Sek8483さんのPOV新着コメント

Sek8483

2006年よりプレイ。

POV新着コメント

A 素晴らしき日々 ~不連続存在~ (ケロQ)
ざくろ役・涼屋スイが好きです。本の朗読がたくさんあるのも嬉しい。古びた文章を真面目に読み上げていても、神妙にはならず羽毛のようにハネて、ふわふわ焦ったり、もつれたり、おどけた風になる声のトーンがよい。なかでもいっとう好きなセリフは「――他のことは、笑いたまえ」。『荒野のおおかみ』において、子供っぽい老ゲーテ(!)とか今風なモーツァルト(!)が、クソ真面目さをいたずらっぽく戒めるシーンからの読み上げ。そこに線が引かれていたから読める、手のひらの文字。クソ真面目の権化だったウィトゲンシュタインをこんなかたちに描き直してしまう本作にぴったりの、解放感をともなう、ざくろの語りです。長い夜にじっと眠りを待つとき、よく聴かせてもらっています。
C こころリスタ! (Q-X)
シナリオ理解には不要。前作ヒロインと同じ絵面になっており感慨を呼び起こされるなどのプラスアルファがあります。
A SEVEN-BRIDGE (Liar-soft(ビジネスパートナー))
ヘンリー7世は何百キロの彼方に置きざりだ。こいつにはもう何も残っちゃいない。
A 向日葵の教会と長い夏休み ()
向日葵畑には詠がいて、陽を浴びると桜色になびく髪が映えわたる、余花の夏。まもなく花は終わり、生った"余実"も地に落ちて、そこからはやっぱり桜がまた芽吹くお話。挙げ句では、読み人知れず「さくらとことり」と歌われて。そんな語呂合わせで記憶しちゃった夏の余暇。
A CARNIVAL (S.M.L)
いちばん聞き慣れしてるエロゲBGM。当時は大学生だったので「今日中にレポートひねり出さなきゃー」とか焦るだけ焦りながら、真夏の室内、汗べったりになりながら音楽鑑賞モードをずっとずっと聞いてた。なかば暑さで落ちるようにそのまま昼寝しちゃったりして、そのうち差し込んでくる西日で起こされる部屋だった。リピート再生しているので目が覚めた時にも流れっ放しなのだけど(たいてい片耳だけイヤホンが外れてる)、その時「月夜の夢」で起きても「二人の景色」で起きても別に気分へは影響しないのがちょっと不思議。ゲームの特定の場面が想起されるようなことも失くなっていき、その頃の生活のBGMとして根づいていった感じ。そもそも瀬戸口廉也の文章にも、絵や音を置き去りにして独りで深まっていっちゃうところがあるようで、『CARNIVAL』はどうしてもボイスが重たくなってオフにした唯一の作品でもある。そんな風にして作品から切り離しながらひと夏ほど聞き続け、その後はパッタリ放置することに。それでもなお、わたしの『CARNIVAL』への過大な評点には強く影響しています。これらの楽曲の音作りには、ひとときの作り物めいた色つやを感じたのだけど、それがプラスチックのように軽く、しかも分解されないまま耳の奥に残留していてケミストリー。いつかボケた時とかに、そこから聞こえてくる「すったかたん」に合いの手を入れちゃえたりしてたら可笑しい。
A 向日葵の教会と長い夏休み ()
「さくらとことり」が好きです。ごきげんに絡み合うツインギター(前面の二本)とか、朧白探検隊で先頭きってく月子&金剛石みたい。ドラムスはルカを思わせる几帳面さで刻むとフィルインもこざっぱりとしたもの。たえずみんなに目配りするのがベースラインで、変幻自在なブリッジ(※だってね そうでしょ?~)を足元で導いてもくれる。猫みたいに伸びやかに、音を波打たせると一瞬のブレイクは跳び越えて繋げちゃう。そんな響きにとりまかれ、親しげなボーカルが一言一句に思いきり力を込めて、湿っぽさを吹き払ってく楽曲。どこまでもひたむきだから、雛桜が色んなものをお姉さんたちに担ってもらいながら一歩前へ踏み出したイメージと幸せに結びついてゆきます。
A 羊の方舟(非18禁) (工画堂スタジオ)
ずぶの素人の見当違いなのですが、しろ絵を見ていると洋画家の藤田嗣治を連想することがある。晩年のフランス永住時代に子供を描いた作品、例えば『朝の買物』あたりとか。子供らしさを求めて額が強調された顔のバランス、謎めかせて結んだ口もと、陶器のような白色といった点から受ける印象が重なるのだと思う。それはさておき、しろ絵はいいなぁ。決して手に入らないものが描かれてる。