lightessenceさんの長文コメントへレスをつけたもの
lightessence
面白そうならどんなジャンルでもプレイします。基本的にはシナリオを重視したゲームをプレイしていますが、たまにのんびりしたシナリオに起伏のないゲームをプレイしたくなります。得点は満足度重視、ジャンルによって採点基準を変えます。ほとんどの作品は二回以上プレイしております。59点以下:凡作以下 60点台:凡作(基準) 70点台:佳作~良作 80点台:良作~名作 90点台:名作 100点:好きすぎて堪らない作品 長文感想は乱文になっていますがご了承ください。
レス
人生……ねぇ。 → 長文感想(948)(2)
ハチソンやベンサムの目指した最大多数の最大幸福という善をCLANNADのテーマとして描いたのならば、確かにその描写と説得力はとても弱いです。ゲームをプレイしただけならば、結局救われたのは主人公たちだけであり、かつて暴力沙汰によって大会に出場出来なかったサッカー部員、カツアゲされた後輩たちなど、圧倒的な被害者たちが一切救済されていません。
主人公たちは、色々な人とふれあい、様々な想いのカタチを目にしました。光の玉を集めて、最終的には奇跡が起きてハッピーエンド。一見救われたのは主人公たちだけで、「この街全体がだんご大家族」など笑止千万。表面だけ捉えれば、それは正しい感想です。
しかし、こうも思うのです。
岡崎たちのように様々な想いに触れていけるならば、あの街に住む全ての人に奇跡は起こる。
私の記憶が正しければ、渚は父秋生の願いによって救われました。救われたというのが正しい表現かどうかわかりませんが、少なくとも体が弱いなりに生きていけるようになりました。
幻想世界の少女が汐なのか風子なのか、それとも渚の半身なのか私にはわかりませんが、きっとあの街の住人全てにそれぞれの幻想世界の少女がいて、朋也、渚、汐が救われた過去にも同様に誰かが救われ、そして未来にもきっと誰かが救われるのです。
CLANNADで私たちが見たストーリーが、あの街の歴史のほんの1ページ。
それならば、「この街全体がだんご大家族」という表現もあながち間違っていないのかなぁと。
私が上で書いた、圧倒的被害者が云々という話は、このCLANNADという作品を批評する上では的はずれなのでしょうね。
それでは。
人生……ねぇ。 → 長文感想(948)(2)
佐倉紘一さんのレビューも拝見させていただきました。
確かに私も、主人公である岡崎朋也や友人の春原陽平の言動には納得いかないことが多々ありましたし、何人かのヒロインに対して好印象を抱けませでした。
さて、質問の回答になります。
私のこの作品に対する評価は、好きでも嫌いでもないという、ある意味一番残酷な評価なのです。
どうしても気に入らない、嫌いなことがあれば40点、30点、或いは0点をつけるかも知れませんし、とても気に入った作品になら100点だってつけますが、私にとっての60点台というのは「特に心に残らなかった。特筆すべきことはない。」という平均点的位置づけです。
ぶっ飛んだヒロインたちは、好きにはなれずともエロゲやギャルゲにはありがちな設定ですし、シナリオも特に心には残らなかったものの、大きな矛盾が見られたわけでも、どうしても納得できない理不尽な点があったわけでもありませんでした(主人公たちだけが救われるというのはある意味理不尽ではありますが、プレイ中はそこまで気になりませんでしたので)。要するに、「エロゲ、ギャルゲならまぁ及第点かな」と思ったわけです。
酷いバグはありませんでしたし、音楽や演出は評価できると思いました。
商品としてなら一定水準には達しているのではないでしょうか。シナリオやキャラクターというのは、言ってしまえば好みですからね。
例えば、私は豚足が苦手なのですが、おでんや煮物に豚足が入っているからといって、その料理を「こんなもん食えるか!捨ててやる!」とはならないわけです。「豚足以外は普通に食べられたよ。」と言ったところでしょうか。
ちなみにですが、私が批評空間で得点をつけたゲームのうち、60点台はこのCLANNADとあかね色に染まる坂だけです。
基本的に、私は一度コンプリートした作品は最低2回クリアするのですが、唯一このCLANNADだけがあまりの長さ故に1度のみしかクリアできませんでした。(かにしのも一言感想では2周目をプレイしようと思えないと書きましたが、なんだかんだ3周くらい遊びました。)
その差が、4点ぶんです。
さて、「クラナドは一般受するゲームである」という意見ですが……。
好きでライトノベルを読んだり深夜アニメを見る人たちにはうけやすいでしょうが、一般人は拒絶反応が出てもおかしくない作品だと思いますよ。
というか、個人的にエロゲやギャルゲで一般受けするのはSWAN SONGだけだと思っています。次いで、Innocent GreyやNitroplus、群青の空を越えてなどでしょうか。所謂、萌えキャラクターの登場しない作品ですね。
Nitroplusは一般人にお勧めしづらいなんて意見を目にしますが、私に言わせれば、一般人がエロゲでも受け入れてくれそうな数少ないジャンルですよ。
……ニトロ好きとして贔屓目がはいってますかね?
それでは。
人は何のために生き、何のために死ぬのか。大事なことに気づかせてくれる感動作品。クリスマス前の景気づけに。 → 長文感想(2377)(8)
確かに単発IDでの一言高得点評価が目立ちますが、OYOYOさんはきちんとレビューされていますし、
このレビューに対しては工作というのは言い過ぎです。
プレイしていないユーザーのためにわざとネタバレなしで書いているかも知れないということを考慮して下さい。
razickさん。
和泉万夜さんはかつてのブラックサイクで名作を出していますし、好きな人は好きなんですよ。
MinDeaDBloodや蟲愛でる少女は根強いファンがいます。
結局合うか合わないか、好みの問題ですよ。
そのうち得点は落ち着きます。自分が感じたままにレビューされて下さい。
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少し追記しておきます。
怪作と呼ばれる作品を書く人-エロゲ界では万夜氏、ロミオ氏など、過去の文豪なら太宰治や夢野久作など-は他人には無い感性を持っているのだと思います。だからこそ我々が驚くような物語が書けるし、人によっては狂ってると感じるでしょう。
狂ってると感じる人を否定はしませんが、素晴らしいと思った人のことも頭ごなしに否定しないで下さい。世の中には色々な人がいるのです。納得できない箇所があれば議論すれば良い。何をするにも決めつけはNGです。
それでは。
(GiveUp) 今までプレイしてきたゲームの中で最もつまらない作品。 → 長文感想(288)(ネタバレ注意)(18)
この作品の魅力などは他のレビュアー様が説明してくださっているので触れませんが、
りー様のような「何故この作品が評価されているのかわからない」という感想がでるゲームというのは
総じて魅力的であると思います。
例に挙げられたKey作品や本作素晴らしき日々に始まり、CROSS†CHANNEL、マブラブオルタなど、
ネット上では名作と謳われている作品でも、「こんなゲームは0点以下だ!」という人がいてこそだと思うんです。
その作品を好きな人がいて、嫌いな人もいて、ここで繰り広げられているように解釈の違いや良かったこと、ダメだったことを議論する。
論ずるに値しない作品なら絶対に盛り上がりませんから、こういうやり取りを見るととても嬉しくなります。
かくいう私はすば日々名作派です。最後までこのやり取りは楽しませて頂きます。
それでは。
さ行の発音がthになってしまうのは、声優としてどうだろう。 → 長文感想(44)(3)
わざわざ返信いただき有難う御座います。
いえ、下記の通り村正での事ですが、この声優さんの演技が気になっていた(言ってしまえば不快だった)のは私も同じです。
どうかお気になさらず。
自分がそうだから、この声優さんの演技も気になるのかなぁと少し疑問だったのでレスをつけさせて頂きましたが、気になる人は気になるということがわかってひとつすっきりしました。
さ行の発音がthになってしまうのは、声優としてどうだろう。 → 長文感想(44)(3)
自分自身、「さ行の発音がthになってしまう」ので、この声優さんに関しては気にしすぎなのかなぁと思っていましたが、やはり気になりますよね。
装甲悪鬼村正もそれだけが気になったので、レスをつけさせてもらいました。
作品の評価とは直接関係ないのでこのへんで失礼します。
過大評価 中身のないシナリオ ノベルゲームある意味がない、ゲーム性だけでここまで評価されていいのか? → 長文感想(161)(ネタバレ注意)(4)
>>ノベルゲームある意味がない
そもそも、ノベルゲームではありませんから。
エウシュリーの作品すべてに言えることですが、遊べるゲームとして発売されています。
シナリオが面白く無いことは確かに減点評価なのですが、シナリオに関して言うならば、ビジュアルノベルと比べて相対的に評価基準が下がるのも仕方ないことだと思いますがね。
寮生代表さんがどのような採点基準を設けているかはわかりませんが、このゲーム、ひいてはエウシュリー作品に関してはゲーム性重視の採点をする人が多くても不思議ではありませんし、過大評価だと思いません。
かつてゲームボーイで発売されて流行したドラゴンクエストモンスターズという作品がありました。
シナリオなんてあってないようなものでしたが、モンスターを仲間にし、配合し、育てるという「ゲーム性」が大きく評価され、名作として語り継がれています。
また、プレイステーションで発売されたモンスターファーム、モンスターファーム2も、シナリオなど皆無でしたが、モンスターを育成、合体、冒険、修行、バトルという「ゲーム性」が評価され、根強い人気を獲得しました。
飽くまで私の意見ですが、神採りアルケミーマイスターに関しては、ドラゴンクエストモンスターズやモンスターファームと同じく、「ゲーム性」重視の作品だと思います。シナリオなんてのはオマケで、遊べるかどうかが大事なんです。
以上、駄文失礼しました。
個人的に2010がっかりゲー → 長文感想(105)(3)
>>FDでやればいいことを本編で詰め込みすぎているのでテンポはあまりよくなかった
こちらの感想に対してですが、FDを出す前提で作られた作品はFD商法と言われ、FDを出すつもりもなく、書きたいこととサブキャラ攻略までを本編に組み込めばFDで出せと言われる…。難しい問題ですね。
本作に関しては、「FDで出してもおかしくないサブキャラのルートまできちんとあり高評価」という意見を目にすることが多いので、mitomitoさんの意見には驚きました。
シナリオに関しては好みの問題なので言及しませんが、具体的にどのような点に対して「テンポが悪い」と感じられたのでしょうか。
トコちゃん、トコちゃん! → 長文感想(3389)(ネタバレ注意)(3)
なるほど、私の気持ちをこれほどまでに表現してくれるとは。
(唯一私と違うのが、住人3人のことは気に入っているということでしょうか)
私もこの作品には90点を付けました。
もともと丸戸さんの作品が好きで、今までプレイした氏の作品は、
氏の創りだす優しくあたたかい世界の中にいる登場人物の全てを好きになれました。
悪人たる悪人がおらず、安心して読み進められるライターさん。
だと思っていました。
今作は、確かにヒロインは全員魅力的です。4人が4人ともメインヒロインでもおかしくないと思っています。
しかし…
トコの友人たち。これはどうなのかと。
私の気持ちを一文で表すなら、
「他のふたりは、まぁいい。だが倫子、テメーはダメだ。」
はじめて丸戸氏の作品で嫌いなキャラクターが出来ました。
お前、それは友達でもなんでもないだろと。
これで親友?笑わせてくれる。
そしてなにより…
母親。これがひどい。
母親に関しては作中で麻実が代弁してくれたのでスッとしましたが、
「世界でいちばんダメなのは、娘の恋でも理でもなくて、お前だろが!!」
と何度思ったことか。
しかしまぁ、総じて見るとかなり良いゲームでしたし、丸戸氏の作品の中でも
一番のお気に入りになったので、制作に関わった全ての皆様には感謝しております。
最後になりますが、
トコが剛志の告白に「ぅん…」と言ったとき
私の世界は崩れました。