ErogameScape -エロゲー批評空間-

ゲーム名
千の刃濤、桃花染の皇姫
ブランド名
AUGUST
得点
80
おかず得点
(あまり使えなかった)
一言コメント
壮麗な戦記ものの大作。年に一本あるかないかの作品なのは間違いないが、ヒロインを攻略する順番によって、読後感に計り知れない差が生まれている。美少女ゲームの慣習に囚われたか、杜撰極まりないシナリオ構成や不自然に詰め込みすぎた各々の要素が、高潔な戦記物としての地位を揺らがせてしまった。100点を取れた80点というパフォーマンスにユーザーとしては落胆を隠せないが、作画を中心にオーガストの次元の高さを改めて突き付けられた一作である。 → 長文感想(4760文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
千恋*万花
ブランド名
ゆずソフト
得点
90
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
安定期に入ったブランドは、贅沢な悩みを抱えている。 → 長文感想(1682文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
ここから夏のイノセンス!
ブランド名
Clochette
得点
75
おかず得点
(だいぶ使えた)
一言コメント
クロシェットの谷間的一作ながら、次の高峰への筋道をつけてくれそうな作品。これまでの作品と比べて、わずかに格が落ちるものの、面目を保った繋ぎの佳作。 → 長文感想(1544文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
キミトユメミシ
ブランド名
Laplacian
得点
75
おかず得点
(あまり使えなかった)
一言コメント
この作品は、「逆オーパーツ」のようなものだ。 → 長文感想(1010文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
手垢塗れの天使
ブランド名
あかべぇそふとすりぃ
得点
75
おかず得点
(だいぶ使えた)
一言コメント
大は小を兼ねる。エロゲーでは、それが通じない。 → 長文感想(2346文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
LAMUNATION! -ラムネーション!-
ブランド名
WhitePowder
得点
45
おかず得点
(まったく使えなかった)
一言コメント
プレイヤーは頭を空っぽにして楽しんでもいい。だが、クリエイターは頭を空っぽにしてはならない。 → 長文感想(1841文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
てにおはっ! 2 ~ねぇ、もっとえっちなコトいっぱいしよ?~
ブランド名
root nuko+H
得点
79
おかず得点
(とても使えた)
一言コメント
フェチシズム溢れるS級ヌキゲー。エロまわりの充実ぶりは前作の比ではない。制作陣のパッションがぎゅうぎゅうに詰まっている。シチュエーションの2割ほどはドSかドМに極振りされているが、得も言われぬ淫靡な雰囲気の絵に突き抜けたエロ台詞がベストマッチ。一つ一つのシーンの尺も長く、回想数も80超えとボリュームと質に関しては言うことなし。シチュエーションも多彩かつ特殊性に富み、脇コキやアナルプレイは当たり前で、特殊すぎる腹コキまで取り揃えている。ユーザー側が買い渋るネックと言えば、喘ぎが「んほぉ」を通り越して「ぶひぃ」レベルであること、ビジュアルが特徴的であること、SMシチュがそこそこ多いことくらいのものだ。実用性を重視するユーザーの嗜好によっては、当代随一になりうる力作。
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
清楚で真面目な彼女が、最凶ヤリサーに勧誘されたら…?
ブランド名
Frill
得点
65
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
タイトル通りのロープライス。前作ほど意味深なテーマを秘めた作品ではなく、ヤリサーで行われている乱痴気騒ぎを赤裸々に描く。男の欲望が受け手にストレートに伝わる分、顔をしかめるような場面に遭遇することもしばしば。値段の割に実用性は高いが、上辺だけの作品と言えばそれまでだし、ヌキゲーはヌキゲーでも前作との紐づけに失敗している。前作と明確に毛色が異なるぶん、ユーザーの作品に対する求め方次第で評価が二分する一作。 → 長文感想(1123文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
お兄ちゃん、キッスの準備はまだですか?
ブランド名
Tinkle Position
得点
75
おかず得点
(かなり使えた)
一言コメント
“NO SISTER, NO FUTURE.”を地で行く内容。この作品に限って言えば、「頭が悪い」「残念」という表現は最高の褒め言葉だと思う。どうしようもないお兄ちゃんによる、どうしようもないお兄ちゃん達のための物語だ。 → 長文感想(2363文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
その古城に勇者砲あり!
ブランド名
ソフトハウスキャラ
得点
65
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
成竜から幼竜へ。本作は「巣ドラの真似事」でしかない。 → 長文感想(2037文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
わんにゃん☆アラモード! ~どっちにするの? わんにゃんHなカフェ事情!~
ブランド名
SkyFish poco
得点
59
おかず得点
(あまり使えなかった)
一言コメント
エッチシーンの数は多いが、描写は淡泊で実用性に疑問が残る。抜けないヌキゲーは、塩気のしない塩に等しい。 → 長文感想(2175文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
アマカノ ~Second Season~
ブランド名
あざらしそふと
得点
80
おかず得点
(だいぶ使えた)
一言コメント
100点を目指したわけではないが、80点を最低合格ラインに定めた上で戦略を練った利口な作品に見える。意気込んだ上での80点ならば何かしら大きく不足する要素が目立つものだが、この作品にはネガティブが殆ど見られない。全力を尽くさないという意味ではなく、肩肘を張らずに合格ラインを目指したぶんだけ適度に力が抜けている印象だ。多くの100点満点ではなく、万人の80点を大事にした結果だと思う。優しい雰囲気に包まれた物語に高尚な中身はないけれど、いちゃラブとエロは充実しており、ヒロインの一挙手一投足に体の芯から溶かされそうになった。グラフィックは一級品で、アストロノーツの時代から文句などあるはずもない。ハート目の使い方が一辺倒なのは、この作品も含めた既存メーカーの次なる壁。使い方は間違っていないが、前作と似たような「オチ」では、ネタとしての使用は収束化を免れない。漫画的な描写を脱却してほしい。
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
ちんくる★ツインクル フェスティバル!
ブランド名
Digital Cute
得点
75
おかず得点
(だいぶ使えた)
一言コメント
女装ものの中で、最もおバカな方向にぶっ飛んだエロコメディ。BLからSM、TSまで幅広く取り揃えてあり、スカトロですら当たり前。基本的になんでもできる間口の広さ、スペックの高さを見せるも、妹の扱いは『オトメスイッチ』同様の空白を作品内に感じさせる。質の高いアニメーションは数が少なく、要所で力を発揮できていない。よく言えば満遍なくユーザーの嗜好を補完した作品だが、悪く言えば器用貧乏な作品だ。グラフィックはトップレベル。シチュエーションさえハマれば、非常に使える抜きゲーである。
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
フォーリンラブ×4tune
ブランド名
Escu:de
得点
55
おかず得点
(まったく使えなかった)
一言コメント
どうしちゃったんだ。最近、ノベル系はとくにおかしいぞ、エスクード……。ひとまず、萌え抜きゲーの割に、抜きどころをまるで意識していないのが気になった。えっちシーンの尺は短すぎるし、エロさがこれっぽちも滲み出ていない。テキストはもはや絞りかす状態。メイラが若干マシな程度で、抜きゲーとして、到底実用に耐えうるレベルではない。ビジュアルだけは人を釣れるが、ストーリーは締まりが悪く雑そのもの。とてもじゃないが読むに値しない。いやいや、これでフルプライスはないだろう。抜きゲーでコケるのは個人的に難しいと感じているのだが、声優陣に非がないことからして、ライターの引き出しの乏しさがモロに影響しているんだと思う。草上さんの肉感たっぷりの絵がもったいない。老舗エスクードの中でも、明らかに下から数えたほうが早い作品。非常に辛い評価になるが、何を作りたかったのか、まずはそれを見つめなおすべきだ。
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
君の魔名はリナ・ウィッチ
ブランド名
LiLiTH
得点
79
おかず得点
(かなり使えた)
一言コメント
ワイ語・トロ顔・媚薬のトリプルコンボはお馴染みだが、白リリスが桃リリスになったかのような、甘めのエロシーンが白眉。程よい長さ、高い濃度に加え、ギリギリの下品さを兼ね備えている。トンデモ卑語の頻度が高い割にギャグになっていないし、総じて和姦としての節度を危うく保ちつつ、ヌケる作品に仕上がっていると思う。シナリオは勧善懲悪短編ものとして無難な出来に留まるが、先に書いたエロの質、秋空もみぢ+高質な塗り、艶のある声の3つで十分お釣りがくる。昨今の白リリスにしては、やや幼く見えるヒロインのビジュアルも特徴的だ。減点対象はバッドエンドのリョナと、リナのエロシーン着衣時の衣装に偏りがあることくらい。内容からすると、死と絶頂の対比は無用で、むしろハーレムに戻るルートがあればトロ顔和姦を突き詰められたのではないか。それでも、リーズナブルな価格帯を考えれば不満はさほど感じない。ゲーム開始画面のピアノ曲は◎。
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
姦獄娼女 ~Slave Girl Breeding~
ブランド名
クレージュA(CIRCLE)
得点
65
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
しっくりこない。以前の作品の方が、クレージュでしか描けないエロを追及できていた。CGアニメーションのクオリティは毎度のことながら感心させられるものの、挿入の瞬間を描いていた『JC拉致監禁レイプ』には到底及ばない。断面図描写を駆使した狭穴を挿し貫く一瞬は興奮を呼び起こす見せ場の一つだが、最近のクレージュ作品にはその仕様が極めて少ない気がする。シナリオ後半の息切れ具合を鑑みるに、調教ものとしても半端に思えてならない。せっかくの高質なCGアニメーションも、本作より上の手法があると知っていれば、厳しい見方になってしまうのもやむを得ないか。手軽な抜きゲーはそれだけでフルプラに対するアドバンテージで、必ず需要はある。それだけに、実用面での一考を促したい。
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
妹のセイイキ
ブランド名
feng
得点
79
おかず得点
(あまり使えなかった)
一言コメント
認めたくないものがある。 → 長文感想(3561文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
聖騎士Melty☆Lovers
ブランド名
あかべぇそふとすりぃ
得点
69
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
ファンタジックな『LOVELY×CATION』。主人公に起因する雰囲気づくりに、どことなく既視感がある。○○ケーションシリーズの主人公は、自身の心情を吐露する独白が多く、没個性的なスタイルが定着しているが、熱い戦闘描写のある騎士ものに、かような人物を中心に置くと冷めて見える。良くていちゃラブ風味になり、総合的に盛り上がりに欠ける節があった。黒歴史の補填として、このような企画をぶち抜けるのは、それなりの企業体力を示す好材料になった。転んでもタダでは起きないしたたかさも伺えた。ひょっとしたら、補填に託けて新人発掘をも睨んでいたのかもしれない。ただし、紆余曲折あって産み落とされた作品の中身が、絵と回想数を除いてB級だった。入手方法によって評価にも差が出るのも難点。卑語修正音がないため、見てくれの良い抜きゲー程度に考えるべきだろう。
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
僕と恋するポンコツアクマ。
ブランド名
スミレ
得点
80
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
良くも悪くも流行に乗った作品。ハイクオリティなCGを生かした濃いエッチ、ギャグテイストに富んだドタバタ共通シナリオは出色の出来。とくに前者は、手放しで褒められる域に達している。その反面、一気にパワーダウンする個別シナリオと、人物に比べて粗い断面図描写は改善の余地あり。シナリオの大まかな構成自体は『ピュアガール』あたりを想起させる。本番がないため厳密なハーレムではないが、準ハーレムゲーとしての存在感は際立っている。9月新作の出来を思えば、不作中の秀作一点ものという印象だ。『ラヴレッシブ』から言い続けていたように、さよりさんの単独原画起用は大正解。ブランドの方向性という一片のピースが、『ネコぱら』を経てピッタリとはまった気がする。スミレが伸びる方向としてはエロを強くするのが手っ取り早いので、これは予想通り。むしろ、真価を問われるのは次の作品となるだろう。
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
塔の下のエクセルキトゥス
ブランド名
アストロノーツ・コメット
得点
60
おかず得点
(あまり使えなかった)
一言コメント
完成度が低い単調なカードゲーム。ゲームシステムにはさらなるブラッシュアップが必要だが、『ウルスラグナ』のシステムを流用した時点で、この作品の底は見えていた。エッチは多いしストーリーは及第点をつけられるものの、2作続けてカードゲーム自体の伸びしろを感じとれなかったのは非常に残念。美麗なイラストを生かし切れていない。エロの傾向とイラストの好き嫌いで、ユーザーが『ウルスラグナ』との取捨選択を迫られるのは必定。遊べるエロゲとしての出来は、もはや団栗の背比べ。敢えて両方をプレイする必要性を見出せなかった。
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
対魔忍 紅
ブランド名
Black Lilith
得点
50
おかず得点
(あまり使えなかった)
一言コメント
あらゆるシチュエーションを味わう調教堕ちゲーの一種だとは思うのだが、その方向性が分散しすぎてイマイチ抜けない。スカをやりたいのか、快楽堕ちをやりたいのか、蟲をやりたいのか、肉体改造をやりたいのか、どれをとっても中途半端。終いには獣姦で締めており、もはや悪役の多彩な性的嗜好しか見えてこない。これほど分かりやすく実用性を求められていながら、ユーザーライクでなかった作品も珍しい。その最たる例が、画面中央に表示されるオークの糞だろう。糞を食らう紅を見ているのではなく、紅の顔の視点の高さまで下がって野郎の糞を食わされている感があり、なかなか直視できなかった。罠にはまったヒロインに対して、やりたい放題やればいいというわけでもあるまいに。褐色設定を生かそうともしてないエロは、もはや論外。そう、これぞまさしく糞ゲーオブザイヤーである。
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
アヤカシ散華
ブランド名
でぼの巣製作所
得点
70
おかず得点
(あまり使えなかった)
一言コメント
ストーリー重視の戦国パロディSLG。お話メインとあってか、SLGは割としょっぱい完成度。ほぼ均一にキャラクターのレベルが上がるため、お気に入りのキャラクターを育てることができず、システム上、繰り返し遊べない。一時的に考えさせられる戦略性はあるが、慣れてきた時の作業感は色濃く、二周目以降はスキップできることからも、SLGは一周目限りの命とみていい。これに対して、ストーリーはなかなか味のあるドラマに仕上がっている。パロディではあるのだが、妖怪同士の掛け合いは妙に雰囲気があって面白く、ストーリーの進行もテンポがいい。やや凌辱色の濃い濡れ場は和を感じられて、舞台背景の強化に一役買っている。神楽シリーズはさておき、昨今のでぼの巣作品にしては、これは読める方の部類に入る。一度限りのシステムに目を瞑れば、それほど出来は悪くない。 【雑記】西夏皇帝の通称を羅列して呪文にするとは…。
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
姉と幼なじみは中がイイ! ~「ニンベン」ついてないし…~
ブランド名
アトリエかぐや
得点
80
おかず得点
(とても使えた)
一言コメント
全体的に質の高い抜きゲー。軽めのシナリオに、チョロすぎない程度にノリのいいキャラクターたちが、この上なくマッチしている。ライトな雰囲気で統一されたエッチシーンの数々は、背徳を微塵も感じさせない。タイトルほどには「中」を意識しないシチュエーションも数あれど、一部ではアブノーマルな嗜好にも応えており、とくにアナルハーレムシーンはとても新鮮だった。大半の濡れ場は尺も長く卑語の選択も多彩なため、実用性は極めて高い。お手頃ではないけれど、お気軽にチョイスできるタイトルだと思う。
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
おしおき生意気ギャル ~エロいオシオキをしたら自分からエッチを求めてきた~
ブランド名
ぱちぱちそふと
得点
80
おかず得点
(かなり使えた)
一言コメント
要するに黒系ピンクなんだが、本当の『ナマイキデレーション』というのは、この作品のヒロインを指すに違いない。非エロに属する日常会話などは必要最低限に留め、代わりにエロシーンの比率を高めてリーズナブルさを強調。コンパクトかつ実用度の高いつくりに脱帽すると同時に、低価格路線の足音が、すぐそこまで迫っていることを再確認した次第である。 → 長文感想(1913文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
魔壊神トリリオン(PSV)
ブランド名
コンパイルハート
得点
60
おかず得点
一言コメント
パワプロRPG。それ以外の表現が思いつかない。相変わらずキャラクターはかわいいし、よく動いてくれるのだが、デジャヴュの強すぎる育成システムに苦笑。久しくパワプロのサクセスモードを触っていなかったため、懐かしささえ感じた。必ずしもゲームバランスがいいとは言えず、操作性にもかなり癖があるため、合わない人にはとことん合わない。単調なミニダンジョンに潜るのに飽きた時こそが、このゲームの寿命となりうる。良くも悪くも、コンパイルハートライクなRPGと言えるだろう。
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
PENDULUM
ブランド名
KAI
得点
60
おかず得点
(あまり使えなかった)
一言コメント
「いつものKAI?」「ええ、それで」 → 長文感想(807文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
神のラプソディ
ブランド名
エウシュリー
得点
50
おかず得点
(まったく使えなかった)
一言コメント
ヘタレスの迷宮に行く前に、つまらなすぎてヘタる。質の低いソーシャルゲーム仕様のシステムなど言語道断。神は神でも神の字違い。その名は『神のラプソディ』。 → 長文感想(2150文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
迷える2人とセカイのすべて LOVE HEAVEN 300%
ブランド名
Lass
得点
75
おかず得点
(だいぶ使えた)
一言コメント
ファンディスクの意義を失ったファンディスク。ロリっ娘フィアを攻略できるのは一定の救済措置と言えるが、ファンディスクとして全体を見るなら失格の域。原作にレイプ紛いのシーンがあるとは言え、純愛色が強かった原作よりも愛の匂いは希薄。原作に愛着があればあるほど、奈々シナリオは受け容れがたいし、タイトルのLOVEが胡散臭く思える。実用性の高さは魅力的だが、原作のコンセプトに沿ったものではないことを考えると、ファンデイスクなのに非ファンディスク化しているのは極めて滑稽。ちぐはぐな作品。 → 長文感想(1424文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
ぼくの一人戦争
ブランド名
あかべぇそふとつぅ
得点
69
おかず得点
(まったく使えなかった)
一言コメント
ロートルと貶める必要はないが、カムバック賞にも値しない。 → 長文感想(959文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
オタサーの姫に告られた結果wwwww
ブランド名
みさくらなんこつハースニール(CIRCLE)
得点
79
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
エッジの効いたシニカルが、ユーザーの胸を痛烈に抉る作品。オタクに対する皮肉と共感、多少の同情、わずかな自虐などがひしめく中、ネガティブな共感と作品の異常性が際立つ。誰もが触れようとしなかったオタクのパンドラの箱を開けたにしては、裏面的な事実描写がやや淡白なのが惜しまれるが、得も言われぬ嘔吐感はこの作品でしか味わえない。風刺的な意味合いが極めて強く、ユーザー同士の無言のかばい合いを眼前に突きつけられた気がして、とても後ろめたい思いをした。鏡の中の誰かに殴られたような感じだ。醜悪な心を暴く罪深い禁忌ながら、それでも天上からの救いはある。神のブラックユーモアに託けて言えば、この作品は喜劇でしかないのだから。
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
ゆきこいめると
ブランド名
FrontWing
得点
79
おかず得点
(だいぶ使えた)
一言コメント
雪が溶けるというよりは、とろけるような恋愛を。 → 長文感想(1393文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
美少女万華鏡 -神が造りたもうた少女たち-
ブランド名
ωstar
得点
89
おかず得点
(だいぶ使えた)
一言コメント
稀代の名作オムニバス第3部。開始5秒で目を瞠り、10分で惹きこまれ、20時間足らずで満たされた。実用性もシナリオも死角なし。エロゲー界の「お、ねだん以上」は、ここが担う。 → 長文感想(2036文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
トキノ戦華
ブランド名
Studio e.go!
得点
79
おかず得点
(あまり使えなかった)
一言コメント
中古市場でも忘れ去られていたスタジオエゴ往年の名作。ネット認証システムを搭載しているにもかかわらず、認証を通す機構が長らく存在していなかったため、事実上の「喪われた作品」と化していた。それゆえ、認証が復活したいまになって、「本当に埋もれている作品」へと昇格したように思う。スタジオエゴ諸作品の例に漏れず、シナリオはいつものエゴ味。色々なバグが残っているし、操作性もRTSにしてはかなり悪いほうだ。それでもこの作品は、低迷していたエゴ最後の輝きとしてもう少し認知されてほしい。比較的ゲームバランスは良好で、『IZUMO』クラスの出来を期待してもいいだろう。ただし周回性に対してはきわめて脆弱なため、その点は注意が必要である。CGが一部おかしいのはもはやご愛嬌。気にしてはいけない。
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
螺旋遡行のディストピア -The infinite set of alternative version-
ブランド名
LiLiM
得点
60
おかず得点
(あまり使えなかった)
一言コメント
徐々に増えてくる選択式のゲームオーバー、立ち絵メインの心躍らぬ戦闘、嗜好性の定まらないエロまわり、見どころの少ない寝取られ要素……そして、苔むしたシステムまわり。ビジュアル以外のつくりがとても古めかしい。シナリオもまるで方向性が見えず、カビ臭さを感じずにはいられない。寝取られものにしては心情描写が雑すぎるし、陵辱ものにしては過程に一貫性がなさすぎる。戦闘描写を含め、それはもう陳腐な代物だ。そんな中で、自らがシナリオゲーであることを示唆するtrueエンドの存在は、まさに中途半端のきわみ。いっそのこと寝取る側の嗜好性を明確にして、男ごとの性癖でもって完堕ちエンディングをつくってくれた方が、まだ作品のつくりとして明瞭になるというものだ。ほぼ唯一の救いの種であるビジュアル面は、エロシーンを分割しすぎて1シーンあたりの枚数が足りなくなっているという体たらく。すべてにおいて半端である。
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
アマカノ
ブランド名
あざらしそふと
得点
90
おかず得点
(かなり使えた)
一言コメント
評価のばらつきにくい優等生。ウィークポイントを露呈しない堅実なつくりも、ピロ水氏の前作から、きちんと受け継がれている。言うなれば、冬の『LOVELY×CATION』。 → 長文感想(2089文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
VenusBlood -HYPNO-
ブランド名
DualTail(DualMage)
得点
89
おかず得点
(だいぶ使えた)
一言コメント
怪盗ルパンは心を盗む。九尾の狐は時間を盗む。 師団編成のさらなる自由化に対する功罪や如何に。 → 長文感想(9519文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
彼女のセイイキ
ブランド名
feng
得点
85
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
「fengの本気!」にして急激な方向転換、もしくはそれに類する新機軸。ライトで短いシナリオ、計14シーンの回想シーン、実質一人だけのヒロイン、攻略できない妹………でも2000円、2000円なのだ。諭吉を出しても、硬貨どころか一葉も野口も一緒に帰ってくる。だからこそ手に取りやすく、費用対効果も当然高く、そのうえ人によっては実用的。絵は見てくれで判断するとして、仮にシナリオをつまらないと感じても、その被害は僅かにフルプラの4分の1以下。誰もがリスクを抱えない安心感がある。このゲームは某Ωと同様に、フルプラに対する挑戦のαだろう。もっともフルプラだけでなく、低価格に胡坐をかくブランドも、うかうかしてはいられないはず。なにしろ、腰の重さで知られるこのフルプラ商業ブランドが、きちんと発売日を守り、コンパクトながら質の高い一石を突如投じたのだから。エイプリルフールは冬に非ず。feng気は伊達じゃない。
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
ヤキモチストリーム
ブランド名
まどそふと
得点
65
おかず得点
(あまり使えなかった)
一言コメント
クロシェットの下位互換という表現は些か失礼かもしれないが、本当にビジュアル以外にいいところがない。前作でもそうだったが、テーマ性を追求したタイトルを付けようとする必要はない。作り手とユーザーの意識が異なる方向に向かった時、無用な誤解が生まれてしまうことをば、いい加減に意識するべし。キャラクターは皆ユニークな造形だが、総じて“近すぎる”主人公との距離感が命取り。ストーリーもパロディ多数で起伏に乏しく、鈍感主人公の奪い合い、罵倒の応酬、お笑いという構成では流石にお粗末すぎやしないか。キャラクターの個性もまるで活きておらず、実態は底の見えた茶番劇。おっぱいを生かしたシチュエーション以外の抜きどころに乏しく、もはや絵師好きのためのゲームという評価は免れない。『異議あり!』にも異議あり。
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
デーモンバスターズ ~えっちなえっちなデーモン退治~
ブランド名
MOONSTONE Cherry
得点
65
おかず得点
(それなりに使えた)
一言コメント
画一的なエロシーンほどワクワクしないものはない。 → 長文感想(1513文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
迷える2人とセカイのすべて
ブランド名
Lass
得点
60
おかず得点
(あまり使えなかった)
一言コメント
派手さに欠ける燃えない中二バトルとか、業界トップクラスのビジュアルを活かせないシナリオとか、わずか14というあまりに少なすぎる回想シーンとか、長い共通ルートに比して締まらない個別シナリオとか、賛否ありそうな主人公の思考回路とか、分岐後の設定の違いとか、大小蔓延るご都合主義の存在とか、どうにも見逃せない点が多い。だが、それ以上にロリフィアのエッチシーンがないのは看過できない罪過だ。『マイ・フェア・エンジェル』のメイヴのように、『姫狩りダンジョンマイスター』のリリィのように、用意しておくべきなのだ………成長しない、させない、させたくない人のための、ご都合主義満載の「選択肢」という名の救済を。
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
Handle with care‥
ブランド名
ETOILE
得点
60
おかず得点
(まったく使えなかった)
一言コメント
主人公がおっさんというのも珍しいが、ヒロインが主人公を「おっさん」と呼び続けるのもまた珍しい。2000年より前の時代を髣髴とさせる、渋さ溢れるバンドのサクセスストーリー。もう作品として錆びついてしまってはいるが、これと言った強みに欠けるEtoiles関係としては、まだシナリオに筋が通っているほう。読んで読めないことはない。ただし、音楽を題材にしているにもかかわらず、歌手が壊滅的に下手くそなのは昔も今も致命的。このレベルを商業でやったことが驚きながら、その下手さ加減に時代を感じてしまった。「伝説のライブハウスを目指す」という設定もよりチープな感じを醸し出しているが、シナリオや歌をリメイクすれば今でもアウトローとして通用しそうな感がある。バンドものの嚆矢的存在。
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
あの晴れわたる空より高く
ブランド名
Chuablesoft
得点
100
おかず得点
(あまり使えなかった)
一言コメント
ロケット製作を軸に青春時代を活写し、冷めた心に熱い何かを呼び起こさせてくれる、「心的滋養力」の強いオッサン向けの力作。インテリな単語が所狭しと飛び交う中、つとめて衒学的な説明を避けたのが吉と出た。ヒロインをナビゲート役に配し、一般人の知識レベルまで落とし込む狙いも正解。青春ものお約束の挫折と、それに抗う真っ直ぐな情熱と、そして学ぶことの楽しさを詰め込んだ青春科学ADVだ。 → 長文感想(3860文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
彼女が俺にくれたもの。俺が彼女にあげるもの。 ~KISS My Darling: めちゃ婚 case3~
ブランド名
onomatope*
得点
75
おかず得点
(かなり使えた)
一言コメント
シナリオだけが惜しい。「めちゃ婚」の系譜を発展させていくメーカー色が色濃く出た作品だが、それが巡り巡ってコンセプトが不明瞭になり、現実味にも乏しくなった様子。事実上の「ハーレムゲー」の部類に入る割に、個別ルートがきっちりと作られすぎており、ハーレム度があまり高くない。かと言って、肝心のハーレムルートはおまけのような扱いとあって、シナリオ的にちぐはぐな感じがしてならないのだ。CGまわりは輪をかけて良くなったし、濡れ場そのものは尺長めなうえ、シチュエーションや台詞回し、どれをとってもハイクオリティなんで使えることこの上ない。個別でも「みんなで仲良くエッチ」しようとした結果、融通の利かなくなったシナリオが窮屈。萌え抜きゲーの一角として、3P多めで実用度は高い。
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
ちぇ~んじ! ~あの娘になってクンクンペロペロ~
ブランド名
May-Be Soft(有限会社リエーブル)
得点
85
おかず得点
(とても使えた)
一言コメント
「マイルドな『へんし~ん』」と言うと語弊が生じるが、それでもキワ物であることは間違いない、上級者向けのいわゆる“俺得”的TS風作品。引き続き笑える内容に仕上がってはいるのだが、前作に比べ笑い以上に抜きが前に出やすく、妄想力を増幅した賜物か、抜きゲーとしての存在感は人によって実用メーターを振り切るほどに高くなる。ライトな雰囲気ながら、妙に背徳的な香菜の喪失シーンは個人的に◎。また、女の子として服や髪型をコーディネートする気配りからは頭の良さを、ありそうでなかった部位ちぇーんじからは、頭の悪さと同時に、神懸り的な発想と未知の可能性をひしひしと感じる。このように「TSにしてTSに非ず」という独特な作品でもあり、その実態は部分的には「憑依」と言っても過言ではないほどに真新しい。本番の少なさをカバーできる妄想具限度の高さは大変魅力的で、たまにプレイするから有り難味が分かる変態ゲーの一角と言える。
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
姪のビッチ化が許せない!
ブランド名
Blue Devil(CIRCLE)
得点
75
おかず得点
(かなり使えた)
一言コメント
ビッチギャルと清楚系ビッチを味わえる1粒で2度おいしい作品。コスパの良さで、他の作品を一歩も二歩もリード。ビッチ化するよりも前のエピソードを仔細に描けていれば尚のことよかったが、抜きゲーとして見るならば、余分な物は予め省いておくのも一考か。価格は1500円程度。このお値段にして回想21シーンは破格の域と言えよう。 → 長文感想(1927文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
キトゥンフィリア
ブランド名
ミューカス(CIRCLE)
得点
75
おかず得点
(あまり使えなかった)
一言コメント
優美で卑猥で退廃的。気まぐれな猫人たちの淫靡な世界を、ちょっとだけ覗き見る小作品。同人レベルを優に超えるグラフィックもさることながら、続編の存在を気にしてしまうほど、世界観と登場人物の魅力が際立つ。ただただ淫蕩に耽けるマゾっ気の強い作品かと思いきや、男を寝取る逆寝取りの展開もあって新味を出している。全体的に陰気なヴェールを纏っており、爛れた世界にひたすら浸れるデカダンスあふれる作品。物語としての広がりには欠けるものの、この世界に深入りしたくなる麻薬的魅力には抗いがたい。 → 長文感想(3428文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
花嫁と魔王 ~王室のハーレムは下克上~
ブランド名
Escu:de
得点
65
おかず得点
(あまり使えなかった)
一言コメント
(GiveUp) 周回プレイ必須ながら、これはそれ以前の問題。選択授業による育成やクセのあるカードバトルは、エスクードならでは。往年の名作『メタモルファンタジー』を片隅に意識させるも、如何せん多様な要素を詰め込みすぎて柔軟性に欠けている。個々のイベントはSLGに流れを阻害されて千々に裂けているし、前後半で密度に差があるのもよろしくない。加えて、肝心の脱衣システムが濡れ場とリンクせずにバトル内で完結しているため、何ゆえ前作『Re;Lord』にて脱衣の新機軸を打ち出したのか理解に苦しむ。一周目の序盤から中盤にかけてが最高潮で、娯楽性も瞬間的には高いのだが、それが長続きしないテンポの悪さは致命的。二周目からは「相手も強くてニューゲーム」というやってられない仕様。バトルも授業も全スキップできないのはまさに苦痛の極みである。「『Re;Lord』の脱衣全般をこそリロード(再積載)せよ」と、愚痴のひとつも零したくなる。
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
-堕ちモノRPG- 聖騎士ルヴィリアス
ブランド名
ダイジョビ研究所(CIRCLE)
得点
79
おかず得点
(かなり使えた)
一言コメント
堕ちモノRPGの力作。誰もが手に取りやすい価格帯でありながら、馬鹿にならないクオリティのボイスとCGとを兼ね備えている。息抜き程度の小作にもかかわらず、物語の短さと堕ちる過程のバランスはなかなかに絶妙。価格以上の充足感を我々に与えてくれる希少な作品で、荒削りの美醜を併せ持つのも同人ならではの特徴だ。堕ちモノと言うよりかは、落とし物を拾った感じがする。 → 長文感想(2168文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
Re;Lord ~ヘルフォルトの魔女とぬいぐるみ~
ブランド名
Escu:de
得点
75
おかず得点
(まったく使えなかった)
一言コメント
テトリス風陣取りSLG+脱衣バトル。トリッキーなゲームを作ってきたエスクードならではの、今までにありそうでなかったタイプのエロゲーだと思う。 ボリュームが足りず小作の感は拭えないものの、新感覚の脱衣エロゲーとして一定の評価を下せる佳作。 → 長文感想(2003文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora
ゲーム名
たからさがしのなつやすみ(前編)
ブランド名
さんどいっちわーくす(CIRCLE)
得点
75
おかず得点
(だいぶ使えた)
一言コメント
見えないエロに目を注げ。 → 長文感想(1341文字) (ネタバレ注意)
投稿日時
ユーザー名
Atora