mjotvithrさんの長文コメントへレスがついたもの

mjotvithr

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最新レスおお、感想、ありがとうございます。気づくの遅れてすみませんでした。

新しい見方の提示、ありがとうございます。PMX-003さんの分析も、面白いですね。

俺は上にも書いた通り、優子にはあまり思い入れが無いんで
(好きか嫌いかの二択ならもちろん好きに入るが、正直、興味が薄い)
そこまで深くは考えていない方だと思うんですが。

本編Firstにて、京介が、
紘と景がつきあっていたとしてもみやこは紘を取りに行った、云々と評していること、
そして、肝心の優子自身が、みやこに対して、自分に似ている云々の評価をしていることから、
「たとえ夕の隣に別の女がいても、優子は夕を取りに行く」もんだと、
俺が思い込んでいる、だけかもしれません。

(現に、水姫√のみやこをみていると、「恋人」の台詞がある通り、
アナザーであっても、紘を取りに行ったようですし。
となると、みやこのように、優子も行動してもおかしくはないのでは……と)


(アナザーである)凪√での優子が夕をどう思っていたのかは、正直、あれだけでは読み取れません。
どちらともとれると思います。
幼少時から親しいただの友人でしかない、という感情なのか、
あるいは成長した夕を見て、その男前っぷりに……的なものがあって、でも封印したのか、は、
わからないっすね、あれだけでは。

だからまあ、彼女の性格だったら、
たとえ凪が夕に仕掛けていたとはいえ、優子は優子で夕を落としにかかってもいいのにな~、
くらいの感想ですね。

むしろ、凪√に、優子は邪魔。いない方が、凪に集中できで、良かった。

逆に、虐待性暴力その他一切無しの優子と、夕との、√(別のアナザー、優子半そで♪)が、
ここまでやるんなら、あってもいいんじゃないの? 程度の感想です。



で、そういった背景を考えると、
本編のあの矛盾やら御都合主義やらが気になって気になって……と、これは
くどいんで、もうやめときます。

たぶん、そういう劇的なお話がつくりたかっただけなんでしょう、
という、やや諦めの境地です。今は。



ミズキの部分ですが、
たぶんこの部分、これ以上ツッコミ入れると、破たんするんじゃないかな(モロモロが)、
という気がしています。

この作品、根本的に、作劇的なアクロバッティックなあれこれが多すぎて、
その部分を、何とか表面化させないような封印として置かれたキャラクターが、
彼女だと思うんで。


それと、水姫√での千尋・景の扱いのぞんざいさは、
ミズキのせいというよりも、
minoriやライターの新藤姉妹への興味の薄さがそのまんまストレートに出ただけだと思います。

あと、新ヒロインを目立たせるには、逆にここは引いておく方がベターだという計算もあると思います。


>むしろそこから考慮すると、アリスの見せてくれた夢があの3つだけだと考えるよりは
両親が生きていたりする夢も観ているが、本作はあの3本を抜粋したと考えるのが自然かもしれませんね。

優しいですね、PMX-003さんは。でも、これは一理アリですね。乗っときます。

その中から、一番エロゲ的に相応しい話だけをチョイスした、と考える方が、
つじつま的にも合いますしね。
(生みの両親との葛藤解消とか、そういう√もきっとあったんだけれども、
ここに収録されなかったんだよ、エロがないから、ということで)



あと蓮治の漢字の件、サンクスです。(←いや、やっぱ男は興味がないもんで……チェックが甘くなってました)


御考察、楽しめました。
また、いずれかのゲーム欄で。

それでは!
mjotvithr2010年10月22日

最新レス初めまして、mjotvithr様。
感想を拝読させていただいたのですが、思うところがいくつかありましたので
私なりの解釈と独断と偏見が程良くミックスされていますが、物申させていただきたく存じます。

アナザー凪ルートにおける優子さんは「夕に対して身を引いている」のではなく
元から夕に対して(兄妹としてを超える)好意はないのだと私は考えています。
というのも、1年も一緒にいなかった上に欲しかった憧れのお兄ちゃんが
明良という存在で満たされたのですから「初恋が続(※1)」くこともなく淡い想い出になる気がします。
仮に優子さんが夕を思い続けていたとしても、妹が存命な以上は夕が必要以上に
優子さんを気にかけることはないので、BADエンドにしかならないような気がします。

優子さんと夕がくっつくには、夕が妹を亡くした震災後において、そのコンプレックスを
再会した優子さんへと向け(≒気にかけ)た上で、優子さんも、夕と同じく妹を亡くした明良に
暴行され、施設での想い出を頼りに夕への愛憎を鬱積させた状態になりお互いが
お互いへの想いを(歪ではありますが)募らせる土壌ができている必要があるのではないでしょうか。

つまり、大切な人が亡くなっていない状態での「雨宮家に引き取られても幸せであった優子が
それ相応の紆余曲折を経て夕と結ばれる」別のアナザーは決してありえないことになります。


そう考えると、優子さん(や夕)が辛い目にあったからこそ2人がくっつくことができたわけで
「悲惨な目に合わなくても幸せになれたのでは?」という疑問がわくことはないように思います。


優子さんが交通事故死しなければならなかった理由は私もよくわからないんですが
本編の元々のタイトルが本作のタイトルでもある「天使の日曜日」になる予定だった(※2)ことなどから鑑みるに
「(傍から観れば)不幸しかなかった優子さんの人生だけど、本人は幸せと言いきり死後も
天使として他の人が幸せになる手助けまでしている、そんな彼女に心から安らげる日を」といった
感じの脚本(本編の最終章)ありきで製作されたとかそういうことなのかもしれません。
好意的な解釈をすれば、ですが。


ミズキに関しては……エロゲのヒロインでかなり嫌いなタイプなのであまり考察とかしませんでしたが
千尋に関しては願いがかなうと言われた時に両親や久瀬と一緒にすぐ考えているくらいなので
十分考えていると思いますよ、さすがに本編でのあのヨイショが嘘だとは思いたくは……w
むしろそこから考慮すると、アリスの見せてくれた夢があの3つだけだと考えるよりは
両親が生きていたりする夢も観ているが、本作はあの3本を抜粋したと考えるのが自然かもしれませんね。
蓮治から水姫のことを聞いたりしていれば、自分と同じ名前の娘ということで
ちょっと意識の隅にひっかかってて夢を見るくらいは動機としては不自然でもありませんし
産みの両親のことは考えたくなかった(≒逃避したかった)のかも、と漠然と考えていた私には
両親の夢を見ないことも特に物語として不自然とは思いませんでした。


これらは私個人の解釈ですし、私自身本作大好きなので好意的に解釈している部分も大量にありますが
mjotvithr様が新たな解釈や考察をする際にどこかが参考になれば、それに勝る喜びはありません。

私自身mjotvithr様の考えで「なるほど」と思う部分も多々あり、本作への思い入れがより深くなりそうで
この批評空間とmjotvithr様に改めて感謝する思いです。
これからもぜひ素晴らしいレビューを続けてください、応援しております。

最後に、揚げ足取りになってしまいますが、れんじ君の漢字は「蓮治(さんずい)」です。


長文どころじゃない超長文でのお目汚し失礼いたしました。
(※1 latter本編の優子さんのセリフより)
(※2 ef -fairy tale of the two. VFB497Pより)
PMX-0032010年10月12日