gurasさんの新着コメント
guras
95点以上で自分にとっての魂の作品。90点以上はかなりのお気に入りです。90点未満から何かが足りてません。ですが85点以上で値段以上、80点以上で値段分はプレイを楽しんでます。大体80点から上からが良作判定になります。80点未満70点以上で値段分程度の満足はあったが面白かったかというと?。70点未満になると買った事を後悔しています。60点を切るとメーカーを恨んでるというか多分途中で投げてます。気分次第で点数低いにもかかわらず魂POVに入れたりもします。超展開とか大好きです。平坦な話もそれはそれで大好きです。何か他のゲームにはない尖った物があったりすると点数はどんどん甘くなります。そもそも点数があまりアテになりません。
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- @guragura0914
新着コメント
もう素晴らしいグラフィックにうっとり。背景美術などもほどよくSFテイストをなぞっていてワクワクしますね。演出などもわりかし凝っていてプレイ中は低価格ノベルだなんて事すっかり忘れてました。恋愛描写が若干雑なのが気になるところですが、そこまで求めるのは酷なのかな。ともかくコストパフォーマンスは最高レベルだと思います。この質と物量をこの値段で出されると大半のフルプライス作品は立場がないですね。 → 長文感想(295)(ネタバレ注意)
完全にクソってわけじゃなくてキャラはすんごい可愛いのよね。だからなんかこう悔しい。なんでもうちょい上手に調理しなかったの?って。終わった時にはヒロインへの興味がまるで無くなっていたよ。Hシーンを羅列しただけのようなストーリーなのにもかかわらずHシーンは全てCtrlマシマシでプレイしたので半分くらいCtrl押してた気はしますがそんなテキトーなやる気の無い長文感想になります。 → 長文感想(1300)(ネタバレ注意)
これは思わぬ拾い物。正直なところ狗神煌さんの絵とふーりんの声以外にまるで期待してなかったので。はつゆき・ナツユメ未プレイなのでライターの事知りませんので比較などはできませんが、正直ここまで考察しがいのある構成でくるとは予想してなかった。複数ライターという点や1本道というマイナス要素も、終わってみると「ああ、これでよかったんだな」と思えました。「うまいことヤられた」と思える作品でした。今年プレイした中でもトップクラスに楽しめましたね。 → 長文感想(909)(ネタバレ注意)
なんといっても無料。ってだけじゃない。高い次元で融合したテキストと音楽とイラストと演出。荒削りながらも魅力のあるテキスト。しんみりのノスタルジーに浸れる音楽、イラスト、演出。社会に出てから壁にぶつかり「大学時代のあの頃にもっと頑張っていれば……」などと考えてしまいがちな人にオススメです。私がプレイしたのはノベルスフィア版でしたがスマホ版もあります。人生の岐路に立ち迷う若者達。そんな眩く眩しい彼達の精神活動。とても興味深く読ませていただきました。 → 長文感想(1379)(ネタバレ注意)
女性向けフリーゲーム。フリーゲームとは思えないボリュームと完成度。EDの数がとても多く攻略難易度も高め。正直攻略見ないと全部のルートは見れる気がしませんでした。というよりもED18などはとくにルート選択にランダム要素があるだなんて……。とはいえとてもおもしろかったです。 → 長文感想(1168)(ネタバレ注意)
良質なイチャラブゲーってだけだと思うじゃん?クロノカードやTrueルートの味付けが面白く萌えあり燃えありの素晴らしいゲームに仕上がっていました。システムが非常に練りこまれておりとても面白い。テキストも読みやすくテンポもよく、ステディモードでの抜群のイチャラブっぷり。各ヒロインともにとても魅力的で甲乙付け難い。 → 長文感想(1078)(ネタバレ注意)
いろとりどりのセカイを、そして主人公・鹿野上悠馬(プレイヤー)を救済する物語。罪を犯した人間を許す事ができるのか。とても面白い題材でしたね。システムやインターフェイスもとても使いやすくプレイにおいてストレスを感じる事はありませんでした。とりあえず長い。ちまちまプレイ開始したため、とんでも無く時間がかかりました。真紅がかわいすぎて辛い。人気投票での圧倒的人気も頷けるヒロイン力。圧倒的でした。 → 長文感想(1516)(ネタバレ注意)
ビアンカとフローラでどっちかを選べと言われたら、素直に選ぶとだいたいの人がビアンカになりそうだけど、当時の私は金持ってそうって理由でフローラ選びました。閑話休題。このゲームで我々は「選ぶ」事を強要されます。この主人公「心一」は今時めずらしい個性のまったくない地味な少年。ことなかれな彼は日々慎ましく生きていますが二人の少女を軸に物語が動き出す。これは幼馴染の優等生美雪と電波少女アオイの二人の少女のどちらかを選ばなければいけない物語。そう、選ばなければいけないのです。 → 長文感想(1474)(ネタバレ注意)
期待未満でしたが十分に面白かった。キスの描写の丁寧な美少女ゲームは素晴らしいと思う。SEXよりも、その過程やキスやピロートークなどに力を入れてくれている恋愛ゲームはありそうでなかなか出会えない。キスとピロートークに手を抜かない。これとても大切。そこら辺がとても魅力的に描かれていました。キスに贅沢に一枚絵を用意する事も当然ですが、やはり主役はテキスト。このADVは実に素晴らしいイチャラブを魅せてくれます。贅沢を言うならば、もう少し初Hまでを丁寧に扱ってくれたら言う事ありませんでした。あともうちょっとって感じです。 → 長文感想(1280)
私の感想は「ファタモルガーナの館をプレイした記憶を全て消し去って、また最初からプレイしたい」の一行で終わってしまう。とりあえずこれからプレイしようという人はネタバレ情報に注意してください。
幼馴染好きにはバイブルの一本たりえる作品。大きくわけて3つのシナリオからなる物語。とても雰囲気の良い良作。明記は一度もされていないが、小学生編、中学生編、高校生編といった具合だろうか。始まりは社会に適応できない少女の「枝梨」と、その枝梨を救おうとするも大きな挫折を味わう事になる主人公「葉人」の疎遠となっていた幼馴染同士の関係の修復。一度は疎遠となった二人が、ゆっくりと改めて仲良くなっていく描写が優れており、お互いの微妙な心の機微など丁寧に表現されていました。そして小学生編のラストで、とある事により、また疎遠となる二人。二人の関係はいったいどうなって行くのでしょうか。 → 長文感想(456)(ネタバレ注意)
挫折を味わった人間の救済の物語。たいへんに面白かった。ミソは序盤の小鳥がどんどん周りと打ち解けていったり、イケメン主人公がサラリと何気なくフラグを次々と建築していくさまでしょうか。ここで完全に物語に引きこまれた。碧は本当に好青年でとても好感が持てました。一度は挫折を味わった少年少女達が「グライダー」と「モーニンググローリー」という目標のために、様々な困難に立ち向かう。その様はまさしく「青春」と言った感じで、キラキラと輝いていて、ただただ眩しかった。不思議要素の無いエロゲーは久しぶりだったのでとても新鮮で楽しめました。 → 長文感想(1608)(ネタバレ注意)
純粋なNTRゲームは今回が初めてです。ツイッターでフォロワーさんからオススメされて体験版やったのですが寝取られ感が結局わからなかったのでDMMで購入してみました。心にはすごく痛かったのですがとても面白かった。ネガティブな要素でひたすら先が気になる作りだった。純粋で可愛い夢を追いかけるヒロインと、そんな彼女を王道的ともいえるハッピーエンドを迎える。そんな王道を踏み外したこの作品は私の心に深い傷とともに新しい価値観を植えつけてくれた。このゲームは「ヒロインが浮気する」ゲームではなくて「主人公とヒロインの絆を寝取られを通じて再確認する」ゲームですね。これが純粋なNTRなのか私にはよく分かりませんが、とても面白かったです。焦燥感や喪失感がすごかった。どのくらいからがネタバレになるのか分かりにくいのでこの辺で。 → 長文感想(979)(ネタバレ注意)
まったく、小学生は(以下略)。なにげにありすと夏葉の服装の豊富さに驚く。立ち絵が一日ごとに替わるのだ。立ち絵の豊富さからも作品に対する作り手側のモチベーションの高さが分かる。さらに目パチ口パクなど演出面へのこだわりはかなりのものです。ただちょっとNGボイスがそのまま入っていたりとデバッグしっかりやったのか心配な面も。大きな感動などは無いのですが丁寧に作り上げられた演出や世界観も見事なもので、まったりとゆるりと楽しむ事ができた。ノスタルジックな雰囲気や空気感が最高です。 → 長文感想(521)(ネタバレ注意)
ADVで時間忘れてのめり込んだのは実に久しぶり。ほとんどマラソン状態でクリアまでいってしまった。もう少しゆっくりと咀嚼しながら楽しめばよかったかなぁとまで思えてしまった。シナリオや仕掛けられたギミックもさることながら、ゲームを盛り上げる作りになっているシステムが実に心にくい。フラグメントシステムが非常に良くできていて、ただの紙芝居に終わらずにゲーム性も高いものになっていました。一つだけ難をあげるとすればフラグメント時に音声が無い事くらいか。全体としてとても完成度の高いゲームでした。 → 長文感想(619)(ネタバレ注意)
たしかに多くの方が言われているように短い。壮大な設定を持ちながらも物語自体がとてもコンパクトで登場人物も驚くほどに少ない。しかし、この作品をプレイした上で出来が残念であったかというと、そんな事はまったく無かった。短く小粒なもののとても良く出来ていていました。インタラクティブノベルとは、まったく良く言ったもので、ef同様に人間の儚い心理描写、珠玉の演出と、卓越したグラフィックと、全体としてとても洗練されており完成度は驚く程に高い。十分に値段分以上の価値はあると感じました。 → 長文感想(5455)(ネタバレ注意)(2)
ギャルゲーか?と言われると微妙な気はしますが、そろそろ貫禄の出てきた伝統の作業ゲーシリーズの新作。1と2をやって楽しめた人間であれば間違い無く最高のゲーム。牧場物語にギャルゲー要素とアトリエシリーズの要素をぶち込んでみただけのゲームですが、効率を求めなければ自由度が非常に高く、畑仕事に勤しんだり、家畜の世話をしたり、釣りをしたり、料理を作って家畜を捕えたり、冒険をしてみたり、恋愛をしたり、子供作ったり、アイテム作成を楽しんだり、楽しみ方は多岐に渡ります。そして今回はこれも伝統である進行を阻害するような「致命的なバグ」がありません。3のゲーム環境が快適すぎて、3からやってしまうと、もう1や2はできなくなります。前作で酷かった部分が綺麗に無くなっている「正当進化」を遂げていました。 → 長文感想(8084)(ネタバレ注意)
なによりも演出が心地よく素晴らしい。褒めるべきはシナリオそれ自体よりも、それらを支える珠玉の演出にあると思います。もちろんシナリオも素晴らしいものでしたが、それ以上に私の場合に目に付いたのはニクイ演出の数々でした。このゲームの場合、とくに気をつけないとならないのが攻略順。「オールクリアに価値あり」タイプのADVなのですが、なんとトゥルーエンドに攻略規制がかかっていないために初回プレイから突入できてしまいます。各ルートはトゥルールートの伏線やタイムトラベルによる悲劇性の演出を兼ねていて、これをプレイしておかないとトゥルーでの感動も半減。初回プレイ時にはうっかりトゥルールートに突入してしまわないように注意してプレイしてください。先にトゥルーにいってしまうと素晴らしい演出の数々が台無しになりかねません。 → 長文感想(4988)(ネタバレ注意)
(GiveUp) で、結局このライカでの散策モードは誰が得すんの?あーちゃんのシナリオが出てくるまでは根性でプレイしたが、そこまでで面倒になって中断。このシステムは大昔のゲームのようにプレイ時間の引き延ばしには成功してはいるが、数字だけ列挙されたような項目をひたすら選択していく作業は苦痛でしかなかった。 → 長文感想(1554)(ネタバレ注意)
拝啓、母上様。私にもついに彼女ができました。少々性格がきつめですがとても素直な可愛らしい子です。彼女のおかげでとても楽しく充実した毎日を過ごしています。正月には実家にも連れていき、みなさんに「私の嫁です」と紹介しようと考えています。その時はどうかお手柔らかにお願い致します。みなさんにもそのようにお伝えください。季節の変わり目でインフルエンザ等の風邪も流行しているようなのでぜひともお体に気をつけ、ご自愛ください。それではまた何かありましたらご連絡いたします。敬具 → 長文感想(6868)(ネタバレ注意)(22)
プレイ後になぜかケーキが無性に食べたくなる…。作品の持つ空気そのものがケーキのように甘く、この何か胸に迫るような癒し空間の演出は本当に見事としか言いようが無く、なんとなくその優しい空気に触れてみたくなり定期的に起動してプレイしてしまう。そんな魅力を放つ私にとってとても愛しい作品の一つ。シナリオ?テキスト?設定?ぜひプレイするときには、そのような些細なことは気にしないで、どっぷりとこの優しい空気に浸って見てください。「萌えゲー」というジャンルの持つ思わぬ魅力に気が付けるかも知れません。そんな大切に大切に心を込めて丁寧に丁寧に作られた、優しくて甘くてふんわりとやわらかい珠玉のグランガトー。あなたはケーキがお好きですか? → 長文感想(933)(ネタバレ注意)
個性的で魅力的なキャラクター達と抜群のテンポの良さを誇る良質なテキストの織りなす学園ドタバタラブコメディ。ともかくキャラクターがよく作り込まれていて掛け合い等プレイしていてとても楽しかった。やや投げっぱなしな設定等はありますが最後までまるで台風のようなジェットコースターなストーリーに飽きずに楽しくプレイする事ができました。鬱ゲー等に飽き飽きしている人や、仲間と力を合わせて事を成す系の学園コメディが好きな人にとくにオススメできます。個別ルートに入ったってこの作品のキャラクター達はまったく自重してくれません。 → 長文感想(1047)(ネタバレ注意)
もうやだ、なにこれ…。脳が、脳が溶けていく…。システムはなんか酷いし、バグもあったり誤字もパッチあてても目もあてられないくらい酷い。色々と不満点をあげると枚挙にいとまがない。あかべぇ2=車輪の国、G線上の魔王等の泣きゲーやシナリオゲーなんて期待してプレイすると間違い無く後悔するのであろう、”ただ”の萌えゲーなのだが、これは正義だ…。いや間違い無く正義だ。うん。あれだ。とくにあーちゃんがやばかった。あらやだ…、ちょっとなにこの可愛い生き物…。ああ、やばかった。これはともかくキケン。もうダメ。もうやだ。あーちゃんが可愛すぎて生きているのが辛い。あ、はい。あーちゃんルートだけ3周しました。 → 長文感想(2179)(ネタバレ注意)(8)
まるで属性だけが一人歩きしているかのようなキャラ造形の突き抜けっぷりですね…。ここまで突き抜けちゃうと逆に気持ち良い程。徹底的にやりきることで確固とした「ういんどみる」という独自のブランド色を打ち出せていました。丁寧な作り込みと徹底した嫌味と毒味の無い作りに、ある種の萌えゲーとしての方向性の到達点を感じます。ぴょこぴょこと画面ところ狭しと飛びまわるキャラクター達を見ているだけでも、かなり楽しかったです。 → 長文感想(1978)(ネタバレ注意)
今年度最初にプレイした良作。大作だったり傑作だという事はありませんが、見事な安定感。システムもういんどみるのCS2を使っており環境設定も細かくできフルキーボードサポート。動作も軽快で一部の操作を除いてキーボードから操作できます。個性豊かなヒロイン達でシナリオもシリアスになりすぎず成長物学園物コメディとしてよくできてる。私のようにぬるめの萌えゲーが好きな人、青春純愛ストーリーが好きな人にオススメ。わりと最近飽きっぽくて全クリアできない事が多いのですが、スズノネセブンはテンポも良く途中で飽きる事もなく最後まで楽しくプレイできた。大作の箸休めにいかがでしょうか。 → 長文感想(584)(ネタバレ注意)
ちょっとシーン増やして、ちょっと攻略キャラ増やして、ちょっとシナリオ増やせばフルプライスでいけるボリュームです。ちょっと感動。音楽は「DMF」や「僕と、僕らの夏」の使いまわしとかあったりしますがそれにしても、この値段は安すぎる。理屈っぽい八方美人で「ええかっこしい」な主人公勾坂一重、彼は同じく理屈っぽい真柄亜利美にいきなり「嫌いです」と罵倒されます。嫌われないように生きてきた一重は当惑します。なぜだろう?なぜ自分は嫌われたのだろう?。さかしき人にみるこころ。ちょっと不器用な二人の腹の探りあい。はじまります。 → 長文感想(829)(ネタバレ注意)
前作「ななついろドロップス」で色々と物議をかもした「エロが薄い」「そんなことよりサブキャラ攻略させろや」というユーザーの意見に対して正面から受け止めて、吐き出したのが今作「ALICEぱれーど」なのだと思う。序盤から、ものすごい勢いで入る、やっつけエロイベントの数々。そして出てくる女の子キャラとは全てH可能という。ただなんというか中身の「やっつけ」っぷりが気になってしまって、雑音先生の絵と音楽を楽しむ事に終始してしまった。なんとなく微妙に消化不良。全体的にものすごく「薄味」になっております。深織はラストに攻略しましょう。そうしないと後悔すると思います。 → 長文感想(449)(ネタバレ注意)
[ネタバレ?(Y1:N0)]幸せってなんだろう?なにをもって幸せとするか、それは個人の価値観による。世の中には様々な形の様々なサイズの「幸せ」がある。幸せなんて所詮は本人の気の持ちよう。どこにでも転がっているような小さな幸せだって、それは幸せで間違ってなんていない。これはただそれだけの物語。 → 長文感想(2779)(ネタバレ注意)(3)
なんというカオスゲー。なんというアホゲー。なんというフリーダム。FPS視点で行われる数々のアホな行為はGTAやポスタルを連想させるような奇妙さ。バットで殴りつけてヒロインをその場で犯しても良し、無駄にシリアス(まさに無駄)なシナリオを普通に進めてもよし。ただしmobキャラは一切居ない生活感のまったく無い自由に歩きまわれる3D空間というカオス。いやでもエロゲーの新時代を確かに感じさせてくれる新しい種類のゲームではあると思います。自分のPCの限界を知る事が出来ました。欲を言えばもう少しシナリオとイベントそのものに力を入れてもらいたかった。そこら辺旧作らぶデス以下になってしまっていて残念。アクロバットセックスは無くなったもののゲームそのものがアクロバットだとは予想外だった。
ここまでパンキッシュでアナーキーなエロゲーはなかなか無い。色々と危険な匂いが充満しているエロゲーですが、他の凡百のエロゲーには無い何かが確実にあるとは言えると思います。プレイ序盤の「これは劣化ひぐらしかな」という予想は大きく外れました。とてもよく出来た読み応え十分なミステリでした。前作「ユメミルクスリ」と並んでこのまま埋もれてしまうのは大変惜しいと思える作品ですね。 → 長文感想(895)(ネタバレ注意)
これはエロゲー(萌えゲー)へのアイロニーなのか、はたまた賛歌なのか。OHPのPRに惚れただけの、ただの設定買いだったのですが、いやはや想像以上に楽しめました。踏絵的というかメタ的というか、エロゲー(萌えゲー)への設定等による先入観というのは、楽しむ(萌える)上で驚くほど重要なのだなと痛感しましたね…。そしてSFとして本当に面白い。とても意欲的な作品ですね。このまま埋もれれてしまうなんて事がないよう、様々なSF好きな人達に手に取ってもらえたらいいな。エロゲーだけではない、SFが大好きな人にぜひ。 → 長文感想(634)
なにげに敷居が高い。想像していた物よりも遥かに硬派。慣れるまでが結構大変。難易度とあわせてランダム要素が足かせとなりなかなか「完全なプレイ」をさせてくれない。さらに3周もすると、その作業っぷりにもうウンザリ。ミニゲームの操作性が悪く、最初は失敗の連続に心底ウンザリさせられる。次から次へと操作の未熟さ故に犠牲になって行くアイドル達。上手くいかない。ランクが全然上がらない。それは全て自分の責任。彼女達は何も悪く無い。憧憬にあるアイドルの頂点。それを目指しただひたすらに腕を磨く。同じ失敗は二度としない!この娘はあの高みへ立たせてやりたい!。何時の間にかゲームごときに、そんな気概が生まれていた事に一番驚いた。この心理(真理)に到達した時、ミニゲームはただの作業では無くなっていた。 → 長文感想(3052)(10)
(GiveUp) 無難な良作。王道を外さない、いつものPurple Softwareでした。で、終わるつもりで買ったのですが…。あきらかに新エンジンを使いこなせて居ないのと、あまりの主人公の空気っぷりに疲れました…。一度で良いので春太くんの活躍する所を見てみたかった。 → 長文感想(4068)(ネタバレ注意)
変態ゲーだとか抜きゲーだと見聞きしてプレイ開始してみたものの、これはもっと別の「何か」なのかもしれない…。木之本みけさんのシナリオやテキストは初体験なわけですが、作者のエロティシズムに関する独自の哲学めいた物をテキストの端々から感じる…。そんな強烈なエロスを内包する面白いテキストでした。…萌えゲーメインでプレイしていてエロスの新しい扉を開けてみたいという人にぜひ…。 → 長文感想(9156)(ネタバレ注意)(2)
ガンプラを貰った。パッケージを見るに羽が一杯付いてる主人公機のようだ。HCMと書いてある。普及版か。箱を開け中身を確認する。中には説明書が入っていなかった。仕方なく説明書無しで組み立てて行く。頼りになるのは自分の想像力と経験と勘だけだ。手探りながらも各部パーツが序々に組みあがって行く。ほぼ組みあがったところで箱の底に説明書があることに気が付く。さらに説明書に従い黙々と仕上げて行く。そして塗装を含め全ての工程を終えた。いい出来だ。惚れ惚れする。大満足で完成した物と箱と見比べてみる。「っていうかこれ中身違くね?」。夢中になっていて気が付かなかった。出来上がったのは昔から欲しかったMGのジムだった。ちょうどそんな読後感。新年早々の1発目からいきなり素敵な作品と出会えてしまった。とても私の好きなタイプの物語でした。(2007/2/28考察部分を再調整) → 長文感想(15265)(ネタバレ注意)(21)
元来恋愛ゲームと呼ばれるジャンルにおいて描かれる物語は、主人公と一人のヒロインが結ばれるまでのお話。しかし大半の場合はマルチヒロインという形式上かならず取り残されるヒロイン達がおり、それは別な話としてプレイヤに見えない形で物語は幕を閉じる。物語の構成上主人公は選ぶ側であることが多く、選ばれなかったヒロインは当然のように失恋をし傷つき、その後立ち直り恋愛等をし、それぞれの人生を歩いて行くであろうことは想像に難しくない。その描かれることの少なかった、むしろ恋愛ゲーム、とくにキャラゲーとしては忌諱するエロゲーの暗部、その部分を群像劇という形で真正面から描いてしまった問題作が今回の「ef -the first tale.」。物語は読み上げる人間の心にわずかな「しこり」と「傷」を残しながら読み手の望む望まないとは関係無しにただひたすら廻り続ける。 → 長文感想(2062)(ネタバレ注意)
プレイしたのはずいぶんと前ですので、評価はやや懐古補正入り。足元から頭の先まで力の入った大作で、趣向は選ぶとは思いますが高品質の良くできた作品だと思います。良く出来たメインサブ含めたキャラクター達に大半のイベントがエロというよりも、古典少年マンガや深夜番組のノリの「えっち」という。基本的に展開は甘くもないし切なくもないわりにバカゲーでもない。いわゆる一般的な物差しの萌えゲーを期待しちゃダメで1:1の純愛スキーの人には向きません。主人公が、もうちょい空気が読めるかノリノリだったら、往年の少年向けコミックなノリで、もう少し面白くなっていた予感。個人的にPULLTOPと言えば「ゆのはな」よりもこっち。 → 長文感想(2057)(ネタバレ注意)
裕美子さん?:修太郎さぁーん、朝ごはん出来ましたよ~ 修太郎:……チェンジ *冒頭の裕美子さん初登場シーン第一声より(多少脚色あり) とりあえず冒頭の第一声での落胆がすさまじかった。 → 長文感想(1369)(ネタバレ注意)
やはりファミーユはとても暖かくて、つぐみ寮はドタバタと楽しげで優しくて、彼らは皆変わらず暖かくて優しくて、そんな変わらぬ彼らにまた再び出会えたことだけでもう大満足。「こんにゃく」サイドのラストのシナリオを選ぶ最には「これをクリックするといよいよ彼らの物語が終わってしまう」とそっちの方に切なくなってしまいました。FDとして痒いとこに手の届いたサービス度。とくにショコラファンにとって、このイベントモードは便利すぎる。ファンご用達の最高のFDになっていると思います。数人触れてもらえてないヒロインもいましたが、それでもなお満足な内容でした。収録作品が好きな人であれば特典のCD-BOXだけでも元手の半分は取れてしまうと思います。 → 長文感想(1376)(ネタバレ注意)
キャラクターがツボったために妙に楽しめた。個人的にこういったキャラクターを前面に押し出した作品は大好き。舞台設定やキャラクター造形は割りと斬新なものの、物語の流れに奇をてらった部分が無く、萌えゲー慣れしていればしている程、そこらへんがまた微妙に新鮮に感じることができる。淡々と起伏が無く進むシナリオは人によっては眠気以外の感想を持ち得ないかもしれないですが、個人的にはこれくらい、なんでもないけど良く出来た物語の方が大作やら鬱ゲーやった後の口直しには持ってこいなのではないかなと。ジェットコースターな物語に疲れたよ、なんてな人にもオススメです。紫イズムに近い割り切った良く出来たキャラゲーでした。物語の起伏が少ない分、オチが分かったところで物語的に色あせることも無く癒し効果も高めで尺も短いので複数回プレイにも向いてます。 → 長文感想(918)(ネタバレ注意)
ぶっちゃけた話、ごくごく普通のどこにでもある、量産されまくっているフォーマットのありきたりなキャラクターとシナリオの手抜きキャラゲー。なんですが、このペダンチズムとユーモアにあふれた回りくどくも軽快なウィットに富んだテキストは、なかなか面白かった。それほど浮き沈みも激しくなく、テンポも良好で終始ニヤニヤしっぱなし。思わず声出して笑ってしまう場面も結構ありました。その割に最後には、やんわりとホロリとさせてくれるあたりなかなか良質なADVです。ただし他の人も言っていますが、共通ルートの長さはかなり凶悪です。その部分以外は個人的には大満足な内容。 → 長文感想(940)(ネタバレ注意)
プレイしたのはずいぶんと昔なので懐古補正は入りまくりです。個性的なんて言葉じゃ足りないくらいのはっちゃけたアクの強いキャラ目白押しの勢いあるキャラゲーです。演出も凝っていて、立ち絵はポーズ変化や表情の変化に留まらずに、画面ところ狭しと動き回ります。これがコミカルな会話内容と相まって見ていてとても楽しい作品になっています。部分的に重い展開をしますが、それほど精神的に引きずりませんので、気楽にプレイできる内容だと思います。 → 長文感想(1141)(ネタバレ注意)
前作「桜華」は「世界観」の構築に成功し名作たりえた。その世界観はキャラクター達の個々の魅力に支えられ、物語主導の良くできたシナリオが後押しし、作品として圧倒的な魅力を発揮した。その魅力も設定を生かしキャラクター達を魅力的に動かせたからこそだったのだろう。それができなかった今作は結局「桜華の成功の上に胡座をかいた」だけの作品になってしまっていて残念。個人的に「桜華」が大好きな作品だったために期待しすぎてしまったということだろうか。 → 長文感想(695)(ネタバレ注意)
秋色謳華はとてもよくできた子だった。この「みはる」という作品がダメだったと言うわけではなく、美春が好きな人にとっては普通に楽しめる内容になっているだろうとは思う。でもやはりパープルのファンディスクを買う側ってのは、まじぶりだったり秋色だったりの今までパープルソフトウェアが出してきたファンディスクのクオリティをやはり期待してしまうわけで、美春ルートのみの本作を終わらせた後はどうしてもガッカリ感が残ってしまった。 → 長文感想(636)(ネタバレ注意)
既存ヒロインキャラ達のアフターに本編では攻略も出来ずHシーンの無かった、あのキャラやこのキャラとのHシーンも網羅。麻雀自体のデキも良く普通に遊べる。ファンのニーズに上手に答えた、なかなか充実した”お手本”のようなFDになっていました。 → 長文感想(791)(ネタバレ注意)
なかなか楽しめました。本来、テキストのみで表現する媒体の畑の人だけあって、抜群にキャラの掛け合いなどが上手かった。伏線などの作り込みなども「さすが」。ぐいぐいとものすごい吸引力で物語に引き込んでくる。本を読まない人で、エロゲーフォーマットに慣れすぎていると、音、映像と演出が付いた上で、大半の情報をテキストで説明してくるので、やや冗長に感じてしまう部分も多いかも知れないが、それをひっくるめても十分に面白かった。キャラクター達の魅力だけでも十分な読み応えがありました。 → 長文感想(532)(ネタバレ注意)
架空の現代社会を舞台にしたディストピア物。プラトンのイデア界をそのまま形にしたかのような「理想的な国家」で語られる物語。権力が個人に必要以上に論理的に干渉してくることの気持ち悪さ。功利主義社会において「人として良いと思うこと」は正義だとは限らない、そんな矛盾に満ちた独裁国家的な社会で様々な圧力に苦しみながらも、それでも気高く精一杯に生きているヒロイン達と、それに触れ成長していくことになるインテリ層である主人公とのヒューマンドラマ。 → 長文感想(3184)(ネタバレ注意)
典型的な洋館を扱った閉鎖空間物。世界観は純和風。伝奇物ではあるが流行のバトル先行物ではなく雰囲気重視で幻想的な物語が好きな人は普通に楽しめるはず。ロミオ調の毒とペーソスの効いたペダン臭たっぷりのテキストはいつもの通りで、C†Cや家族計画などに代表されるような笑いの面や感動は無いものの、単純に「読ませる」読物として傑作。エロゲーではなかなか見ることのできない美しい日本語による美しい情景描写や言葉遊びに酔いしれながら夢中になりすぎて時間を忘れて読みふけってしまった。気が付いたら外が明るくなっているというのは久しぶりの経験だった。AVGというよりも絵と音楽と音声の付いたエロゲーとは思えない程にシリアスなミステリー小説。硬めの旧式文体を用いた独特なテキストはなかなか読み応えがありました。欲を言うとビジュアルノベル形式で、ゆったりと行間を読みたかった。あとバックログの使い勝手の悪さにはやや閉口。 → 長文感想(3974)(ネタバレ注意)
なんだろうね、この「こっ恥かしさ」は。中学生向けの往年の恋愛小説や少女マンガよろしく、メインヒロインのすももとハル君のやりとりが、微笑ましいやら激しく恥ずかしいやらで、顔真っ赤にしながらプレイしました。中ダレするシナリオやあまりにも薄いエロやテンポ極悪のテキスト等、人によっては地雷に類するゲームだとは思いますが、この恥かしさは、なかなかの破壊力。あまりの恥かしさに本気で顔を真っ赤にしたい人にオススメです。 → 長文感想(3056)(ネタバレ注意)
中古なら1980円で買えます。新品でも3000円切ってます。いわゆる「ワゴン」です。PS2の廉価ソフトなみの価格で手に入る。まさに埋もれに埋もれた作品(作品以上にブランドそのものが埋もれていますが)。このライターのシナリオを構成する能力はかなりのレベル。筆力自体もなかなかの物で、とくにこの軽快なテキストは見事だと思う。テキスト運びの軽快さや構成能力は、著名なライター諸氏にも匹敵する。総じてレベルの高いテキストに対して、音声が無い上にシステムや音楽などは同人に劣るレベルではあるが、今現在安価で購入できるという面で、個人的に一度その手に取ってみて欲しい作品。同人の良作ソフトに手を出す感覚で、期待せずに気軽にやってみると、思いの他完成されているシナリオに唸らされる。 → 長文感想(1646)