点数をだします。気に入れば点数高めにしますし少し駄目ならそれなりの減点をします。アンチはしません。しかし駄目なら駄目なりに減点します。結局バランス性を求めています。シナリオもそれなりに良く、絵、Hが良ければ85点以上出します。明らかにエロゲーを舐めてるなと思っているゲームはかなり減点します。あとおもしろければ加点もします。パロディネタでわかれば加点します。わからなければスルーしてます。減点はありません。シナリオが良ければいいという心の狭いゲームでなく、全体的にバランスの良いゲームを中心にやっています。89点と90点の差はかなり大きいと思います。80点と79点はそうでもないけどね。ちなみに好きなキャラはこみパの芳賀玲子、パトゼヘルの伊月などです。好きな食べ物は素麺と牛丼です。嫌いなものはイジメ、アンチ、梅干です。原作エロゲー、ギャルゲー抜きの好きなアニメは「ウエルベールの物語」「キン肉マン」「無敵看板娘」「イナズマイレブン」「ななか6/17」などです。最近読んでる漫画は「イカ娘」「バチバチ」です。LeafにメイビーにアトリエDに万歳!!!!!!!!!!!!!?
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「ハッピーエンドを約束しよう」とのキャッチフレーズのように、綺麗な背景に語られるは、暗い呪縛に囚われ、とんでもない悪役と究極の選択肢が印象の本作。過去の出来事からの物語が、どうしてこうなったのかの理由付けを、ここまで余すことなく丁寧に描写して積み上げていったのは、純粋に凄い力量であるといえる。にもかかわらず、本作品を一歩引いた眼で見てしまったのは一体なぜなのだろうか。 → 長文感想(1743)(ネタバレ注意)
幻想図書館で繰り広げられる、未来を歩むため作品。魔法の本で語られる物語を作中のキャラクターがどう演じるのかが気になるところでした。1歩間違えれば、本来の設定と魔法の本の設定でキャラ付けがブレてしまい、不安定さを醸し出すのではないかと思っていましたが……。果たして、弱さは罪なのか。 → 長文感想(1968)(ネタバレ注意)
アニソンバー「blue comet」で繰り広げられる人間関係が作品のコンセプト。キャラクターのビジュアル的可愛さはモブキャラを含めても安定しており、ここが一切ダメというハズレに感じるプレイヤーはいません。そんな楽しい空間ですが、個別ルートになると「blue comet」場面や他キャラの露出が一気に減ります。悩める人や気ままになりたい人が集うのがバーの本質ですし、「旅立ちは提供するけど、その後は自分たちで頑張れ」ということなのでしょうか。風呂敷が狭く、勿体ない印象な作品 → 長文感想(1904)(ネタバレ注意)
ぱちぱちそふと特有の「見せかけ純愛モノ」。魅力たっぷりな亜莉紗が、やむにやまれず援交に堕ちていく話である。絵も塗りも美麗で亜莉紗が可愛く、抜きゲーとしての外見的クオリティは高い。一方で、このゲームの終わり方、メッセージ性に疑問がある。このENDがTRUEで果たしてよいのかと。ただ、初援交の緊張感と2回目の快楽への恐怖の描写は神がかっているので、それ目当てでも是非プレイしてみてはいかが? → 長文感想(1879)(ネタバレ注意)
近年増えてきた大手メーカーのロープライスゲーム。仕事で時間がない、家庭が忙しい。そんな時にロープライスゲームはサクッと終わらせることのできるお手軽ゲームとして重宝される。キャラ萌え等に特化した反面、展開の薄さや掘り下げ不足は否めない。本作もまた、魅力的なキャラや背景がありながらも、星名との初々しく駆け足気味な恋愛模様を閲覧するにとどまっていると言わざるを得ない。 → 長文感想(1912)(ネタバレ注意)
菅野ひろゆき(剣乃ゆきひろ)系の探偵と、コミュ症完全記憶のわたモテ系ヒロインのミステリー。マウスによる捜索パートほか、時間制限ありの選択肢、犯人当て謎解きといったミステリー要素はもちろん、館を徘徊する謎の生物が突然に出てきたりとホラー要素もあります。エレベーター演出は実に見事。事件を解決してシロナガス島から無事に脱出できるのか?果たして、シロナガス島への「帰還」の意味とは……? → 長文感想(1454)(ネタバレ注意)
ローグライク&エンカウントの良ゲー。とにもかくにも戦闘周りのシステムが親切でとっつきやすい。また、難易度が絶妙で、難しくないが甘く見ているとボコられるので、ステージが進んでも油断ができないプレイが楽しめる。ロリい絵だがエロシーンは陵辱よりでマニアックプレイが多いかも? → 長文感想(1199)(ネタバレ注意)
エロゲーマニアは数入れど、この作品を知っている人は100人に1人くらいしかいないのではないだろうかと思う知名度。2003年とは思えない稚拙な絵にクオリティの低い声優が織り成す様は、地底湖の精霊ファンタジーにしては恐ろしく子供騙しな舞台であった。ミレーユ√以外は「起承転結」が全くなく、いきなり「俺は実はこの子が好きだったんだ」からのENDはプレイヤーを唖然とさせるどころか爆笑を誘う。先人たちの戸惑いを表した一言感想が全てだと思う凡作未満 → 長文感想(1187)(ネタバレ注意)
大きな物語の仕掛けも、小さな種から始まる。張り巡らされた伏線も、分かってしまえば雲散霧消となる。この作品の結末は、思いのほか小さく終わる。しかし、下手にボリュームを盛り過ぎて、途中で放棄する作品よりは幾分マシと言えるだろう。どうして人を好きになるのか。付き合う行為とセックスする行為の壁に差があるのか。彩夏の想いその他もろもろ、全ての元凶である過去の事件を遡り……。作品を読み終えて2週目をやってみると、思いのほか丁寧な物語がそこには待っていた。矛先の違う、天使のいない12月。繊細な物語の抜きゲーがそこにあった。当初は唐突なエロと思うかもしれないが、物語を読み解けばそこにはちゃんと理由がある → 長文感想(1975)(ネタバレ注意)
前作の「いじめっこ虐殺ゲーム」でいじめに対する考え方や幕引きに納得できなかった人達に朗報!ついに続編が出てきた。しかもいざ遭難した時に対処できる(かもしれない)サバイバル術まで教えてくれるぞ!……しかし、いじめに対するメッセージ性を出す本作で、巨大迷路での探索ごっこが果たして意味があったのか?必要な材料を集めたり、夜のゴリラ相手にボタン100回連打したりする必要性が果たしてあったのか?PLASTIC LABELの迷走、その行き先は果たしてどこなのか → 長文感想(1811)(ネタバレ注意)
久しぶりにローグライクゲームがやりたくなって、手を出したら……失敗でした。まず、武器の種類が少ない。クリアするための装備品はこれしかないだろうという1パターンのみ。さらに攻略できるマップがたった3種類しかなく、序章終了!と思ったらそのまま本編も終わってしました。さらにエロシーンが短くてエロくない。そしてバックログの文字が小さい、解像度が荒くて目にちらつくと、およそ印象にも残らない陳腐な作品と言えるでしょう。まあ、悪い意味で印象に残るのは最後の……。価格帯が違うとは言え、でぼの巣製作所の神楽道中記がいかに面白かったかを再認識させられました。 → 長文感想(2253)(ネタバレ注意)
2015年を代表する同人RPG。同人RPGとしては異例の3万近い売上げを叩き出した化物作品である。同人とは思えぬ美麗なグラフィックと戦略を考えさせられるバランスが持ち味の一品。おまけもやり込みがいがあり、ゲームとしても最後まで遊べる。果たして、王女が犯される前に、奪還することができるか?主人公と王女が処女のままプレイすることも可能です。安心してください、クリアできますよ → 長文感想(3288)(ネタバレ注意)
[ネタバレ?(Y1:N0)]どんなに嫌われても蔑まれても、彼女のために最後まで自分が正しい選択したと胸を張れるか。エンディングまで泣くんじゃない → 長文感想(3132)(ネタバレ注意)
生意気ギャルにお仕置き!と銘を打って置きながら、用務員のオッサンとギャルの皮を被った尽くす娘が、イチャラブを繰り広げる作品。からたべ氏の描く可愛らしい造形、毛嫌いしながらも猫のように構ってほしたがる莉乃というキャラクターへの肉付け、テンポのいい展開と細かい点で加点を叩き出すタイプです。それにしても莉乃が魅力的すぎて……。2015年エロゲー作品でNO1ヒロインではないでしょうか。ただし、私は2015年エロゲー作品はこれしかプレイしておりませんが → 長文感想(1899)(ネタバレ注意)
過激なタイトルから紡がれるのは、やはり一筋縄ではいかないPLASTIC LABELの作品だった。かつて自分をいじめていたいじめっ子を許すのか、許さないのか。いじめっ子たちをありとあらゆる方法で虐殺していくゲームだと思いきや……。「いじめ」という題材だけでも重いが、明かされる真実と結末は、プレイヤーの上を行く。はたして、TRUE ENDをすんなりと受け入れられる心の強い人はどれだけいるのだろうか。「いじめ」は人生を狂わせ、一生の傷を残すのだ → 長文感想(1419)(ネタバレ注意)
「夢やロマンで腹が膨れることはないが、夢やロマンがなければ餓死してしまう」。本作は、ロケット及びその目指す先の宇宙へと、失敗や挫折を味わいながらも這いつくばって前に進んでいく健気な少年少女たちの物語である。物語は、メインキャラクターだけではなく、同じように熱い情熱をもってアプローチするサブキャラクター、ロケットに対して敵愾心を感じる者と、様々要素がうまく組み合わさって表現されている。多少の展開や粗さも、覆い隠してしまうほどの良い点が、本作には感じられた。入社5年目くらいで仕事に不満を感じている俺のような人は、ぜひやるといい。ちょっとは彼らから前向きさを貰えるはずだ → 長文感想(5347)(ネタバレ注意)
2013年エロゲー批評空間で全511作品中511位にランクインし、かつクソゲーオブザイヤーinエロゲー版大賞という、クソ界のドンとして鎮座する本作。公式に書いてあるシナリオは8割5分が嘘であり、主題である写真は一般人レベルの素人知識を見せびらかせてくる。よくわからないままルートに入り、よくわからないままヒロインが股を開き、よくわからないまま話が終わるため、プレイヤーはよくわからないまま批評空間に感想を投稿することになる。だが、一つ、これだけ言わせて欲しい。「結局これ、写真関係ないし、部室がどうなろうが知ったことなくね?」 → 長文感想(2461)(ネタバレ注意)
毎冬にしか帰れない主人公をずっと待っている、深雪。本作は、大きな包容力を持つ深雪姉さんに癒される姉ゲーとして名高い一方で、民俗学と倫理観を語りかけており、奥の深い。相入れぬ決定的な習俗の違いを表現し、かといって陰鬱すぎないように平均台の上を歩くかの如き絶妙なサジ加減。小康状態で物語が進んでいく手腕は見事。そして真に優れている点は、山神である「霜神」という設定をファンタジーにせず、自らの力量で現実路線として物語を歩ませたこと。ライターの力量が光る逸品である。 → 長文感想(2054)(ネタバレ注意)
「やきにくくりぷうぴ」の登場。それは、超空間界隈だけでなく、エロゲー界全体にも深刻な爪痕が残される結果となった。その約半年後、復興を誓うエロゲー業界は「月は東に日は西に」「SNOW」「CROSS†CHANNEL」といった大豊作を生み出す2003年9月26日を契機に、完全復活を遂げる……予定であった。しかしその1週間前、ぺんぺん草も生やさない無慈悲な追い打ち攻撃が、ある超空間ゲーによって、エロゲー業界に仕掛けられようとしていた。後世の語り手たちは、「やきにくくりぷうぴの後、超空間は奴隷-オベイ-まで大人しかった」という。発売から10年以上経った今、本当にそうだったのかと首をかしげざるを得ない、かの迷作たちに負けず劣らずの本作を、改めて徹底的に解剖する。 → 長文感想(2461)(ネタバレ注意)
男がやっても十二分に面白い、フリー乙女ゲー。丁寧にキャラクターたちの心理を描写しているのに、ダラダラと長すぎないという、同人らしからぬ総合力の高さに驚かされる。そして、HAPPYENDにたどり着かないNORMALENDの展開が、NORMALENDらしく胸のわだかまりを残すENDが多くてかなり好きだったり。主人公・姉崎希美は、成績優秀・容姿端麗・皆からの人気者と、まさに学園のアイドル。しかし実は彼女には、ある秘密があったのである…… → 長文感想(2143)(ネタバレ注意)
萌えゲー。それは、登場人物であるキャラクターにどこまで萌えさせるのかを、他の要素を排除してでも追求する作品である。私自身も稀にプレイするものの、失礼ながら、十把一絡で1000円くらいのヒロインを安売りしているだけだと思っていた。そう、本作品の星月そらに逢うまでは。エロゲー歴××年で、おそらくここまで萌えたのは初めてなのではないだろうか。なので長文感想は、ストーリーとかどうでもよく、この星月そらの可愛さについてひたすら語ります。全く参考にもならず、見ても時間の無駄ですので、クリックしないでください。どうしても見たい人は、500mlのビール缶を2本飲んでからご覧ください。 → 長文感想(3596)(ネタバレ注意)
ラブラブきゅんきゅん乙女ゲーからの~?が定番となった禁飼育ですが、その中でも作品は、とても8年間同人ゲームを作り続けているとは思えないほどの、若さとガッツと何でもありが満載。作者が感情の赴くままに製作している様相が目に浮かぶかのような、まさに同人魂の具現化といったところ。あの伝説の「さくパン」の再来を彷彿とさせるかのような急展開だらけの怪作。怪作すぎて、後半をどう纏められるのかまったく想像がつかない。 → 長文感想(1744)(ネタバレ注意)
この今の業界だからこそ、日の目に当たった問題児作品。遙か水月か。雪菜かかずさか。プレイヤーは時として、重大な選択を迫られる。しかし、本作は、これら2つの作品の選択を鼻で笑うように、もう一次元上の辛辣で過酷な選択を突きつけてくる。美雪かアオイか。この逃げ場のない選択肢に対して、一晩中考え抜いても、またはまったく考えなくても、出した答えには紳士であれ。この作品を終えたとき、プレイヤーは今までプレイしてきたエロゲーのヒロインたちに対して、惨めに土下座し、懺悔し、そして許しを請うことになる。そして、私がこの作品に最も感謝しなければならないことは、常々思ってきたkanon問題という古臭い議論に対し、私の考えに最も似た痛快な答えを出してくれたことである。 → 長文感想(4273)(ネタバレ注意)
優しい雰囲気でありながら、人々が考えるアンドロイドの在り方に疑問を投げかける作品。このゲームの主張は終始一貫している…のであるが、その結論に至るまでの過程がやや急なのが難点でしょうか。このゲームは、天然で一転攻勢するアンドロイドの桜哉を愛でるゲーム……ではなく、主人公の茜ちゃんが布団の中でテレる場面と、ぶっきらぼうに見えるツンデレ榛くんでご飯を3杯食べる、そんな萌えゲーです。 → 長文感想(2393)(ネタバレ注意)
プレイして一番思ったのは、この内容で3,400円という値段が高すぎず安すぎない絶妙なバランスにあるということ。ある場面での圧倒的なシナリオの濃さを評価する高得点者、全体の内容の肉付けが足りないと評価する低得点者、どちらの主張も理解できます。この作品は新しい試みがあるとといえばあるのですが、8割方は前作をなぞられているため、どこか物足りないと私自身は思います。圧倒的名作として立ちはだかる「ボクの彼女はガテン系」に対し、対称的なアプローチによる寝取られとして登場した「麻呂の患者はガテン系」。ああ、前作同様の価格帯で前作同様のボリュームであれば…!オヤジ主人公による正統派シナリオゲーム、いと犯し! → 長文感想(1519)(ネタバレ注意)
転んでもタダでは起きないNovectacleが、データ数40で中央値92点という2012年の化け物同人ゲーム「ファタモルガーナの館」のキャラクターを引っ張り出して送り出してきたフリーゲーム。4月1日に発表された本作は、誰もがエイプリルフールのネタであると思っていたが、その実はとんでもなく濃いフリーゲームだった。ゲーム世界と現実、製作者とプレイヤー。数多あるゲームという花畑を「糞ゲー」の一言で踏み倒していく人々に大して、踏まえた花たちは何を思うのだろうか。 → 長文感想(1770)(ネタバレ注意)
データ数24ながら、中央値92平均値90という圧倒的数字を叩き出した本作の魅力はどこか。それは、従来のPCゲームにない、ある種の演劇とも言える手法で表現したことであろう。オリジナルの65曲の中世的で欧州的なBGMが場面ごとに人々を祝福し、悲しみを味あわせたりと多種多様にPC上で表現している。キャラクターも話者でない場合に立ち絵が薄暗くなり、話者になると明るく表示させる演出は、まるで舞台の上で役者たちが切り替わるスポットライトの下で熱演しているかのようである。絵も題材に合わせて徹底していて、お手軽であるアニメ等にお株を奪われ、衰退の一途をたどるエロゲー界とは一線を画しており、没個性とも言える萌え絵から見事に脱却している。肝心の内容も隙がない展開でプレイヤーを魅了している。本作は2012年を代表する同人ゲーの1つであることは、疑いようがないだろう。 → 長文感想(2394)(ネタバレ注意)(2)
個別ルートが短いので疲れた時にサクッと終わることができる点が、社会人には有難かった作品です。シナリオがずば抜けてすごい!とは感じなかったし、若干下ネタが多かったり薄寒いやりとりがあったりしますが、基本的にキャラの掛け合いは楽しく、ヒロインたちが外見的にも成長していく様が良い、個人的良萌えゲー。ただ、重要な場面に限って変な演出があり、それに対してツッコミを入れたくなることが多々あったのも事実です。そして私が最も良い場面だと思ったのは、初雪に対する桜の思いの強さを見せる場面でも、卒業おめでとうする場面でもなく、希√で希が見せる強さに心を揺れ動かされてしまった初雪が、己の辛い気持ちを心の中で吐露する場面。誰も共感しないかもしれないけど、はつゆきさくらという作品の中で、それはもうずば抜けてよかったと、私は思っています。 → 長文感想(3423)(ネタバレ注意)
催眠学園も操心術シリーズもやってない奴が言うのもおこがましいが、本作は催眠ゲーの最高峰。心と体を思い通りに操る他作品とは全く異なり、「催眠術は、被験者の嫌いなことは作用しない。相手の心を段階的に開かせることで始めて成り立つものである」と、術者・被験者の信頼関係を重点を置く、極めて現実寄りの思考に基づいた作品。その方向性の描写は見事なものであり、徐々に相手の心の壁を薄く削っていく過程が極めて秀逸である。かつ、抜きゲーとは思えないほどキャラが映えており、私の苦手な内輪ギャグ等がないにも関わらず、キャラのやり取りが面白い(特に蛍火グループの会話は全く飽きない)。どの要素をとっても非常に隙がない、優等生な良作……どまりではなく、さらに本作のシナリオ展開の裏にある、1つの隠されたメッセージ性には、ぜひ着目したいところ → 長文感想(2656)(ネタバレ注意)
主張の根幹は物凄く簡単で、一言で表現することができます。この作品の良さは、わかりやすい主張を肉付けする設定にあります。あえて独特な世界観で表現することにより、その主張をうまく補強しており、同人らしさを輝かせる作品となりました。だがしかし、この独特の世界観は強力な対抗馬(それどころかド本命)が商業作品に出ているため、その気はなくても比較されてしまう悲しい作品でもあります。あなたは自由意志の量子論に基づき、(人によってはトンネル効果が作用して)この作品に手を出すでしょう。 → 長文感想(1963)(ネタバレ注意)
線路の上を歩いて学校へ通うという、ただこの設定だけで作られた短編5作品が詰め合わさった作品。1話1時間で2,980円というコストパフォーマンスの悪さ、エロゲーというには貧弱な絵やエロシーンが明らかなマイナスにも拘らず、ところどころで光る台詞回しとスタンドバイミーする独特の雰囲気が、急激にプレイヤーを惹きつけるバカに出来ない作品。絵を直して尺を増やせば、かなりいいところまで食い込めたのだろうかともったいない気分になります。埋もれた名作POVをつける気持ち、ショボいと酷評する気持ち、どちらの気持ちもわかりますね。ふと夏になったときに、手を出すと思わぬ収穫を感じるかも知れません。 → 長文感想(1478)(ネタバレ注意)
「ノベルゲームの枠組みを変えるノベルゲーム。」 なんとも心が躍るキーワードである。エロゲーは90年代後半からノベルゲームという枠にとらわれ過ぎて、約15年もの間、束縛され続けてきた。製作者側もユーザー側も漫然とノベルゲームを迎合している昨今で発売された本作は、見掛け倒しではないかという否定的な意見はあると思う。しかし、おそらく全ての人が、ギア室への入り方については驚愕したのではないだろうか。賞味期限切れが近づいている中、ノベルゲームはどこまで進化できるのかが楽しみである → 長文感想(1512)(ネタバレ注意)
「The Other's Aspect」が85点、「The Chronicle Teller」が35点。平均して60点。総集編である「The Chronicle Teller」の点数が低いのは、別に私が既に姦染1~5を全てプレイしているからではありません。初心者に姦染シリーズを取っ付き易くするために作ったパートにも関わらず、初心者のことを全く考えていないブツ切り紹介であまりにも酷すぎます。逆に「The Other's Aspect」はハーレム逆レイプで、かつ、女子高生の運動部コスチュームエロがほぼ網羅されているという、属性持ちには大変素晴らしい出来栄え。さらに、とあるシチュが物凄くよかったのでさらにプラス。「The Other's Aspect」を2,980円で売れば物凄い評価だったのに… → 長文感想(2140)(ネタバレ注意)
このゲームは人気にならない要素がないと思うんですよね。人気声優の起用、殺し合い、推理シーン、処刑イベント、システム、キャラ、絵と平均以上の要素を叩き出しています。今回は新たな推理システムが加わった外、なおいっそう推理が一筋縄にいかなくて非常に面白いですね。賛否両論の結末ですが、個人的にはよくもまぁここまでギリギリの綱渡りで話をもっていったなぁと感心しました。ここまでロジックを積み上げた製作者たちと、素晴らしき5章の内容はとても評価できます。……この評価が無理に誰かに認められなくてもいい。これは自分に胸を晴れる点数になっているんですから → 長文感想(2451)(ネタバレ注意)
昨今でよく嘆かれる「最近は筆力のあるライターはいない」という言葉。その言葉を発したプレイヤーを黙らせるほどの圧倒的な力強さをテキストから感じます。特に、終盤から畳み掛ける展開はプレイヤーをグッと惹きつけ、離すことを許しません。一貫したテーマ性を、他ではほとんどみられないだろう柔らかなCGで表現させる手法はまさに圧巻。恐ろしいまでに暗い要素で塗り固められながら、その輝きを内に秘めている作品。家族のあり方については、「CLANNAD」や「青い涙」等とは真っ向から対立する書き方なれど、前者よりも遥かに強烈に、プレイヤーの胸を打つでしょう → 長文感想(2362)(ネタバレ注意)
THE・瞬間型時間泥棒。エロスケではあまり有名ではないが、シルフェイドシリーズで有名なSilverSecondの強制横スクロールRPG。簡単にいえば、左から迫りくる闇(ゲームオーバー)から逃げまくり、ただひたすら敵を倒しながら右に進むRPG。シンプルなゲームだからこそ、初心者にも大変馴染みやすく、気づいたら3~4時間ノンストップでプレイしていたのもザラ。仲間の数が少々すくなめで、後半になるに連れて自身のキャラの差別化が難しくなるのが玉に瑕だが、フリーゲームの水準よりかなり上。ちなみに「ジーハンター」の世界は、600kmまでに闇のギルド×2、耳長×6、仲間も2人とオススメだよ!1000kmからはずっと浸食地帯→火山地帯ループの地獄だけどね! → 長文感想(3344)(ネタバレ注意)
このゲームは、名作というには痒いところに手が届かない作品である。突き抜けた何かが存在しているわけでもない。しかし、このゲームが世の中に登場した意義を問うのであれば、それは昨今の主流であり、そしてエロゲー業界の衰退の一途を辿らせている要因でもある、ノベルゲームというシステムへの反骨精神である。2000年代前半にも出ていたエロゲーという枠組み論において、大きな荒波で揉みくちゃにしようとする選択肢をクリックするだけのノベルゲームが襲いかかってきたとき、エロゲー(というよりPCゲー)の表現方法の在り方について対抗する独自の組織はいくつか存在した。ここ最近あらわれなかったその反旗を翻す第一人者となるか否かであるが、他との差別化を図るためにも、Yatagarasu(八咫鴉) に今後必要なものであるのではないだろうか?本作品のシステムを頭ごなしに否定するには、あまりにも勿体ないだろう → 長文感想(3031)(ネタバレ注意)
主君殺し・足利将軍殺し・東大寺大仏焼失という人でも成しえない3大悪事を行い、最期は織田信長に謀反をして茶釜「平蜘蛛」に爆薬を詰め、日本史上初の爆死した人物・松永久秀の物語。男女問わずキャラが立っており、正史に忠実なストーリーは大変面白く、またifルートでも纏まっていて非常に面白い。剛直な鬼十河、慈悲深い義賢、深慮のある冬康、明るい好青年の義興、そして主君の長慶との評定が、三好家衰退と共に序々に曲がっていく様は、プレイヤーの心に響くものがある。史実通り無残に死んでいく描写を記すことができる歴史系ライターは、岩清水新一と御子石大郁しかいないのでは?武将が女体化していないのも良い → 長文感想(2442)(ネタバレ注意)
キャラクター・エロ・シナリオを総合すれば、姦染シリーズの最高峰かもしれない作品。他の姦染と比べて突き抜けている点は、逆レイプ・コスエロが多いところでしょうか。姦染4で多くあった3本差し(前2本、後1本)が定着化し、かなりのキャラがフィストファックシチュがあるのも今作の特徴です。エロで特質すべき点は、ヒロインらの性癖が、姦染の舞台で凄くマッチし、プレイヤーの劣情を大いにそそる点です。マゾ性癖の越智さんとターヤで興奮しない人なんているんですか? そしてシナリオは、ザッピングを交えるとかなりのジグソーピースが紛れ込んでおり、姦染シリーズの舞台裏に迫る場面が多いです。5というと手に取るのが不安な方も多いでしょうが、ぜひこの期にシリーズに手を出してほしいですね。日常と非日常の書き分けやキャラの可愛さ等、姦染シリーズはかなり面白いですよ! → 長文感想(3259)(ネタバレ注意)
みずいろの策略により焦土と化した時期よりも後、怒りの日により大炎上して魔法少女アイ参という名の爆弾が投下された時期より前。エロゲー業界にはとんでもない魑魅魍魎が生息していた。ハイパースペース。会社の名義は複数あるが、このメーカーが作った作品たちはその会社名から「超空間ゲー」と呼ばれ、「地雷・クソゲーとは一線を画した何か」として人々に恐れられ、また崇められた。バグがないにもかかわらず、絵がクソ、話がクソ、主人公がクソ、ヒロインがクソ、システムがクソ、声がクソ、音楽がクソ、コストパフォーマンスがクソ(定価3,990円でフルコンプに1時間)という誰も擁護できないこれら作品を知らない人が手に取ってしまうという、魔法少女アイ参以上の悲劇に巻き込まれることを防ぐため、「エロゲ業界の奇跡」とまで呼ばれたこの超空間ゲー(中央値、平均値8点)の批評を投下する。 → 長文感想(3215)(ネタバレ注意)
脳内彼女の好スタート評価を引き出した処女作で、当時は結構巷で盛り上がった記憶があるんですが、今更になってプレイ。本作の長所は、4ヒロインのそれぞれの絡みがプレイヤーを飽きさせず、かつヒロインらが小悪魔系と常識の両方の物差しを所持しているところでしょうか。妹・M向けというコンセプトに慢心せず、各々のヒロインの特色を引き出した本作があるからこそ、今の脳内彼女が存在するといっても過言ではないはず → 長文感想(1551)(ネタバレ注意)
ややムッチリでロリロリな魔法少女が(キモオタな主人公に強制的に服従されながら)悪を倒すために奮闘するRPG作品。ver1では凶悪なほどの難易度を誇っていたが、ver2に移行してからは落ち着いた難易度になっています。リアルタイム進行により緊張感のあるバトルが楽しめる……のですが、脳筋魔法少女リリカが圧倒的な力を持っているため、彼女を中心に据えてプレイすればかなりラク。可愛い魔法少女の調教+RPGの融合はお馴染みですが、主人公や敵キャラの信念が、良い意味でも悪意味でも最後までぶれないせいか、絵のレベルが高く良い作品に仕上がっています(代わりに値段もちょっと高め → 長文感想(2152)(ネタバレ注意)
連続殺人の密室トリックを華麗に解決し、凶悪犯を追い詰めるようなミステリー小説の探偵に憧れた主人公が、現実との探偵のギャップや重苦しい依頼から覗く社会の幻滅を味わった先に、「探偵」とは一体何ぞや?を問い詰めていった中編ノベル。とことん現実志向を突き詰めて小説との乖離を描いた本作は、自らの主張・価値観・善悪懲罰を思いっきり作品に叩きつける同人らしさを兼ね揃えている。まずはDLしてほしい類の良作フリーゲーム → 長文感想(1650)(ネタバレ注意)
タワーディフェンスと言われる、詰将棋のような防衛ゲームがあることすら知らなかった私が言うのもなんですが、難易度が絶妙すぎます。難易度ゲーマーで騎士モードをプレイすると、最善手でギリギリクリアできるか否かであり、何度もやり直してクリアすること多数。中には序盤で既に詰んでる有様で、残念ながら私には最後まで最高難易度での攻略は無理でした。しかし、タワーディフェンスという未知の領域を教えてくれたこの作品には感謝しています → 長文感想(1506)(ネタバレ注意)
どうしても納得がいかない点がある。なぜ「届かない恋」を雪菜が歌うのかわからない。歌詞の内容はどう考えてもかずさの曲なのに、なぜこの歌詞を雪菜に歌わせるのか。かずさの為に作った歌を、わかってて雪菜に歌わせてるとしたら、とんだ残酷な主人公だと思う。この歌詞を見て作曲をしているかずさの心境、実際に歌う雪菜の心境を思うと、この3人の関係は最初からぶっ壊れている。この歪な「届かない恋」から始まったこの物語は、友達と主人公を愛するかずさと、仲間外れを恐れて「思い出」を愛する雪菜と、そんな板挟みから逃避する主人公によって動き出す → 長文感想(2436)(ネタバレ注意)
RPGツクールのフリーゲームはいいものだ。金銭が一切絡まないため、純粋に作者が作りたいと思う作品がそこにある。多少強引な展開があったとしても、何かを伝えたいという熱い思いは、確かにプレイヤーにも伝わってくるのだ。さて、本作について。「自分は性格が悪いのか?」と思い悩む人はぜひやるべき。そして、最後のオチで大いに笑えた方。「あなたの性格、ひねくれてますよ!」 → 長文感想(990)(ネタバレ注意)
「おっさんは人生の宝箱だ!そこはゆずらねぇぜ!」と臆面もなく独白してしまう禁飼育から、年始早々飛び出したオジさんゲー。強烈なインパクトのあるタイトルの割には、禁飼育とは思えないENDでちょっとビックリ。乙女ゲ色の絵からデフォルメ絵に変化したことで、やや悪人色の演出に欠けるが、より万人受けするようになったと思えばアリ → 長文感想(697)(ネタバレ注意)
良作の匂わせておきながら、最後のオチの弱さに泣いた作品。同じ登場人物を使った小説3作+現在の話という構成はなかなか面白く、発想は良い。小説単体として観た場合は、怨嗟の毒>いつわりのおとこ>病床にて…、の順でしょうか?蜜柑というタイトルのように、未完の小説に命を吹き込む物語……のはずが、未完なのは果たして本作なのでは…?というしょうもない冗談を思わず言ってしまう → 長文感想(1040)(ネタバレ注意)
私が90点以上の点数をつけたのは、なんと2年2ヶ月ぶり。その沈黙を打ち破った傑作。この作品の展開や微細なプロットや表現や描写が素晴らし過ぎて、萌え・怒り・寂寥感・興奮等々、プレイしていてありとあらゆる感情が混ざり合って、訳が分からなくなる。とてもじゃないが、この味わった感情を文章で表現することは不可能だと思う。私自身は寝取られ耐性はない方だが、耐性がない人ほどやってほしい。禁断の扉を開ける魔性の作品。この作品をプレイした直後だと、他作品は「子供のままごと」としか見れなくなってしまいます → 長文感想(2338)(ネタバレ注意)
15分で味わえるツクール。バカな子ほど可愛いとはよく言いますが…。『かよちゃんは頭が悪い』この本当の意味が明らかになったとき、きっとあなたは衝撃を受ける → 長文感想(574)(ネタバレ注意)