ErogameScape-エロゲー批評空間-
ARTOさんの長文コメントへレスをつけたもの
ARTO
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10
点
EVE雀
(
TYRELL LAB.
)
わかってはいた…わかってはいました。でもEVEと名が付くからにはどうしょうもない。買ってしまうのです。作品のできも終わっていましたが、自分の中のEVEも終わりました…。涙で前が見えない。これを受け入れられるのは恐らく、変なクスリをキメた人か悟りを得た解脱者かくらい。煩悩まみれの凡夫には到底理解できないまま、アンインストール。 →
長文感想(2200)(ネタバレ注意)(9)
2009年06月23日08時26分21秒
ARTO
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]
最新レス
>レス下さった皆さま
バンクーバー五輪見ていると、
カッコイイとか楽しいとか思うのですが。
でも、結局エロゲだよ、とPC前に座る生活からは逃れられませんでした。
失踪状態から突然戻って来たのに、温かいお言葉を頂けて感激です。
礼を申すのもおかしな話かもしれませんけれど。
しかもこうして多くの方と交流したり、
また、自分の未熟な表現を振り返る機会を得られたことをありがたく思います。
しばらくはやり溜めたゲームについて書いていくつもりなので、
たまにお付き合いくださると嬉しいです。
私信的に返信欄を使うことを躊躇いつつ、ご挨拶だけ。
今後は、内容に関する受け答えをすることに致します。
ARTO
2010年02月15日
10
点
EVE雀
(
TYRELL LAB.
)
わかってはいた…わかってはいました。でもEVEと名が付くからにはどうしょうもない。買ってしまうのです。作品のできも終わっていましたが、自分の中のEVEも終わりました…。涙で前が見えない。これを受け入れられるのは恐らく、変なクスリをキメた人か悟りを得た解脱者かくらい。煩悩まみれの凡夫には到底理解できないまま、アンインストール。 →
長文感想(2200)(ネタバレ注意)(9)
2009年06月23日08時26分21秒
ARTO
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]
最新レス
>naicufnocさん
> どうして作品ではなく他のユーザーを貶すのでしょうか。糞ガキが。
久方ぶりに見ていたら自分の発言にレスが。ご指摘ありがとうございます。
しかも、随分若く見てくださったようで(笑)、恐縮です。
今更ですが、誤解もあると思うし放っておくのも無責任なのでお返事させていただきます。
○前後関係を踏まえると
まずnaicufnocさんは「これを受け入れられるのは恐らく、変なクスリをキメた人」と引用されました。
が、文脈は「変なクスリをキメた人か悟りを得た解脱者かくらい。煩悩まみれの凡夫には到底理解できない」です。
たとえば「彼は悪魔であるか、さもなくば天使だ」というのを「彼は悪魔である」で切ったようなものです。
表現部分を区切って抜粋するのは当然でしょう。
しかし内容まで前後関係を踏まえないと、いろいろと誤解されてしまいかねません。
表記と内容は、公平に見ていただけると書き手としては有り難く思います。
○それを考慮して、弁解。
「クスリをキメた人か悟りを得た解脱者」というのは比喩です。
具体的には「思考を放棄したかすべてを受け入れた」という両極端の比喩です。
その後に続く「凡夫」との関係を考えて貰えば、
両者に共通するのが「非凡」さだということは理解していただけるかと思います。
「余計なことを考えずになんでも受け容れられる人」を「悟った人」などと言いますが、
「解脱者」云々はそのイメージで用いました。
これに対し、「悟り」と逆のイメージで同じ結果に落ち着くものとして「変なクスリ」云々と言いました。
チベット仏教の修行者が幻覚剤を用いることとかもちょっと頭にあります。
「変なクスリ」に対する半ば揶揄的な意味合いは含んでいますが、
それは一種諧謔として受け取ってもらえると嬉しい。
ともあれ全部含め、改めて私の意図を説明します。
弁解なので多少まろやかに書きますが。
「いろんなことを気にせず受け入れられる人か、私のような凡人には判らない魅力を発見しているスゴイ人なら楽しいかも」ということです。
プレイしたユーザーに対する評価というよりむしろ、
「エロ目当てならやめた方がいいかも」と同類の発言のつもりでした。
一応そのように読めるようには書いたつもりです。
表現上、naicufnocさんのおっしゃるように読める可能性もあるとは思います。
そこは配慮が足りなかったのかもしれません。
特に、本作のファンの方がたには不愉快に思われた方もいらっしゃるかもしれず
そうであれば申し訳ないことです。
しかし、個人的には内容も説明させて頂き、
現状の表記でも納得いただけるのではないかと期待します。
ですから、このまま訂正ナシで行くつもりです。
以上、失礼しました。
ARTO
2010年02月13日
80
点
明日の君と逢うために
(
Purple software
)
自分の想定する萌えゲーっていうとこういう感じです。シナリオ方向には深入りせず、キャラクタを立てるという非常に明快なコンセプトの貫徹に終始した、まっすぐで気持ちの良い作品。しかし、なんで七海がヒロインじゃないのか。そしてなんで七海だけ名字で呼ばれるのか。 →
長文感想(3020)(ネタバレ注意)(2)
2009年08月20日00時37分51秒
ARTO
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最新レス
>H.S.Sさん
はじめまして。感想ありがとうございます。お返事が遅れて申し訳ありませんでした。
> 自分が感じたそれと全く同じだったので
光栄です!また自分と同じようなことを感じた方がいらっしゃると仲間を発見したような感じで嬉しいですね。
> 普段の会話のやり取りで笑わせてもらった点が気に入っています
自分も同意見です。パロディもとの知識がなくても構わないのはハードルが低くて助かります。もちろんパロディとは別の意味でユーザーとの間に共通のコードが必要なのでしょう。ただ自分はどちらかといえば作品の世界に入り込もうとする感じがあるので、キャラクタの性格に無理なく笑いを見られ、ユーザー視点に戻ってネタを理解する必要がないのが大きかったです。
> FDで七海が攻略できるようですが、彼女は非攻略キャラであるからこそ
> あそこまで魅力的に見えると考える俺はFDなんぞやっていません。
自分はすごく期待してやりました。質が低いとは思わなかったものの、期待が大きすぎたのかどうもピンとこなかったです。初登場の七海妹はさて措き、七海がふつうの攻略対象になってしまっていて、拍子抜け。「あの場面」の後からスタートとかだったら、もっと違っていたのかなあ。
H.S.Sさんの仰るとおり、非攻略であることも七海の一部だったのかもしれません。ただまあ、幸せになってほしいと思う七海のその後が見られたというだけでも良かったといえば良かったので、その辺を落としどころということでひとつ。
ARTO
2009年09月16日
65
点
凌姫 ~淫らに響く復讐の輪舞曲~
(
Psy-chs
)
Psy-chsの処女作。姫様凌辱ADVで、調教SLGではない。魅力的なCGとよく練られた設定、ツボを押さえたHシーン。単調でありがちな展開を考慮しても、じゅうぶんそれなりの抜きゲー。「3」が出たら嬉しいのだが。 →
長文感想(2112)(ネタバレ注意)(5)
2009年08月29日07時13分32秒
ARTO
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最新レス
>やんごとさん
> 重複購入の恐怖
マンガの類は良くありますね…。そして多くの無駄遣いを「エロゲ換算」してしまうのはとてもよく解ります。泣ける。
こういう、陰謀や国政と絡めたファンタジーのエロゲ(他は「王賊」「孕ませ王」等)は結構好きなので、もうちょっと数がでると良いなと思ったりします。
やんごとさんの感想を拝読できるくらい面白いと思って頂けると良いのですが…なんだかメーカーさんの回し者みたいになってきました(苦笑)。
ARTO
2009年08月30日
65
点
凌姫 ~淫らに響く復讐の輪舞曲~
(
Psy-chs
)
Psy-chsの処女作。姫様凌辱ADVで、調教SLGではない。魅力的なCGとよく練られた設定、ツボを押さえたHシーン。単調でありがちな展開を考慮しても、じゅうぶんそれなりの抜きゲー。「3」が出たら嬉しいのだが。 →
長文感想(2112)(ネタバレ注意)(5)
2009年08月29日07時13分32秒
ARTO
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]
最新レス
>やんごとさん
こんにちは!読んで頂いてありがとうございます。自分はサイト管理者様ではないので断定はできませんが、交流の場としてレス欄があるのですし、節度を守って楽しむぶんには問題無いと思います。少なくとも自分はお話の機会ができて嬉しゅうございました。
> 買った記憶が無いのに
これは、夏らしくホラーな展開フラグでしょうか。しかし、棄てた記憶がないのにエロゲが無くなっていたとか、出した記憶も無いのに押入にあったはずのエロゲがデスクに並んでいた、というのに比べるとまだまだ(違)!
> 2からやって、気に入ればこちらの購入を検討
物語に直接「1」の内容は関係しないので平気です。同じ方向性で「2」はひとまわりできが良かったというのが自分の印象なので、「2」だけでも良いくらいかと思います。
問題を挙げるなら、「2」の終盤敵国として少しだけ出てくる「1」のキャラクタににやにやできないことと、先に洗練されたほうをプレイしてしまうので「1」の粗が目に付くかもしれないこと。また、「2」のほうは退廃的な雰囲気もいっそう磨きがかかる一方、凌辱相手との恋愛要素も強く入り、癖が強くなっていること。
ざっと思いつく限りその三つくらいですが…。どれもたいしたこと無いので律儀に「1」からやる必要も無いはず。何てったって抜きゲーですから、たいせつなものはきっと何ひとつ失われません。キャラの属性やシーンもそこまでかぶっていなかったと記憶しています。
ARTO
2009年08月29日
80
点
あやかしびと
(
propeller
)
シンプルな物語だが、それだけに面白くハイスピードな展開が好印象。また筋の単純さをキャラクタの個性でうまく補っている。キャラの活躍が解りやすい筋を引き立て、終わってみればああ気持ちよかったと爽快な感覚が訪れます。娯楽という観点ではそうとう良質な作品。 →
長文感想(2425)(ネタバレ注意)(2)
2009年08月27日06時46分14秒
ARTO
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最新レス
>kenken1231さん
レスありがとうございます。興味深いお話で思わず色々考えてしまいました。順番は多少前後しますが感想など。
> 一般人と異能力者との関わり合い
自分もやはり、このあたりが奥行きの不足になっていたかなとは思います。kenken1231さんが仰るとおり、おっちゃんの話から全てが始まっていただけになおさらなんですよね。感想本文でも書きましたが、「人間-あやかしびと」という対立軸の中で、双七をはじめとする「あやかしびと」側が「人間」の視点にきちんと立たなかった点が、作品冒頭で提示された問題を解消しきれていないように思いました。対立構造のまま終わってしまったことに対する消化不良という意味で、kenken1231さんと似た感覚を共有できているでしょうか。
> 「AYAKASHI」と「あやかしびと」
> 前者が寄生する別個の生き物
> 後者は血族としての異能力だけを残し
この二作品は比較してしまいますよね。kenken1231さんの腑分けは簡潔にして的確で、なるほど納得です。異能者がふつうの人間と異なり差別されるということは共通しているものの、「あやかしびと」として性質そのものが人間と異なるのと、人間であることを維持したまま「アヤカシ」に寄生されるのとで扱いは随分変わりますね。人と人ならざる者のつきあいなのか、自分が人ならざる者そのものなのかということだけでも違う。
ただ、両作品とも最終的に人間と異物(「アヤカシ」や「妖」)の違い、存在の問題には踏み込まずラスボスと「ドンパチやらか」して終わっている。途中まで掲げていた問題を全部ラスボスにひっかぶせて、(乱暴に言えば)「おまえみたいなのがいるからダメなんだ」理論で一応の解決としています。自分などはそこに物足りなさを感じるのですが、解りやすい二項対立は娯楽の大切な要素。それを巧みに演出したからこそ「熱い」作品に仕上がっているのも事実なのだと思います。
> 「うしおととら」
良いマンガでしたね!最後の方はスケールも桁違いになっていましたが。と、関係のない話はさておき、お話をうかがっていてたしかに「妖」を全く別種のものではなく血筋、能力のような形で取り入れた設定は、人間と「あやかしびと」との交流という場面でこそ、もっとも活きたのかもしれないと思いました。本作の雰囲気からすると、人間と「あやかしびと」とは交わらないという選択もあったのかなと思いますが、さすがにこれ以上は無い物ねだりかもしれませんので自粛します。
> 九鬼流を完成させ、妖を滅するほどの戦闘力をもった、ただの人間。
> 何だそりゃwwwwwww、と思いませんでした(笑)?
やってる最中はそうでもなかったのですが、薫シナリオとかで主人公そっちのけのバトルを繰り広げ出した頃から、「先生、空気読んでください」とは思いました。九鬼先生の強さの秘密は強い怨みだとあったし、自分の中には「魔術師オーフェン」の死の教師だったかな…魔術師ではないけど魔術師と互角以上に戦える暗殺者がイメージとしてあったので、強さの自体は結構すんなり受け入れられました。しかしよくよく考えてみると酷い話ですね、ホントに(笑)。「あやかしびと」だけじゃなく「妖」も倒せるなんて無敵すぎる。
ARTO
2009年08月27日
90
点
群青の空を越えて
(
light
)
架空戦記もの。軍事系の話が多めなので、好き嫌いが分かれるだろう作品。ただ間口の狭さを考慮しても、読み物として良くできている。議論のタネにしやすく、そういう分析的な話が好きな人にも向いているかもしれない。以下、「そういう話」は長文で。今更のゲームなんですが、調子にのっていっぱい書いてしまいました……。10文字以内で要約すると、「お薦めです」ってことです。 →
長文感想(2653)(ネタバレ注意)(7)
2009年05月04日06時22分40秒
ARTO
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最新レス
>MetheMailさん
> 相対主義ではなく評価方法の不在
ズレたことを延々書いてしまったのかもしれません、申し訳ない。とはいえそこまで大ハズレでもないかな?自分が言いたかったのは、エロゲの価値基準をどこかで真剣に考える必要がある、ということ。加えて、それを可能にするには「伝わる」工夫が必要ということです。
少なくともエロゲは社会的に役に立ちませんよね(笑)。だから、エロゲは良いものだ、と言わないとすぐ切り捨てられかねない。打たれ弱いというか。そのために、どういうエロゲが良いものなのか、意見をぶつけ合わないと独りよがりのまま終わるかもしれないな、と。MetheMailさんの仰る「評価方法」の確立も、そこから出てくると思う。
「独りよがり」というと悪いイメージですが、原則エロゲは個人が楽しむもの。楽しいからみんなやってるわけじゃないですか。それになんか無理矢理理由付けてゴリゴリやるのはどうかなあという疑問もあります。やっぱり原動力は「これが好きだ」っていう気持ちですよね。MetheMailさんは評価方法そのものを評価基準に沿って統一的に変えようという感じで話されている(不満)のだけど、自分は今みたいにそれぞれの人が楽しみつつ、「対外向け」の評価方法があれば良いな、という感じです。方法と基準は別と言いますか。
巧く言えませんが、伝え方の工夫というのはあると思う。絶対正しい規準みたいなのがあって、全員右にならえでそれに従うっていうのは考えると気持ち悪い。と同時に、身勝手に意見を言い合っているだけなのも空しい。MetheMailさんが言われていたように、自分に見えていなかった視点とか発見があれば、作品への印象だって変わるかもしれない。「あの感想は正しい、あの意見はおかしい」という形で感想の是非を争うのではなく、いろいろな視野から作品を味わい尽くすために、交流可能な(伝わる)意見を述べることに意味はあると考えています。
> 不躾な質問で感想を汚して
そのように思ったことはありません。本当に丁寧なご意見をありがとうございます。
ただ、レスへのお礼みたいな私信色の強い内容だと、他の方の貴重な意見が流れたりすることもありますので書いて良いやら迷いますよね。自分はかなりいい加減な性格だからわざわざ再レス等は頂かなくても気にしません。安心してスルーしてください。
> 『僕と、僕らの夏』も
ご覧頂いたようでありがとうございます。相変わらずのグダグダなのでお手柔らかにお願いします。
ARTO
2009年08月25日
90
点
群青の空を越えて
(
light
)
架空戦記もの。軍事系の話が多めなので、好き嫌いが分かれるだろう作品。ただ間口の狭さを考慮しても、読み物として良くできている。議論のタネにしやすく、そういう分析的な話が好きな人にも向いているかもしれない。以下、「そういう話」は長文で。今更のゲームなんですが、調子にのっていっぱい書いてしまいました……。10文字以内で要約すると、「お薦めです」ってことです。 →
長文感想(2653)(ネタバレ注意)(7)
2009年05月04日06時22分40秒
ARTO
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最新レス
>MetheMailさん
だいぶ買いかぶられてるようでこそばゆい。纏まりのないレビューを読んで頂き感謝。刺激的なご意見でした。
> 同様の問題意識を持つ人にしか理解できない批評
言われると納得。ラディカルな相対主義の典型です。それ自体悪いことだとは思いませんが、日本人が「議論が苦手」とされる所以かもしれない。海外の友人の話に基づく単なる推測ですが、日本人はよく議論を勝負と同視する。だから摩擦を嫌い「人それぞれで良い」となり、議論で考えが深まらない。自説の不完全さが解って良かった、考え直そうとならないのは勿体ないよ、と言われました。そうかもしれないと思います。異なる意見にこそ学ぶところがあるというMetheMailさんのご意見に繋がるところがあるかしら。願わくはそのような考えでいたいものです。
> 手順無視で接着
読解に限らず、コミュニケーションにおける永遠の課題ですね。《主観》を含めずにものごとを観ることはできない。でも、自分と違う《主観》もあることを意識せねばならない。更に言えば、自分の意見もまた誰かの《主観》で見られてしまう…。MetheMailさんが仰る「手順」は重要であると思います。
> 拒絶する雰囲気
レビューを余り不満に感じませんが、閉鎖的だと思うことは時々あります。少し脱線しますがお許しを。こんなこと書くとまた、頑張って運動されてる方から怒られたり嫌われたりするかな…気にしても仕方ないので書いちゃえ(笑)。
昨今、凌辱作品の規制が問題となっています。反対運動を応援していますが、本質的な解決に向かうか疑問もあります。例えば一連の騒ぎを「純愛や他メディアも規制されるから反対しよう」、と表現の自由の問題と捉える。しかし、ポルノとふつうの映画を分ける空気があるように凌辱だけ一方的にワリを喰う可能性もある。規制が凌辱だけで終わったらどうしましょう。そのまま凌辱作品の規制解除運動をするのは困難です。
だから自分は、規制反対の理由をエロゲの内側から作り出す必要があると思う。「一般人にもお勧め」と言うのは《エロゲ的価値》と《一般的価値》が合うという意味ですよね。《価値》をきちんと持てば、それを社会に訴えることもできるし、規制されても価値を守るため戦い続けられる。当然その《価値》は「伝わらなくてもいいや」では意味がない。
エロゲ業界は閉鎖空間でした。自分たちの世界で漠然と「萌え」と言うことが許された。ところがメディアミックスで市場が拡大し、外に開かれてしまった。「規制」騒動はそうした流れの中で必然的に出てきた軋轢です。小説や映画だってそういう時代があった。彼らは自分たちの批評形態を構築し、《価値》を確立して乗り越えてきました。近代文学の「名著」なるものを自分も少々齧りましたが、内容たるや凌辱エロゲも真っ青の変態趣味なのが結構ある。それが芸術となったのは、小説を書き、読んだ人たちが「ここにこんな《価値》を見出した」と訴えてきたからじゃないでしょうか。時に否定されてもその否定から学び、再び《価値》を鍛え直す。
外敵に晒された今、甘えたことは言ってられない。エロゲが誇りを持ちその誇りが相手に理解されるよう、核となる《価値》を定めることが必要です。いつもそう思って書いてる訳ではありませんが。このサイトでエロゲを「総合作品」と言う方が幾人かおられ、面白い視点だと思う。自分はテキストに偏りがちだけど、映像、言語、文体、構成、思想等の概念を《価値》として纏められれば独自の方向性となりえるかも。感想読んだり書いたり、レス頂いたりするうちにそう考えだしました。色々な人が集まる場で交流できるのは有り難いことです。
普段しない話もアリかと思って書くうちに作品と関係ない異次元に飛んでしまいました。折角書いたので消しませんけど!
> 死生観を『群青』に絡め貴方が得たものは何か
ご指摘の通り書いていません。満足とは何か、本作では一元的に示されていませんが、自分は若菜EDの立場に近い。上の話とも関係させると、閉鎖的価値に収束せず、誰かに何かを伝えるということの中にも「生きる意味」を見出していこう、と。軽く終わらせましたがお答えになったでしょうか。
ARTO
2009年08月24日
70
点
AYAKASHI アヤカシ
(
CROSS NET
)
異能系のバトルADV。非常に凝った演出も手伝い、「悪路王」ら個性豊かなアヤカシが繰り広げる戦闘の迫力はかなりのもの。掘り下げていく深みには欠けますが、良質のエンターテインメント作品です。 →
長文感想(3085)(ネタバレ注意)(2)
2009年08月13日21時27分22秒
ARTO
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]
最新レス
>kenken1231さん
レスありがとうございます。
> 真田(兄)とエイムが公園で対決するシーンなんか、面白くて大好きです。
見ごたえのあるシーンですね。真田は自分も印象に残っているキャラクタのひとりです。自分は前川との戦いが印象的でしたね。謎のアヤカシというこtだし、能力も凄かった…。
> ラストの展開さえよければ
自分はエイムシナリオに準拠してレビューしましたが、陽愛はかなりうーんっていう感じでした。幼なじみでCVが安玖深音さんとか自分にはぴったりのハズだったんですが、お手上げ。ひとつのシナリオでは核心に迫れたり迫れなかったり、方向定まりきらなかったのも物足りなさの一因かなと思います。
でもkenken1231さんと同じく、自分も「AYAKASHI」結構好きですね。例の事件で街の様子が変わるあたりは夜を徹して進めていました。テンポよくイベントが起こって、そのたび悠くんが成長していくのが楽しかったです。
ARTO
2009年08月14日
25
点
MQ ~時空の覇者~
(
AbelSoftware
)
あらかじめ断っておきます。今回比較的酷いことを書きました。そして、勢いに任せて書きました。なま暖かい眼で読んで頂けると幸いです。 →
長文感想(4578)(ネタバレ注意)(6)
2009年08月06日05時02分47秒
ARTO
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]
最新レス
>capeofastormさん
ご感想ありがとうございます!
> 軍隊でもあんまり
> 投げナイフは使わないらしいですね。
なるほど納得です。勉強になりました。一応翔くんの名誉(笑)のために言っておくと、ナイフ格闘も練習していました。投げナイフに走ったのは、独学ゆえの浅慮をリアルに描いた……わけないですよねたぶん。
> ・・・・OHP見ただけでもなんかいろいろと
それは言わないお約束です。それでもそれなりに期待させるものはあっただけに。やはり体験版は軽くでいいから出してほしいですね。そうすることでメーカーさんも導入部分を魅力的にしようと工夫されることがあるかもしれない。
> 安くなったら買ってみようかな・・・・
ひい(笑)。もう、ひらきなおってご購入の参考になりそうなのを喜ぶことにします。ツッコミが多いわりにそこそこ内容にも興味を惹かれ、ネタとしても中途半端な作品ですので期待しすぎるとはずれるかもしれません。恨みっこナシで(苦笑)。
ARTO
2009年08月10日
25
点
MQ ~時空の覇者~
(
AbelSoftware
)
あらかじめ断っておきます。今回比較的酷いことを書きました。そして、勢いに任せて書きました。なま暖かい眼で読んで頂けると幸いです。 →
長文感想(4578)(ネタバレ注意)(6)
2009年08月06日05時02分47秒
ARTO
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]
最新レス
>overkilledredさん
引き続き。ありがとうございました。
> やべぇちょ~やりてぇwww
いやあ、こういう内容のことを書いてそう思って頂けるのを喜んで良いやら悲しんで良いやら。ただ、さすがにお止めすべきでしょうか。「買うなよ、絶対買うなよ!」ということでひとつ。
> ダントツで「レクタンドール戦記 レヴォラシオン~紋章の記憶~」
あれは酷かった…。「ラヴィドシャトウ」の続編ということでしたがダメさを何倍にもした感じでしたね。移動画面のやる気のないドット絵は明らかに劣化していたし。ただ、タイプは大きく違う気がします。
「レクタンドール戦記」はまがりなりにも完結していたのに対し、こちらは終わってないですからね…。また、「レクタンドール戦記」は「こんなんやってられるか」と、途中で投げ出したくなるのに対して、本作は「そこで終わりかよ」と途中で投げ出された感じになる。作ってくださったメーカーさんには悪いですが、どちらも「おいおい」と思うというところでは共通していますか(笑)。
> まさかそんなw
エロゲにはまさかという坂が…さすがにないですよね。
> 値下がりするのをランニング状態で停止しながら待っていたいと思いますw
息切れする前には出発できるのではないかと思われます。逆に誰も買わなくて品薄になり、しばらく高いままとかは無いかな…。
> ホントは戦女神ZEROにもレスしたかったのですが大したことじゃないので
楽しいご感想を頂戴できただけで嬉しかったです。でもなんだかんだで恐らく倍以上気を遣って書いた「戦女神ZERO」より、からっぽになった頭で何も考えず書いた「MQ」で楽しんで頂けたるのも皮肉な話。タイプが全然違いますけどね。むしろ自分のレビューの中でも割と長いのを読んで頂いて恐縮です。
投稿後細かい修正を入れたけど、いま全文読み返すとかなり雑で読みにくいですね。勢いで書いてしまっただけに。折を見て重複表現くらい直そうかと思いましたが、まあいいか。
ARTO
2009年08月10日
90
点
パルフェ ~chocolat second brew Re-order~
(
戯画
)
ことばにしたいことは山ほどあるのに、ことばにできることがほとんど無い。 →
長文感想(2286)(ネタバレ注意)(7)
2009年08月02日06時49分04秒
ARTO
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ネタバレ
]
最新レス
>overkilledredさん
楽しいレスをありがとうございました。
> 愛知県民は女の趣味が変なんですかねw
変さでは負けませんよ…フフ。
> ていうか、丸戸ヒロインは全員ダメ女ですよね?方向性は違うかもですが。
明日香ちゃんはしっかり者です…!と思ったけど、やはり基本だめですね。仁(自分)みたいなのを好きになる時点でなんかもう。「V.G NEO」等は少し違うようにも思いますが、主人公がどこか盛大に抜けているところがあり、そんな主人公にベタ惚れしちゃうダメ女、みたいな構図はたしかにありそうですね。
>悲しくはない。断じてない。
鏡を見ている気持ちになってきました。眼から汗がとまらない。
> つまり「それはお前の妄想だよwww」と嘲笑われているわけですね。
いやいや、komaichiさんとのお話で、
「実はその妄想、丸戸さんの陰謀だったんだよ?!」
「Ω<ナンダッテー」
みたいな話になっていたので、安心してください。overkilledredさんだけの妄想ではないはず…おそらく。
> かすりさんとバカップルやったあとに里伽子のことを考えたりするとガクブルする
でも、それが逆に良いと思ってしまったりもします。やはり自分も変ですね。
ARTO
2009年08月10日
25
点
MQ ~時空の覇者~
(
AbelSoftware
)
あらかじめ断っておきます。今回比較的酷いことを書きました。そして、勢いに任せて書きました。なま暖かい眼で読んで頂けると幸いです。 →
長文感想(4578)(ネタバレ注意)(6)
2009年08月06日05時02分47秒
ARTO
[
投票(4)
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ネタバレ
]
最新レス
>mokokichiさん
おっと、出かけようとしたらレスが。ありがとうございます!
> この作品は誰が書いたんでしょうね
上述の通りスタッフロールは無し。パッケ裏のデータでは、「妃路雪≠卿」さんとなっておりました。でも「いないキャラ」が書いてある位ですからね。真偽のほどは定かでありません。
> たしかに、変ですねw
同意頂けてよかった(笑)。
> AbelSoftwareって会社はよく今まで保っている
ホントに。個人的には好きなソフトもあるので頑張って頂きたいところ。少なくとも本作は終わらせてほしいな。
自分はダメゲーにあたるとなんとかそれを楽しもうという駄作回路が働くので、多少チョイスも恣意的になりますし、まじめに作品の問題とかを検討する方には怒られてしまいそうですが…。笑って頂けたなら本望です。暖かいお言葉ありがとうございました。
ARTO
2009年08月06日
90
点
パルフェ ~chocolat second brew Re-order~
(
戯画
)
ことばにしたいことは山ほどあるのに、ことばにできることがほとんど無い。 →
長文感想(2286)(ネタバレ注意)(7)
2009年08月02日06時49分04秒
ARTO
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]
最新レス
>komaichiさん
再度お返事ありがとうございました。
細かい分析になるほど、と思うこと多々。とても刺激になりました。煩雑な自分の話をうまく捉えて、啓かれた議論にしてもらえたことにひとことお礼を申し上げたく思ったのでそれだけ。
こんにゃくはゆっくりと待たせて頂きます。
ARTO
2009年08月04日
90
点
パルフェ ~chocolat second brew Re-order~
(
戯画
)
ことばにしたいことは山ほどあるのに、ことばにできることがほとんど無い。 →
長文感想(2286)(ネタバレ注意)(7)
2009年08月02日06時49分04秒
ARTO
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]
最新レス
>komaichiさん
はじめまして。自分もkomaichiさんのレビューはよく読ませて頂いています。内容にシンパシー感じたりもしていました。魔法少女とか(笑)。
komaichiさんのレビューは、以前他の方へのレスで紹介させていただいたこともあるのですが、非常に鮮明な切り口で捉えつつ独特のウィットにも富んでおられ、感銘うけることしばしば。声をかけて頂き、意見を交換できることを嬉しく思います。
> パルフェはというか丸戸作品全体の魅力が言葉にできなくて
なかなか誰かと共有できるようにしようとすると難しいですよね。同意してくださる方がいらして心強いです。
> 高い解釈の自由度が挙げられる
これ以下のkomaichiさんの分析はとても興味深かったです。自分も似たようなことを考えていたのですが、更に後の「技術」であるということと関連して考えを進めることができました。
自分は「ノイズ」を減らすことで「ユーザーに解釈を任せた」のだと思っていました。komaichiさんも概ねそうだと思います。ただ「最大公約数を目指している」という表現がすごく引っかかった。恐らくkomaichiさんはそういう意図ではなかったと思うのですが、もしかすると丸戸さんがユーザーに任せるのではなく、同じイメージを呼び起こす「手法」として捉えることも可能なのではないかと思いました。
つまり「黒目で黒髪。身長150cmほど、凛々しい顔つきで…」とディテールを書くより「剣道少女っぽい」と書くほうが、実は共通のイメージを喚起させることに繋がることはあります。似顔絵とかそうですよね。写真のように全てがあらわされてはいないけど、ポイントを絞ってデフォルメされることで、描き手の対象のとらえ方がより鮮明に伝わる。
だとすると丸戸さんは、ユーザーに共通のイメージを抱かせる形でキャラクタの特徴を取り出し、更に表現することが抜群にうまいということになります。「良い意味で誤魔化すのが上手い」とkomaichiさんがおっしゃっていた部分も、実はごまかしではなく、それこそがある意味で最も適切な表現方法だった。だからこそ、多くの人が実際に高い評価を加えている。そんな風に考えることもできるのかな、と思いました。
あんまりまとまっていない考えですが、エロゲのキャラクタ表現としてはあり得べきものかもしれないなとか。
> わんことくらそう
おお…。あの作品は自分の中でも結構気に入っている方なので、興味を持ってもらえたのみならず喜んで頂けたと聞くと嬉しいですね。こちらこそありがとうございます。
> こんにゃく
残念ながら以前のレビューは読めていないのですが、自分の取り出せなかった部分をkomaichiさんがどう扱われるのか期待してしまいます。自分もkomaichiさんのレビューを楽しみにしております。レスありがとうございました。
>k-pさん
レスありがとうございます。
> 「2番煎じ」だったと言ってしまえばそこまでです。
更に前の作品である「Ripple」を引きずっていた、というような話もあり、丸戸さんの歴史を背負っている部分は少なからずありそうですね。
> 氏曰く「僕はダメ女が好きです」と言っている
思わず噴き出しました。そんなこと仰ってたんですか。しかしそれなら一番愛されているのは里伽子より恵麻さんかもしれない(笑)。
> フランス語の読み方で、表記すると「Parfait」。
英語のPerfectですね。k-pさんのレトリックはなるほど、と思いました。文句のつけようがないというのは、部分的にですが自分も似たような印象をもちますね。
ただ自分の場合、完璧だった一人兄さんよりダメ弟の仁くんを好きになった恵麻さん、あるいは「ダメ女」が好きな方同様、完璧なものは憧れるけど好きにならない。それ以上なにも入り込む余地のない完結してしまったものは変わらない。そんな「変わらない」ものは、「つまんない」と作中歌でも歌われていたように思います。k-pさんのお話を読んでいて、いったいこの物語で何が「Parfait」として描かれていたのか、なぜこの作品が「Parfait」と銘打たれたのかすごく気になってきました。
ふと思いついたのですが、兄が一人で弟は二人(人二=仁)なのかな。名前がそもそも暗示的だったのかもしれない…なんちゃって考えすぎですか。
> 2番煎じだからこそこれは安心してプレイできる
安定したステレオタイプを駆使して世界を構築している感じがありますね。k-pさんが言われる「安心」というのは至極納得できました。それこそ「二番煎じ」として「安心」をちゃんと演出できることが、簡単そうで実はとんでもないことなのでしょうが…。
ARTO
2009年08月03日
75
点
僕だけの保健室
(
ALICESOFT
)
えちすぎて干物になるかと思いました。アリス……恐ろしい子! →
長文感想(1777)(ネタバレ注意)(5)
2009年07月25日19時30分11秒
ARTO
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]
最新レス
>momoinuさん
レスありがとうございます。
> 「ばにしゅ!」との違い
「僕だけの保健室」との比較でいえば「ばにしゅ!」に軍配をあげます。テキストの楽しさ等が段違いですね。某七瀬Rさんと全く同意見。自分はロリでもおいしくいただけるのでちょっと得をしたようです。
同じ事を繰り返しても無意味なので例っぽい話を。「大番長」(6500円)、「僕だけの保健室」(3000円)、「ばにしゅ!」(3000円)。三つのうちどれを買うか聞かれたら、自分は「大番長」を買う。「ばにしゅ!」が6000円でも、「僕だけの保健室」との二択なら「ばにしゅ!」をとります。
内容の良い作品は値段と関係なくやりたい。内容が普通で安いゲームより、高くても内容が面白いほうがお得感がある、でも良いですが。とりあえず対費用効率は一定の水準までの参考で、頭一つ抜けるには内容面のウリが必要だと思います。
momoinuさんがレビューでも述べられている通り、「僕だけの保健室」のシステムは遊べるものでしたが、もっと洗練された作品は沢山ある。逆に「ばにしゅ!」はテキストでいえばエロゲ全体を見ても上位に食い込める勢いがあったと思う。
H比重なら「僕だけの保健室」が上かもしれません。その辺の視点については、PRIMOさんやkomaichiさん、twilightさんといった方が詳細ですぐれたレビューを書いておられるので、ご覧になれば参考になると思います(勝手に振る失礼をお詫びします)。自分のように、特に年上属性や妊娠属性がなければテキストが面白い「ばにしゅ!」はお薦め。ただしセンスが合わないと悲惨ですが…。これでお返事になったでしょうか。
> ネタバレ1言
大げさに取り上げられると却って恥ずかしく。自分が「狙って書いていない」と宣言した時点で、作品ともレビュー本文や評価方法とも無関係な「偶然」です。なのでおそらく、生産性のある話にはなりません。できればそっとスルーしてあげてください(苦笑)。
ARTO
2009年07月29日
75
点
僕だけの保健室
(
ALICESOFT
)
えちすぎて干物になるかと思いました。アリス……恐ろしい子! →
長文感想(1777)(ネタバレ注意)(5)
2009年07月25日19時30分11秒
ARTO
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最新レス
>一夜問さん
たびたびご足労ありがとうございます。ご購入の参考になったようで、冥利に尽きます。
自分がフリーソフト等を好むせいもあってか、ちょっとしたアイディアや工夫、テキストといった要素で面白くできるのだな、と強く思いました。内容的にすこし人を選ぶところもありますが、本作のような作品が増えることを期待したいですね。
> ネタバレチェック
ご意見ありがとうございます。いちおう自分はどのレビューでも致命的なネタバレは極力避けるつもりですが、内容を書く上で小さなネタバレは避けられません。なので予防線を張っています。今後も変えることは無いと思います。
> ダイジェストのところで確かにネタバレ
> 狙ってやったのか知りませんが
ご期待に添えず申し訳ない。狙っておりません。何のことかさっぱり解りませんでした(笑)。読み直して一夜問さんが仰っているのはここだろうなという見当はつきました。なるほど、言ってしまうとちょっと酷いので明言はしない方向で。
むしろよくこんなところに気付かれますね…。OHPやマニュアルの紹介と違っているから違和感を感じられたのかな?「終わったあとに発見」のような深遠な意図ではなく、単に不正確な言い方だと思って推敲後になおしただけだったりします。周到どころか行き当たりばったり。最初は公式通りの表記にしていました。
何にせよわざわざご指摘ありがとうございました。
ARTO
2009年07月27日
60
点
仏蘭西少女 ~Une Fille Blanche~
(
PIL
)
これほど悩んだのは久々。ニッチ市場を狙ったどころか、ユーザーを突き放し、試しているような印象さえある。やってることは単純なのに読み筋が難解。余りよくわからなかったことだけはハッキリわかりました。その辺を何とかまとめてはみたけれど…。 →
長文感想(6117)(ネタバレ注意)(8)
2009年07月19日00時51分58秒
ARTO
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最新レス
>overkilledredさん
はじめまして。レスありがとうです。
> 「この作品に限って言えば」文体で大正をイメージさせているのだから、
> 世界観や設定でも大正をイメージできないとおかしくね?
なるほど!自分もおおざっぱに言うと、「大正を題材にし、しかも忠実な雰囲気づくりをしようとしているように見えるこの作品であれば世界観や設定にもっと気を遣わないと意味無い。逆にそもそも忠実な雰囲気作りしようとしてないなら、台詞まわしや表記をいじりまわした意味ないよな」って感じで感想本文に書きましたが、overkilledredさんのほうがはるかに簡潔で的確な表現という感じがしますね。早速パク…参考にさせていただきます。
> 要は程度の違いを個人が受け入れられるかの問題
「へのへのもへじ」でもリアルな人間と感じられるひともいるでしょうし、個人差は無視できないでしょう。overkilledredさんが指摘されているように、語尾とかの具体例で考えると「感性はひとそれぞれ」になってしまいますね。自分の考えでは、表現方法や受け取り方は人それぞれでも「もととなる大正時代」が現実に存在する以上、その解釈をないがしろにしてはいけない、という感じで言いたかった。例示が完全に失敗していました。というわけでリトライ(笑)。
今回の場合、現実の大正時代というモチーフを出している。そのうえで、われわれとは違う考えをもっていたであろう大正のひとびとの心理や思考を追いかけるのは困難です。ただ、外枠であるバックグラウンドを突き詰めることはできたし、それをしない理由は見あたりません。人間の顔を「へのへのもへじ」にするのは良いけど、クチバシをつけたらさすがに人間じゃない。そこは、明確ではなくても線引きがあると思う。
情報を取捨選択して書くにせよ、デフォルメするにせよ、もととなる世界を理解している度合いって描写に出ると思うんですよね。人間の顔にクチバシつけちゃっても気づかないみたいな。もちろんわざとやってるなら問題ないんですけど、本作はわざとという感じはしなかった。論外ということはなくて、むしろしっかり作り込んであると思うのですが、徹底し切れていないところがあったのも事実だろうなということです。
> 不評な理由はなんとなくコレかなと思っているのもあるんですが
> 自分の感想に書こうと思います
悪くはない作品だと思っているので、低迷の理由は気になりますね。overkilledredさんの「部門別配点」がきたら、「キラ☆キラ」のようにぶっとびの100点がつくのか、逆方向にいくのか。レビューがあがった際には、楽しみに拝見させていただきます。
なんかまた説明が破綻している気もしますが、回答になったでしょうか…。ツッコミいただけて嬉しかったです。ありがとうございました。
ARTO
2009年07月25日
60
点
仏蘭西少女 ~Une Fille Blanche~
(
PIL
)
これほど悩んだのは久々。ニッチ市場を狙ったどころか、ユーザーを突き放し、試しているような印象さえある。やってることは単純なのに読み筋が難解。余りよくわからなかったことだけはハッキリわかりました。その辺を何とかまとめてはみたけれど…。 →
長文感想(6117)(ネタバレ注意)(8)
2009年07月19日00時51分58秒
ARTO
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最新レス
>一夜問さん
はじめまして。感想ありがとうございます。
うーん、いろいろ難しいところに切り込まれた感じが。できる限りお答えを。
> 結局ただの言い訳
いやはやその通りで。ただ一夜問さんが「駄文失敬」って書かれたのと同じようなことだと思いますよ(笑)。違っていたら申し訳ない。
単なる社交辞令のつもりはありません。自分が念頭においていることは二つあり、ひとつは「作品への敬意」。もうひとつは「自分の意見はあくまで多くの意見のひとつにすぎない」ということ。この二つを忘れないようにしようと意識しているつもりです。もちろん相対化しすぎてなんでも認める、というのでもダメだろうと思っています。
批評であるからには、人に読んでもらい、また今のように意見を交換することで内容は変化する。自分はいろんな意見を交流させて、自分の感想が変わったり深まることを面白く思うので、こうしてご感想いただけるのはありがたいです。
ただ一夜問さんの仰ることにもうなずけました。批評とはいえ、公に出ているものについて、人目に付くところで何か言う以上、「創作」。だから自信をもって書くべき。「誰に憚ることなく」というのはそのような意味に受け取りました。確かにそれも、意見を言う相手(作品)への礼儀であるかもしれない。
自分では慎重を心懸けたつもりが、慇懃無礼になっていたかもしれません。歯切れの悪い文章は読んでいてつまらないでしょうし、せっかくご意見をいただいたので矯正に鋭意つとめたいと思います。癖になってるのでどこまでできるか自信ありませんが…。
-----
> 「夏日」EDについて
ご指摘の通りあれは普通っぽいEDなんですよね。ただ感想本文でも触れたように、「彼女とようやく出逢えた」「戻る物なんて何も無くて、常に新しく始まる」という言い方は、キャラクタの側がユーザーの見てきたこれまでのことを否定する言い方だと自分は思えました。
フランチェスカがどんな少女になったかもほとんど解らずに終わりですから、本当に「新しく始ま」ってしまって、ここからの物語にユーザーは参与できない。これまでの流れからその後もひと繋がりの物語として、「しあわせにくらしましたとさ。めでたしめでたし」で完結したとは思えません。リセットボタンを押されたというか。その意味で、自分はこのEDも「距離をとった」終わりではないかと考えています。
あと、これが「真エンド」かどうかは解りません。特別な終わり方だとは思うものの、「夏日1」「夏日2」と二つあるんでむしろ「真」とは言い難い気が。
-----
> 現実に忠実かどうかについて
確かにおかしく読めますね…。自分の書き方がまずかったと思います。ご指摘ありがとうございます。
少々受け売りになりますが、絵でたとえ話をさせてください。自分が「現実を忠実に模する」必要は無いと言ったのは、写実的な絵じゃなくてアニメやゲームのような絵でも、リアリティは出せると思う、ということです。写真のほうが絵より現実そのままに近い(本当に近いのかどうかも疑わしいですが)から雰囲気が伝わるとは限らない。極論、「(T-T)」という顔文字でも「泣いている」ことは伝わる。
ただ、明らかに目が大きすぎるキャラは何も言われなくても、12頭身キャラがいたらツッコミまれるでしょう。どちらも「現実に矛盾する」という視点からすればデッサンがおかしいのですが。テキストでも、「兄チャマ」はよくて「がぉ」はダメとか(どっちもダメですかそうですか)。
文章や絵は「解釈」であり「表現」です。だから、何をどう解釈し、どう表現するかがポイントで、現実そのままに忠実かどうかはそんなに大事じゃない。でも、崩しすぎてはいけないところもある。その辺の感性はひとそれぞれかもしれません。
ただ、人物の心理や行動を崩さずに書くことは難しい。だからそれを支える背景(背景世界)の様子は極力「しっかり」描いたほうが良いと自分は考えています。キャラクタの土台となるからです。本作は「大正」という実在した時代を提示していました。当然ユーザーの頭にも先入観として(おそらくライターさんと違う)イメージがある。だからより忠実に、より丁寧に、背景世界を練り込むことが作品の完成度になったのではないか、と考えていました。
言わんとしたのは以上のような意味です。お答えになったでしょうか。自分の長い文章を読んだうえ、解りにくい箇所を的確に教えて頂き感謝です。
ARTO
2009年07月24日
60
点
仏蘭西少女 ~Une Fille Blanche~
(
PIL
)
これほど悩んだのは久々。ニッチ市場を狙ったどころか、ユーザーを突き放し、試しているような印象さえある。やってることは単純なのに読み筋が難解。余りよくわからなかったことだけはハッキリわかりました。その辺を何とかまとめてはみたけれど…。 →
長文感想(6117)(ネタバレ注意)(8)
2009年07月19日00時51分58秒
ARTO
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最新レス
>k-pさん
再度レスありがとうございます。
> このsatpさんのご感想
なるほど。自分も読んで蒙を啓かれる部分がありました。
ただ、丸谷さんが八年前のものをそのまま何の工夫もなく用いたとは思えませんし、もしそのままだったとしても、時代が古いことと内容やフォーマットが古いことは即一致するとは限らない気がします。たとえばLeafの「痕」は九年ほど前の作品ですが、古めかしさを感じない。むしろ八年の間にさまざまなゲームが、昔のゲームをふまえて生産されてきたわけで。古いゲームほど今の作品に通じるところがあってもおかしくないと思います。
k-pさんがご自身が「これは違う」という感覚を納得されているのに、自分がこだわるのもおかしな話なんですが(笑)。でもまだもうひとつ何かが潜んでいるかもしれない、と思ってまた再プレイしてみようかなという気になりました。satpさんの詳細な調査にも感謝ですね。
> 予め決まった名前で話が進み、声優さんもその通りに声を吹き込んでいるのが多いとは思いませんか?
> ならば果たしてスタンダードから外れていると言えるでしょうか?
やっぱりそうですよねー。本当にその通りだと思います。
「昨今のエロゲでも、多くはないにせよ見かける」って自分でも書いたみたいに、ちょっとおかしいかなと思いつつ書いていました。
k-pさんのご指摘で目から鱗が落ちたかなぁ。よし、撤回(笑)。
といいつつちょっと未練もあって、完全に撤回というわけでもないのですが…。
巧いことばが見あたらないんですよね。ちょっとだけ詳しく説明させてください。
自分が注目したのは、特に「仏蘭西少女」のEDで出てくる描写でした。一見政重が幸せになったと思われるEDでも、「八月三十一日」(翌日に関東大震災)というのをこれでもかと書いてくる。感情移入ってよく言いますけど、この書き方って感情移入をある種拒むものだと思うのです。ユーザーはキャラクタの知らない悲劇を知っていて、どうしてもそういう目でキャラクタを見てしまう。
もちろん例外はありますが、多くのエロゲの物語って「主人公の目的」と「ユーザーの目的」を重ねる傾向にあると思うんです。女の子口説きたいとか、敵を倒したいとか、痴漢したいとか(笑)。「主人公がユーザーの分身」と言ったのには、そういう感じのニュアンスでした。
たとえ主人公に名前があり、声があってもユーザーのやりたいことを主人公が代行する(分身)という作りはそんなに大きくズレていない。主人公と女の子が幸せになって良かったというのは主人公にとっての意味づけにユーザーがやっぱり立っていると思うのです。もし同じヒロインに惚れていた主人公のライバル視点にたてば、そのEDはたぶん良い終わりとはならない。だから「主人公に共感できない」のような批判も多く聞かれるし、それなりの説得力を持つのではないかな、と。
自分はひとことコメントで「ユーザーを突き放し」と書いたのですが、上に書いたようなユーザーとキャラクタとの距離が本作ではやはり違っていて、ひどくしゃっちょこ張った文体もユーザーが世界に入るのを拒んでいるように見える、というイメージを言ったつもりでした。
うーん、やっぱり解りにくい説明ですね。でもk-pさんとお話させて頂いて、自分の見えなかったところやこだわっていたところがはっきりとしてきました。しっかりしたご意見を頂けるのは本当ためになりますね!ありがとうございます!エネルギーチャージされてもう一度やる気にもなれましたし。ひとりで考えていたら二度とやらなかっただろうな(笑)。長くなってしまいましたが、また懲りずにご意見頂けると嬉しく思います。
ARTO
2009年07月21日
60
点
仏蘭西少女 ~Une Fille Blanche~
(
PIL
)
これほど悩んだのは久々。ニッチ市場を狙ったどころか、ユーザーを突き放し、試しているような印象さえある。やってることは単純なのに読み筋が難解。余りよくわからなかったことだけはハッキリわかりました。その辺を何とかまとめてはみたけれど…。 →
長文感想(6117)(ネタバレ注意)(8)
2009年07月19日00時51分58秒
ARTO
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最新レス
>k-pさん
感想ありがとうございます。
途中でしたら解りづらい話も多かったかと思うのに呼んで頂けて恐縮です。
> 構想に7年以上(10年というソースもある・・・?)かけている
そのようですね。他の方のレビュー等で知りました。長い時間かければ良いというもんじゃ無いのはもちろんですが、それだけの情熱を傾けた作品をいい加減には読めないな、と思いグダグダ考えた。でもやっぱ難しいです。
ただ、有象無象の(失礼ながら)作品と比べると終わらせ方にしても言い回しにしても、考える余地が多い。良い意味で余白があり、奥行きをもった世界だと思いましたね。
> 昨今のエロゲとはかなり一線を画している
k-pさんと一緒か解りませんが、私も似たような感想を持ちました。以下、余りしっかり検討してはいませんが、思いついたことを。
エロゲって昨今に限らず、基本的に主人公がユーザーの分身として機能するのが多いです。主人公だけ顔が見えないとかよくある話ですし。そういう、主人公が世界の中心にいる作品と違って、本作では視点をキャラクタから遠ざける。「ユーザーが」キャラクタの関係を見ているという構図をあまりはずさない。世界とか関係とかそういうのを捉えようとしているのかなという印象はもちました。この辺で確かにちょっとスタンダードを外れている。
自分のレビューで少し述べたところで言うと、オルタンシアという「受動的」な少女は人間関係をいびつにしたのだ、と思っています。「与える」と「求める」のバランスが崩壊する。「純」っていうのは「一方しか無い」っていう意味でもありますから。そういう関係の理解には作中の誰かからの視点ではなく、俯瞰的な視点が要求される。多岐に亘るEDも、誰かにあわせるためではなく、誰にもあわせないためにああなったのかなあ、とか。結果的に物語に何らかの意味や纏まりが与えられるのも拒んでいる。そこも、ふつうのエロゲとはちょっと違っている気がします。この辺は本当に思いつきで申し訳ないですけど。
とはいえそういう話は昨今のエロゲでも、多くはないにせよ見かけると思うので、「一線を画す」というk-pさんのご感想とはやはりズレがあるのかもしれません。でも頂いたお話からちょっと自分の想像が広がったので申し上げてみました。
ARTO
2009年07月20日
15
点
紅蓮天衝 -修羅-
(
ZONE
)
「どん底だと思ったら上げ底だった」とはこのことか!どうやってもこれ以下はないだろうと思われた前作を余裕で下回る作品に驚きを禁じえません。予想というのは常に裏切られるためにあるという言葉を実感とともに理解した。 →
長文感想(1407)(ネタバレ注意)(2)
2009年07月16日18時19分20秒
ARTO
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]
最新レス
>Gyorenさん
はじめまして。感想ありがとうございます。
しかし、わざわざ準備までして頂いてこれに感想とは。恐れ入ります。
> 思わず笑ってしもうた
むむ。個人的には糾弾口調で書いたつもりのレビューだったのですが…。笑って頂けたことを喜ぶべきか。複雑な気分ですね(笑)。皮肉っぽい書き方がまずかったのでしょうか。
別の方のレビューでも、続きを作るつもりだったのがお笑いだ、のように書かれていましたが、当時は本当にメーカー批判酷かったですね。期待させる要素が沢山ある作品だっただけに、ブランドが残っていればリメイクもあったのかと思うと残念です。
> ZONEゲー買うヤツは
ZONEはこれ以外だと「妖女乱舞」しかやったことがなく。
あれはそうとう面白かったのでブランドイメージはむしろ良かったりしました。
> なんとなくわかってましたしね
さすがに前科が…ですね。
作品自体にツッコミようはないし、自分のレビューに問題でもあったかと緊張していたので、お叱りのコメント等でなくほっとしました。古い作品の思い出レビューは正直、
ごく少数の方にしか参考にならないだろうと考えておりましたので、コメントなどいただけて望外の喜びです。せっかくですので後一本、「羅刹」も近々書きたいと思います。
ちなみに自分はARUTOではなくてARTOだったりします。
紅蓮の誤字脱字と比べたらどうってことないので良いかなとも思ったのですがもしかARUTOさんという方がいらっしゃると申し訳ないので、念のため。
ARTO
2009年07月17日
75
点
AIR
(
Key
)
人は哲学では泣けない。本作の魅力は、感情をストレートに揺さぶる<感傷>であって、思考を揺さぶる類のものではない。それなら「AIR」は哲学ではなく芸術としてはどうか――思うところは色々ありますが、どうも感情を揺さぶるはずだった哀しみの描写が最後の最後で昇華しきれなかった感があります。 →
長文感想(4146)(ネタバレ注意)(2)
2009年07月12日00時55分44秒
ARTO
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ネタバレ
]
最新レス
>QPさん
感想頂いていたのにお返事遅れて申し訳ありませんでした。すっかり見落としていました…。哲学的な読みをされる方は皆さん博識ですごいですね。それだけ読み応えのある作品ということなのでしょう。
> 僕は【DREAM編】がそれにあたるんじゃないか
自分も観鈴が葛藤していないわけではない、と思います。QPさんがおっしゃるように、Dream編にはそういうところがある。ただ、Air編の観鈴はやはり「ゴールしてもいいよね」なわけです。どこか達観してしまっている。それは「美しい」のかもしれないけど、そこで達観「できてしまう」ということは裏を返せば最後のシーンにくるのが「その程度のこと」だったわけで。
どうしようもなくて、見苦しく抗うほうが、胸を打つ感情として伝わるものがあったのではないか。物語のフィナーレまでその重みがあればな、と。
QPさんのように「葛藤がクリアー」されているのはそうかもしれませんが、むしろ、だからこそ物足りなさがあったと言ったつもりです。
ARTO
2009年07月17日
40
点
るいは智を呼ぶ
(
暁WORKS
)
ここでの好評に注目して手をつけました。が、あまり評価できなかった。ここが悪い的な書き方をしてしまったが、基本的には肌に合わなかった印象。ただ、一応「三分の理」くらいはあるように書いたつもり。 →
長文感想(2217)(ネタバレ注意)(28)
2009年06月04日17時12分04秒
ARTO
[
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ネタバレ
]
最新レス
毎度の長レス。そして自分の話ばかりになってる気がする…。ほんとごめんなさい。
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>Eurphoriaさん
はじめまして。
> 議論をする際に、片方が感情論に陥ると
糾弾されると辛いこともありますね。でも議論は人格を攻撃されるのと違いますし、自分の考えを深めるきっかけになります。読んでもらえているという励みにもなるし、ご意見はやはり嬉しいですね。
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>idumiさん
> 『俺たちに翼はない』をお薦めします
気にはなっていました。機会あればやってみます。お忙しい中、長い間お付き合い感謝。
> 評と感想の線引き
仰る通り、明確に引くことは難しいと思います。idumiさんが言われていたように、どこまでも主観でしか語れない内容をどれだけ伝えるかの努力目標みたいな感じなのかも、とお話を読んで思いました。
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>QPさん
> 呪われた人の家族じゃなかったら同じことをしないですよね
QPさんのレビューも拝読しました。「仲間のつながりが呪いの中でしか描かれない」という指摘に納得。呪という繋がりの具体的意味という視点で考えを進めると面白そう。
-----
>myself6さん
くどく長くで申し訳ない。読むのに辟易したら適当に流してください。
> 可愛いなどは評価しないというのは大きな間違い
その通りだと思います。ただ、自分の思いをよりハッキリ伝えたい欲望もあり、その為に詳しく言いたい、というのが自分のスタンスでしょうか。読まされる方はたまったもんじゃないかもしれませんが。
> 難解さについて
人により難解の基準が違うというご指摘はごもっともです。自分の説明がそうとう下手でしたので具体例を。
和歌で単語や修辞を作者も読者も知っているのが前提となるように、散文でもある程度ことばの意味というルールはあります。「難解」と言ったのは、辞書的にいくつかの定義がある、くらいの意味。
自分が挙げた「イデオロギー」という言葉は、個人の主義主張、意思のような概念として使われることもあれば、「科学」に対し「根拠ない思いこみ」のような意味で使われることもある。学校教育だと後者が最近は多いのかな。「るい智」では「イデオロギーの違いは人間関係をダメにするよね」とあるものの、イデオロギーを持つことが悪いのか何なのか解らずでした。
たとえばいま、myself6さんと自分の間には主義主張の対立があります。これを「イデオロギーの対立」と呼ぶことは可能です。じゃあそのことで人間関係がダメになってるんでしょうか。ライターさんは、そういう意味でイデオロギーと言ってない、と答えてくれるかもしれません。ではどういう意味か、そして「意見」と言わずわざわざ多義的な「イデオロギー」を何故使ったか、作中で答えてくれたかは疑問。「書き手の責任」と言ったのはそのような意味です。
蛇足ながら「抽象的」のほうも。携帯小説「赤い糸」の紹介に次のような箇所があります。
「だけど…それでも恋をしたい。愛されたいんだ――」
ここで「恋」や「愛」は同じ意味のことばとして使われているようにも見えます。でも使い分けされることも多いことば。自分なりに漠然と恋だの愛だのイメージもっていますが、それをそのまま当てはめて良いのか解りません。作中での内容を手がかりに判断するしかないですが、そこにこそ作者の手腕が問われると思います。読者は自分勝手な読みをしないよう注意を払う必要があります。同時に作者も、読者がことばの意味を理解できるよう注意する必要があるのではないでしょうか。
「難解」と「抽象的」を並べたのは、どちらも意味が読み手によってかなりブレて捉えられる可能性があるからです。もちろんすべてのことばを厳密に使え、などとはとても言えないし、作者の意図を完璧に読むなど不可能です。でも余り曖昧だと作者が何を言いたいか解らない。少なくともことばを書き・伝えるお仕事だし、ある程度ことばに自覚的だと有り難い、と自分は考えます。完全に好き勝手読んで良いなら構わないのですが、それだと作家さんの世界じゃなく、結局自分の想像の範囲内の世界を楽しむことになって寂しいかな、と。
-----
>momoinuさん
その節は押しつけがましいことを申し上げて失礼しました。
> ”愛”はどちらも”愛”
むしろなるほどと思ってしまいました。早速参考にさせて頂きます。
> ストレートに”ウケた”だけのがよい
どれだけことばを並べても、ただ一言に及ばないことはあります。解ってても並べてしまう自分…。
ARTO
2009年07月04日
90
点
群青の空を越えて
(
light
)
架空戦記もの。軍事系の話が多めなので、好き嫌いが分かれるだろう作品。ただ間口の狭さを考慮しても、読み物として良くできている。議論のタネにしやすく、そういう分析的な話が好きな人にも向いているかもしれない。以下、「そういう話」は長文で。今更のゲームなんですが、調子にのっていっぱい書いてしまいました……。10文字以内で要約すると、「お薦めです」ってことです。 →
長文感想(2653)(ネタバレ注意)(7)
2009年05月04日06時22分40秒
ARTO
[
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ネタバレ
]
最新レス
頑張ってコンパクトにまとめるぞ…。
>kenken1231さん
レスありがとうございました。
お薦めと言っておいて何ですが人を選ぶゲームでもあると思います。
お気に召さなかったらごめんなさい!
>やんごとさん
初めまして。レビューを評価していただけ嬉しいです。
読みづらく分かりにくい自分のレビューには過分なことばで
恥ずかしい限りですが…。
> 主観を織り交ぜないと作品の核心に迫る事は出来ない
全く同意です。
作品について何か言われているものは、主観が入る部分が
自分も一番興味深く読むところですし。
> 死生観の対比は正に本作の肝
自分としては力を入れたところだったので、
同意して頂けるとやはり嬉しいです。
戦争というものを終わった後で外側から見るのではなく
当事者の物語だったことを考えると、政治色の濃い反戦映画のように
戦争とは何かみたいな文脈に回収するのは勿体ない気がしていました。
グランドEDがあんな感じ(笑)のインタビューでしたし、
若菜EDでの社の独白が物語の答えの一つで、
加奈子EDのトシの態度が別の答えなのだとすれば、
政治思想という視点だけでは捉えきれないものが多いと思いました。
もちろん政治色はばっちりありますけど。
やんごとさんに頂いた言葉を励みに、
読んで頂けるようなレビューが書けるよう
精進していこうと思います。ありがとうございました。
ARTO
2009年07月02日
40
点
るいは智を呼ぶ
(
暁WORKS
)
ここでの好評に注目して手をつけました。が、あまり評価できなかった。ここが悪い的な書き方をしてしまったが、基本的には肌に合わなかった印象。ただ、一応「三分の理」くらいはあるように書いたつもり。 →
長文感想(2217)(ネタバレ注意)(28)
2009年06月04日17時12分04秒
ARTO
[
投票(9)
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ネタバレ
]
最新レス
すみません、文字数多すぎて弾かれたので前と併せて二段階でレスです。
トップ非表示にしてありますが、見苦しくてすみません。
---------------
>myself6さん
はじめまして。ご意見感謝です。
> 一部に固執しすぎと思えます
そうかもしれません。
総合的な評価も申し訳程度に加えてはいますが、
作品は多角的に見ると良いとも悪いとも言いづらいので、
なるべく作品ごとにピントを絞って言おうとしたせいだと思います。
ゲームはいろいろな要素の総合ですから、
今回の自分の感想のように一点突破を強くしすぎるとアンバランスで
不自然な内容になるかもしれませんね。
> お笑い芸人にモラルを求めるのはナンセンス
自分が言いたかったのは、k-pさんへのレスで述べたのですが
「話を楽しむゲームだ」と「るい智」を判断したうえで、
それなら「物語を語る前提である、文章が頼りない」ということです。
myself6さんのたとえを借りて申し上げれば、
「お笑いを見に行ったら芸人がモラルを語りだした」
という感じかな。お笑いとモラルどちらが偉いとか言いませんし、
モラルトークも楽しめる人なら良いのだろうと思います。
ただそれでも、ノベル形式の根底である文章が頼りないのは
自分としては受け入れがたいかなということで、
キツ目の断定をしました、というところ。
> 「人間の息遣いが感じられなかった」の方は・・・まるで、理由がない
ないですね(笑)。いや笑い事じゃないんですが。
idumiさんにも指摘された、非常にこまったところです。
自分としてはグラトニー云々のところで何とかごまかそうとしていました。
詳しく言いますと、グラトニーは「食欲にとりつかれていて、
かつ誰かの命令で制御されないとまともに使えない奴」です。
これを野放しにしたらどうなるかとか、なんとなく想像が付く。
じゃあ「るい智」はどうかというと、場面場面にキャラクタが対処してはいても、
それを統合的に成り立たせるキャラクタ像が成立しないのではないか。
たとえば花鶏が単独で逃げるシーンは、花鶏らしいのからしくないのか。
鳴滝姉に対する選択は、彼女ららしいのか、らしくない特殊な厚意か。
普段の主人公たちの行動は、上のような場面で破綻していたように見えたけど
その理由が薄くしか描かれていない。状況の進行が優先されている…。
だいたいこのような考えでした。ただ、ご指摘をうけているように
じゅうぶんな説明は出来ていません。
恥ずべきことだと思います。申し訳ありません。
時間があれば「るい智」を再プレイし、
もう一度筋を追い、詳しく書こうと思います。
んなもん読みたくねーっていう人もいるでしょうが…。
一応ケジメをつけられれば、ということで。
ただ、他にやりたいゲームも、やるべき事もありますので、
確約はできません。ご容赦いただけるとありがたいです。
---------------
最後に、ずっと自分がつけていた留保で
「こっちはプロじゃないからそこまで厳密じゃなくていいよね」
みたいな甘い考えがありました。
しかし、少なくとも自分のような態度でもって
他人様の作品に何かもの申す以上、そういう甘えは
棄てた方が良いのだろう。
今回の議論で指摘され、そう思いました。
以後、可能かどうか判りませんが、なるべく
気をつけてレビューを書いていこうと思います。
ご指摘くださった皆さんに改めて感謝を。
ARTO
2009年06月30日
40
点
るいは智を呼ぶ
(
暁WORKS
)
ここでの好評に注目して手をつけました。が、あまり評価できなかった。ここが悪い的な書き方をしてしまったが、基本的には肌に合わなかった印象。ただ、一応「三分の理」くらいはあるように書いたつもり。 →
長文感想(2217)(ネタバレ注意)(28)
2009年06月04日17時12分04秒
ARTO
[
投票(9)
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ネタバレ
]
最新レス
えらく沢山の人がお話に参加されているようで
個別に書くと大変なことになりそうなんですが…
先に謝っておこう。長くてすいません。
自分と関係のありそうな箇所のみ選んでレスします。
---------------
>QPさん
はじめまして。レスありがとうございます。
「刺激あるレビュー」といっていただけ、光栄です。
QPさんの感想も是非読ませて頂きたいです。
> idumiさんが嫌ってる【押しつけがましい】ことじゃないでしょうか
idumiさんの書き込みから主に自分がうけとったのは、
「ARTOの感想は客観性もないのに自己主張が激しい」
「そもそもARTOは、自身の提示した条件を満たせていない」
という二点。
「るい智」を物語として低く評価した自分に対し
要点を衝いた反論で、「るい智」を楽しむ上で
自分のような視点は必要ないという結論でした。
QPさんのご意見はそれとして、
自分はidumiさんのご意見は押しつけとは言えない
のではないかと一言申し添えておきます。
idumiさんの仰りたいこととズレていたら申し訳ないですが…。
なお、idumiさんは二つ目のレスについて
「返信も自分勝手ながらしないでほしい」と述べておられるので
自分は返信を控えます。
---------------
>idumiさん
> 汚してしまって申し訳ないです
上で申し上げたように、自分は意味のある話ができたと思っています。
そして恐らく、まだidumiさんが提示されたポイントに、
自分は答え切れていないだろうとも思います。
方法論だけ大上段に掲げ、実質が伴っていないという
idumiさんのご意見は身にしみるものがあります。
こんな奴ごめんだ、と思われたかもしれませんが、
自分としてはありがたかったです。
---------------
>kenken1231さん
> 名前が乙女だからといって、即、キャラが立っていることにはならない
そうですね。ただ、kenken1234さんが挙げてくださっている
「私の名前は乙女だ。名前でキャラが立っているんだ」というセリフは
キャラを立たせる要素のひとつだと思います。
なぜなら「こんなセリフを喋るキャラクタなんだな」と思うからです。
キャラクタの造詣は、そういう情報の積み重ねで出来るのでしょう。
その結果、ユーザーは「乙女さんならこう言うはず」みたいな「予測」が可能となる。
> 裏側でこのキャラは何を考えているんだろう
上で述べたようなことが、kenken1231さんの、このような興味を
引き起こし、また作品がそれに答えてくれるかどうか、
というところになるのだろうと思います。
> 「共感」
自分もこれには同意します。
自分は必ずしも「共感」だけでなくても良いと思いますが、
少なくとも理解できる考えのキャラクタが動いていると、
物語を安心して楽しめる、ということはありますよね。
ARTO
2009年06月30日
40
点
るいは智を呼ぶ
(
暁WORKS
)
ここでの好評に注目して手をつけました。が、あまり評価できなかった。ここが悪い的な書き方をしてしまったが、基本的には肌に合わなかった印象。ただ、一応「三分の理」くらいはあるように書いたつもり。 →
長文感想(2217)(ネタバレ注意)(28)
2009年06月04日17時12分04秒
ARTO
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]
最新レス
>idumiさん
はじめまして。丁寧なご意見ありがとうございます。
反論というと偉そうですが、誤解がある部分は説明させてください。
主に「評」ということばの意味のすれ違いについてになります。
> 感想を落とし、評が望まれるべきといっているようにしか見えません
momoinuさんにつけたレスの末尾を読んで頂けるとありがたいです。
> k-pさんへの返信に感想より評を目指して書いてある、
> と書いてありますがあなたのレビューを読んでいると
> ほとんど主観に基づいた感想ですね
はい。主観だと思います。
ただここに自分のまさに言いたかったことがあらわれています。
idumiさんは自分の「評」という言葉を「客観的批評」と受け取っておられます。
ですが、自分はひとことも「客観的批評」とは言っていません。
k-pさんへのレスから引用しますと、
『「評」は「反論可能」なもので、「感想」は思いの丈を述べることだというのが自分の分類』
ということです。反論可能というのは客観的というより、k-pさんへのレスで例を書いたように
根拠が明確であること、に近い意味です。
もしidumiさんがただ自分の書いたものに、「全然ちがうと思う。腹立たしい」とだけ
書いてこられたら、自分は何も言えなかったでしょう。
しかしidumiさんが「ARTOは客観批評と言いながら自爆しているからおかしい」と
筋道を説明してくださったので、自分は「いや客観批評とは言っていない」と
反論することができました。
自分が「るい智」への感想本文で書いた「ことばの意味」とも関連させます。
もし自分が「評」とは何かを語らず「評を目指している」と言い
idumiさんが「ARTOのは評じゃない」とただ宣言しただけなら、
お互い違う前提にいることがわからず、議論ができなかったのではないでしょうか。
idumiさんご自身は嫌がられるかもしれませんが、
自分としてはidumiさんのようにしっかり考えをもっておられる方から
ポイントを絞った指摘をいただけたということは、
最低限の意味を提示できていたのか、と、そのことを嬉しく思います。
> 「現実にいるということが想像できるか」という観点からの
> 批評自体頭の固い考えだしナンセンス
ここは自分でも書き方が甘いところだったと反省しています。
ただ、idumiさんが指摘しておられるように、
自分の考え方が「ナンセンス」かはわかりません。
上で申し上げたように、自分は「この基準が絶対正しい」というのではなく、
「このような基準で読んだ。結果、良いと思わなかった」と言っているだけです。
その基準を選ぶこと自体は、自分の自由であると信じています。
そして、同じような視点を持って作品を鑑賞している人には参考となるよう、
全く視点が違う人には、「ARTOの意見なんて読んでも意味がない」とわかってもらえるように
「なぜ」そう考えたかを詳しく書きたいと思っています。
毎度くどく長い文になってしまい、自分の文才の無さが本気で悩ましいのですが…。
idumiさんが、自分の言うようなことは「全く無価値、考える意味もない」と
仰っておいでなら、自分は「そうですか」、と言うしかありません。
ですが、「いや、もっとこういう面白さがある」と別の面白さを提示して、
自分のものと比較したい、ということならもう少し突っ込んだお話ができるかと思います。
> あなたの感覚が通常とずれているということを
自分は昔から、どちらかというと平凡、ふつうと呼ばれることが多かったので新鮮です。
心にとどめるようにいたします。
ARTO
2009年06月28日
10
点
EVE雀
(
TYRELL LAB.
)
わかってはいた…わかってはいました。でもEVEと名が付くからにはどうしょうもない。買ってしまうのです。作品のできも終わっていましたが、自分の中のEVEも終わりました…。涙で前が見えない。これを受け入れられるのは恐らく、変なクスリをキメた人か悟りを得た解脱者かくらい。煩悩まみれの凡夫には到底理解できないまま、アンインストール。 →
長文感想(2200)(ネタバレ注意)(9)
2009年06月23日08時26分21秒
ARTO
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最新レス
>syu777さん
はじめまして。なんだか悪の道に誘ってしまったようで微妙な罪悪感が…
> 麻雀ゲームに良いもの無し!って自分の中であったのですが、挑戦してみますね( `д´)b
先に謝っておきます。ごめんなさい…!
的をはずしたくらいのゲームだったら良かったんですが、
むしろ、何を血迷ったか亜空間に向かって弾を発射した感じの作品です。
なので気を強くもってトライなさってください。
苦行に耐え抜いた末に、涅槃の悟りがひらけることをお祈りします。
ARTO
2009年06月24日
40
点
るいは智を呼ぶ
(
暁WORKS
)
ここでの好評に注目して手をつけました。が、あまり評価できなかった。ここが悪い的な書き方をしてしまったが、基本的には肌に合わなかった印象。ただ、一応「三分の理」くらいはあるように書いたつもり。 →
長文感想(2217)(ネタバレ注意)(28)
2009年06月04日17時12分04秒
ARTO
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最新レス
>kenken1231さん
はじめまして!感想ありがとうございます。
> う~む、思わず頷いてしまいました。
非常に光栄です。特殊な考えじゃないかと不安だったので
支持していただけたのは素直に嬉しいです。
> 自分の考えや主張を表現するために、造語を多用したり、
> よく分からない単語の使い方をしたりする
難しいですよね。自分に読み手としての努力が足りないのか、
書く側の問題なのか。実際本作でも、自分の読みが足りていないだけで
ライターさんはきちんと一貫したことを言っているのかもしれない。
そういう不安はどうしてもつきまといます。
自分が楽しめたらそれで良い、というスタンスをとるなら
気にしなくても良いことなんでしょう。
でも誰かと作品の魅力や内容について話そうと思ったら、
共有できるところをカタチにして示す必要がある。
それがとても面白く、同時に難しいところだと思います。
> 登場「人物」としての評価
> およそ普通の人間はしないような言動
ゲームでも小説でも、「表現」である以上、記号化というか
そのままの「人物」を描くのは不可能なのでしょうね。
エロゲの場合kenken1231さんがおっしゃるように
極端な描写が多くて現実感が薄れているところありますね。
じゃあ、そこで成立してるリアリティって何だろう?と考えると、
ある描き方によってその「人物」がユーザに見えないところで
どうしているか、何を考えているかを想像させる。
そういう描写は可能で、それが物語のリアリティかな?
kenken1231さんのお話を伺い、そんなことを考えました。
単に「キャラに特徴がある」、というのと
「キャラが立っている」のとの違いといいますか…。
またしても判りにくい話でごめんなさい。
> 「人間の息づかい」を感じるようなキャラクターには出会っていませんね。
きっとこれから運命の出会いが…!
kenken1231さんがそういった作品に出会われたら、是非教えてください。
レビューも楽しみに読ませて頂きます。
ARTO
2009年06月24日
85
点
Fate/stay night
(
TYPE-MOON
)
すでに数え切れないほどの意見が世に出ていて、今更なにをか言わんや、という感じなのは否めない。このサイトのレビュー数が約2700。本当にすごい。何を言っても同じ内容の再生産になるのではないかと思いつつ、勢いで書いてしまいました。自己弁護ではないけれど、肯定・否定問わずなにか言わせる「魔力」をもった作品だと思う。 →
長文感想(4603)(ネタバレ注意)(4)
2009年06月15日10時19分11秒
ARTO
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]
最新レス
>Conjuerorさん
はじめまして。
ヨーロッパの方だったとは…驚きを通り越して尊敬の領域。
長文を読んでもらっただけでもありがたいのに
感想までいただけて感激です。
> 奇妙な日本語ですみません
とてもわかりやすい文章でした。
少なくとも自分の、何が書いてあるかわからない長文よりよほど良くわかります。
> 日本ビジュアルノベルと言いう芸術
ビジュアルノベルは新しい「技術(art)」であり「芸術(art)」なのだ、と
Conjuerorさんの意見を興味深く拝見しました。
日本でも近年、アニメやゲームは「学問的」にとりあげられ
社会学や哲学の分野で扱われています。
ただ自分の意見としては、もの足りない感じがします。
たとえばビジュアルノベルを小説の方法論で評価し、
アニメを映画の方法論で評価したとします。
そのとき偉いのは「小説」や「映画」であって、
アニメ、ビジュアルノベル自体の価値はありません。
話題をビジュアルノベルに絞ります。
学問的な見地から、この作品で描かれていることは哲学や心理学のこういう話だ、
というのも哲学や心理学が素晴らしいのであって、作品はただの手段です。
Conjuerorさんが言われるような「芸術」としてエロゲが認められるには、
既に存在する評価体系に頼らず、乗り越えていく必要があるのかな?
とか、そんなことを考えました。
それ以前の現実問題として、食べていける分野として
地位を確保できるかが大問題かもしれませんが…。
自分はそこまで深く考えていませんでしたが、Conjuerorさんのような
鋭い視点を持った方がどんどん意見をだしてくださると
色々変わるのかもしれません。密かに期待しております。
ARTO
2009年06月22日
40
点
るいは智を呼ぶ
(
暁WORKS
)
ここでの好評に注目して手をつけました。が、あまり評価できなかった。ここが悪い的な書き方をしてしまったが、基本的には肌に合わなかった印象。ただ、一応「三分の理」くらいはあるように書いたつもり。 →
長文感想(2217)(ネタバレ注意)(28)
2009年06月04日17時12分04秒
ARTO
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]
最新レス
レスをいただいていたことに気づくのが遅れました。
大変失礼しました…。
なんだか過大評価をいただいた気がして恐縮です。
>pitbitさん
はじめまして。感想感謝です。
> 男にとってのノベル系エロゲって、
> 女にとってのケータイ小説みたいなもの
女性人権団体の人が聞いたら、血相変えて飛び込んできそうですね(笑)。
pitbitさんにとっての「男女」また「ノベル系エロゲ」と「ケータイ小説」
がどのようなものかはっきりわからないので想像になりますが
なんとなくイメージは掴めるかな…?
pitbitさんがおっしゃりたいのは、
「ノベル系エロゲには男にとって都合の良い女の子や世界が、
ケータイ小説には若い女性の妄想の世界が展開されている」
という感じでしょうか。
憶測なので内容へ踏み入るのはひとまず控えます。
誤っていたら失礼しました。
ARTO
2009年06月22日
40
点
るいは智を呼ぶ
(
暁WORKS
)
ここでの好評に注目して手をつけました。が、あまり評価できなかった。ここが悪い的な書き方をしてしまったが、基本的には肌に合わなかった印象。ただ、一応「三分の理」くらいはあるように書いたつもり。 →
長文感想(2217)(ネタバレ注意)(28)
2009年06月04日17時12分04秒
ARTO
[
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]
最新レス
>momoinu さん
はじめまして。感想ありがとうございます。
書き込んで頂いたのに恐縮ですが、最初に一点、苦言を呈させてください。
momoinuさんのレスに、他の方のレビューを批判するような文脈がございました。
他のレビューの紹介程度なら良いと思うのですが、内容にも踏み込むなら、
まずは直接そのレビューにレスするなりなさるほうがよろしいかと存じます。
(今回の場合は特に名指しされていたわけではなかったですが)
批判の対象となった方が必ずしも見るとは限らない場所ですので、
一方的でアンフェアな発言になりはしないか、と危惧するのが理由です。
自分の勝手な考えですが、せっかく相互に意見交換できる返信システムがあるから
勿体ないなと思い、申し上げました。気分を害されたらすみません。
> 日本語は難しく書けば知的に見える
多くの方がご指摘なさっているように、自爆している感はあります。
ツッコミ待ちの自虐系ネタだったのかもしれません…。
> 具体的にはっきり分かります。
ありがとうございます。わかりにくいと思っていたので
そう言って頂けると嬉しいです。
> 貶している人のほうが…
これについては二点、言いたいことがあります。
ひとつ目は冒頭ですでに述べました。
ふたつめは、褒めておられる方のご意見はそれで参考になるものが多いこと。
多くがmomoinuさんのおっしゃるように、感想的であるのは確かですが
詳細に分析しておられるかたもいらっしゃいました。
また、自分は「感想」は議論できないけれど、共有できないとは思いません。
たとえば、ある映画のアクションに興奮した、という話を聞いて
自分も映画を見に行く。するとアクションシーンを注目して見る。
具体的な内容が無い感想だとmomoinuさんが言われているように、
どこがどう良いかはわからないかもしれない。
でも、見る時の自分なりの参考になるはずです。
こういう視点で、こう見たらこう面白(つまらな)い、と説明する批評も、
とにかく「こう思った」と主張する感想も、ともに購入や
プレイの参考になるというのが自分の意見です(好き嫌いは別ですが)。
もちろん、主張を商売にしている人たち(批評家や評論家)が
感想しか言わなければ金返せと言いたくなります。
けれど自分たちはアマチュア。なので主張の内容に厳密さが無くても良いし
いろいろな語り方があって構わないのでは、と思います。
ARTO
2009年06月19日
85
点
Fate/stay night
(
TYPE-MOON
)
すでに数え切れないほどの意見が世に出ていて、今更なにをか言わんや、という感じなのは否めない。このサイトのレビュー数が約2700。本当にすごい。何を言っても同じ内容の再生産になるのではないかと思いつつ、勢いで書いてしまいました。自己弁護ではないけれど、肯定・否定問わずなにか言わせる「魔力」をもった作品だと思う。 →
長文感想(4603)(ネタバレ注意)(4)
2009年06月15日10時19分11秒
ARTO
[
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ネタバレ
]
最新レス
>traz04さん
またしてもレスして頂いて光栄です。乱文を読んで頂き感謝…。
いろいろなことが言われているけれど、まだ言えることはあるんじゃ
と「Fate」については考えています。懐が深いと言いますか。
> 自分も最近Fateの感想書きました、すごい悩みましたね。
拝読しております。失礼ながらこの場を借りて雑感など。
戦闘パートの組み立てを立体的に考えるなど
作品分析を多用な角度から細かくしておられ、自分には真似できないと思いました。
タイトルの「与えないスタイル」というのは面白い発想だと感じました。
自分にはスタイリッシュな作風を伝えようとしたタイトルにも思えたので
また違う視点からも見直したいと思います。
何か思うところがあればtraz04さんの感想に書き込ませて頂くかもしれませんが
その際は適当にあしらってください。
> 率直な感想はたかがエロゲでここまでやるのか~?って感じでしたから。
自分は「たかが」とは思いません。
が、エロゲというジャンルからすると突出した部分があったことにはすごく同意です。
> あまり関係無いのですが、Fateの感想を考えているとき
> 真っ先に、とある作家のフレーズがたくさん浮かびました。
> Fateと共通する部分感じないですかね???
不勉強でわからなかったので検索しました。高橋歩さんという方の言葉なのですね。
自分はあまり教養もなく発想も貧困なので、作品そのものから離れて
外側の要素と関連付けるのは少し苦手だったりします。
あえて頑張ってみると、「必要なのは、勇気ではなく、覚悟」や
「すべては自分が選んでる」というのは「Fate」作中でキャラクタ達が
懸命にそうあろうとした姿勢であったように思います。
「ごちゃごちゃ能書きたれる前に~」というのは、「Fate」関係なく、
能書きたれるタイプの自分には耳が痛い話ですね(泣)。
ARTO
2009年06月16日
40
点
るいは智を呼ぶ
(
暁WORKS
)
ここでの好評に注目して手をつけました。が、あまり評価できなかった。ここが悪い的な書き方をしてしまったが、基本的には肌に合わなかった印象。ただ、一応「三分の理」くらいはあるように書いたつもり。 →
長文感想(2217)(ネタバレ注意)(28)
2009年06月04日17時12分04秒
ARTO
[
投票(9)
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ネタバレ
]
最新レス
コメントありがとうございました。自分の文章は我ながら偏っているし、乱雑で判りづらいと思うだけに、気恥ずかしいですが、ご指摘いただけるのはありがたいことです。以下、長くなりますが返答です。
>traz04 さん
こんなこと気にするのは変かなと思いつつ気になるところを四苦八苦で説明してみたので、なにか伝わったところがあるということは大変嬉しいです。
>ドラマや小説でもそうなのではないでしょうか
その通りだと(自分は)思いました。自分は「るい智」のキャラつかって好きにイメージを膨らませて楽しむことはできるだろう、くらいのつもりで書いていました。でもtraz04さんがおっしゃっているように、意識したり探したりしなくても「世界」がイメージできるような物語と、そうでない物語はあるなと納得しました。
> 頑張って再開して自分も感想書きたいと思います
楽しみにしております。自分は「感想」を未プレイのゲームの参考にもしますが、プレイ済みゲームがどう評価されているか、他の方のご意見を読む方が好きなので。「るい智」の点数は低くしましたが、プレイする意味のないゲームとは思いませんし。
>k-p さん
おすすめのゲームまで附記して頂きありがとうございます。お金と時間に余裕ができたら、挑戦してみようと思います。
> どこか一点でも楽しめたもの勝ちだと”俺は”思うのですよ
人それぞれ、というご意見はその通りですね。「楽しめた!」という実感は誰にも否定できないし、「感想」はそれを述べる場です。k-pさんが大事に想われた部分と自分の評価軸のずれにははっとさせられました。
ただ、k-pさんと自分とでたぶん決定的に違うのは、評価の「方法」ではないかと思いました。自分はどちらかというと「感想」より「評」のコメントを目指しているところがあります。どちらが上だとか下だというつもりは全くありません。「評」は「反論可能」なもので、「感想」は思いの丈を述べることだというのが自分の分類です(ゲームの魅力は、「感想」のほうがはっきりとあらわせると思います)。
たとえばAさんが「自分はるいを可愛いと思った。だから良いゲームだ」と言ったとします。これは「反論に意味がない」という意味で反論不可能な、「感想」です。「可愛さ」とは何か説明されておらず、「るいが可愛い」というのは言った本人にしか判らない価値になっているからです。別のBさんが「るいが可愛くない」と言うことはできますが、それでAさんの宣言は否定されません。まさに「人それぞれ」です。
「佐奈はツンデレだから可愛い。よって良いゲーム」と言われると、本当にツンデレなのかとか、可愛さ=ツンデレなのかとか考えることができます。十分な内容かどうかはともかく、話し合う余地は増えました。そうやって議論する部分を増やすのが「評」の方法です。「評」の場合、共有できる土俵を用意しないと話にならないので、今回は「テキストの精度」と「世界観」という形で提出しました。だからk-pさんの、その土俵には乗っかれないというご指摘は、十分議論できる土俵を用意できなかったことへの反省として厳しく受け止めようと思います。
付け加えると、自分は「るい智」を話を楽しむゲームだと勝手に思いこんでいた部分があるのは確かです。自分はゲームごとにそのゲームの狙いを見て、それに沿って評価したいと考えています(できているかはともかく)。「るい智」はしっかりした話・筋をつくり、そこで勝負しているゲームだと思ったので、その視点で評価しました。キャラクタの造詣を楽しむ作品だったとしたら、自分はあさっての方向から評価してしまったことになりますね。
ARTO
2009年06月07日
65
点
タユタマ -It’s Happy Days-
(
Lump of Sugar
)
「おお、ぱぱではないか。お帰りなのじゃ」 にやられました。サブタイトルは謎。 →
長文感想(1373)(ネタバレ注意)(2)
2009年05月29日10時48分52秒
ARTO
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]
最新レス
>capeofastorm さん
おお、なるほど!と思いましたが、手元の辞書によると
It’s… という短縮形は「助動詞のhave/has」にしか用いない(一般動詞のhave/hasでは短縮形は使わない)
というルールがあるそうです。ご指摘の「所有する」というhaveは一般動詞なので短縮できず、助動詞であるなら完了形ですが動詞がありません。辞書がすべてだとは思いません。ただcapeofastormさんのおっしゃるとおりだとして、「It」が何なのか判然としないこともあり、「It’s=It has」説は可能性が低いかもしれません。
なんか全然ゲームと関係ない話なのに恐縮です。変に細かいことが気になってしまったなぁと思っていたのにご意見いただき、ありがとうございました。
ARTO
2009年05月29日
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わかってはいた…わかってはいました。でもEVEと名が付くからにはどうしょうもない。買ってしまうのです。作品のできも終わっていましたが、自分の中のEVEも終わりました…。涙で前が見えない。これを受け入れられるのは恐らく、変なクスリをキメた人か悟りを得た解脱者かくらい。煩悩まみれの凡夫には到底理解できないまま、アンインストール。 → 長文感想(2200)(ネタバレ注意)(9)
バンクーバー五輪見ていると、
カッコイイとか楽しいとか思うのですが。
でも、結局エロゲだよ、とPC前に座る生活からは逃れられませんでした。
失踪状態から突然戻って来たのに、温かいお言葉を頂けて感激です。
礼を申すのもおかしな話かもしれませんけれど。
しかもこうして多くの方と交流したり、
また、自分の未熟な表現を振り返る機会を得られたことをありがたく思います。
しばらくはやり溜めたゲームについて書いていくつもりなので、
たまにお付き合いくださると嬉しいです。
私信的に返信欄を使うことを躊躇いつつ、ご挨拶だけ。
今後は、内容に関する受け答えをすることに致します。
わかってはいた…わかってはいました。でもEVEと名が付くからにはどうしょうもない。買ってしまうのです。作品のできも終わっていましたが、自分の中のEVEも終わりました…。涙で前が見えない。これを受け入れられるのは恐らく、変なクスリをキメた人か悟りを得た解脱者かくらい。煩悩まみれの凡夫には到底理解できないまま、アンインストール。 → 長文感想(2200)(ネタバレ注意)(9)
> どうして作品ではなく他のユーザーを貶すのでしょうか。糞ガキが。
久方ぶりに見ていたら自分の発言にレスが。ご指摘ありがとうございます。
しかも、随分若く見てくださったようで(笑)、恐縮です。
今更ですが、誤解もあると思うし放っておくのも無責任なのでお返事させていただきます。
○前後関係を踏まえると
まずnaicufnocさんは「これを受け入れられるのは恐らく、変なクスリをキメた人」と引用されました。
が、文脈は「変なクスリをキメた人か悟りを得た解脱者かくらい。煩悩まみれの凡夫には到底理解できない」です。
たとえば「彼は悪魔であるか、さもなくば天使だ」というのを「彼は悪魔である」で切ったようなものです。
表現部分を区切って抜粋するのは当然でしょう。
しかし内容まで前後関係を踏まえないと、いろいろと誤解されてしまいかねません。
表記と内容は、公平に見ていただけると書き手としては有り難く思います。
○それを考慮して、弁解。
「クスリをキメた人か悟りを得た解脱者」というのは比喩です。
具体的には「思考を放棄したかすべてを受け入れた」という両極端の比喩です。
その後に続く「凡夫」との関係を考えて貰えば、
両者に共通するのが「非凡」さだということは理解していただけるかと思います。
「余計なことを考えずになんでも受け容れられる人」を「悟った人」などと言いますが、
「解脱者」云々はそのイメージで用いました。
これに対し、「悟り」と逆のイメージで同じ結果に落ち着くものとして「変なクスリ」云々と言いました。
チベット仏教の修行者が幻覚剤を用いることとかもちょっと頭にあります。
「変なクスリ」に対する半ば揶揄的な意味合いは含んでいますが、
それは一種諧謔として受け取ってもらえると嬉しい。
ともあれ全部含め、改めて私の意図を説明します。
弁解なので多少まろやかに書きますが。
「いろんなことを気にせず受け入れられる人か、私のような凡人には判らない魅力を発見しているスゴイ人なら楽しいかも」ということです。
プレイしたユーザーに対する評価というよりむしろ、
「エロ目当てならやめた方がいいかも」と同類の発言のつもりでした。
一応そのように読めるようには書いたつもりです。
表現上、naicufnocさんのおっしゃるように読める可能性もあるとは思います。
そこは配慮が足りなかったのかもしれません。
特に、本作のファンの方がたには不愉快に思われた方もいらっしゃるかもしれず
そうであれば申し訳ないことです。
しかし、個人的には内容も説明させて頂き、
現状の表記でも納得いただけるのではないかと期待します。
ですから、このまま訂正ナシで行くつもりです。
以上、失礼しました。
自分の想定する萌えゲーっていうとこういう感じです。シナリオ方向には深入りせず、キャラクタを立てるという非常に明快なコンセプトの貫徹に終始した、まっすぐで気持ちの良い作品。しかし、なんで七海がヒロインじゃないのか。そしてなんで七海だけ名字で呼ばれるのか。 → 長文感想(3020)(ネタバレ注意)(2)
はじめまして。感想ありがとうございます。お返事が遅れて申し訳ありませんでした。
> 自分が感じたそれと全く同じだったので
光栄です!また自分と同じようなことを感じた方がいらっしゃると仲間を発見したような感じで嬉しいですね。
> 普段の会話のやり取りで笑わせてもらった点が気に入っています
自分も同意見です。パロディもとの知識がなくても構わないのはハードルが低くて助かります。もちろんパロディとは別の意味でユーザーとの間に共通のコードが必要なのでしょう。ただ自分はどちらかといえば作品の世界に入り込もうとする感じがあるので、キャラクタの性格に無理なく笑いを見られ、ユーザー視点に戻ってネタを理解する必要がないのが大きかったです。
> FDで七海が攻略できるようですが、彼女は非攻略キャラであるからこそ
> あそこまで魅力的に見えると考える俺はFDなんぞやっていません。
自分はすごく期待してやりました。質が低いとは思わなかったものの、期待が大きすぎたのかどうもピンとこなかったです。初登場の七海妹はさて措き、七海がふつうの攻略対象になってしまっていて、拍子抜け。「あの場面」の後からスタートとかだったら、もっと違っていたのかなあ。
H.S.Sさんの仰るとおり、非攻略であることも七海の一部だったのかもしれません。ただまあ、幸せになってほしいと思う七海のその後が見られたというだけでも良かったといえば良かったので、その辺を落としどころということでひとつ。
Psy-chsの処女作。姫様凌辱ADVで、調教SLGではない。魅力的なCGとよく練られた設定、ツボを押さえたHシーン。単調でありがちな展開を考慮しても、じゅうぶんそれなりの抜きゲー。「3」が出たら嬉しいのだが。 → 長文感想(2112)(ネタバレ注意)(5)
> 重複購入の恐怖
マンガの類は良くありますね…。そして多くの無駄遣いを「エロゲ換算」してしまうのはとてもよく解ります。泣ける。
こういう、陰謀や国政と絡めたファンタジーのエロゲ(他は「王賊」「孕ませ王」等)は結構好きなので、もうちょっと数がでると良いなと思ったりします。
やんごとさんの感想を拝読できるくらい面白いと思って頂けると良いのですが…なんだかメーカーさんの回し者みたいになってきました(苦笑)。
Psy-chsの処女作。姫様凌辱ADVで、調教SLGではない。魅力的なCGとよく練られた設定、ツボを押さえたHシーン。単調でありがちな展開を考慮しても、じゅうぶんそれなりの抜きゲー。「3」が出たら嬉しいのだが。 → 長文感想(2112)(ネタバレ注意)(5)
こんにちは!読んで頂いてありがとうございます。自分はサイト管理者様ではないので断定はできませんが、交流の場としてレス欄があるのですし、節度を守って楽しむぶんには問題無いと思います。少なくとも自分はお話の機会ができて嬉しゅうございました。
> 買った記憶が無いのに
これは、夏らしくホラーな展開フラグでしょうか。しかし、棄てた記憶がないのにエロゲが無くなっていたとか、出した記憶も無いのに押入にあったはずのエロゲがデスクに並んでいた、というのに比べるとまだまだ(違)!
> 2からやって、気に入ればこちらの購入を検討
物語に直接「1」の内容は関係しないので平気です。同じ方向性で「2」はひとまわりできが良かったというのが自分の印象なので、「2」だけでも良いくらいかと思います。
問題を挙げるなら、「2」の終盤敵国として少しだけ出てくる「1」のキャラクタににやにやできないことと、先に洗練されたほうをプレイしてしまうので「1」の粗が目に付くかもしれないこと。また、「2」のほうは退廃的な雰囲気もいっそう磨きがかかる一方、凌辱相手との恋愛要素も強く入り、癖が強くなっていること。
ざっと思いつく限りその三つくらいですが…。どれもたいしたこと無いので律儀に「1」からやる必要も無いはず。何てったって抜きゲーですから、たいせつなものはきっと何ひとつ失われません。キャラの属性やシーンもそこまでかぶっていなかったと記憶しています。
シンプルな物語だが、それだけに面白くハイスピードな展開が好印象。また筋の単純さをキャラクタの個性でうまく補っている。キャラの活躍が解りやすい筋を引き立て、終わってみればああ気持ちよかったと爽快な感覚が訪れます。娯楽という観点ではそうとう良質な作品。 → 長文感想(2425)(ネタバレ注意)(2)
レスありがとうございます。興味深いお話で思わず色々考えてしまいました。順番は多少前後しますが感想など。
> 一般人と異能力者との関わり合い
自分もやはり、このあたりが奥行きの不足になっていたかなとは思います。kenken1231さんが仰るとおり、おっちゃんの話から全てが始まっていただけになおさらなんですよね。感想本文でも書きましたが、「人間-あやかしびと」という対立軸の中で、双七をはじめとする「あやかしびと」側が「人間」の視点にきちんと立たなかった点が、作品冒頭で提示された問題を解消しきれていないように思いました。対立構造のまま終わってしまったことに対する消化不良という意味で、kenken1231さんと似た感覚を共有できているでしょうか。
> 「AYAKASHI」と「あやかしびと」
> 前者が寄生する別個の生き物
> 後者は血族としての異能力だけを残し
この二作品は比較してしまいますよね。kenken1231さんの腑分けは簡潔にして的確で、なるほど納得です。異能者がふつうの人間と異なり差別されるということは共通しているものの、「あやかしびと」として性質そのものが人間と異なるのと、人間であることを維持したまま「アヤカシ」に寄生されるのとで扱いは随分変わりますね。人と人ならざる者のつきあいなのか、自分が人ならざる者そのものなのかということだけでも違う。
ただ、両作品とも最終的に人間と異物(「アヤカシ」や「妖」)の違い、存在の問題には踏み込まずラスボスと「ドンパチやらか」して終わっている。途中まで掲げていた問題を全部ラスボスにひっかぶせて、(乱暴に言えば)「おまえみたいなのがいるからダメなんだ」理論で一応の解決としています。自分などはそこに物足りなさを感じるのですが、解りやすい二項対立は娯楽の大切な要素。それを巧みに演出したからこそ「熱い」作品に仕上がっているのも事実なのだと思います。
> 「うしおととら」
良いマンガでしたね!最後の方はスケールも桁違いになっていましたが。と、関係のない話はさておき、お話をうかがっていてたしかに「妖」を全く別種のものではなく血筋、能力のような形で取り入れた設定は、人間と「あやかしびと」との交流という場面でこそ、もっとも活きたのかもしれないと思いました。本作の雰囲気からすると、人間と「あやかしびと」とは交わらないという選択もあったのかなと思いますが、さすがにこれ以上は無い物ねだりかもしれませんので自粛します。
> 九鬼流を完成させ、妖を滅するほどの戦闘力をもった、ただの人間。
> 何だそりゃwwwwwww、と思いませんでした(笑)?
やってる最中はそうでもなかったのですが、薫シナリオとかで主人公そっちのけのバトルを繰り広げ出した頃から、「先生、空気読んでください」とは思いました。九鬼先生の強さの秘密は強い怨みだとあったし、自分の中には「魔術師オーフェン」の死の教師だったかな…魔術師ではないけど魔術師と互角以上に戦える暗殺者がイメージとしてあったので、強さの自体は結構すんなり受け入れられました。しかしよくよく考えてみると酷い話ですね、ホントに(笑)。「あやかしびと」だけじゃなく「妖」も倒せるなんて無敵すぎる。
架空戦記もの。軍事系の話が多めなので、好き嫌いが分かれるだろう作品。ただ間口の狭さを考慮しても、読み物として良くできている。議論のタネにしやすく、そういう分析的な話が好きな人にも向いているかもしれない。以下、「そういう話」は長文で。今更のゲームなんですが、調子にのっていっぱい書いてしまいました……。10文字以内で要約すると、「お薦めです」ってことです。 → 長文感想(2653)(ネタバレ注意)(7)
> 相対主義ではなく評価方法の不在
ズレたことを延々書いてしまったのかもしれません、申し訳ない。とはいえそこまで大ハズレでもないかな?自分が言いたかったのは、エロゲの価値基準をどこかで真剣に考える必要がある、ということ。加えて、それを可能にするには「伝わる」工夫が必要ということです。
少なくともエロゲは社会的に役に立ちませんよね(笑)。だから、エロゲは良いものだ、と言わないとすぐ切り捨てられかねない。打たれ弱いというか。そのために、どういうエロゲが良いものなのか、意見をぶつけ合わないと独りよがりのまま終わるかもしれないな、と。MetheMailさんの仰る「評価方法」の確立も、そこから出てくると思う。
「独りよがり」というと悪いイメージですが、原則エロゲは個人が楽しむもの。楽しいからみんなやってるわけじゃないですか。それになんか無理矢理理由付けてゴリゴリやるのはどうかなあという疑問もあります。やっぱり原動力は「これが好きだ」っていう気持ちですよね。MetheMailさんは評価方法そのものを評価基準に沿って統一的に変えようという感じで話されている(不満)のだけど、自分は今みたいにそれぞれの人が楽しみつつ、「対外向け」の評価方法があれば良いな、という感じです。方法と基準は別と言いますか。
巧く言えませんが、伝え方の工夫というのはあると思う。絶対正しい規準みたいなのがあって、全員右にならえでそれに従うっていうのは考えると気持ち悪い。と同時に、身勝手に意見を言い合っているだけなのも空しい。MetheMailさんが言われていたように、自分に見えていなかった視点とか発見があれば、作品への印象だって変わるかもしれない。「あの感想は正しい、あの意見はおかしい」という形で感想の是非を争うのではなく、いろいろな視野から作品を味わい尽くすために、交流可能な(伝わる)意見を述べることに意味はあると考えています。
> 不躾な質問で感想を汚して
そのように思ったことはありません。本当に丁寧なご意見をありがとうございます。
ただ、レスへのお礼みたいな私信色の強い内容だと、他の方の貴重な意見が流れたりすることもありますので書いて良いやら迷いますよね。自分はかなりいい加減な性格だからわざわざ再レス等は頂かなくても気にしません。安心してスルーしてください。
> 『僕と、僕らの夏』も
ご覧頂いたようでありがとうございます。相変わらずのグダグダなのでお手柔らかにお願いします。
架空戦記もの。軍事系の話が多めなので、好き嫌いが分かれるだろう作品。ただ間口の狭さを考慮しても、読み物として良くできている。議論のタネにしやすく、そういう分析的な話が好きな人にも向いているかもしれない。以下、「そういう話」は長文で。今更のゲームなんですが、調子にのっていっぱい書いてしまいました……。10文字以内で要約すると、「お薦めです」ってことです。 → 長文感想(2653)(ネタバレ注意)(7)
だいぶ買いかぶられてるようでこそばゆい。纏まりのないレビューを読んで頂き感謝。刺激的なご意見でした。
> 同様の問題意識を持つ人にしか理解できない批評
言われると納得。ラディカルな相対主義の典型です。それ自体悪いことだとは思いませんが、日本人が「議論が苦手」とされる所以かもしれない。海外の友人の話に基づく単なる推測ですが、日本人はよく議論を勝負と同視する。だから摩擦を嫌い「人それぞれで良い」となり、議論で考えが深まらない。自説の不完全さが解って良かった、考え直そうとならないのは勿体ないよ、と言われました。そうかもしれないと思います。異なる意見にこそ学ぶところがあるというMetheMailさんのご意見に繋がるところがあるかしら。願わくはそのような考えでいたいものです。
> 手順無視で接着
読解に限らず、コミュニケーションにおける永遠の課題ですね。《主観》を含めずにものごとを観ることはできない。でも、自分と違う《主観》もあることを意識せねばならない。更に言えば、自分の意見もまた誰かの《主観》で見られてしまう…。MetheMailさんが仰る「手順」は重要であると思います。
> 拒絶する雰囲気
レビューを余り不満に感じませんが、閉鎖的だと思うことは時々あります。少し脱線しますがお許しを。こんなこと書くとまた、頑張って運動されてる方から怒られたり嫌われたりするかな…気にしても仕方ないので書いちゃえ(笑)。
昨今、凌辱作品の規制が問題となっています。反対運動を応援していますが、本質的な解決に向かうか疑問もあります。例えば一連の騒ぎを「純愛や他メディアも規制されるから反対しよう」、と表現の自由の問題と捉える。しかし、ポルノとふつうの映画を分ける空気があるように凌辱だけ一方的にワリを喰う可能性もある。規制が凌辱だけで終わったらどうしましょう。そのまま凌辱作品の規制解除運動をするのは困難です。
だから自分は、規制反対の理由をエロゲの内側から作り出す必要があると思う。「一般人にもお勧め」と言うのは《エロゲ的価値》と《一般的価値》が合うという意味ですよね。《価値》をきちんと持てば、それを社会に訴えることもできるし、規制されても価値を守るため戦い続けられる。当然その《価値》は「伝わらなくてもいいや」では意味がない。
エロゲ業界は閉鎖空間でした。自分たちの世界で漠然と「萌え」と言うことが許された。ところがメディアミックスで市場が拡大し、外に開かれてしまった。「規制」騒動はそうした流れの中で必然的に出てきた軋轢です。小説や映画だってそういう時代があった。彼らは自分たちの批評形態を構築し、《価値》を確立して乗り越えてきました。近代文学の「名著」なるものを自分も少々齧りましたが、内容たるや凌辱エロゲも真っ青の変態趣味なのが結構ある。それが芸術となったのは、小説を書き、読んだ人たちが「ここにこんな《価値》を見出した」と訴えてきたからじゃないでしょうか。時に否定されてもその否定から学び、再び《価値》を鍛え直す。
外敵に晒された今、甘えたことは言ってられない。エロゲが誇りを持ちその誇りが相手に理解されるよう、核となる《価値》を定めることが必要です。いつもそう思って書いてる訳ではありませんが。このサイトでエロゲを「総合作品」と言う方が幾人かおられ、面白い視点だと思う。自分はテキストに偏りがちだけど、映像、言語、文体、構成、思想等の概念を《価値》として纏められれば独自の方向性となりえるかも。感想読んだり書いたり、レス頂いたりするうちにそう考えだしました。色々な人が集まる場で交流できるのは有り難いことです。
普段しない話もアリかと思って書くうちに作品と関係ない異次元に飛んでしまいました。折角書いたので消しませんけど!
> 死生観を『群青』に絡め貴方が得たものは何か
ご指摘の通り書いていません。満足とは何か、本作では一元的に示されていませんが、自分は若菜EDの立場に近い。上の話とも関係させると、閉鎖的価値に収束せず、誰かに何かを伝えるということの中にも「生きる意味」を見出していこう、と。軽く終わらせましたがお答えになったでしょうか。
異能系のバトルADV。非常に凝った演出も手伝い、「悪路王」ら個性豊かなアヤカシが繰り広げる戦闘の迫力はかなりのもの。掘り下げていく深みには欠けますが、良質のエンターテインメント作品です。 → 長文感想(3085)(ネタバレ注意)(2)
レスありがとうございます。
> 真田(兄)とエイムが公園で対決するシーンなんか、面白くて大好きです。
見ごたえのあるシーンですね。真田は自分も印象に残っているキャラクタのひとりです。自分は前川との戦いが印象的でしたね。謎のアヤカシというこtだし、能力も凄かった…。
> ラストの展開さえよければ
自分はエイムシナリオに準拠してレビューしましたが、陽愛はかなりうーんっていう感じでした。幼なじみでCVが安玖深音さんとか自分にはぴったりのハズだったんですが、お手上げ。ひとつのシナリオでは核心に迫れたり迫れなかったり、方向定まりきらなかったのも物足りなさの一因かなと思います。
でもkenken1231さんと同じく、自分も「AYAKASHI」結構好きですね。例の事件で街の様子が変わるあたりは夜を徹して進めていました。テンポよくイベントが起こって、そのたび悠くんが成長していくのが楽しかったです。
あらかじめ断っておきます。今回比較的酷いことを書きました。そして、勢いに任せて書きました。なま暖かい眼で読んで頂けると幸いです。 → 長文感想(4578)(ネタバレ注意)(6)
ご感想ありがとうございます!
> 軍隊でもあんまり
> 投げナイフは使わないらしいですね。
なるほど納得です。勉強になりました。一応翔くんの名誉(笑)のために言っておくと、ナイフ格闘も練習していました。投げナイフに走ったのは、独学ゆえの浅慮をリアルに描いた……わけないですよねたぶん。
> ・・・・OHP見ただけでもなんかいろいろと
それは言わないお約束です。それでもそれなりに期待させるものはあっただけに。やはり体験版は軽くでいいから出してほしいですね。そうすることでメーカーさんも導入部分を魅力的にしようと工夫されることがあるかもしれない。
> 安くなったら買ってみようかな・・・・
ひい(笑)。もう、ひらきなおってご購入の参考になりそうなのを喜ぶことにします。ツッコミが多いわりにそこそこ内容にも興味を惹かれ、ネタとしても中途半端な作品ですので期待しすぎるとはずれるかもしれません。恨みっこナシで(苦笑)。
あらかじめ断っておきます。今回比較的酷いことを書きました。そして、勢いに任せて書きました。なま暖かい眼で読んで頂けると幸いです。 → 長文感想(4578)(ネタバレ注意)(6)
引き続き。ありがとうございました。
> やべぇちょ~やりてぇwww
いやあ、こういう内容のことを書いてそう思って頂けるのを喜んで良いやら悲しんで良いやら。ただ、さすがにお止めすべきでしょうか。「買うなよ、絶対買うなよ!」ということでひとつ。
> ダントツで「レクタンドール戦記 レヴォラシオン~紋章の記憶~」
あれは酷かった…。「ラヴィドシャトウ」の続編ということでしたがダメさを何倍にもした感じでしたね。移動画面のやる気のないドット絵は明らかに劣化していたし。ただ、タイプは大きく違う気がします。
「レクタンドール戦記」はまがりなりにも完結していたのに対し、こちらは終わってないですからね…。また、「レクタンドール戦記」は「こんなんやってられるか」と、途中で投げ出したくなるのに対して、本作は「そこで終わりかよ」と途中で投げ出された感じになる。作ってくださったメーカーさんには悪いですが、どちらも「おいおい」と思うというところでは共通していますか(笑)。
> まさかそんなw
エロゲにはまさかという坂が…さすがにないですよね。
> 値下がりするのをランニング状態で停止しながら待っていたいと思いますw
息切れする前には出発できるのではないかと思われます。逆に誰も買わなくて品薄になり、しばらく高いままとかは無いかな…。
> ホントは戦女神ZEROにもレスしたかったのですが大したことじゃないので
楽しいご感想を頂戴できただけで嬉しかったです。でもなんだかんだで恐らく倍以上気を遣って書いた「戦女神ZERO」より、からっぽになった頭で何も考えず書いた「MQ」で楽しんで頂けたるのも皮肉な話。タイプが全然違いますけどね。むしろ自分のレビューの中でも割と長いのを読んで頂いて恐縮です。
投稿後細かい修正を入れたけど、いま全文読み返すとかなり雑で読みにくいですね。勢いで書いてしまっただけに。折を見て重複表現くらい直そうかと思いましたが、まあいいか。
ことばにしたいことは山ほどあるのに、ことばにできることがほとんど無い。 → 長文感想(2286)(ネタバレ注意)(7)
楽しいレスをありがとうございました。
> 愛知県民は女の趣味が変なんですかねw
変さでは負けませんよ…フフ。
> ていうか、丸戸ヒロインは全員ダメ女ですよね?方向性は違うかもですが。
明日香ちゃんはしっかり者です…!と思ったけど、やはり基本だめですね。仁(自分)みたいなのを好きになる時点でなんかもう。「V.G NEO」等は少し違うようにも思いますが、主人公がどこか盛大に抜けているところがあり、そんな主人公にベタ惚れしちゃうダメ女、みたいな構図はたしかにありそうですね。
>悲しくはない。断じてない。
鏡を見ている気持ちになってきました。眼から汗がとまらない。
> つまり「それはお前の妄想だよwww」と嘲笑われているわけですね。
いやいや、komaichiさんとのお話で、
「実はその妄想、丸戸さんの陰謀だったんだよ?!」
「Ω<ナンダッテー」
みたいな話になっていたので、安心してください。overkilledredさんだけの妄想ではないはず…おそらく。
> かすりさんとバカップルやったあとに里伽子のことを考えたりするとガクブルする
でも、それが逆に良いと思ってしまったりもします。やはり自分も変ですね。
あらかじめ断っておきます。今回比較的酷いことを書きました。そして、勢いに任せて書きました。なま暖かい眼で読んで頂けると幸いです。 → 長文感想(4578)(ネタバレ注意)(6)
おっと、出かけようとしたらレスが。ありがとうございます!
> この作品は誰が書いたんでしょうね
上述の通りスタッフロールは無し。パッケ裏のデータでは、「妃路雪≠卿」さんとなっておりました。でも「いないキャラ」が書いてある位ですからね。真偽のほどは定かでありません。
> たしかに、変ですねw
同意頂けてよかった(笑)。
> AbelSoftwareって会社はよく今まで保っている
ホントに。個人的には好きなソフトもあるので頑張って頂きたいところ。少なくとも本作は終わらせてほしいな。
自分はダメゲーにあたるとなんとかそれを楽しもうという駄作回路が働くので、多少チョイスも恣意的になりますし、まじめに作品の問題とかを検討する方には怒られてしまいそうですが…。笑って頂けたなら本望です。暖かいお言葉ありがとうございました。
ことばにしたいことは山ほどあるのに、ことばにできることがほとんど無い。 → 長文感想(2286)(ネタバレ注意)(7)
再度お返事ありがとうございました。
細かい分析になるほど、と思うこと多々。とても刺激になりました。煩雑な自分の話をうまく捉えて、啓かれた議論にしてもらえたことにひとことお礼を申し上げたく思ったのでそれだけ。
こんにゃくはゆっくりと待たせて頂きます。
ことばにしたいことは山ほどあるのに、ことばにできることがほとんど無い。 → 長文感想(2286)(ネタバレ注意)(7)
はじめまして。自分もkomaichiさんのレビューはよく読ませて頂いています。内容にシンパシー感じたりもしていました。魔法少女とか(笑)。
komaichiさんのレビューは、以前他の方へのレスで紹介させていただいたこともあるのですが、非常に鮮明な切り口で捉えつつ独特のウィットにも富んでおられ、感銘うけることしばしば。声をかけて頂き、意見を交換できることを嬉しく思います。
> パルフェはというか丸戸作品全体の魅力が言葉にできなくて
なかなか誰かと共有できるようにしようとすると難しいですよね。同意してくださる方がいらして心強いです。
> 高い解釈の自由度が挙げられる
これ以下のkomaichiさんの分析はとても興味深かったです。自分も似たようなことを考えていたのですが、更に後の「技術」であるということと関連して考えを進めることができました。
自分は「ノイズ」を減らすことで「ユーザーに解釈を任せた」のだと思っていました。komaichiさんも概ねそうだと思います。ただ「最大公約数を目指している」という表現がすごく引っかかった。恐らくkomaichiさんはそういう意図ではなかったと思うのですが、もしかすると丸戸さんがユーザーに任せるのではなく、同じイメージを呼び起こす「手法」として捉えることも可能なのではないかと思いました。
つまり「黒目で黒髪。身長150cmほど、凛々しい顔つきで…」とディテールを書くより「剣道少女っぽい」と書くほうが、実は共通のイメージを喚起させることに繋がることはあります。似顔絵とかそうですよね。写真のように全てがあらわされてはいないけど、ポイントを絞ってデフォルメされることで、描き手の対象のとらえ方がより鮮明に伝わる。
だとすると丸戸さんは、ユーザーに共通のイメージを抱かせる形でキャラクタの特徴を取り出し、更に表現することが抜群にうまいということになります。「良い意味で誤魔化すのが上手い」とkomaichiさんがおっしゃっていた部分も、実はごまかしではなく、それこそがある意味で最も適切な表現方法だった。だからこそ、多くの人が実際に高い評価を加えている。そんな風に考えることもできるのかな、と思いました。
あんまりまとまっていない考えですが、エロゲのキャラクタ表現としてはあり得べきものかもしれないなとか。
> わんことくらそう
おお…。あの作品は自分の中でも結構気に入っている方なので、興味を持ってもらえたのみならず喜んで頂けたと聞くと嬉しいですね。こちらこそありがとうございます。
> こんにゃく
残念ながら以前のレビューは読めていないのですが、自分の取り出せなかった部分をkomaichiさんがどう扱われるのか期待してしまいます。自分もkomaichiさんのレビューを楽しみにしております。レスありがとうございました。
>k-pさん
レスありがとうございます。
> 「2番煎じ」だったと言ってしまえばそこまでです。
更に前の作品である「Ripple」を引きずっていた、というような話もあり、丸戸さんの歴史を背負っている部分は少なからずありそうですね。
> 氏曰く「僕はダメ女が好きです」と言っている
思わず噴き出しました。そんなこと仰ってたんですか。しかしそれなら一番愛されているのは里伽子より恵麻さんかもしれない(笑)。
> フランス語の読み方で、表記すると「Parfait」。
英語のPerfectですね。k-pさんのレトリックはなるほど、と思いました。文句のつけようがないというのは、部分的にですが自分も似たような印象をもちますね。
ただ自分の場合、完璧だった一人兄さんよりダメ弟の仁くんを好きになった恵麻さん、あるいは「ダメ女」が好きな方同様、完璧なものは憧れるけど好きにならない。それ以上なにも入り込む余地のない完結してしまったものは変わらない。そんな「変わらない」ものは、「つまんない」と作中歌でも歌われていたように思います。k-pさんのお話を読んでいて、いったいこの物語で何が「Parfait」として描かれていたのか、なぜこの作品が「Parfait」と銘打たれたのかすごく気になってきました。
ふと思いついたのですが、兄が一人で弟は二人(人二=仁)なのかな。名前がそもそも暗示的だったのかもしれない…なんちゃって考えすぎですか。
> 2番煎じだからこそこれは安心してプレイできる
安定したステレオタイプを駆使して世界を構築している感じがありますね。k-pさんが言われる「安心」というのは至極納得できました。それこそ「二番煎じ」として「安心」をちゃんと演出できることが、簡単そうで実はとんでもないことなのでしょうが…。
えちすぎて干物になるかと思いました。アリス……恐ろしい子! → 長文感想(1777)(ネタバレ注意)(5)
レスありがとうございます。
> 「ばにしゅ!」との違い
「僕だけの保健室」との比較でいえば「ばにしゅ!」に軍配をあげます。テキストの楽しさ等が段違いですね。某七瀬Rさんと全く同意見。自分はロリでもおいしくいただけるのでちょっと得をしたようです。
同じ事を繰り返しても無意味なので例っぽい話を。「大番長」(6500円)、「僕だけの保健室」(3000円)、「ばにしゅ!」(3000円)。三つのうちどれを買うか聞かれたら、自分は「大番長」を買う。「ばにしゅ!」が6000円でも、「僕だけの保健室」との二択なら「ばにしゅ!」をとります。
内容の良い作品は値段と関係なくやりたい。内容が普通で安いゲームより、高くても内容が面白いほうがお得感がある、でも良いですが。とりあえず対費用効率は一定の水準までの参考で、頭一つ抜けるには内容面のウリが必要だと思います。
momoinuさんがレビューでも述べられている通り、「僕だけの保健室」のシステムは遊べるものでしたが、もっと洗練された作品は沢山ある。逆に「ばにしゅ!」はテキストでいえばエロゲ全体を見ても上位に食い込める勢いがあったと思う。
H比重なら「僕だけの保健室」が上かもしれません。その辺の視点については、PRIMOさんやkomaichiさん、twilightさんといった方が詳細ですぐれたレビューを書いておられるので、ご覧になれば参考になると思います(勝手に振る失礼をお詫びします)。自分のように、特に年上属性や妊娠属性がなければテキストが面白い「ばにしゅ!」はお薦め。ただしセンスが合わないと悲惨ですが…。これでお返事になったでしょうか。
> ネタバレ1言
大げさに取り上げられると却って恥ずかしく。自分が「狙って書いていない」と宣言した時点で、作品ともレビュー本文や評価方法とも無関係な「偶然」です。なのでおそらく、生産性のある話にはなりません。できればそっとスルーしてあげてください(苦笑)。
えちすぎて干物になるかと思いました。アリス……恐ろしい子! → 長文感想(1777)(ネタバレ注意)(5)
たびたびご足労ありがとうございます。ご購入の参考になったようで、冥利に尽きます。
自分がフリーソフト等を好むせいもあってか、ちょっとしたアイディアや工夫、テキストといった要素で面白くできるのだな、と強く思いました。内容的にすこし人を選ぶところもありますが、本作のような作品が増えることを期待したいですね。
> ネタバレチェック
ご意見ありがとうございます。いちおう自分はどのレビューでも致命的なネタバレは極力避けるつもりですが、内容を書く上で小さなネタバレは避けられません。なので予防線を張っています。今後も変えることは無いと思います。
> ダイジェストのところで確かにネタバレ
> 狙ってやったのか知りませんが
ご期待に添えず申し訳ない。狙っておりません。何のことかさっぱり解りませんでした(笑)。読み直して一夜問さんが仰っているのはここだろうなという見当はつきました。なるほど、言ってしまうとちょっと酷いので明言はしない方向で。
むしろよくこんなところに気付かれますね…。OHPやマニュアルの紹介と違っているから違和感を感じられたのかな?「終わったあとに発見」のような深遠な意図ではなく、単に不正確な言い方だと思って推敲後になおしただけだったりします。周到どころか行き当たりばったり。最初は公式通りの表記にしていました。
何にせよわざわざご指摘ありがとうございました。
これほど悩んだのは久々。ニッチ市場を狙ったどころか、ユーザーを突き放し、試しているような印象さえある。やってることは単純なのに読み筋が難解。余りよくわからなかったことだけはハッキリわかりました。その辺を何とかまとめてはみたけれど…。 → 長文感想(6117)(ネタバレ注意)(8)
はじめまして。レスありがとうです。
> 「この作品に限って言えば」文体で大正をイメージさせているのだから、
> 世界観や設定でも大正をイメージできないとおかしくね?
なるほど!自分もおおざっぱに言うと、「大正を題材にし、しかも忠実な雰囲気づくりをしようとしているように見えるこの作品であれば世界観や設定にもっと気を遣わないと意味無い。逆にそもそも忠実な雰囲気作りしようとしてないなら、台詞まわしや表記をいじりまわした意味ないよな」って感じで感想本文に書きましたが、overkilledredさんのほうがはるかに簡潔で的確な表現という感じがしますね。早速パク…参考にさせていただきます。
> 要は程度の違いを個人が受け入れられるかの問題
「へのへのもへじ」でもリアルな人間と感じられるひともいるでしょうし、個人差は無視できないでしょう。overkilledredさんが指摘されているように、語尾とかの具体例で考えると「感性はひとそれぞれ」になってしまいますね。自分の考えでは、表現方法や受け取り方は人それぞれでも「もととなる大正時代」が現実に存在する以上、その解釈をないがしろにしてはいけない、という感じで言いたかった。例示が完全に失敗していました。というわけでリトライ(笑)。
今回の場合、現実の大正時代というモチーフを出している。そのうえで、われわれとは違う考えをもっていたであろう大正のひとびとの心理や思考を追いかけるのは困難です。ただ、外枠であるバックグラウンドを突き詰めることはできたし、それをしない理由は見あたりません。人間の顔を「へのへのもへじ」にするのは良いけど、クチバシをつけたらさすがに人間じゃない。そこは、明確ではなくても線引きがあると思う。
情報を取捨選択して書くにせよ、デフォルメするにせよ、もととなる世界を理解している度合いって描写に出ると思うんですよね。人間の顔にクチバシつけちゃっても気づかないみたいな。もちろんわざとやってるなら問題ないんですけど、本作はわざとという感じはしなかった。論外ということはなくて、むしろしっかり作り込んであると思うのですが、徹底し切れていないところがあったのも事実だろうなということです。
> 不評な理由はなんとなくコレかなと思っているのもあるんですが
> 自分の感想に書こうと思います
悪くはない作品だと思っているので、低迷の理由は気になりますね。overkilledredさんの「部門別配点」がきたら、「キラ☆キラ」のようにぶっとびの100点がつくのか、逆方向にいくのか。レビューがあがった際には、楽しみに拝見させていただきます。
なんかまた説明が破綻している気もしますが、回答になったでしょうか…。ツッコミいただけて嬉しかったです。ありがとうございました。
これほど悩んだのは久々。ニッチ市場を狙ったどころか、ユーザーを突き放し、試しているような印象さえある。やってることは単純なのに読み筋が難解。余りよくわからなかったことだけはハッキリわかりました。その辺を何とかまとめてはみたけれど…。 → 長文感想(6117)(ネタバレ注意)(8)
はじめまして。感想ありがとうございます。
うーん、いろいろ難しいところに切り込まれた感じが。できる限りお答えを。
> 結局ただの言い訳
いやはやその通りで。ただ一夜問さんが「駄文失敬」って書かれたのと同じようなことだと思いますよ(笑)。違っていたら申し訳ない。
単なる社交辞令のつもりはありません。自分が念頭においていることは二つあり、ひとつは「作品への敬意」。もうひとつは「自分の意見はあくまで多くの意見のひとつにすぎない」ということ。この二つを忘れないようにしようと意識しているつもりです。もちろん相対化しすぎてなんでも認める、というのでもダメだろうと思っています。
批評であるからには、人に読んでもらい、また今のように意見を交換することで内容は変化する。自分はいろんな意見を交流させて、自分の感想が変わったり深まることを面白く思うので、こうしてご感想いただけるのはありがたいです。
ただ一夜問さんの仰ることにもうなずけました。批評とはいえ、公に出ているものについて、人目に付くところで何か言う以上、「創作」。だから自信をもって書くべき。「誰に憚ることなく」というのはそのような意味に受け取りました。確かにそれも、意見を言う相手(作品)への礼儀であるかもしれない。
自分では慎重を心懸けたつもりが、慇懃無礼になっていたかもしれません。歯切れの悪い文章は読んでいてつまらないでしょうし、せっかくご意見をいただいたので矯正に鋭意つとめたいと思います。癖になってるのでどこまでできるか自信ありませんが…。
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> 「夏日」EDについて
ご指摘の通りあれは普通っぽいEDなんですよね。ただ感想本文でも触れたように、「彼女とようやく出逢えた」「戻る物なんて何も無くて、常に新しく始まる」という言い方は、キャラクタの側がユーザーの見てきたこれまでのことを否定する言い方だと自分は思えました。
フランチェスカがどんな少女になったかもほとんど解らずに終わりですから、本当に「新しく始ま」ってしまって、ここからの物語にユーザーは参与できない。これまでの流れからその後もひと繋がりの物語として、「しあわせにくらしましたとさ。めでたしめでたし」で完結したとは思えません。リセットボタンを押されたというか。その意味で、自分はこのEDも「距離をとった」終わりではないかと考えています。
あと、これが「真エンド」かどうかは解りません。特別な終わり方だとは思うものの、「夏日1」「夏日2」と二つあるんでむしろ「真」とは言い難い気が。
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> 現実に忠実かどうかについて
確かにおかしく読めますね…。自分の書き方がまずかったと思います。ご指摘ありがとうございます。
少々受け売りになりますが、絵でたとえ話をさせてください。自分が「現実を忠実に模する」必要は無いと言ったのは、写実的な絵じゃなくてアニメやゲームのような絵でも、リアリティは出せると思う、ということです。写真のほうが絵より現実そのままに近い(本当に近いのかどうかも疑わしいですが)から雰囲気が伝わるとは限らない。極論、「(T-T)」という顔文字でも「泣いている」ことは伝わる。
ただ、明らかに目が大きすぎるキャラは何も言われなくても、12頭身キャラがいたらツッコミまれるでしょう。どちらも「現実に矛盾する」という視点からすればデッサンがおかしいのですが。テキストでも、「兄チャマ」はよくて「がぉ」はダメとか(どっちもダメですかそうですか)。
文章や絵は「解釈」であり「表現」です。だから、何をどう解釈し、どう表現するかがポイントで、現実そのままに忠実かどうかはそんなに大事じゃない。でも、崩しすぎてはいけないところもある。その辺の感性はひとそれぞれかもしれません。
ただ、人物の心理や行動を崩さずに書くことは難しい。だからそれを支える背景(背景世界)の様子は極力「しっかり」描いたほうが良いと自分は考えています。キャラクタの土台となるからです。本作は「大正」という実在した時代を提示していました。当然ユーザーの頭にも先入観として(おそらくライターさんと違う)イメージがある。だからより忠実に、より丁寧に、背景世界を練り込むことが作品の完成度になったのではないか、と考えていました。
言わんとしたのは以上のような意味です。お答えになったでしょうか。自分の長い文章を読んだうえ、解りにくい箇所を的確に教えて頂き感謝です。
これほど悩んだのは久々。ニッチ市場を狙ったどころか、ユーザーを突き放し、試しているような印象さえある。やってることは単純なのに読み筋が難解。余りよくわからなかったことだけはハッキリわかりました。その辺を何とかまとめてはみたけれど…。 → 長文感想(6117)(ネタバレ注意)(8)
再度レスありがとうございます。
> このsatpさんのご感想
なるほど。自分も読んで蒙を啓かれる部分がありました。
ただ、丸谷さんが八年前のものをそのまま何の工夫もなく用いたとは思えませんし、もしそのままだったとしても、時代が古いことと内容やフォーマットが古いことは即一致するとは限らない気がします。たとえばLeafの「痕」は九年ほど前の作品ですが、古めかしさを感じない。むしろ八年の間にさまざまなゲームが、昔のゲームをふまえて生産されてきたわけで。古いゲームほど今の作品に通じるところがあってもおかしくないと思います。
k-pさんがご自身が「これは違う」という感覚を納得されているのに、自分がこだわるのもおかしな話なんですが(笑)。でもまだもうひとつ何かが潜んでいるかもしれない、と思ってまた再プレイしてみようかなという気になりました。satpさんの詳細な調査にも感謝ですね。
> 予め決まった名前で話が進み、声優さんもその通りに声を吹き込んでいるのが多いとは思いませんか?
> ならば果たしてスタンダードから外れていると言えるでしょうか?
やっぱりそうですよねー。本当にその通りだと思います。
「昨今のエロゲでも、多くはないにせよ見かける」って自分でも書いたみたいに、ちょっとおかしいかなと思いつつ書いていました。
k-pさんのご指摘で目から鱗が落ちたかなぁ。よし、撤回(笑)。
といいつつちょっと未練もあって、完全に撤回というわけでもないのですが…。
巧いことばが見あたらないんですよね。ちょっとだけ詳しく説明させてください。
自分が注目したのは、特に「仏蘭西少女」のEDで出てくる描写でした。一見政重が幸せになったと思われるEDでも、「八月三十一日」(翌日に関東大震災)というのをこれでもかと書いてくる。感情移入ってよく言いますけど、この書き方って感情移入をある種拒むものだと思うのです。ユーザーはキャラクタの知らない悲劇を知っていて、どうしてもそういう目でキャラクタを見てしまう。
もちろん例外はありますが、多くのエロゲの物語って「主人公の目的」と「ユーザーの目的」を重ねる傾向にあると思うんです。女の子口説きたいとか、敵を倒したいとか、痴漢したいとか(笑)。「主人公がユーザーの分身」と言ったのには、そういう感じのニュアンスでした。
たとえ主人公に名前があり、声があってもユーザーのやりたいことを主人公が代行する(分身)という作りはそんなに大きくズレていない。主人公と女の子が幸せになって良かったというのは主人公にとっての意味づけにユーザーがやっぱり立っていると思うのです。もし同じヒロインに惚れていた主人公のライバル視点にたてば、そのEDはたぶん良い終わりとはならない。だから「主人公に共感できない」のような批判も多く聞かれるし、それなりの説得力を持つのではないかな、と。
自分はひとことコメントで「ユーザーを突き放し」と書いたのですが、上に書いたようなユーザーとキャラクタとの距離が本作ではやはり違っていて、ひどくしゃっちょこ張った文体もユーザーが世界に入るのを拒んでいるように見える、というイメージを言ったつもりでした。
うーん、やっぱり解りにくい説明ですね。でもk-pさんとお話させて頂いて、自分の見えなかったところやこだわっていたところがはっきりとしてきました。しっかりしたご意見を頂けるのは本当ためになりますね!ありがとうございます!エネルギーチャージされてもう一度やる気にもなれましたし。ひとりで考えていたら二度とやらなかっただろうな(笑)。長くなってしまいましたが、また懲りずにご意見頂けると嬉しく思います。
これほど悩んだのは久々。ニッチ市場を狙ったどころか、ユーザーを突き放し、試しているような印象さえある。やってることは単純なのに読み筋が難解。余りよくわからなかったことだけはハッキリわかりました。その辺を何とかまとめてはみたけれど…。 → 長文感想(6117)(ネタバレ注意)(8)
感想ありがとうございます。
途中でしたら解りづらい話も多かったかと思うのに呼んで頂けて恐縮です。
> 構想に7年以上(10年というソースもある・・・?)かけている
そのようですね。他の方のレビュー等で知りました。長い時間かければ良いというもんじゃ無いのはもちろんですが、それだけの情熱を傾けた作品をいい加減には読めないな、と思いグダグダ考えた。でもやっぱ難しいです。
ただ、有象無象の(失礼ながら)作品と比べると終わらせ方にしても言い回しにしても、考える余地が多い。良い意味で余白があり、奥行きをもった世界だと思いましたね。
> 昨今のエロゲとはかなり一線を画している
k-pさんと一緒か解りませんが、私も似たような感想を持ちました。以下、余りしっかり検討してはいませんが、思いついたことを。
エロゲって昨今に限らず、基本的に主人公がユーザーの分身として機能するのが多いです。主人公だけ顔が見えないとかよくある話ですし。そういう、主人公が世界の中心にいる作品と違って、本作では視点をキャラクタから遠ざける。「ユーザーが」キャラクタの関係を見ているという構図をあまりはずさない。世界とか関係とかそういうのを捉えようとしているのかなという印象はもちました。この辺で確かにちょっとスタンダードを外れている。
自分のレビューで少し述べたところで言うと、オルタンシアという「受動的」な少女は人間関係をいびつにしたのだ、と思っています。「与える」と「求める」のバランスが崩壊する。「純」っていうのは「一方しか無い」っていう意味でもありますから。そういう関係の理解には作中の誰かからの視点ではなく、俯瞰的な視点が要求される。多岐に亘るEDも、誰かにあわせるためではなく、誰にもあわせないためにああなったのかなあ、とか。結果的に物語に何らかの意味や纏まりが与えられるのも拒んでいる。そこも、ふつうのエロゲとはちょっと違っている気がします。この辺は本当に思いつきで申し訳ないですけど。
とはいえそういう話は昨今のエロゲでも、多くはないにせよ見かけると思うので、「一線を画す」というk-pさんのご感想とはやはりズレがあるのかもしれません。でも頂いたお話からちょっと自分の想像が広がったので申し上げてみました。
「どん底だと思ったら上げ底だった」とはこのことか!どうやってもこれ以下はないだろうと思われた前作を余裕で下回る作品に驚きを禁じえません。予想というのは常に裏切られるためにあるという言葉を実感とともに理解した。 → 長文感想(1407)(ネタバレ注意)(2)
はじめまして。感想ありがとうございます。
しかし、わざわざ準備までして頂いてこれに感想とは。恐れ入ります。
> 思わず笑ってしもうた
むむ。個人的には糾弾口調で書いたつもりのレビューだったのですが…。笑って頂けたことを喜ぶべきか。複雑な気分ですね(笑)。皮肉っぽい書き方がまずかったのでしょうか。
別の方のレビューでも、続きを作るつもりだったのがお笑いだ、のように書かれていましたが、当時は本当にメーカー批判酷かったですね。期待させる要素が沢山ある作品だっただけに、ブランドが残っていればリメイクもあったのかと思うと残念です。
> ZONEゲー買うヤツは
ZONEはこれ以外だと「妖女乱舞」しかやったことがなく。
あれはそうとう面白かったのでブランドイメージはむしろ良かったりしました。
> なんとなくわかってましたしね
さすがに前科が…ですね。
作品自体にツッコミようはないし、自分のレビューに問題でもあったかと緊張していたので、お叱りのコメント等でなくほっとしました。古い作品の思い出レビューは正直、
ごく少数の方にしか参考にならないだろうと考えておりましたので、コメントなどいただけて望外の喜びです。せっかくですので後一本、「羅刹」も近々書きたいと思います。
ちなみに自分はARUTOではなくてARTOだったりします。
紅蓮の誤字脱字と比べたらどうってことないので良いかなとも思ったのですがもしかARUTOさんという方がいらっしゃると申し訳ないので、念のため。
人は哲学では泣けない。本作の魅力は、感情をストレートに揺さぶる<感傷>であって、思考を揺さぶる類のものではない。それなら「AIR」は哲学ではなく芸術としてはどうか――思うところは色々ありますが、どうも感情を揺さぶるはずだった哀しみの描写が最後の最後で昇華しきれなかった感があります。 → 長文感想(4146)(ネタバレ注意)(2)
感想頂いていたのにお返事遅れて申し訳ありませんでした。すっかり見落としていました…。哲学的な読みをされる方は皆さん博識ですごいですね。それだけ読み応えのある作品ということなのでしょう。
> 僕は【DREAM編】がそれにあたるんじゃないか
自分も観鈴が葛藤していないわけではない、と思います。QPさんがおっしゃるように、Dream編にはそういうところがある。ただ、Air編の観鈴はやはり「ゴールしてもいいよね」なわけです。どこか達観してしまっている。それは「美しい」のかもしれないけど、そこで達観「できてしまう」ということは裏を返せば最後のシーンにくるのが「その程度のこと」だったわけで。
どうしようもなくて、見苦しく抗うほうが、胸を打つ感情として伝わるものがあったのではないか。物語のフィナーレまでその重みがあればな、と。
QPさんのように「葛藤がクリアー」されているのはそうかもしれませんが、むしろ、だからこそ物足りなさがあったと言ったつもりです。
ここでの好評に注目して手をつけました。が、あまり評価できなかった。ここが悪い的な書き方をしてしまったが、基本的には肌に合わなかった印象。ただ、一応「三分の理」くらいはあるように書いたつもり。 → 長文感想(2217)(ネタバレ注意)(28)
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>Eurphoriaさん
はじめまして。
> 議論をする際に、片方が感情論に陥ると
糾弾されると辛いこともありますね。でも議論は人格を攻撃されるのと違いますし、自分の考えを深めるきっかけになります。読んでもらえているという励みにもなるし、ご意見はやはり嬉しいですね。
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>idumiさん
> 『俺たちに翼はない』をお薦めします
気にはなっていました。機会あればやってみます。お忙しい中、長い間お付き合い感謝。
> 評と感想の線引き
仰る通り、明確に引くことは難しいと思います。idumiさんが言われていたように、どこまでも主観でしか語れない内容をどれだけ伝えるかの努力目標みたいな感じなのかも、とお話を読んで思いました。
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>QPさん
> 呪われた人の家族じゃなかったら同じことをしないですよね
QPさんのレビューも拝読しました。「仲間のつながりが呪いの中でしか描かれない」という指摘に納得。呪という繋がりの具体的意味という視点で考えを進めると面白そう。
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>myself6さん
くどく長くで申し訳ない。読むのに辟易したら適当に流してください。
> 可愛いなどは評価しないというのは大きな間違い
その通りだと思います。ただ、自分の思いをよりハッキリ伝えたい欲望もあり、その為に詳しく言いたい、というのが自分のスタンスでしょうか。読まされる方はたまったもんじゃないかもしれませんが。
> 難解さについて
人により難解の基準が違うというご指摘はごもっともです。自分の説明がそうとう下手でしたので具体例を。
和歌で単語や修辞を作者も読者も知っているのが前提となるように、散文でもある程度ことばの意味というルールはあります。「難解」と言ったのは、辞書的にいくつかの定義がある、くらいの意味。
自分が挙げた「イデオロギー」という言葉は、個人の主義主張、意思のような概念として使われることもあれば、「科学」に対し「根拠ない思いこみ」のような意味で使われることもある。学校教育だと後者が最近は多いのかな。「るい智」では「イデオロギーの違いは人間関係をダメにするよね」とあるものの、イデオロギーを持つことが悪いのか何なのか解らずでした。
たとえばいま、myself6さんと自分の間には主義主張の対立があります。これを「イデオロギーの対立」と呼ぶことは可能です。じゃあそのことで人間関係がダメになってるんでしょうか。ライターさんは、そういう意味でイデオロギーと言ってない、と答えてくれるかもしれません。ではどういう意味か、そして「意見」と言わずわざわざ多義的な「イデオロギー」を何故使ったか、作中で答えてくれたかは疑問。「書き手の責任」と言ったのはそのような意味です。
蛇足ながら「抽象的」のほうも。携帯小説「赤い糸」の紹介に次のような箇所があります。
「だけど…それでも恋をしたい。愛されたいんだ――」
ここで「恋」や「愛」は同じ意味のことばとして使われているようにも見えます。でも使い分けされることも多いことば。自分なりに漠然と恋だの愛だのイメージもっていますが、それをそのまま当てはめて良いのか解りません。作中での内容を手がかりに判断するしかないですが、そこにこそ作者の手腕が問われると思います。読者は自分勝手な読みをしないよう注意を払う必要があります。同時に作者も、読者がことばの意味を理解できるよう注意する必要があるのではないでしょうか。
「難解」と「抽象的」を並べたのは、どちらも意味が読み手によってかなりブレて捉えられる可能性があるからです。もちろんすべてのことばを厳密に使え、などとはとても言えないし、作者の意図を完璧に読むなど不可能です。でも余り曖昧だと作者が何を言いたいか解らない。少なくともことばを書き・伝えるお仕事だし、ある程度ことばに自覚的だと有り難い、と自分は考えます。完全に好き勝手読んで良いなら構わないのですが、それだと作家さんの世界じゃなく、結局自分の想像の範囲内の世界を楽しむことになって寂しいかな、と。
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>momoinuさん
その節は押しつけがましいことを申し上げて失礼しました。
> ”愛”はどちらも”愛”
むしろなるほどと思ってしまいました。早速参考にさせて頂きます。
> ストレートに”ウケた”だけのがよい
どれだけことばを並べても、ただ一言に及ばないことはあります。解ってても並べてしまう自分…。
架空戦記もの。軍事系の話が多めなので、好き嫌いが分かれるだろう作品。ただ間口の狭さを考慮しても、読み物として良くできている。議論のタネにしやすく、そういう分析的な話が好きな人にも向いているかもしれない。以下、「そういう話」は長文で。今更のゲームなんですが、調子にのっていっぱい書いてしまいました……。10文字以内で要約すると、「お薦めです」ってことです。 → 長文感想(2653)(ネタバレ注意)(7)
>kenken1231さん
レスありがとうございました。
お薦めと言っておいて何ですが人を選ぶゲームでもあると思います。
お気に召さなかったらごめんなさい!
>やんごとさん
初めまして。レビューを評価していただけ嬉しいです。
読みづらく分かりにくい自分のレビューには過分なことばで
恥ずかしい限りですが…。
> 主観を織り交ぜないと作品の核心に迫る事は出来ない
全く同意です。
作品について何か言われているものは、主観が入る部分が
自分も一番興味深く読むところですし。
> 死生観の対比は正に本作の肝
自分としては力を入れたところだったので、
同意して頂けるとやはり嬉しいです。
戦争というものを終わった後で外側から見るのではなく
当事者の物語だったことを考えると、政治色の濃い反戦映画のように
戦争とは何かみたいな文脈に回収するのは勿体ない気がしていました。
グランドEDがあんな感じ(笑)のインタビューでしたし、
若菜EDでの社の独白が物語の答えの一つで、
加奈子EDのトシの態度が別の答えなのだとすれば、
政治思想という視点だけでは捉えきれないものが多いと思いました。
もちろん政治色はばっちりありますけど。
やんごとさんに頂いた言葉を励みに、
読んで頂けるようなレビューが書けるよう
精進していこうと思います。ありがとうございました。
ここでの好評に注目して手をつけました。が、あまり評価できなかった。ここが悪い的な書き方をしてしまったが、基本的には肌に合わなかった印象。ただ、一応「三分の理」くらいはあるように書いたつもり。 → 長文感想(2217)(ネタバレ注意)(28)
トップ非表示にしてありますが、見苦しくてすみません。
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>myself6さん
はじめまして。ご意見感謝です。
> 一部に固執しすぎと思えます
そうかもしれません。
総合的な評価も申し訳程度に加えてはいますが、
作品は多角的に見ると良いとも悪いとも言いづらいので、
なるべく作品ごとにピントを絞って言おうとしたせいだと思います。
ゲームはいろいろな要素の総合ですから、
今回の自分の感想のように一点突破を強くしすぎるとアンバランスで
不自然な内容になるかもしれませんね。
> お笑い芸人にモラルを求めるのはナンセンス
自分が言いたかったのは、k-pさんへのレスで述べたのですが
「話を楽しむゲームだ」と「るい智」を判断したうえで、
それなら「物語を語る前提である、文章が頼りない」ということです。
myself6さんのたとえを借りて申し上げれば、
「お笑いを見に行ったら芸人がモラルを語りだした」
という感じかな。お笑いとモラルどちらが偉いとか言いませんし、
モラルトークも楽しめる人なら良いのだろうと思います。
ただそれでも、ノベル形式の根底である文章が頼りないのは
自分としては受け入れがたいかなということで、
キツ目の断定をしました、というところ。
> 「人間の息遣いが感じられなかった」の方は・・・まるで、理由がない
ないですね(笑)。いや笑い事じゃないんですが。
idumiさんにも指摘された、非常にこまったところです。
自分としてはグラトニー云々のところで何とかごまかそうとしていました。
詳しく言いますと、グラトニーは「食欲にとりつかれていて、
かつ誰かの命令で制御されないとまともに使えない奴」です。
これを野放しにしたらどうなるかとか、なんとなく想像が付く。
じゃあ「るい智」はどうかというと、場面場面にキャラクタが対処してはいても、
それを統合的に成り立たせるキャラクタ像が成立しないのではないか。
たとえば花鶏が単独で逃げるシーンは、花鶏らしいのからしくないのか。
鳴滝姉に対する選択は、彼女ららしいのか、らしくない特殊な厚意か。
普段の主人公たちの行動は、上のような場面で破綻していたように見えたけど
その理由が薄くしか描かれていない。状況の進行が優先されている…。
だいたいこのような考えでした。ただ、ご指摘をうけているように
じゅうぶんな説明は出来ていません。
恥ずべきことだと思います。申し訳ありません。
時間があれば「るい智」を再プレイし、
もう一度筋を追い、詳しく書こうと思います。
んなもん読みたくねーっていう人もいるでしょうが…。
一応ケジメをつけられれば、ということで。
ただ、他にやりたいゲームも、やるべき事もありますので、
確約はできません。ご容赦いただけるとありがたいです。
---------------
最後に、ずっと自分がつけていた留保で
「こっちはプロじゃないからそこまで厳密じゃなくていいよね」
みたいな甘い考えがありました。
しかし、少なくとも自分のような態度でもって
他人様の作品に何かもの申す以上、そういう甘えは
棄てた方が良いのだろう。
今回の議論で指摘され、そう思いました。
以後、可能かどうか判りませんが、なるべく
気をつけてレビューを書いていこうと思います。
ご指摘くださった皆さんに改めて感謝を。
ここでの好評に注目して手をつけました。が、あまり評価できなかった。ここが悪い的な書き方をしてしまったが、基本的には肌に合わなかった印象。ただ、一応「三分の理」くらいはあるように書いたつもり。 → 長文感想(2217)(ネタバレ注意)(28)
個別に書くと大変なことになりそうなんですが…
先に謝っておこう。長くてすいません。
自分と関係のありそうな箇所のみ選んでレスします。
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>QPさん
はじめまして。レスありがとうございます。
「刺激あるレビュー」といっていただけ、光栄です。
QPさんの感想も是非読ませて頂きたいです。
> idumiさんが嫌ってる【押しつけがましい】ことじゃないでしょうか
idumiさんの書き込みから主に自分がうけとったのは、
「ARTOの感想は客観性もないのに自己主張が激しい」
「そもそもARTOは、自身の提示した条件を満たせていない」
という二点。
「るい智」を物語として低く評価した自分に対し
要点を衝いた反論で、「るい智」を楽しむ上で
自分のような視点は必要ないという結論でした。
QPさんのご意見はそれとして、
自分はidumiさんのご意見は押しつけとは言えない
のではないかと一言申し添えておきます。
idumiさんの仰りたいこととズレていたら申し訳ないですが…。
なお、idumiさんは二つ目のレスについて
「返信も自分勝手ながらしないでほしい」と述べておられるので
自分は返信を控えます。
---------------
>idumiさん
> 汚してしまって申し訳ないです
上で申し上げたように、自分は意味のある話ができたと思っています。
そして恐らく、まだidumiさんが提示されたポイントに、
自分は答え切れていないだろうとも思います。
方法論だけ大上段に掲げ、実質が伴っていないという
idumiさんのご意見は身にしみるものがあります。
こんな奴ごめんだ、と思われたかもしれませんが、
自分としてはありがたかったです。
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>kenken1231さん
> 名前が乙女だからといって、即、キャラが立っていることにはならない
そうですね。ただ、kenken1234さんが挙げてくださっている
「私の名前は乙女だ。名前でキャラが立っているんだ」というセリフは
キャラを立たせる要素のひとつだと思います。
なぜなら「こんなセリフを喋るキャラクタなんだな」と思うからです。
キャラクタの造詣は、そういう情報の積み重ねで出来るのでしょう。
その結果、ユーザーは「乙女さんならこう言うはず」みたいな「予測」が可能となる。
> 裏側でこのキャラは何を考えているんだろう
上で述べたようなことが、kenken1231さんの、このような興味を
引き起こし、また作品がそれに答えてくれるかどうか、
というところになるのだろうと思います。
> 「共感」
自分もこれには同意します。
自分は必ずしも「共感」だけでなくても良いと思いますが、
少なくとも理解できる考えのキャラクタが動いていると、
物語を安心して楽しめる、ということはありますよね。
ここでの好評に注目して手をつけました。が、あまり評価できなかった。ここが悪い的な書き方をしてしまったが、基本的には肌に合わなかった印象。ただ、一応「三分の理」くらいはあるように書いたつもり。 → 長文感想(2217)(ネタバレ注意)(28)
はじめまして。丁寧なご意見ありがとうございます。
反論というと偉そうですが、誤解がある部分は説明させてください。
主に「評」ということばの意味のすれ違いについてになります。
> 感想を落とし、評が望まれるべきといっているようにしか見えません
momoinuさんにつけたレスの末尾を読んで頂けるとありがたいです。
> k-pさんへの返信に感想より評を目指して書いてある、
> と書いてありますがあなたのレビューを読んでいると
> ほとんど主観に基づいた感想ですね
はい。主観だと思います。
ただここに自分のまさに言いたかったことがあらわれています。
idumiさんは自分の「評」という言葉を「客観的批評」と受け取っておられます。
ですが、自分はひとことも「客観的批評」とは言っていません。
k-pさんへのレスから引用しますと、
『「評」は「反論可能」なもので、「感想」は思いの丈を述べることだというのが自分の分類』
ということです。反論可能というのは客観的というより、k-pさんへのレスで例を書いたように
根拠が明確であること、に近い意味です。
もしidumiさんがただ自分の書いたものに、「全然ちがうと思う。腹立たしい」とだけ
書いてこられたら、自分は何も言えなかったでしょう。
しかしidumiさんが「ARTOは客観批評と言いながら自爆しているからおかしい」と
筋道を説明してくださったので、自分は「いや客観批評とは言っていない」と
反論することができました。
自分が「るい智」への感想本文で書いた「ことばの意味」とも関連させます。
もし自分が「評」とは何かを語らず「評を目指している」と言い
idumiさんが「ARTOのは評じゃない」とただ宣言しただけなら、
お互い違う前提にいることがわからず、議論ができなかったのではないでしょうか。
idumiさんご自身は嫌がられるかもしれませんが、
自分としてはidumiさんのようにしっかり考えをもっておられる方から
ポイントを絞った指摘をいただけたということは、
最低限の意味を提示できていたのか、と、そのことを嬉しく思います。
> 「現実にいるということが想像できるか」という観点からの
> 批評自体頭の固い考えだしナンセンス
ここは自分でも書き方が甘いところだったと反省しています。
ただ、idumiさんが指摘しておられるように、
自分の考え方が「ナンセンス」かはわかりません。
上で申し上げたように、自分は「この基準が絶対正しい」というのではなく、
「このような基準で読んだ。結果、良いと思わなかった」と言っているだけです。
その基準を選ぶこと自体は、自分の自由であると信じています。
そして、同じような視点を持って作品を鑑賞している人には参考となるよう、
全く視点が違う人には、「ARTOの意見なんて読んでも意味がない」とわかってもらえるように
「なぜ」そう考えたかを詳しく書きたいと思っています。
毎度くどく長い文になってしまい、自分の文才の無さが本気で悩ましいのですが…。
idumiさんが、自分の言うようなことは「全く無価値、考える意味もない」と
仰っておいでなら、自分は「そうですか」、と言うしかありません。
ですが、「いや、もっとこういう面白さがある」と別の面白さを提示して、
自分のものと比較したい、ということならもう少し突っ込んだお話ができるかと思います。
> あなたの感覚が通常とずれているということを
自分は昔から、どちらかというと平凡、ふつうと呼ばれることが多かったので新鮮です。
心にとどめるようにいたします。
わかってはいた…わかってはいました。でもEVEと名が付くからにはどうしょうもない。買ってしまうのです。作品のできも終わっていましたが、自分の中のEVEも終わりました…。涙で前が見えない。これを受け入れられるのは恐らく、変なクスリをキメた人か悟りを得た解脱者かくらい。煩悩まみれの凡夫には到底理解できないまま、アンインストール。 → 長文感想(2200)(ネタバレ注意)(9)
はじめまして。なんだか悪の道に誘ってしまったようで微妙な罪悪感が…
> 麻雀ゲームに良いもの無し!って自分の中であったのですが、挑戦してみますね( `д´)b
先に謝っておきます。ごめんなさい…!
的をはずしたくらいのゲームだったら良かったんですが、
むしろ、何を血迷ったか亜空間に向かって弾を発射した感じの作品です。
なので気を強くもってトライなさってください。
苦行に耐え抜いた末に、涅槃の悟りがひらけることをお祈りします。
ここでの好評に注目して手をつけました。が、あまり評価できなかった。ここが悪い的な書き方をしてしまったが、基本的には肌に合わなかった印象。ただ、一応「三分の理」くらいはあるように書いたつもり。 → 長文感想(2217)(ネタバレ注意)(28)
はじめまして!感想ありがとうございます。
> う~む、思わず頷いてしまいました。
非常に光栄です。特殊な考えじゃないかと不安だったので
支持していただけたのは素直に嬉しいです。
> 自分の考えや主張を表現するために、造語を多用したり、
> よく分からない単語の使い方をしたりする
難しいですよね。自分に読み手としての努力が足りないのか、
書く側の問題なのか。実際本作でも、自分の読みが足りていないだけで
ライターさんはきちんと一貫したことを言っているのかもしれない。
そういう不安はどうしてもつきまといます。
自分が楽しめたらそれで良い、というスタンスをとるなら
気にしなくても良いことなんでしょう。
でも誰かと作品の魅力や内容について話そうと思ったら、
共有できるところをカタチにして示す必要がある。
それがとても面白く、同時に難しいところだと思います。
> 登場「人物」としての評価
> およそ普通の人間はしないような言動
ゲームでも小説でも、「表現」である以上、記号化というか
そのままの「人物」を描くのは不可能なのでしょうね。
エロゲの場合kenken1231さんがおっしゃるように
極端な描写が多くて現実感が薄れているところありますね。
じゃあ、そこで成立してるリアリティって何だろう?と考えると、
ある描き方によってその「人物」がユーザに見えないところで
どうしているか、何を考えているかを想像させる。
そういう描写は可能で、それが物語のリアリティかな?
kenken1231さんのお話を伺い、そんなことを考えました。
単に「キャラに特徴がある」、というのと
「キャラが立っている」のとの違いといいますか…。
またしても判りにくい話でごめんなさい。
> 「人間の息づかい」を感じるようなキャラクターには出会っていませんね。
きっとこれから運命の出会いが…!
kenken1231さんがそういった作品に出会われたら、是非教えてください。
レビューも楽しみに読ませて頂きます。
すでに数え切れないほどの意見が世に出ていて、今更なにをか言わんや、という感じなのは否めない。このサイトのレビュー数が約2700。本当にすごい。何を言っても同じ内容の再生産になるのではないかと思いつつ、勢いで書いてしまいました。自己弁護ではないけれど、肯定・否定問わずなにか言わせる「魔力」をもった作品だと思う。 → 長文感想(4603)(ネタバレ注意)(4)
はじめまして。
ヨーロッパの方だったとは…驚きを通り越して尊敬の領域。
長文を読んでもらっただけでもありがたいのに
感想までいただけて感激です。
> 奇妙な日本語ですみません
とてもわかりやすい文章でした。
少なくとも自分の、何が書いてあるかわからない長文よりよほど良くわかります。
> 日本ビジュアルノベルと言いう芸術
ビジュアルノベルは新しい「技術(art)」であり「芸術(art)」なのだ、と
Conjuerorさんの意見を興味深く拝見しました。
日本でも近年、アニメやゲームは「学問的」にとりあげられ
社会学や哲学の分野で扱われています。
ただ自分の意見としては、もの足りない感じがします。
たとえばビジュアルノベルを小説の方法論で評価し、
アニメを映画の方法論で評価したとします。
そのとき偉いのは「小説」や「映画」であって、
アニメ、ビジュアルノベル自体の価値はありません。
話題をビジュアルノベルに絞ります。
学問的な見地から、この作品で描かれていることは哲学や心理学のこういう話だ、
というのも哲学や心理学が素晴らしいのであって、作品はただの手段です。
Conjuerorさんが言われるような「芸術」としてエロゲが認められるには、
既に存在する評価体系に頼らず、乗り越えていく必要があるのかな?
とか、そんなことを考えました。
それ以前の現実問題として、食べていける分野として
地位を確保できるかが大問題かもしれませんが…。
自分はそこまで深く考えていませんでしたが、Conjuerorさんのような
鋭い視点を持った方がどんどん意見をだしてくださると
色々変わるのかもしれません。密かに期待しております。
ここでの好評に注目して手をつけました。が、あまり評価できなかった。ここが悪い的な書き方をしてしまったが、基本的には肌に合わなかった印象。ただ、一応「三分の理」くらいはあるように書いたつもり。 → 長文感想(2217)(ネタバレ注意)(28)
大変失礼しました…。
なんだか過大評価をいただいた気がして恐縮です。
>pitbitさん
はじめまして。感想感謝です。
> 男にとってのノベル系エロゲって、
> 女にとってのケータイ小説みたいなもの
女性人権団体の人が聞いたら、血相変えて飛び込んできそうですね(笑)。
pitbitさんにとっての「男女」また「ノベル系エロゲ」と「ケータイ小説」
がどのようなものかはっきりわからないので想像になりますが
なんとなくイメージは掴めるかな…?
pitbitさんがおっしゃりたいのは、
「ノベル系エロゲには男にとって都合の良い女の子や世界が、
ケータイ小説には若い女性の妄想の世界が展開されている」
という感じでしょうか。
憶測なので内容へ踏み入るのはひとまず控えます。
誤っていたら失礼しました。
ここでの好評に注目して手をつけました。が、あまり評価できなかった。ここが悪い的な書き方をしてしまったが、基本的には肌に合わなかった印象。ただ、一応「三分の理」くらいはあるように書いたつもり。 → 長文感想(2217)(ネタバレ注意)(28)
はじめまして。感想ありがとうございます。
書き込んで頂いたのに恐縮ですが、最初に一点、苦言を呈させてください。
momoinuさんのレスに、他の方のレビューを批判するような文脈がございました。
他のレビューの紹介程度なら良いと思うのですが、内容にも踏み込むなら、
まずは直接そのレビューにレスするなりなさるほうがよろしいかと存じます。
(今回の場合は特に名指しされていたわけではなかったですが)
批判の対象となった方が必ずしも見るとは限らない場所ですので、
一方的でアンフェアな発言になりはしないか、と危惧するのが理由です。
自分の勝手な考えですが、せっかく相互に意見交換できる返信システムがあるから
勿体ないなと思い、申し上げました。気分を害されたらすみません。
> 日本語は難しく書けば知的に見える
多くの方がご指摘なさっているように、自爆している感はあります。
ツッコミ待ちの自虐系ネタだったのかもしれません…。
> 具体的にはっきり分かります。
ありがとうございます。わかりにくいと思っていたので
そう言って頂けると嬉しいです。
> 貶している人のほうが…
これについては二点、言いたいことがあります。
ひとつ目は冒頭ですでに述べました。
ふたつめは、褒めておられる方のご意見はそれで参考になるものが多いこと。
多くがmomoinuさんのおっしゃるように、感想的であるのは確かですが
詳細に分析しておられるかたもいらっしゃいました。
また、自分は「感想」は議論できないけれど、共有できないとは思いません。
たとえば、ある映画のアクションに興奮した、という話を聞いて
自分も映画を見に行く。するとアクションシーンを注目して見る。
具体的な内容が無い感想だとmomoinuさんが言われているように、
どこがどう良いかはわからないかもしれない。
でも、見る時の自分なりの参考になるはずです。
こういう視点で、こう見たらこう面白(つまらな)い、と説明する批評も、
とにかく「こう思った」と主張する感想も、ともに購入や
プレイの参考になるというのが自分の意見です(好き嫌いは別ですが)。
もちろん、主張を商売にしている人たち(批評家や評論家)が
感想しか言わなければ金返せと言いたくなります。
けれど自分たちはアマチュア。なので主張の内容に厳密さが無くても良いし
いろいろな語り方があって構わないのでは、と思います。
すでに数え切れないほどの意見が世に出ていて、今更なにをか言わんや、という感じなのは否めない。このサイトのレビュー数が約2700。本当にすごい。何を言っても同じ内容の再生産になるのではないかと思いつつ、勢いで書いてしまいました。自己弁護ではないけれど、肯定・否定問わずなにか言わせる「魔力」をもった作品だと思う。 → 長文感想(4603)(ネタバレ注意)(4)
またしてもレスして頂いて光栄です。乱文を読んで頂き感謝…。
いろいろなことが言われているけれど、まだ言えることはあるんじゃ
と「Fate」については考えています。懐が深いと言いますか。
> 自分も最近Fateの感想書きました、すごい悩みましたね。
拝読しております。失礼ながらこの場を借りて雑感など。
戦闘パートの組み立てを立体的に考えるなど
作品分析を多用な角度から細かくしておられ、自分には真似できないと思いました。
タイトルの「与えないスタイル」というのは面白い発想だと感じました。
自分にはスタイリッシュな作風を伝えようとしたタイトルにも思えたので
また違う視点からも見直したいと思います。
何か思うところがあればtraz04さんの感想に書き込ませて頂くかもしれませんが
その際は適当にあしらってください。
> 率直な感想はたかがエロゲでここまでやるのか~?って感じでしたから。
自分は「たかが」とは思いません。
が、エロゲというジャンルからすると突出した部分があったことにはすごく同意です。
> あまり関係無いのですが、Fateの感想を考えているとき
> 真っ先に、とある作家のフレーズがたくさん浮かびました。
> Fateと共通する部分感じないですかね???
不勉強でわからなかったので検索しました。高橋歩さんという方の言葉なのですね。
自分はあまり教養もなく発想も貧困なので、作品そのものから離れて
外側の要素と関連付けるのは少し苦手だったりします。
あえて頑張ってみると、「必要なのは、勇気ではなく、覚悟」や
「すべては自分が選んでる」というのは「Fate」作中でキャラクタ達が
懸命にそうあろうとした姿勢であったように思います。
「ごちゃごちゃ能書きたれる前に~」というのは、「Fate」関係なく、
能書きたれるタイプの自分には耳が痛い話ですね(泣)。
ここでの好評に注目して手をつけました。が、あまり評価できなかった。ここが悪い的な書き方をしてしまったが、基本的には肌に合わなかった印象。ただ、一応「三分の理」くらいはあるように書いたつもり。 → 長文感想(2217)(ネタバレ注意)(28)
>traz04 さん
こんなこと気にするのは変かなと思いつつ気になるところを四苦八苦で説明してみたので、なにか伝わったところがあるということは大変嬉しいです。
>ドラマや小説でもそうなのではないでしょうか
その通りだと(自分は)思いました。自分は「るい智」のキャラつかって好きにイメージを膨らませて楽しむことはできるだろう、くらいのつもりで書いていました。でもtraz04さんがおっしゃっているように、意識したり探したりしなくても「世界」がイメージできるような物語と、そうでない物語はあるなと納得しました。
> 頑張って再開して自分も感想書きたいと思います
楽しみにしております。自分は「感想」を未プレイのゲームの参考にもしますが、プレイ済みゲームがどう評価されているか、他の方のご意見を読む方が好きなので。「るい智」の点数は低くしましたが、プレイする意味のないゲームとは思いませんし。
>k-p さん
おすすめのゲームまで附記して頂きありがとうございます。お金と時間に余裕ができたら、挑戦してみようと思います。
> どこか一点でも楽しめたもの勝ちだと”俺は”思うのですよ
人それぞれ、というご意見はその通りですね。「楽しめた!」という実感は誰にも否定できないし、「感想」はそれを述べる場です。k-pさんが大事に想われた部分と自分の評価軸のずれにははっとさせられました。
ただ、k-pさんと自分とでたぶん決定的に違うのは、評価の「方法」ではないかと思いました。自分はどちらかというと「感想」より「評」のコメントを目指しているところがあります。どちらが上だとか下だというつもりは全くありません。「評」は「反論可能」なもので、「感想」は思いの丈を述べることだというのが自分の分類です(ゲームの魅力は、「感想」のほうがはっきりとあらわせると思います)。
たとえばAさんが「自分はるいを可愛いと思った。だから良いゲームだ」と言ったとします。これは「反論に意味がない」という意味で反論不可能な、「感想」です。「可愛さ」とは何か説明されておらず、「るいが可愛い」というのは言った本人にしか判らない価値になっているからです。別のBさんが「るいが可愛くない」と言うことはできますが、それでAさんの宣言は否定されません。まさに「人それぞれ」です。
「佐奈はツンデレだから可愛い。よって良いゲーム」と言われると、本当にツンデレなのかとか、可愛さ=ツンデレなのかとか考えることができます。十分な内容かどうかはともかく、話し合う余地は増えました。そうやって議論する部分を増やすのが「評」の方法です。「評」の場合、共有できる土俵を用意しないと話にならないので、今回は「テキストの精度」と「世界観」という形で提出しました。だからk-pさんの、その土俵には乗っかれないというご指摘は、十分議論できる土俵を用意できなかったことへの反省として厳しく受け止めようと思います。
付け加えると、自分は「るい智」を話を楽しむゲームだと勝手に思いこんでいた部分があるのは確かです。自分はゲームごとにそのゲームの狙いを見て、それに沿って評価したいと考えています(できているかはともかく)。「るい智」はしっかりした話・筋をつくり、そこで勝負しているゲームだと思ったので、その視点で評価しました。キャラクタの造詣を楽しむ作品だったとしたら、自分はあさっての方向から評価してしまったことになりますね。
「おお、ぱぱではないか。お帰りなのじゃ」 にやられました。サブタイトルは謎。 → 長文感想(1373)(ネタバレ注意)(2)
おお、なるほど!と思いましたが、手元の辞書によると
It’s… という短縮形は「助動詞のhave/has」にしか用いない(一般動詞のhave/hasでは短縮形は使わない)
というルールがあるそうです。ご指摘の「所有する」というhaveは一般動詞なので短縮できず、助動詞であるなら完了形ですが動詞がありません。辞書がすべてだとは思いません。ただcapeofastormさんのおっしゃるとおりだとして、「It」が何なのか判然としないこともあり、「It’s=It has」説は可能性が低いかもしれません。
なんか全然ゲームと関係ない話なのに恐縮です。変に細かいことが気になってしまったなぁと思っていたのにご意見いただき、ありがとうございました。