a103netさんの長文コメントへレスをつけたもの
a103net
「物語にどれだけ引き込まれるか、感動できるか」「終盤の展開が予想を裏切るか、あるいは期待される内容で綺麗な仕上がりを見せるか。」「登場人物を好きになれるか」「プレイ後にその世界が好きになれるか」を重視しています。CG(そもそも好みでないと購入しないが)や音楽等でも多少変動します。最高作品が100、90以上「優」、70以上「良」、50以上「可」。ほぼ主観のみなので、学園物・純愛物・幼馴染等個人的好みにより甘い評価がされることもあります。
2012年1月「はるのあしおと」「明日の君と逢うために」「未来ノスタルジア」の感想をほぼ全面改訂。
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レス
シナリオとして中だるみが長い。矛盾を感じる点もあるのでツッコミ考察 → 長文感想(3619)(ネタバレ注意)(4)
赤い石の力のもともとの持ち主は、天女(長女)と同一の情報を持つさくやで、川で孝介とさくやが流されたとき(?)に体外に出て、孝介とさくやに投げ捨てられ、
その後、「見つけられる資格を持つ者」である皆神一族の者である翔子が発見したということのようです。
また、p35の「岩永家」「岩永翔子」を見ると、皆神の分家筋の岩永家(皐月の嫁ぎ先)は、「天女を看取り赤い石を体内に入れた女性」が祖となっているので、翔子は有力な資格者だとなっています。
この設定、結構根幹となる設定のはずなのに、「ゲームクリア後にお楽しみ下さい」とある本を読むまですっきりしないというのもどうかと思いますね。個人的には。
「一つの恋の終わりから始まる物語」というキャッチコピーから、ちょっと珍しい展開の話を期待していて、その点についてはまずまずでしたが、この作品の魅力・特徴・好き嫌いは、幸せや自分の存在について等、思春期以降に「考えたことはあるけど、答を出すこともなく過ごしてきたこと」を思い起こさせるところの方なのかもしれないと思いました。 → 長文感想(4332)(ネタバレ注意)(2)
>きっちり七美EDでまとめて区切って欲しかった
>結局あの流れだと、奏好きにはいいけど七美好きには奏の繋ぎ役となって少しかわいそうな気がするんですよね。
同感です。
私があのエンディングに好印象をもったのも、まさに「奏好き」だからでしょうし、シナリオに期待するなら、「七美ルート→奏エピローグ」になっているのは、あくまでも「次善」だと思っています。
>一旦きってタイトル画面にStart Lineとかでてクリックしたらはじまる
というくらいに、一度締められるように作りこまれていたら、さらに良かったと思います。
当初、七美は「真ヒロイン的ポジションか」とシナリオに期待していましたし、少なくとも飛鳥と蓬のように、その人との恋だけで、一本完結してくれると思っていましたので、別れのときのインパクトがイマイチで、その後は(1年後に飛んで)他の周りの人達の話に移ってしまうのが残念でした。
主人公のあまりのヘタれぶりに、ぼくの心は主人公を離れ傍観者の位置へと旅立っていくのです。 → 長文感想(1868)(ネタバレ注意)(2)
私もこの点に関しては疑問があります。
ライターは「珠美の存在を無視して(あるいは忘れて)いた」のか?
それとも、「珠美の存在を忘れてつばさにはまっているプレイヤーなら瑕疵に気付かない、と思った」のか?
(私はプレイ中には気付かなかったのですが…)
プレイヤーに「本当にのりうつったのかも」と疑わせる
仕掛けはあってもいいと思うのですが、
・主人公と珠美が互いにつばさの様子を確認する可能性
・つばさが、主人公と他の人物に同時に会う可能性
の2つと、珠美がとりそうな行動を考えると、登校してもスルーなのは、
(幽霊が存在するか等とは別の意味で)無理のある展開に思えます。
つばさの行動の是非・妥当性はともかく、
疑問を縮減するには、話の進行をずらして、
演技の開始を28日夕方からにして「主人公と二人」の場面ですればいいと思いました。
(28日を休みにして、朝からでもいいけれど、他人物との接触率は上がる)
そう思ったのは、演技期間は10/27(金曜)の朝~29(日曜)ですが、
27朝に登校してから、28(土曜)の夕方に、
「呆然としているうちに、一日が経っていた」
の1行で飛んでしまうからです。
中盤までは学園物として、キャラクターもイベントも素晴らしく、HシーンとCGもよくできていると思います。しかし、終盤の展開はそこまでの好印象を陰らせたと言わざるを得ません。ヒロインと結ばれた後、恋愛や2人の人生・夢以外のテーマで、終盤の話を好印象を与えるように続けていくことは難しいと感じました。 → 長文感想(170)(ネタバレ注意)(2)
>コレSFか?なんか根本的なところがズレてるw。SFの面白さなんて全然感じないぞw
>未来人らしさをキャラで出して欲しかったな。
SFでウケをとるなら、このあたりの工夫は欲しいですよね。
SFの面白みも無く、かといって何を狙ったのかもよくわからず、というところです。
>オチを作るための未来設定なのさ
夢の達成、対立者の打倒、あるいは試練といったもののないまったり展開では、「告白してHして終了」でもないと話を締めくくる内容が見当たらないのかもしれません。しかし、オチをつけようとして評価が下がるのは本当にもったいないと思います。
>病気とかそんなもんいらねぇから
>普通に萌える恋愛してほしかったぁ
はい。せめて、設定上関わらなくても済む2人だけでも。
あと「え、この人も?」と思ったもう1人もかな。
SNOWの続編の位置にありながら、その雰囲気が大きく異なる物語。SNOWを知らなくても、芽依子に魅力を感じればエロ満載のドタバタし続けるシナリオを楽しむことはできるかもしれないが、クリアしておくことで主人公の立場と異なる状況で楽しめる。芽依子のタイプが合わない、あるいは、シナリオ・感動を重視する方にはお薦めできません。 → 長文感想(3823)(ネタバレ注意)(3)
>・・・行間から読み取れる部分が多いと思うのですよ、「友恋」は。
そうですね。この作品につけられた点数の高低はSNOWの世界にあの設定を
持ってきたところに対するものが多くを占めているのでしょうが、
本当のウリは、行間をどれだけ評価できるかにあると思います。
(拒否感が強いとどうにもなりませんけど)
行間で前作プレーヤーを楽しませるという手法は、
本来は続編共通のアドバンテージだと思うのですが、
友恋は上手く使っていると思います。
一方、そこに頼りっきりで、あとはエロ連発で
ごまかしているという見方もあると思います。
>SNOWプレイ必須だけど、SNOWプレイ後の感動を侵す。
感想で「SNOWの世界に悪人は合わない」と書きましたが、
それと同じくらいあの世界には濡れ場も合わないかもしれません。
SNOWで感動した後、その世界の登場人物を引き継いでいるのに、
雰囲気があんなに変化してしまったら、設定の使われ方云々ではなく、
「設定そのものが気に食わない」といわれても仕方がないとは思います。