ErogameScape-エロゲー批評空間-
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wanwan
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新着コメント
85
点
戦国†恋姫BRAVE壱 ~四国の鬼若子、長曾我部編~
(
BaseSon
)
戦国恋姫シリーズの2シリーズ目に当たる「BRAVE」の一作目に当たる今作、正直あまり期待はしていなかったんだけど、予想の3倍ぐらいは楽しめた作品だった。序盤は「記憶喪失の主人公と二重人格の長曾我部」の恋愛日常雰囲気を漂わせながら、微妙に展開予想を外せながら戦乱へと突入しつつ、記憶喪失状態のまま前作ヒロイン達との再会を果たし…と言ったようにプロットを絡ませた二桁ぐらいもいる多数のヒロイン描写が実に見事だ。いちおうパケでは長曾我部と仙谷と帰蝶の三人がメインなのだが、OHPで紹介された今作登場キャラが全員メインと言っていいほど全ヒロインに物語を通じて魅せ場を用意しており、ハーレムヒロイン満足感をたっぷり堪能させてくれる。エロシチュがほぼ挿入オンリーだったり、また後半は戦国シリーズの弱点である「ずっと城攻め展開」と言った弱点は若干あるものの「恋姫シリーズ」全体を通してひとつの到着点と言える良作だ。 →
長文感想(13323)(ネタバレ注意)
2024年09月08日11時19分17秒
マルセル
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投票(1)
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]
80
点
神楽漫遊記 ~桂香と初花~
(
でぼの巣製作所
)
神楽シリーズにおけるWヒロイン作品である「漫遊記」の二作目だ。Wヒロイン作品と言えば「奮闘記1~3」もあり、これはゲーム性がローグライクからSRGPに代わって「治療エロシーン」が追加されているが、この漫遊記はまぁ基本的には神楽黎明記のヒロインを一人から二人に増やしたシリーズである。さて、今作の「桂香と初花」は、基本的には「ヌル異種姦レイプにおける最後まで快楽我慢する系」エロが基調と言えるものの、神楽シリーズにおける快楽堕ち系ネ申妖怪の「ヒダル神 」と「火車」さんのエロシーンがとても素晴らい快楽落ちで、このふたつだけ神楽における快楽堕ちファンは買っていいと言えるだろう。その他にも初花ちゃんだけは垢舐めのアナル舐め責めに乱れまくったり、桂香は古狸に乱れまくったりと、ヒロインごとに若干快楽堕ちの弱点が用意されても意外性があっていい。ラスボス戦でも桂香だけが快楽屈服して妹を売り飛ばすとか最高やん! →
長文感想(4491)(ネタバレ注意)
2024年07月31日18時12分15秒
マルセル
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ネタバレ
]
80
点
死神商館RExEX
(
サークル冥魅亭
(同人))
レビュー本文を書き終えたいま、79点にしようか80点にしようか相当悩んでいる。エロとか興味ねえ人には70点ぐらいの作品ではあり「死神娼館」本編とその後話が追加されているが、元物語は糞シナリオであるし、その後も状況を適当に転がすだけで特に面白くはないし。ゲーム性は店を大きくしながらハーレムを作ってダラダラ100時間を潰せる中毒性はあり漸く75点なのだが、肝心のエロが「ボイスありのヒロインでもエロシーンの4割ぐらいにしかボイスは入っておらず」に、後半の新規ヒロインに至っては2割ぐらいしかエロボイスが入っておらず、後半に行くほどエロに期待できなくなるという萎え仕様では80点を付けるのはなかなかに難しい。だが点数は御覧の通りだ。何故か?それはね!ロリサキュバス淫魔のルーシェちゃんのロリボイスエロシーンが最高に良いし、他のヒロインも比喩ではなくサキュバス化するのがエロいのでサキュバス好きは買おう! →
長文感想(16764)(ネタバレ注意)
2024年05月22日20時37分49秒
マルセル
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]
83
点
神楽新風記 ~みくるの章~
(
でぼの巣製作所
)
シリーズファン以外にはほとんど知られていなんでしょうけどかれこれ20年ぐらいは続いてる「神楽」シリーズが「黎明記」から「新風記」に変わりましたよ!とはいっても基本的なシステムから作風エロはあまり変わっていないんですけど、僕のような「異種姦快楽堕ちスキー」にとっては今作はひさびさに満足が逝く作品ではありました。天狗さんやヒダル神と言った「快楽堕ち系妖怪」は残念ながら登場しないものの、みくるちゃんが基本ロリエロっ娘なので快楽に弱く、シーンの中うしろあたりで快楽堕ちしてくれるので「最後まで落ちません快楽我慢大会」エロテキストが苦手な自分のようなエロゲオタにとっては推奨できる神楽ではありますね。後半の妖怪には複数(3体)「諦める」選択肢が用意されているのもよくて、そこで完落ち系エロシーンも堪能することはできます。まぁいちおうマルチエンドに苗床ひぎい系エロはありますが、今作は快楽堕ちがメインかなと。 →
長文感想(5990)(ネタバレ注意)
2024年04月30日17時35分03秒
マルセル
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80
点
逆襲の冒険者
(
山田工房
(同人))
サキュバス誘惑ほぼADV(RPGでバトルはあるけど簡易バトルだけなんで)の「冒険者シリーズ」の第三作目。特に物語が売りではないから、今作からやっても支障はないが、1作目のサキュバスたちが今度は好感度高めで誘惑してくるというのが今作の売りなので連作プレイ推奨だろう。相変わらずパイズリに拘った…と言うよりはパイズリがほぼ7割、他に授乳手コキがほぼ3割、普通の挿入に至ってはラスボスしかない作品であり、サキュバスひとりにつき2~3のパイズリが用意されているのは至福としか言いようがない。但し複数のパイズリシーンやCGが用意されていても「敗北シーンや誘惑堕ち」がやや一本調子であり、せっかくいろんなサキュバスが存在しても「まいかいどれも似たようなエロシーン展開で飽きる」というエロ誘惑作品の難問に対して上手い解決策は出しておらず、パケ絵ラスボスのような「いつも展開と違って激しくエロい」がもっと欲しかった。 →
長文感想(5392)(ネタバレ注意)
2024年04月09日21時05分50秒
マルセル
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]
85
点
淫闘ダンジョン
(
他力本願
(同人))
同人エロRPG界では大ヒットした「プリンセスハニートラップ」に続いて登場したフルボイスのエロRPGだ。フルボイスの恩恵と言う意味では模範作と言えて「普通のRPG敵キャラとして対峙してくる」ような演技をフルボイスでやっているからこそ「ピンチになって突如として媚びた猫なで声で誘惑してくる」という「命乞いエロボイスのエロさ」が思う存分楽しめる作品となっている。RPGとしてはBFのための最低限の規模しかないものの「最後に受けたエロ誘惑技でその後の敗北エロシーンも変化する」等々「BFにおけるエロ誘惑テキスト」と「その敗北後のエロシーン」も非常にシームレスに繋がっており、エロシチュも甘々な誘惑からハードなマゾプレイまで揃っていて、最後のボスのサキュバスのエロはめちゃゃ凝っているという「同人エロRPGにはちょっと興味あるけどボイスがないと抜けるわけないだろ?」初心者にはもってこいの作品だと言えよう。 →
長文感想(4578)(ネタバレ注意)
2024年02月09日21時57分36秒
マルセル
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]
82
点
Daydreamer 天使と淫魔と踊り子の思い出
(
さんとり
(同人))
一応「Daydreamer」シリーズの三作目にあたる今作で、物語的には前作の続きと言う展開にはなっているものの、登場キャラは今回初登場が多く、物語的にもそこまで連続性はないので今作から始めてもそこまで支障はない。さて、評価としては「前作の良い誘惑篭絡えっち部分は割と強化したうえで、前作のイマイチなゲームシステム部分は色々変えたものの本質的には変わってない」と言う感じだ。前者に関しては「サキュバスとかにあままま快楽攻めで虜にされたい。あんま罵倒とかマゾ責めとかされたくない」という人には素晴らしい出来で、誘惑同人エロゲ界唯一の甘口カレーと言った作品ではあるんだが、後者についてはタワーディエンスとか会話システムとかいろいろ頑張って凝っているもののそれがあまり生かされていないのは残念だ。一枚絵とそれのアニメのクオリティはどれも非常に高いので、そんなサキュバスに快楽の虜にされたい人にはお勧めだろう。 →
長文感想(8258)(ネタバレ注意)
2024年02月09日21時46分21秒
マルセル
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80
点
VenusBlood Savior
(
DualTail(DualMage)
)
追加修正パッチの鬼畜難易度ボスをプレイ時間約361時間を掛けてクリア…いやぁお疲れさまでした俺。今までVBシリーズはデウスナイトメアのバーサク以降はやらなかったが、今作は「この編成じゃないとナイトメア以降はクリアできない」級縛りバランスはないので、編成の自由度と難易度のバランスは素晴らしく、ゲーム性だけはシリーズ最高傑作で、VB初心者は是非に今作から始めて頂きたい…と自信を持って言えないのはシナリオ関係なのね。これ「悪い」っていうかひたすら「軽い」のよね。勇者悪堕ちって言うのは「ヒロインの悪堕ち」よりも実は主人公とその友人事だったのだぁ!と言うくらいヒロインの悪堕ち又はその後の描写やエロが薄く、共通ルートでヒロインがほぼ懐いてしまってるのね。トぅリン快楽堕ちとか全体的にイチャラブ傾向で良いとしても、兎角ヒロインの存在感がなさすぎる。レビューは今までのVBシリーズの歴史纏めも含む長文ですわ。 →
長文感想(38207)(ネタバレ注意)
2022年06月07日19時06分03秒
マルセル
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75
点
テイルズ・オブ・テイ
(
ピンチメーカー
(同人))
但しエロうんぬんを除いた点数は60点ぐらいがいい所の「習作」レベルではある。そのエロを含んでも作品全体として「前半から中盤」が完成しているといった具合で、其れ以降は(5時間ぐらいの作品だが)駆け足過ぎて、しかもそれを「次回作品の伏線」にして体裁を整えるだけという同人エロRPGの典型的駄目展開を踏襲して宜しくない。ルート分岐はするものの、これも同様に後半に掛けてはほぼ展開が変わらないのも酷い。但し前半から中盤にかけては凄くいい。サキュバス作品における「恋心を利用して主人公を誑かすエロ誘惑展開」と言う一点にかけて今のところこの作品以上に上手くやったものはないだろう。エロと恋心を巧みにミックスした誘惑エロと言い、一回騙されて男主人公は淫紋を刻み付けられるものの、それでもサキュパスを信じてまた会おうとして…あたりの描写は実にエロい。イベント又はエロシーンは音声付きと言うのも素晴らしく実用度満点だ。 →
長文感想(9260)(ネタバレ注意)
総プレイ時間 : 5h
2022年05月26日18時55分59秒
マルセル
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78
点
ま〜じゃんコネクト!
(
SPLUSH WAVE
(同人))
相変わらず北都南さんとか木村あやかさんとか伝説級のエロゲ声優さんが出演なさっているサークルの同人エロゲであるが、今作はかなりあっさり気味なゲームシステムで、3時間もあればクリアできる簡易インチキ麻雀ゲーである。このサークルさんに「ゲーム性の良さ」を求めている人には不満だろうけども、今作は麻雀中でも自分のパーティーが可愛くしゃべってくれたり、ヒロインページでキャラがデレデレな台詞を発してくれたり、メインヒロインはエロシーンが2~3回あったりと、きちんと「ヒロインを可愛くエロく感じさせる演出」が整っており、いつものような「色んなヒロインのエロシーン一回だけを用意しました」というようなエロマンネリからは脱しているのは素晴らしい。プリコネのボイス付きエロ同人エロゲを探していて、昔のエロゲに出ていた声優さんでエッチしたいという人にはお勧めのお手軽同人エロゲであるとは思う。
2022年01月01日20時14分45秒
マルセル
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]
80
点
囚われの冒険者
(
山田工房
(同人))
別に深刻なバグや未完部分が残っていたわけではないが、本編には十分足りていたエロシーンの追加を行うアップデート作業が発売日に4月02日から11月まで続いて、おそらくこれで「ほぼ完成品」今作なのである。んで、作品としては基本的に「エロシーン以外」無いような内容であり、RPGもエロシーンを配置するために用意されたようなもので、そこは流石にエロRPGとしてもう少し頑張ってほしかったものの、エロシーンだけは全キャラのエッチがパイズリオンリーで、しかもキャラによっては3回以上もおっぱいがいっぱいな敗北誘惑堕落エッチ満載で大満足じゃあ。ここまで頑張ってエロテキストとシーンを増量するんだったら、もっと初めからキャラを絞ってシナリオとエロ重視なエロRPGを作った方が良いのでは?とかシチュがマンネリ気味なのでは?疑問もあるものの、通常の敗北エロはその後の堕落エッチが弱いと感じてる人には天国のような作品だろう。 →
長文感想(13930)(ネタバレ注意)
2021年11月26日20時01分19秒
マルセル
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]
78
点
放課後⇒エデュケーション! ~先生とはじめる魅惑のレッスン~
(
Escu:de
)
ここ最近のエスクードは手堅い良作を出し続けているが、今作も「ヒロイン全員先生」でありながら「熟女女教師」モノとは一線を画した作品になっている。アトリア先生のような「主人公を母星に取り込むための誘惑エロ」物語から、センターヒロインの天川先生のように「一緒にロケット作りを目指す」ような物語も出来て、佳音先生のように「上品な先生にただただ甘えるだけエロ」もありと「先生×生徒の主人公」という関係性を利用しながら、学園エロゲでは余りフォーカスされない色んな授業を受けて世界が広がっていく学生生活を堪能できる。パイズリもヒロインにはよって2回もあるし!ただゲーム性としては、複数攻略をしないと全ヒロインクリアが面倒くさい割に、ハーレムや複数ヒロインシナリオが無く、好感度とパラ上げゲーム性と作品物語が上手く連動してないのは弱点だ。ちょい年上の先生ヒロインに若干リード気味なエロと恋愛を楽しみたい人にはお勧め。 →
長文感想(11794)(ネタバレ注意)
2021年08月01日20時05分25秒
マルセル
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]
76
点
LustGrimm Again
(
むに工房
(同人))
「LustGrimm」というこのサークル処女作を新規CGやら新規エロと合わせて、さらに「リメイク」であることを匂わせたメタ設定シナリオをぶち込んだ意欲作である…んだけれども、流石に同人ゲーといえども、更には前述した作りをしておいて「最後の謎はver2までまってね♪」っていうのは酷いんじゃないですかねえ。最初から表のメインシナリオをver1で終わらせて、裏のメタ真相みたいのをver2でやるのはまだ我慢できるけども、これ最初から「メタ真相は何か?」みたいな作りで引っ張ってりるから、表のメインシナリオも結構スカスカだし、メタ裏を全部読んで綺麗にまとまる話っぽいのでver1の消化不良感が物凄い。エロRPGとしてはゲームとしてもそれなりに面白くて、エロは全キャラパイズリ用意とおっぱいを生かしたセックスがメインなので、早漏れを除けばそこそこですが、きちんとシナリオも楽しみたい人はver2まで待つべし →
長文感想(6210)(ネタバレ注意)
2021年07月06日22時14分24秒
マルセル
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82
点
まどひ白きの神隠し
(
Lump of Sugar
)
最近の角砂糖作品の中では、特にこれといった欠点も無く、素直にヒロインの可愛さとそれに応じたエロさを楽しめるスキのない良作だ。まぁ前作の「ひより」同様に今作も「娘ヒロイン」展開で煽りながら結局は「娘じゃなくて恋人になる」みたいなシナリオはあるとして、それ以外のヒロインは何気ない日常描写からあふれ出るヒロインの魅力やエロさ上手く生かしたシナリオになっており、千代さんなんて「私を道具として使ってください」という台詞や振る舞いに隠されたエロさだけで後半まで突き切っるような良い意味で内容が無いようのシナリオにも拘らず「ましろ」シナリオは存在の境界線を感じさせるような幻想話であったり角砂糖ならではの雰囲気も楽しめる。実妹の「椎凪」が物語的にトゥルーの位置を占めているのも久しぶりな感じで、実利功利的な振る舞いをリアルとして是とする最近のエロゲに疲れながらも、癒しなエッチを求める人には強力にお薦めしたい。 →
長文感想(18836)(ネタバレ注意)
2021年07月06日21時56分48秒
マルセル
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75
点
サキュバスに囲まれたっ!?
(
サモナベール
(同人))
原画とかサキュバスとかどうでもいい人にとっては、75点からマイナス25点ぐらいしてもいいぐらいに「エロ以外は基本何もない」作品である。狭い館の仲をうろついて、ヒロインと会話するとエロイベントが直ぐに発生するだけの作品なので、物語どころかキャライベントすらなく「エロ目的作品とはいえ、もう少し工夫のしようがあるだろう」と言わざるを得ない50点作品なのは間違いないだろう。ただし、そのエロが結構いい。そのエロも「1ヒロインのうちアニメは基本一種類」なので、これも流石にどうかなぁとはおもうのだが、同人エロゲのエロアニメとしては最高レベルのクオリティを維持しながら、テキストも長くフルボイスなので、これ等のエロアニメボイスを見るだけで75点は軽く付けられてしまう。同人エロゲのアニメは良いがエロボイスが無いのが 不満という人には、作品内容のスカスカっぷりを覚悟するなら、購入しても損はないだろうと思われる。
2021年03月26日16時37分02秒
マルセル
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78
点
Re:BF
(
アスガル騎士団
(同人))
同人エロRPG界隈大御所「アスガル騎士団」のROBFシリーズから続く「新シリーズ」のBFRPG新作である…と妙に長ったらしい説明であるが、実際にこの作品の位置づけも複雑だから仕方がない。確かにメインププロットは「完全新シリーズ」で登場人物も「全員新キャラ」に見えるものの、実際は「今までのシリーズに続いていた」みたいな話なので「初心者でも楽しめると思いきやトゥルーエンドで過去作品をやらなきゃ」になってしまう感じはある。まぁ過去作品に比べると、今回の作品はシリーズ連続性も薄く、シナリオやサブクエストや育成ルートの自由度調整も非常にスマートに纏められているし、敵もんむすを減らしたぶん、エロCGや動画のクオリティも格段に上がっているので、アスガル騎士団のBFシリーズを始めるなら今作から始めるというのもアリだろう。ただ欠点は前作同様エロテキストが薄かったり愛人システムが動画鑑賞に終わってるところか。 →
長文感想(12612)(ネタバレ注意)
2021年03月13日20時09分16秒
マルセル
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84
点
Daydreamer ~淫魔と天使ともんすた~娘の思い出~ 前編
(
さんとり
(同人))
84点というかなり高めな点数を付けているものの「色仕掛け」とか「誘惑エロ」とか「甘々堕落エロ」といったジャンルに全く興味の無い人にとっては74点前後が妥当な点数だろう。エロ嗜好を除けば作品それ自体は「そこまで悪くはない」レベルで、他の凡庸なエロRPG傑作のように「エロ抜きでもRPGとしての楽しめる」ような作品とは言い難い。但し「色仕掛け甘々堕落」に特化した作品としてはこれは超良作レベルといってもいい。基本は「質より量」の典型的エロRPG仕様ではあるのだが、そのエロ全体が妙に甘ったるく、世界観も程よいシリアスのファンタジーの中で「主人公である勇者をサキュバスたちの虜にしよう」と誘惑を仕掛けてきて、敵に負けても主人公はサキュバスたちに丁重に可愛がられますたみたいな「もう世界なんて救わなくて良くね?」というイチャラブ退廃誘惑エロを思う存分味わえるのだ。単に絞られるだけエロRPGが苦手な人は是非。 →
長文感想(7778)(ネタバレ注意)
2021年03月13日20時07分25秒
マルセル
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85
点
フォーリン・ラビリンス -隷属の少女たち-
(
ジュッカクゲームス
(同人))
同人エロゲRPGやらSLGやらの大抵の問題点とは「個々のエロシーンが薄い」ことであるが、これが何故起きるのかというと同人の予算制約以外の側面を言えば「個々のシーンの質」よりも「色んなエッチが出来るというエロシーン可能性の量」を優先するからで、結果として個々のシーンはハクオロ×2ぐらいの長さになってしまう。その点この作品は同人エロゲなのに「フルボイス」且つエロ重視ヒロインをメインの2人に調教限定したうえで、RPGと調教SLGを組み合わせながらも、一つ一つのエロシーンもハクオロ×40くらいの濃さを維持しているのがじつに素晴らしい。サブヒロインもエロは4回くらい用意されているし、RPGとしての完成度や物語の内容「調教純愛RPG」としては多少粗削りなところはアリながらも読ませる内容にはなっている。「同人エロRPGは商業に比べるとエロシーンが駄目だから」という人は是非プレイして欲しい良作だとおもう。 →
長文感想(11227)(ネタバレ注意)
2021年03月01日11時11分58秒
マルセル
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70
点
サキュバスアカデミア
(
SQDT
(同人))
矢鱈出血とか残酷とかリョナ描写が頻出するのは「ハードM向けのサキュバスゲーなんですねこれは。趣向が合わなかったな」で仕方がないとしても、ミスを誘発させる巧妙なる雑魚キャラの配置、ノーマルでも1コマンドでもミスると即死レベルで、最適解以外を選ぶと難易度が異様に上がるうえ、2~3週同じダンジョンを何周もさせるような「歯応えのあるRPG」バランスは既にエロRPGを悪い意味で超えてしまっており、雑魚やサキュバスからお前早く死ねばとか言われ俺のミソジニーが超マッハで愚息が有頂天になれないのである。エロ動画と効果音と演出フラッシュに頼り過ぎた結果、アッサリ目になっているエロテキストは許容しがたいし、物語もメタ視点を取り過ぎて感情移入の焦点が散漫になり過ぎており、前作同様に悪夢めいた世界観を体験できる作り込みの緻密さはあるものの、前作ファンしか満足できないような独りよがりと紙一重な作品とも言えてしまう。 →
長文感想(20624)(ネタバレ注意)
2021年03月01日11時08分41秒
マルセル
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82
点
三枚のおふだ 鼎 コドクの妖己
(
ミンワ
(同人))
三枚のお札シリーズの第三作目。物語内容としては「今作の主要登場人物は主人公以外全員新キャラ」であるし、前作らと特に深い繋がりがあるわけでもないので全くの初心者でも楽しめる内容になっている。さて、基本は「妖怪系もんむすに逆レイプされたり誘惑されたりするソフトM系エロRPG」なのであるが、今作の売りどちらかと言うと「ショタ主人公を生かした意外にシリアスなシナリオ」であると言えるだろう。「大義の為に人を犠牲にするべきか、或いは自分の命を犠牲にしてまで他人を助けるべきか?」という古典的なテーマを中心に物語は動いていくが、この作品の見どころは「主人公がそんな重い問いに答えられない」という優柔不断リアリティを「ショタ主人公がもんむすに慕われるる理由」としてうまく描写出来ている点だ。パズル要素はやり過ぎだが、エロ描写も中々に上手く、テーマやエロ等々に気になった人はやっても決して損はしない作品ではないか。 →
長文感想(9958)(ネタバレ注意)
2021年02月07日18時26分38秒
マルセル
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]
71
点
神・妖魔大戦オヒイサマナー
(
ya-ho-games
(同人))
同人エロRPGにはいろんなジャンルがあり、色んな傾向があるんだが、この作品は「ギミックを仕掛け過ぎて、誰もがこの作品を本当にクリアしたのか良く分からん感じになってしまう」という一例になってしまっている。まぁ「やり過ぎギミック」以外はエロRPGとしては良い作品で、商業エロゲにも出演している声優さんを動員し、エロシーンもフルボイスで「ヒロインにやられてしまう逆レイプ」をサキュバスから異形系までそろえているのでエロ満足度も高く、RPGとしても最初からやり方次第では最強レベルの武器をゲットできるとか、いろいろと工夫しがいがあって面白いのだ。ただ、先にも言ったとおりに、条件が厳しいというか条件が謎な「隠しイベント」的なものが多過ぎで、物語的にはどんどん伏線をちりばめていくタイプで、そのうえ「次回作に続く」的な終わりがするので、自分がこの作品内で「何処まで物語を進めたのか」よく分からなくなってしまう。 →
長文感想(5286)(ネタバレ注意)
2021年01月31日00時49分14秒
マルセル
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77
点
リメインズリバース
(
ゆめなまこん
(同人))
同人エロRPGには珍しく、メインエロシーンにはきちんとエロ音声がついている作品だ。エロシーンは音声アリだけで言うと1人あたり5回以上で、エロシーンの長さも質も一定程度確保されており「エロRPGは好きだが、エロ音声が無いのは嫌だなぁ」と言う人にはお勧めできる内容になっている。ただ、内容の方は「エロを推している」割りにはキャラクター描写が弱くて、わりと本格的な「この世界の謎を解き明かそう」探索系RPGになっており、それはそれで面白いのだが、キャラクターの魅力が深掘りされるような仕組みにはなっていないのね。隠し部屋の探索、自由の高いゲーム進行等々とRPGとしてよく出来ているものの、すぐにレベルがカンストしちゃうので後半は敵から逃げ回るだけになってしまうし…良い部分はそれなりにあるものの、総合的には「濃いエロシーン付きの同人エロRPG」程度の評価になってしまうところが残念ではある。 →
長文感想(4236)(ネタバレ注意)
2021年01月24日22時09分40秒
マルセル
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83
点
素晴らしき国家の築き方
(
アイリスフィールド
(同人))
良い意味で典型的な同人ゲーの「良作」だろう。これを定式化するなら「1:ゲーム性は兎に角難易度設定から経験値稼ぎまで自由度が高くていろいろやれる感じが一番楽しい(裏を返せば自由が高いだけで最適戦略の幅は少ない)」「2:シナリオは同ブランドの他作品と関係していて、当作品の内容よりもそれらのサーガ的な壮大な世界観を感じさせる」「3:エロはやっぱり早漏れ量より質でパートボイスでもエロシーンにはボイスを使わないくらいエロ軽視」ってのが、これらの典型良作であるが、この作品は「2」の部分が良く出来ている。序盤から中盤までは「この作品単体に収まりそうな内容」なのに後半から徐々にサーガ的な加速が強まりグイグイと強引に長大なテキスト量を読ませてしまうところが面白い。にこういう「バランスは非常に悪いが作り手の異様な熱意」を感じさせるのがこの手の良作の良いところではあると思うんだが、この質より量の無駄エロがなぁ…
2020年03月04日19時02分13秒
マルセル
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80
点
ダンジョンタウンEX ~夜魔と淫魔の聖誕祭~
(
サークル冥魅亭
(同人))
次回作の「死神娼館」と相対的に比べてしまうと、こちらに85点を付けたくなるほどに「期待が持てる処女作」だった作品だ。お世辞にもゲームバランスは良いとも言えないが、ダンジョン探索におけるレアゲッターや隠し通路発見といったおなじみの要素と「密着モード」という独自のエロと結びつけたゲーム性の独創性と、エウシェリーぐらいの壮大な世界観を組み立てながらも、ファンタジー世界が少しずつ闇と淫魔の世界に飲み込まれて行くような粘り強い作劇が、まだ粗削りながらも見事に「このブランドでしか味わえない」と思わせる強い印象を感じさせてくれる。むろん同人ゲーならではの駄目なところしてエロシーンはどのシーンも早漏れだし、パートボイスなのは良いとして本番エロシーンには何故かボイスなしという様々なアレ仕様を改善した次回作はきっと素晴らしい作品になってくれるはずだったんですよねぇ…まぁ死神娼館が詰まらなかったという人は是非。
2020年03月04日18時55分59秒
マルセル
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77
点
破戒シスター
(
銘菓! エンゼルまんじゅう
(同人))
同人エロゲーでは「中編エロRPG」とでも言えるジャンルがあり、強いてその特徴を纏めれば、プレイ時間は20時間前後で、物語はそこまで入り組んでるわけではなく、ある一定の割と単純なプロットラインをRPGのゲーム性を用いつつ走ることで、そこから見える物語の雰囲気とか、色んなキャラクターの成長なりやり取りを描いていこうといった感じである。さて、この作品はホラーというか吸血バイオハザート的な物語を踏襲しながらも、そこはそれ昔の「コロコロやボンボン」という「幼稚園児的ギャグマンガ」のセンスを持ってるこのブランドの作者なので「ホラーな世界観なのに主人公はエロの事を第一に考えてるアホ」というギャップが笑いを生み出しながらも、一応はきちんとこのアホ主人公が成長していく過程を示しながら、最後にはきちんとエロゲ的なハッピーエンドを迎えるという手堅い逸品になっている。同人エロゲなのでエロ薄という難点はあるんだが。
2020年03月04日18時54分00秒
マルセル
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71
点
お願い!召喚!!使い魔ン
(
銘菓! エンゼルまんじゅう
(同人))
サークルのファンだからこそ「劣化マリオン+劣化破戒シスター」という評価を下さざるを得ない今作。最大の問題は「ストーリーに特化して特定のキャラの絡みや物語やエロをやりたい」のか「色んなキャラを仲間(使い魔)にしてパーティ編成を楽しませたい」のか、そのどちらも中途半端なよこと。「主人公と召喚されたアクマ君と藤蔵豚くんとアクマ君の婚約者の竜ロリ」が織り成す「ショタアクマ君を主人公と竜ロリが取り合うエロコメ」と、ヤクザもん物語が進行していくいつものコメディタッチも今回は単純テキスト自体量が少なくて、また「色んな使い魔」を仲間に出来ると言っても、半分以上は「豚キャラ」で埋まっていて、例えば「全員貧乳キャラを集めてオール貧乳ボーナスや!」といったお遊び要素は薄い。「まぁバグとかは無いしRPGとしてはそれなりテンポが良い」だけの作品になっちまった感が有り有りで、次回作は方向性をきちんと明確にしてほしい。
2020年03月04日18時43分34秒
マルセル
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1
点
死神娼館 ~ 宿屋の主人に転生して女冒険者にいろいろするRPG
(
サークル冥魅亭
(同人))
発売後二週間近く経っても「クリアできないレベルの深刻バクがたくさん残ってる」時点で「商品として成立しておらず」0点は当然だとしても、バグを除外した点数で言えば40点ぐらいかな。基本は前作ダンジョンタウンから全てが劣化している。新規SLGパートは「作りかけ」の完成度で、大量のダミー選択政略と大量の無意味自由度をばら撒き「この作品は色々できるんだぁ感」で幻惑し実際の最適行動は一択に近く、5クリック早漏エロシーンを見る為にユーザーに3時間くらいの作業プレイを要請するような「やり込み性」に満ちていると評してもよかろう。物語パートは前作DTの壮大な世界観を流用し伏線を匂わしながら、散発事件を中盤までに次々に起こし中盤に出てくる中ボスが実は全ての糸を引いていましたぁをやるだけの噴飯モノなのだが、こんなクソゲーがDlsiteや同人ゲームレビュー界では「良作」扱いされてしまう現実が一番のクソゲーであろう。 →
長文感想(13620)(ネタバレ注意)
2020年03月04日18時21分53秒
マルセル
[
投票(11)
] [
ネタバレ
]
80
点
姫と穢欲のサクリファイス
(
Escu:de
)
エスクードと言えば「優れたゲームデザインと個性的なシナリオ」で知られるブランドだと思うが、実のところは「確かに優れたゲームデザインであるが、そのゲームデザインとは妙に歪なシナリオを描くブランド」と言った方が正しくて、今作も御多分に漏れない。調教SLGとしては、一本道に等しく自由度が少ないとはいえ、豊富な差分テキスト&調教コマンドと弩エロCGによって「既読スキップの嵐にならない」常に新しいエロ進行を満喫できるゲームバランスを実現しているのは高評価だし、シナリオも復讐物語をメインとしながらも、其処彼処に漂う復讐の寂寞感も良く描けており、悪魔ヒロインと一緒におこなう3P調教も素晴らしくエロい…のだが、どうにもこの「調教エロゲ」と「復讐物語の寂寞感」が妙にズレているというか、意図的にズラしてるような、このエスクードらしいバランスは評価が些か分かれそう。昔の調教ゲーのサブエンドルートみたいな作品か。 →
長文感想(10821)(ネタバレ注意)
2019年08月01日22時44分35秒
マルセル
[
投票(1)
] [
ネタバレ
]
70
点
イブニクル2
(
ALICESOFT
)
前作のよかったところ(メインヒロインたちを全員嫁にするハーレムファンタジーRPG世界観の構築)をそのまま受け続きながら(+90点)前作にはなかった悪かったところ(経験値稼ぎを要求するRPG難易度上昇や英雄病の蔓延)を考えなしに付け加え(-5点)前作の悪かったところ(お笑い系のエロや肝心の複数エッチのスルーやお約束エロの追加)を数倍にしつつ(-5点)トドメとして単純にメインプロットが超劣化している(-10点)故に「最終的に萌えゲだけが残った」のがこの「イブニクル2」である。前作ファンとしては「ハーレム世界観」だけは満足に味わえるので、そこまで不満は無いのだが、エロ系軽視やシナリオの劣化等々と「あからさまに劣化してる」部分は否めず流石「ソシャゲに全力投球する」と宣言したアリス様は自社ファンに対する「手の抜き方が巧いなぁ」と感心させられる逸品だ。アリスファン以外は別にやんなくてもいい作品だろう。 →
長文感想(13969)(ネタバレ注意)
2019年08月01日22時41分33秒
マルセル
[
投票(1)
] [
ネタバレ
]
86
点
はぴねす!2 Sakura Celebration
(
ういんどみるOasis
)
いまや日本人のストレスを一身に浴びた血塗れとげぬき地蔵とさえ言ってもいい「けものフレンズ2」のスタッフが参考にしたと(俺の脳内では)される「ウィザーズコンプレックス」というヘルジャパンエロゲの決定版を生み出したどみるが、ウィザコンの反省を踏まえ送り出したのが、このどみる最高傑作とさえ言っていい「はぴねす2」である。前作のオマージュどころか、共通ルートでは前作のヒロイン配置やシナリオ構造を6割型コピーするという「前作もそんな感じだったようなデジャブ感」を連想させつつ、個別ルートではそれを踏まえつつ全く新しい物語を生み出しながらも、それでいてどこか温泉まんじゅうのようなむかしのエロゲの暖かい雰囲気を醸し出す。グランドが実質ハーレムなのに3Pがひとつしか無かったり、あまりそれを生かせてなかったりと多少の弱点はあるものの、まさに昔を振り返りながら、令和の新しいイチャラブエロゲを提示した傑作なのだ。 →
長文感想(45929)(ネタバレ注意)
2019年04月05日20時43分02秒
マルセル
[
投票
] [
ネタバレ
]
82
点
闇染Revenger -墜ちた魔王と堕ちる戦姫-
(
Escu:de
)
エスクードと言えば、物語と融合したゲームシステムと、選択肢より物語への感情移入を巧みに操作するようなゲームナラティブによって世評の高いメーカーであったが、今作はそうした既存の魅力に加え「闇堕ち恋愛イチャラブエロゲ」とでもいうべき、新しい方向性の悪堕ちにチャレンジし見事に成功を収めたと言えよう。主人公が正体を隠しヒロインと接するジャンルのお約束を踏襲しつつ、その中で主人公が普通の恋愛ゲのようにヒロインの悩みを知りながら、ヒロインの悩みを突いて裏ではヒロインを凌辱し自分のモノにする「ヒロインを凌辱したいが、しかしそこまで酷い事はしたくないし、最終的には独占してイチャラブしたい」という非常に都合のいい純愛凌辱願望を満たしてくれてありがたや。そういう作品なのに、闇堕ち後のイチャラブエッチや描写がやや少ないという弱点もあるが、今までの闇堕ちゲーには純愛凌辱が足りないという人には垂涎モノの良作だろう。 →
長文感想(21314)(ネタバレ注意)
2018年07月11日20時33分28秒
マルセル
[
投票
] [
ネタバレ
]
70
点
ぱらだいすお~しゃん
(
PIXEL MINT
)
エロ助のPOVに「大作なり損ね」というものがあるが、まさにその名にふさわしい作品だ。この作品は大きく分けて「ゲーム性部分」と「シナリオ部分」の問題があり、前者は「内容云々以前にその作中の位置づけからして間違って」おり「シナリオに連動しない単体ミニゲーム」という位置づけなのに、トゥルーを見るためには必ずクリアしなければならないという苦行っぷりが酷い。後者のシナリオは「描写不足」と「個別ルートのトゥルーエンド伏線化」によって作品が意図したような広大な物語を構築できていない。個別の積み重なりが、トゥルーエンドのテーマ性に繋がるような構成なのに、その個別ルート自体が描写不足且つ「肝心な描写はトゥルーのネタバレの為にスキップ」されるので、個別ルート自体がどうしても中途半端になってしまう。ヒロイン描写とエロと電波トゥルーシナリオは結構面白いので「大作風味」味をスナック感覚で楽しみたい人にはアリだろう。 →
長文感想(19794)(ネタバレ注意)
2018年04月05日06時41分58秒
マルセル
[
投票(2)
] [
ネタバレ
]
90
点
Succubus Rhapsodia
(
Dreamania
(同人))
この作品自体が二次創作で生まれたという運命は連鎖していき、サキュラブ誘惑スキーたちがMODに大集合した結果、オリジナルのエロテキストどころか、エロCGも20枚以上追加され、今現在も更新が途絶えないような「サキュバススキー紳士の創作場」になってしまったという特異な作品というか、誘惑エッチやハーレムエッチといった最新の同人エロを適切に表現できる二次創作プログラムである。RPG形式を利用しながら、作品世界の輪郭を世界地図MAPのように明確に描写せず、物語と世界の断片を絶妙に彷徨い繋げるような本編も面白いが、やはり今作最大の魅力は「サキュラブの誘惑エッチやハーレムエッチ」を徹底的に極めんとしてるMOD版だろう。BFのシステムを用いながらも、商業エロゲのエロシーンと同じくらいの尺が用意され、いま現在の商業エロゲでは味わうことのできないサキュバスたちの未知なる誘惑ハーレムがあなたを待ち受けているのだ! →
長文感想(62322)(ネタバレ注意)
2018年01月25日19時58分24秒
マルセル
[
投票
] [
ネタバレ
]
75
点
あるいは恋という名の魔法
(
おもちそふと
)
「御上品であるが故にとってもエロい萌えゲ」というのが、僕の適当な感想なのであるが、「御上品」は人によって解釈の幅があるとは思うので「表現やヒロインの性格や物語の幅がノーマイライズされた」と言えばわかりやすいだろうか。萌えゲそのものが、ノーマライズされた表現を用いるジャンルだが、この作品はそれ以上に小学生の絵本のように振れ幅が小さい静かな世界で、それが故のユーモラスな台詞があったりと多少の工夫もあるが、基本的には退屈気味な萌えゲと言う評価は妥当ではあるだろう。だが、この作品は紳士と盲愛モードというシステムを導入しており、これが実に素晴らしくエロいというか「絵本の世界の王子さまになり切ったようなエッチと、純粋な王女様に性的に尽くされまくるようなエッチ」という絶妙な夢心地を表現している。細かい設定とか世界観よりもプリキュアみたいな子供教育ファンタジーでエッチしたいという人にはお勧めできる逸品だ。 →
長文感想(35765)(ネタバレ注意)
2018年01月25日19時55分38秒
マルセル
[
投票
] [
ネタバレ
]
87
点
あぶのーまるらば~ず
(
とるてそふと
)
エロゲのエロとシナリオの関係においては、だいたい三つの位階を設けることが出来る。一つは「単純に物語にエロシーンがくっついてる」だけの作品で、大半のエロゲシナリオがこれに該当し、エロの配置は良くも悪くもユーザーがそこに意味や劣情を見出すものとなり、今作では幼馴染の姫兎が該当する。二つは「物語がエロの傾向に結びついてるもの」で、ジャンル抜きゲや、エロ導入に拘ったイチャラブエロゲがそれに値し、兄姉近親相姦を懐かしく巧みにSM物語に接続する暁乃や、未知なる感情と性癖に悪戦絶頂する鏑城もこの中に入るだろう。そうして最後の三つは「人間とエロの関係それ自体について」挑もうとする勇者であり、さらに、この作品の瀬利ルートは第二位階の「誘惑エロヒロイン」という昨今性徴目覚ましいジャンルを見事にエロゲながらも、その論理的な帰結としてのエロに病んで愛はパンツを駆け巡るを走り切ってしまう小池百合子シナリオの傑作だ。 →
長文感想(61427)(ネタバレ注意)
2018年01月24日18時55分06秒
マルセル
[
投票(2)
] [
ネタバレ
]
78
点
桜ひとひら恋もよう
(
Parasol
)
普通なパラソル作品である、とはいえ大半のユーザーは「パラソル作品そのもの」が良くわからないと思うので説明すると、まず悪い意味からいえば、体験版でいわれたような「糞シリアス」は本編においては殆ど関与しない、というのは「マイナス要素」であって、これは逆を言えば「共通のシナリオ要素が個別ルートには殆ど関係がなく」実妹の紗矢ルート以外は「個別入ったらあとはシナリオとは関係ないイチャラブオンリー」でしかない。もちろんそれを「良い部分」という事も可能で、千歳ルートは恋愛シナリオとしては結構ブヒれるし、美綾ルートの永遠と甘やかしエッチさせられ続けるシナリオも好きな人には良いのだろうが、そうなってくると「なぜ学園合併シナリオを共通に置いたのか?」昨日機能断絶となり、結局この作品は実妹の近親相姦を盛り上げるためのシナリオ設定の為に他を犠牲にしたというシスコンファーストが、パラソルの「普通」となる。 →
長文感想(32809)(ネタバレ注意)
2018年01月24日12時01分37秒
マルセル
[
投票
] [
ネタバレ
]
65
点
ニュートンと林檎の樹
(
Laplacian
)
「テンポよく読み進められるエロゲ」は「チンポよく勃起できないエロゲである」し「マンコよく突っ込みたくなるヒロイン」も描けないような「よぉく読むとちっとも良いシナリオではない」を立証してしまった作品だ。「一日くらいでコンプリートした」人が評価が高くなるのは頷ける。確かに「引き込む力だけ」で「細部の雑な部分」をスルー出来る力は持っており、軽妙なテキストは常に予想外の方向に進んでいくプロットにスムーズに繋がっていくしなやかさは、これら全て「共通ルート」への美点となり、そうして「個別ルート」においては全て地獄に堕ちてゆく。個別ルートが通常エロゲの半分以下の長さで、更には葉鍵時代を思い出されるような恐怖のエロイッカイズツに等しい構成は、ヒロイン感情移入だけではなく、実は「シナリオ重視」にもマイナスであり「ぜんぶ童貞のせいだ」は「早漏だから前戯が上手いだけのふにゃちんシナリオ」を隠蔽してるに過ぎない。 →
長文感想(28523)(ネタバレ注意)
2017年06月03日22時33分50秒
マルセル
[
投票(3)
] [
ネタバレ
]
85
点
彼女と俺の恋愛日常
(
Parasol
)
パラソル作品では、前作に次ぐ「普通に楽しめるレベルのイチャラブゲー」+「異常なほど可愛い妹ルート」ゲーと言えよう。このブランドは毎回エロだけでは鉄板で、今作も幼馴染みにメイドご主人様プレイとか、萌えゲのエロ王道を解っていて素晴らしいのだが、今作はそこにシナリオブーストがきちんと適切に掛かっているので隙が少ない。ちこたむヒロインのシナリオは、ヒロインの悩みを、恋人後の恋愛のなかで少しずつ解決していくという構造によって「シナリオのテーマ進行」と「主人公に感謝デスイチャラブ」を反復させていくという、イチャラブ描写とテーマ進行を危なげなく進めていく丁寧な作りなのに、そんな鉄板を隕石によって打ち破っていくのが実妹シナリオだ。シリアスやシナリオが逆に欲しくなるような、兄妹のふたりだけの世界が最初から最後まで展開されており、近親相姦シナリオというよりも火星人の恋愛のようなイチャラブショックの清々しさよ。 →
長文感想(37648)(ネタバレ注意)
2017年03月20日17時29分36秒
マルセル
[
投票
] [
ネタバレ
]
75
点
遊聖天使プリマヴェールDrei ダークミッション
(
Escu:de
)
作品の狙いは良いのに高い点数は付けられないのは、分岐シナリオを纏めきれる自信が無いから、こういう仕様にしたんだろうけど、あくまで分岐シナリオの体裁を取っているのに、実際は分岐毎に「物語時系列を無視したミニシナリオが語られる」(Aヒロイン分岐をすると、まだ調教していないBヒロインが悪堕ちしてるみたいな)という仕様はやっつけだろう。とはいえ、このFDは今までのプリマシリーズでもきちんと描ききれなかった「悪堕ちイチャラブ」をきちんと描いているという点では、調教ゲーとしてはかなり高く評価できる。一般社会の闇を見せつけられ徐々に悪の結社側に心が傾いていく描写を、地味ながらも過不足なく描き、悪堕ち後も悪堕ちコスだけではなく、正義コスチュームで悪堕ち状態の正義のヒロインとご主人様ラブラブエッチが出来るというのは、まさに「有りそうで無い」良いところを突いた作品だ。本編からこれやっとけば傑作だったのになー。
2017年01月22日06時40分50秒
マルセル
[
投票
] [
ネタバレ
]
70
点
姫恋*シュクレーヌ!
(
Princess Sugar
)
糞シリアスに対する批判というのは「イベント」に対するモノが多くて、897だとか、妹とセックスしてこんなのは良くない別れようとか、100万円取られた苛めだと教師に訴えたらそれは恐喝であり苛めでは無い!とかそういう話であるが、この作品をやれば「糞シリアス」というものが、基本的に「作品の構造」に内在するモノだと言うことがよくわかる。べつだん、この作品は「酷いシリアス」と言える事件は起きない。但し、この「夢」と「現実」の世界の往還という作品シナリオが「夢ではヒロインに告白していちゃエッチ」するが「現実ではまだ告白も出来ずに問題山積み」という対比を作ることによって、前者の結構よさげなイチャラブ描写が「しかしこの後は必ず冷や水を浴びせられ現実」により見事に相殺されてしまう。むろん、それ作品の狙い通りであり、そのようなイチャラブ幻滅スキーにはお奨めであるが、イチャラブユーザーには「糞シリアス」なわけだ。
2017年01月22日06時39分08秒
マルセル
[
投票
] [
ネタバレ
]
83
点
キミトユメミシ
(
Laplacian
)
七月ダークホースゲー扱いされている今作。発売前は声優陣が豪華な抜きゲーっぽいと言われ、それが歌も豪華だが内容はワカランゲーへと変わり、体験版が公開されたら思わず便秘少女も荒野を目指してしまうくらいの変幻自在ギャグ十字砲で期待のバカゲーへと祭り上げられたものの、実際は今どき珍しい地味な「ヒロインと一緒に頑張ろう青春ゲー」だったでござるよ。大半ルートは序盤から、早くもヒロインと主人公の目標が決まり、後はそれに向けて様々な問題を解決しながらも、基本は日々の努力をイチャラブしながら続けていくのみ。ヒロインの夢を覗き見する一方関係から、ヒロインの未来への夢を共有していく「キミトユメミシ」ダブルミーミングを生かした時雨ルートは処女作とは思えないクオリティなのに、ブツ切りが目立つ他ルートや、淫夢ネタをギャグ以外の特にエロに上手く生かしていない等々、処女作らしい荒削りさと新鮮な推進力に満ち溢れた良作だ。 →
長文感想(14697)(ネタバレ注意)
2016年08月07日18時10分41秒
マルセル
[
投票(4)
] [
ネタバレ
]
73
点
リプキス
(
戯画
)
この作品のキャッチコピーの「等身大の恋愛」みたいな言葉はあまり好きでは無いのだが、敢えてこの言葉を借りて評するなら「共通ルートは等身大の学園生活を描いてるが、個別ルートはSDイチャラブゲーである」といった作品だろう。兎角、共通と個別のギャップがなかなかに酷い。共通は地味な日常描写からヒロイン達の関係性を少しずつ深めていくのに対し、いったん恋人になったら基本「デートしてHして寝る」だけの繰り返しを、しかも普通の萌えゲの半分くらいの尺で描くだけで妙な即物的気分。個別の描写自体はそれなりによく描けており、特にハヤねぇルートは終始お姉さんキャラのリードで、恋愛もHにお姉さんにゆっくり任せていけばいいかなぁポカポカ気分に浸れるルートではあるものの、やはり短さだけは如何ともしがたい。始めから「コンパクトに終わるイチャラブゲー」を求める人にしかお奨めできないのが、部分的な質は悪くないだけに残念ではある。
2016年03月31日12時05分59秒
マルセル
[
投票
] [
ネタバレ
]
78
点
ワールド・エレクション
(
Whirlpool
)
渦巻き10周年の今作だが「昨今の流行りを今までの渦巻き作品に取り入れようとして」半分失敗半分成功した作品。成功から言うとクルル以外の個別ルートはそれなりに面白い。渦巻き作品のファンタジー俺TUEE系バトルをどのルートも、学園選挙ネタと絡めてイチャラブラブコメにそれなりに上手く取り込んでおり、尺とエチが通常の半分な点を除けば、軽快な萌えゲとして良作評価はできる内容なのに、もう半分の失敗がそれを微妙に妨げてる。例によってトゥルーの唐突シリアスだけが問題では無く、その「世界」を救う「世界選挙」の「世界」がトゥルー以外の全シナリオで充分に展開されていないのだ。同じ系統の「セブンズ」に比べると、サブヒロイシナリオがエチだけで終わっており、メインヒロインの世界が充分に描写されていないのが致命的。結局異世界ヒロインと発情セックスしたり愛天使エッチなまみず絵が激しくエロ過ぎる「世界勃起」と化してしまった。 →
長文感想(19741)(ネタバレ注意)
2016年03月09日19時12分33秒
マルセル
[
投票
] [
ネタバレ
]
82
点
QUINTUPLE☆SPLASH
(
Parasol
)
パラソルっていうメーカーは、昔からわりと作風がコロコロ変わる不安定なメーカーで、さらに今作からは看板ゲンガーだった「ちこたむ」画伯も抜けて、なんかウリ要素あるんですかこれぇ?みたい微妙雰囲気が漂っていた今作だが、こういう時に限って良作がポンと出たりするからエロゲっていうのは面白い。水泳大会展開になりながらも、最後まで本当はもっと楽しいことをしたいー、主人公にいいカッコを見せたいだけーと、だらけイチャラブする亜美ちゃんシナリオや、アニキからお兄ちゃんまで兄妹の関係性の変化をシリアスを交え丁寧に描きつつも、根本的な所ではいつもお兄ちゃんに子供のようにじゃれ合っている姿を見逃さないい巴シナリオといった、イイ話や成長頑張りました話には収斂されない「水と弾けるようなイチャラブ」の毎日を軽やかに描いてる。貧乳ボディを煽り立てる着エロや何気ない日常仕草からのエロ移行といった、間接エロの強調も素晴らしい。 →
長文感想(40870)(ネタバレ注意)
2016年01月08日19時15分31秒
マルセル
[
投票(1)
] [
ネタバレ
]
75
点
吸血姫のリブラ
(
onomatope*
)
「イチャラブ最高神海原」レベル10と「ハーレム天使オノマトペ」レベル8と「厨二病堕天使燃えゲ」レベル6をメガテン三神合体させ、生まれたのがこの「吸血姫のリブラ外道ゲー」レベル4である。このタイトルの「リブラ」とは「ライブラ」つまり「天秤」を指し、物語としても吸血鬼と人間、またはハーレムと純愛と言ったような「価値観のバランスを探る」ような展開になるのだが、この物語と「イチャラブ」「ハレーム」「厨二病燃えゲ」の組み合わせが最低最悪。正妻と最後は悲劇だがイチャラブしつつイリスちゃん(ルート無し!)をプチレイプして責任取らずに終了とか、世界の滅亡よりも自分のアイデンティティの方が大事話が連発され、まともに主人公の葛藤に付き合う気が失せるプロットになってしまってる。唯一素晴らしいのは、主人公が意に反して発生させる魅了からの魅了Hであり、ヒロインを寵姫にしちゃうメロメロ背徳感が物語と共に伝わってくる。 →
長文感想(31538)(ネタバレ注意)(2)
2015年11月10日19時21分14秒
マルセル
[
投票
] [
ネタバレ
]
45
点
トラベリングスターズ -Traveling Stars-
(
HOOKSOFT(HOOK)
)
自傷HOOKが設立15周年記念作品として放っちゃった新感覚「イスラム国ゲー」の傑作である。無論イスラム国がイスラム教と全く関係ないように、この作品もHOOKを自傷しているものの本来のHOOK作品と全く関係が無いばかりか、過去のHOOK作品の要素を恣意的に悪用し正反対の愚作を作り上げたという点では、イスラム国以上のツラ汚し作品と言えるだろう。「まったり日常」は共通ルート個別ルート共に「ヒロイン以外のサブ・モブテキスト」に奪われて「イチャラブ描写」は減少気味な上にシナリオがイチャを殺しており「山場に頼らないシナリオ作り」は糞バトル展開や糞トラウマ展開や糞泣きゲテンプレシナリオを多用しつつも最終的に「テンプレシナリオとしても崩壊してる」という自爆テロでHOOKユーザー&メーカーもろとも木っ葉微塵じゃあ。このHOOK新体制の堂々たるHOOK遺産の大爆破を前にしては萌豚の正義の脱糞を下すほかは無い。 →
長文感想(37670)(ネタバレ注意)(1)
2015年09月23日20時53分05秒
マルセル
[
投票(6)
] [
ネタバレ
]
70
点
らぶらぶ♥プリンセス ~お姫さまがいっぱい! もっとエッチなハーレム生活!!~
(
POISONエクスタシー(ぱじゃまエクスタシー)
)
「期待は失望を二乗する」という名言があるが、怒りを覚えるレベルの作品はそれまでにマイナス分に相当するプラス面白さがあったとも言えるわけで、この作品は「ハーレム期待を裏切るハーレム作品」としては 傑作に達した至高のガッカリゲーだと言ってもいい。共通ルートが素晴らしいのに、個別ルート短すぎるという早漏れシナリオに加え、一部ルートではエロすらも早漏れというハクオロとーじーぼーの先には「誰得シリアスシナリオ」をハーレムシナリオのテーマ性の為に壮絶な勘違いをぶちかましてくれ、良作ハーレムゲーを期待したユーザーを絶望の海に叩き落としてくれようぞ。メインヒロインそっちのけでBBAサブヒロインが活躍する「ハーレムスキーなら嫌いなヒロインも幸せにしろよなww」アンチハーレム嫌味も最高だ。エロCGや一部エロやハーレム日常描写は良いので抜きゲとしてはわりと評価できるが、故に ツラミも増してしまう難儀な作品じゃ。 →
長文感想(23493)(ネタバレ注意)
2015年08月16日18時54分25秒
マルセル
[
投票(1)
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ネタバレ
]
78
点
恋想リレーション
(
Lump of Sugar
)
ここ2~3年くらいの萌えゲ業界はそれなりに「ゲーム性」の導入に意欲的であるが、この作品はそのあんまりな完成度によって「紙芝居エロゲなんて時代遅れ」という風潮に挑戦状を叩きつけるような熱血反面教師エロゲだと言えよう。その体たらく詳細は長文にて語るにしても、例えば「ジャンプ機能」を搭載しながらそれを使うと正解の選択肢を選んでも攻略不可とか鬼畜トラップが満載なので素直に攻略サイトを見るのが賢明ゲー状態。こんな糞ゲーム性に反して、恋愛描写やらエロは凄くイイから困る。特に友達以上恋人未満の微妙な関係の上での、こそばゆい恋想のさわり合いがとても上手く書かれており、さんざんそこらへん焦らしてからお兄ちゃんをメイド服を誘惑する由羽子とか、恋愛無自覚100%なのにクリティカルヒットを連発する唯華とか「このヒロイン、どこまで誘っているのか?」とか妄想しながらニヤニヤしたい又はホビらじAPスキー向けの萌えゲだ。 →
長文感想(35043)(ネタバレ注意)
2015年06月15日19時52分28秒
マルセル
[
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ネタバレ
]
90
点
イブニクル
(
ALICESOFT
)
オタクが、増えすぎたエロゲをソシャゲーに移住させるようになって、既に5年が過ぎた。膨大なソシャゲーはオタの第二の故郷となり、エロゲオタは長年の尊厳と引き替えにデレマスで刹那の尊さを得て、そして、死んでいった。西暦2015年(だぶるおーせぶんてぃーないん)、アニメ自爆を経てもケッコンカッコカリは止まらず、オタは自分の艦むすゲームナラティブを共有生産する集団二次創作乱交体制を樹立し、母たるエロゲの独占生セックスから独立を宣言。エロゲ連邦の最古国アリスは新兵器の開発に着手する。巧みなゲームバランス調整で無駄のないキャラ育成&バトルを実現させたRPGによって、フィールド上にあらゆるサブイベントシーンを配置し、ゲーム性体験とストーリーをシームレスに繋げることで、エロゲの豊潤な物語とイチャラブを見事に融合させるケッコンカッコトゥルー嫁ハーレムエロゲのレゴンギスタを目指して……その名は「イブニクル」だ。 →
長文感想(59338)(ネタバレ注意)
2015年05月07日17時56分30秒
マルセル
[
投票(7)
] [
ネタバレ
]
77
点
ミライカノジョ
(
PULLTOP LATTE
)
ハーレム作品かと思いきやループとかタイムリープとか混じって、なんかよーわからん感じになっている作品だが、基本的にはそれらの物語を「主人公とふたりの一夫多妻関係を描くための」横線として用い、ストーリー展開以外の縦線の描写では3Pエロや3Pイチャラブが描かれる作品だと思えばわかりやすいだろう。後者「だけ」に限れば3Pエロゲの中でもわりとよく描けており、別次元のふたりだからこそ、いろいろと違いはあっても最終的には主人公が好き!で3人仲良くイチャラブやエッチが出来る雰囲気は他の作品では得がたいものだ。但し前者のストーリー横線が、3P関係に成ってからも「別次元に帰る」とか「一人を選ばなきゃダメなんじゃ無いか?」みたいな愚息もションボリで引っ張りまくっているため、結局は幼女ロリっ娘に「みんなでHしてくれないんですか?」と涙目で誘われて集団淫行に耽りたいひとしかお奨めしにくい抜きゲーになのは否めない。 →
長文感想(28398)(ネタバレ注意)
2015年04月03日21時20分06秒
マルセル
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戦国恋姫シリーズの2シリーズ目に当たる「BRAVE」の一作目に当たる今作、正直あまり期待はしていなかったんだけど、予想の3倍ぐらいは楽しめた作品だった。序盤は「記憶喪失の主人公と二重人格の長曾我部」の恋愛日常雰囲気を漂わせながら、微妙に展開予想を外せながら戦乱へと突入しつつ、記憶喪失状態のまま前作ヒロイン達との再会を果たし…と言ったようにプロットを絡ませた二桁ぐらいもいる多数のヒロイン描写が実に見事だ。いちおうパケでは長曾我部と仙谷と帰蝶の三人がメインなのだが、OHPで紹介された今作登場キャラが全員メインと言っていいほど全ヒロインに物語を通じて魅せ場を用意しており、ハーレムヒロイン満足感をたっぷり堪能させてくれる。エロシチュがほぼ挿入オンリーだったり、また後半は戦国シリーズの弱点である「ずっと城攻め展開」と言った弱点は若干あるものの「恋姫シリーズ」全体を通してひとつの到着点と言える良作だ。 → 長文感想(13323)(ネタバレ注意)
神楽シリーズにおけるWヒロイン作品である「漫遊記」の二作目だ。Wヒロイン作品と言えば「奮闘記1~3」もあり、これはゲーム性がローグライクからSRGPに代わって「治療エロシーン」が追加されているが、この漫遊記はまぁ基本的には神楽黎明記のヒロインを一人から二人に増やしたシリーズである。さて、今作の「桂香と初花」は、基本的には「ヌル異種姦レイプにおける最後まで快楽我慢する系」エロが基調と言えるものの、神楽シリーズにおける快楽堕ち系ネ申妖怪の「ヒダル神 」と「火車」さんのエロシーンがとても素晴らい快楽落ちで、このふたつだけ神楽における快楽堕ちファンは買っていいと言えるだろう。その他にも初花ちゃんだけは垢舐めのアナル舐め責めに乱れまくったり、桂香は古狸に乱れまくったりと、ヒロインごとに若干快楽堕ちの弱点が用意されても意外性があっていい。ラスボス戦でも桂香だけが快楽屈服して妹を売り飛ばすとか最高やん! → 長文感想(4491)(ネタバレ注意)
レビュー本文を書き終えたいま、79点にしようか80点にしようか相当悩んでいる。エロとか興味ねえ人には70点ぐらいの作品ではあり「死神娼館」本編とその後話が追加されているが、元物語は糞シナリオであるし、その後も状況を適当に転がすだけで特に面白くはないし。ゲーム性は店を大きくしながらハーレムを作ってダラダラ100時間を潰せる中毒性はあり漸く75点なのだが、肝心のエロが「ボイスありのヒロインでもエロシーンの4割ぐらいにしかボイスは入っておらず」に、後半の新規ヒロインに至っては2割ぐらいしかエロボイスが入っておらず、後半に行くほどエロに期待できなくなるという萎え仕様では80点を付けるのはなかなかに難しい。だが点数は御覧の通りだ。何故か?それはね!ロリサキュバス淫魔のルーシェちゃんのロリボイスエロシーンが最高に良いし、他のヒロインも比喩ではなくサキュバス化するのがエロいのでサキュバス好きは買おう! → 長文感想(16764)(ネタバレ注意)
シリーズファン以外にはほとんど知られていなんでしょうけどかれこれ20年ぐらいは続いてる「神楽」シリーズが「黎明記」から「新風記」に変わりましたよ!とはいっても基本的なシステムから作風エロはあまり変わっていないんですけど、僕のような「異種姦快楽堕ちスキー」にとっては今作はひさびさに満足が逝く作品ではありました。天狗さんやヒダル神と言った「快楽堕ち系妖怪」は残念ながら登場しないものの、みくるちゃんが基本ロリエロっ娘なので快楽に弱く、シーンの中うしろあたりで快楽堕ちしてくれるので「最後まで落ちません快楽我慢大会」エロテキストが苦手な自分のようなエロゲオタにとっては推奨できる神楽ではありますね。後半の妖怪には複数(3体)「諦める」選択肢が用意されているのもよくて、そこで完落ち系エロシーンも堪能することはできます。まぁいちおうマルチエンドに苗床ひぎい系エロはありますが、今作は快楽堕ちがメインかなと。 → 長文感想(5990)(ネタバレ注意)
サキュバス誘惑ほぼADV(RPGでバトルはあるけど簡易バトルだけなんで)の「冒険者シリーズ」の第三作目。特に物語が売りではないから、今作からやっても支障はないが、1作目のサキュバスたちが今度は好感度高めで誘惑してくるというのが今作の売りなので連作プレイ推奨だろう。相変わらずパイズリに拘った…と言うよりはパイズリがほぼ7割、他に授乳手コキがほぼ3割、普通の挿入に至ってはラスボスしかない作品であり、サキュバスひとりにつき2~3のパイズリが用意されているのは至福としか言いようがない。但し複数のパイズリシーンやCGが用意されていても「敗北シーンや誘惑堕ち」がやや一本調子であり、せっかくいろんなサキュバスが存在しても「まいかいどれも似たようなエロシーン展開で飽きる」というエロ誘惑作品の難問に対して上手い解決策は出しておらず、パケ絵ラスボスのような「いつも展開と違って激しくエロい」がもっと欲しかった。 → 長文感想(5392)(ネタバレ注意)
同人エロRPG界では大ヒットした「プリンセスハニートラップ」に続いて登場したフルボイスのエロRPGだ。フルボイスの恩恵と言う意味では模範作と言えて「普通のRPG敵キャラとして対峙してくる」ような演技をフルボイスでやっているからこそ「ピンチになって突如として媚びた猫なで声で誘惑してくる」という「命乞いエロボイスのエロさ」が思う存分楽しめる作品となっている。RPGとしてはBFのための最低限の規模しかないものの「最後に受けたエロ誘惑技でその後の敗北エロシーンも変化する」等々「BFにおけるエロ誘惑テキスト」と「その敗北後のエロシーン」も非常にシームレスに繋がっており、エロシチュも甘々な誘惑からハードなマゾプレイまで揃っていて、最後のボスのサキュバスのエロはめちゃゃ凝っているという「同人エロRPGにはちょっと興味あるけどボイスがないと抜けるわけないだろ?」初心者にはもってこいの作品だと言えよう。 → 長文感想(4578)(ネタバレ注意)
一応「Daydreamer」シリーズの三作目にあたる今作で、物語的には前作の続きと言う展開にはなっているものの、登場キャラは今回初登場が多く、物語的にもそこまで連続性はないので今作から始めてもそこまで支障はない。さて、評価としては「前作の良い誘惑篭絡えっち部分は割と強化したうえで、前作のイマイチなゲームシステム部分は色々変えたものの本質的には変わってない」と言う感じだ。前者に関しては「サキュバスとかにあままま快楽攻めで虜にされたい。あんま罵倒とかマゾ責めとかされたくない」という人には素晴らしい出来で、誘惑同人エロゲ界唯一の甘口カレーと言った作品ではあるんだが、後者についてはタワーディエンスとか会話システムとかいろいろ頑張って凝っているもののそれがあまり生かされていないのは残念だ。一枚絵とそれのアニメのクオリティはどれも非常に高いので、そんなサキュバスに快楽の虜にされたい人にはお勧めだろう。 → 長文感想(8258)(ネタバレ注意)
追加修正パッチの鬼畜難易度ボスをプレイ時間約361時間を掛けてクリア…いやぁお疲れさまでした俺。今までVBシリーズはデウスナイトメアのバーサク以降はやらなかったが、今作は「この編成じゃないとナイトメア以降はクリアできない」級縛りバランスはないので、編成の自由度と難易度のバランスは素晴らしく、ゲーム性だけはシリーズ最高傑作で、VB初心者は是非に今作から始めて頂きたい…と自信を持って言えないのはシナリオ関係なのね。これ「悪い」っていうかひたすら「軽い」のよね。勇者悪堕ちって言うのは「ヒロインの悪堕ち」よりも実は主人公とその友人事だったのだぁ!と言うくらいヒロインの悪堕ち又はその後の描写やエロが薄く、共通ルートでヒロインがほぼ懐いてしまってるのね。トぅリン快楽堕ちとか全体的にイチャラブ傾向で良いとしても、兎角ヒロインの存在感がなさすぎる。レビューは今までのVBシリーズの歴史纏めも含む長文ですわ。 → 長文感想(38207)(ネタバレ注意)
但しエロうんぬんを除いた点数は60点ぐらいがいい所の「習作」レベルではある。そのエロを含んでも作品全体として「前半から中盤」が完成しているといった具合で、其れ以降は(5時間ぐらいの作品だが)駆け足過ぎて、しかもそれを「次回作品の伏線」にして体裁を整えるだけという同人エロRPGの典型的駄目展開を踏襲して宜しくない。ルート分岐はするものの、これも同様に後半に掛けてはほぼ展開が変わらないのも酷い。但し前半から中盤にかけては凄くいい。サキュバス作品における「恋心を利用して主人公を誑かすエロ誘惑展開」と言う一点にかけて今のところこの作品以上に上手くやったものはないだろう。エロと恋心を巧みにミックスした誘惑エロと言い、一回騙されて男主人公は淫紋を刻み付けられるものの、それでもサキュパスを信じてまた会おうとして…あたりの描写は実にエロい。イベント又はエロシーンは音声付きと言うのも素晴らしく実用度満点だ。 → 長文感想(9260)(ネタバレ注意)
相変わらず北都南さんとか木村あやかさんとか伝説級のエロゲ声優さんが出演なさっているサークルの同人エロゲであるが、今作はかなりあっさり気味なゲームシステムで、3時間もあればクリアできる簡易インチキ麻雀ゲーである。このサークルさんに「ゲーム性の良さ」を求めている人には不満だろうけども、今作は麻雀中でも自分のパーティーが可愛くしゃべってくれたり、ヒロインページでキャラがデレデレな台詞を発してくれたり、メインヒロインはエロシーンが2~3回あったりと、きちんと「ヒロインを可愛くエロく感じさせる演出」が整っており、いつものような「色んなヒロインのエロシーン一回だけを用意しました」というようなエロマンネリからは脱しているのは素晴らしい。プリコネのボイス付きエロ同人エロゲを探していて、昔のエロゲに出ていた声優さんでエッチしたいという人にはお勧めのお手軽同人エロゲであるとは思う。
別に深刻なバグや未完部分が残っていたわけではないが、本編には十分足りていたエロシーンの追加を行うアップデート作業が発売日に4月02日から11月まで続いて、おそらくこれで「ほぼ完成品」今作なのである。んで、作品としては基本的に「エロシーン以外」無いような内容であり、RPGもエロシーンを配置するために用意されたようなもので、そこは流石にエロRPGとしてもう少し頑張ってほしかったものの、エロシーンだけは全キャラのエッチがパイズリオンリーで、しかもキャラによっては3回以上もおっぱいがいっぱいな敗北誘惑堕落エッチ満載で大満足じゃあ。ここまで頑張ってエロテキストとシーンを増量するんだったら、もっと初めからキャラを絞ってシナリオとエロ重視なエロRPGを作った方が良いのでは?とかシチュがマンネリ気味なのでは?疑問もあるものの、通常の敗北エロはその後の堕落エッチが弱いと感じてる人には天国のような作品だろう。 → 長文感想(13930)(ネタバレ注意)
ここ最近のエスクードは手堅い良作を出し続けているが、今作も「ヒロイン全員先生」でありながら「熟女女教師」モノとは一線を画した作品になっている。アトリア先生のような「主人公を母星に取り込むための誘惑エロ」物語から、センターヒロインの天川先生のように「一緒にロケット作りを目指す」ような物語も出来て、佳音先生のように「上品な先生にただただ甘えるだけエロ」もありと「先生×生徒の主人公」という関係性を利用しながら、学園エロゲでは余りフォーカスされない色んな授業を受けて世界が広がっていく学生生活を堪能できる。パイズリもヒロインにはよって2回もあるし!ただゲーム性としては、複数攻略をしないと全ヒロインクリアが面倒くさい割に、ハーレムや複数ヒロインシナリオが無く、好感度とパラ上げゲーム性と作品物語が上手く連動してないのは弱点だ。ちょい年上の先生ヒロインに若干リード気味なエロと恋愛を楽しみたい人にはお勧め。 → 長文感想(11794)(ネタバレ注意)
「LustGrimm」というこのサークル処女作を新規CGやら新規エロと合わせて、さらに「リメイク」であることを匂わせたメタ設定シナリオをぶち込んだ意欲作である…んだけれども、流石に同人ゲーといえども、更には前述した作りをしておいて「最後の謎はver2までまってね♪」っていうのは酷いんじゃないですかねえ。最初から表のメインシナリオをver1で終わらせて、裏のメタ真相みたいのをver2でやるのはまだ我慢できるけども、これ最初から「メタ真相は何か?」みたいな作りで引っ張ってりるから、表のメインシナリオも結構スカスカだし、メタ裏を全部読んで綺麗にまとまる話っぽいのでver1の消化不良感が物凄い。エロRPGとしてはゲームとしてもそれなりに面白くて、エロは全キャラパイズリ用意とおっぱいを生かしたセックスがメインなので、早漏れを除けばそこそこですが、きちんとシナリオも楽しみたい人はver2まで待つべし → 長文感想(6210)(ネタバレ注意)
最近の角砂糖作品の中では、特にこれといった欠点も無く、素直にヒロインの可愛さとそれに応じたエロさを楽しめるスキのない良作だ。まぁ前作の「ひより」同様に今作も「娘ヒロイン」展開で煽りながら結局は「娘じゃなくて恋人になる」みたいなシナリオはあるとして、それ以外のヒロインは何気ない日常描写からあふれ出るヒロインの魅力やエロさ上手く生かしたシナリオになっており、千代さんなんて「私を道具として使ってください」という台詞や振る舞いに隠されたエロさだけで後半まで突き切っるような良い意味で内容が無いようのシナリオにも拘らず「ましろ」シナリオは存在の境界線を感じさせるような幻想話であったり角砂糖ならではの雰囲気も楽しめる。実妹の「椎凪」が物語的にトゥルーの位置を占めているのも久しぶりな感じで、実利功利的な振る舞いをリアルとして是とする最近のエロゲに疲れながらも、癒しなエッチを求める人には強力にお薦めしたい。 → 長文感想(18836)(ネタバレ注意)
原画とかサキュバスとかどうでもいい人にとっては、75点からマイナス25点ぐらいしてもいいぐらいに「エロ以外は基本何もない」作品である。狭い館の仲をうろついて、ヒロインと会話するとエロイベントが直ぐに発生するだけの作品なので、物語どころかキャライベントすらなく「エロ目的作品とはいえ、もう少し工夫のしようがあるだろう」と言わざるを得ない50点作品なのは間違いないだろう。ただし、そのエロが結構いい。そのエロも「1ヒロインのうちアニメは基本一種類」なので、これも流石にどうかなぁとはおもうのだが、同人エロゲのエロアニメとしては最高レベルのクオリティを維持しながら、テキストも長くフルボイスなので、これ等のエロアニメボイスを見るだけで75点は軽く付けられてしまう。同人エロゲのアニメは良いがエロボイスが無いのが 不満という人には、作品内容のスカスカっぷりを覚悟するなら、購入しても損はないだろうと思われる。
同人エロRPG界隈大御所「アスガル騎士団」のROBFシリーズから続く「新シリーズ」のBFRPG新作である…と妙に長ったらしい説明であるが、実際にこの作品の位置づけも複雑だから仕方がない。確かにメインププロットは「完全新シリーズ」で登場人物も「全員新キャラ」に見えるものの、実際は「今までのシリーズに続いていた」みたいな話なので「初心者でも楽しめると思いきやトゥルーエンドで過去作品をやらなきゃ」になってしまう感じはある。まぁ過去作品に比べると、今回の作品はシリーズ連続性も薄く、シナリオやサブクエストや育成ルートの自由度調整も非常にスマートに纏められているし、敵もんむすを減らしたぶん、エロCGや動画のクオリティも格段に上がっているので、アスガル騎士団のBFシリーズを始めるなら今作から始めるというのもアリだろう。ただ欠点は前作同様エロテキストが薄かったり愛人システムが動画鑑賞に終わってるところか。 → 長文感想(12612)(ネタバレ注意)
84点というかなり高めな点数を付けているものの「色仕掛け」とか「誘惑エロ」とか「甘々堕落エロ」といったジャンルに全く興味の無い人にとっては74点前後が妥当な点数だろう。エロ嗜好を除けば作品それ自体は「そこまで悪くはない」レベルで、他の凡庸なエロRPG傑作のように「エロ抜きでもRPGとしての楽しめる」ような作品とは言い難い。但し「色仕掛け甘々堕落」に特化した作品としてはこれは超良作レベルといってもいい。基本は「質より量」の典型的エロRPG仕様ではあるのだが、そのエロ全体が妙に甘ったるく、世界観も程よいシリアスのファンタジーの中で「主人公である勇者をサキュバスたちの虜にしよう」と誘惑を仕掛けてきて、敵に負けても主人公はサキュバスたちに丁重に可愛がられますたみたいな「もう世界なんて救わなくて良くね?」というイチャラブ退廃誘惑エロを思う存分味わえるのだ。単に絞られるだけエロRPGが苦手な人は是非。 → 長文感想(7778)(ネタバレ注意)
同人エロゲRPGやらSLGやらの大抵の問題点とは「個々のエロシーンが薄い」ことであるが、これが何故起きるのかというと同人の予算制約以外の側面を言えば「個々のシーンの質」よりも「色んなエッチが出来るというエロシーン可能性の量」を優先するからで、結果として個々のシーンはハクオロ×2ぐらいの長さになってしまう。その点この作品は同人エロゲなのに「フルボイス」且つエロ重視ヒロインをメインの2人に調教限定したうえで、RPGと調教SLGを組み合わせながらも、一つ一つのエロシーンもハクオロ×40くらいの濃さを維持しているのがじつに素晴らしい。サブヒロインもエロは4回くらい用意されているし、RPGとしての完成度や物語の内容「調教純愛RPG」としては多少粗削りなところはアリながらも読ませる内容にはなっている。「同人エロRPGは商業に比べるとエロシーンが駄目だから」という人は是非プレイして欲しい良作だとおもう。 → 長文感想(11227)(ネタバレ注意)
矢鱈出血とか残酷とかリョナ描写が頻出するのは「ハードM向けのサキュバスゲーなんですねこれは。趣向が合わなかったな」で仕方がないとしても、ミスを誘発させる巧妙なる雑魚キャラの配置、ノーマルでも1コマンドでもミスると即死レベルで、最適解以外を選ぶと難易度が異様に上がるうえ、2~3週同じダンジョンを何周もさせるような「歯応えのあるRPG」バランスは既にエロRPGを悪い意味で超えてしまっており、雑魚やサキュバスからお前早く死ねばとか言われ俺のミソジニーが超マッハで愚息が有頂天になれないのである。エロ動画と効果音と演出フラッシュに頼り過ぎた結果、アッサリ目になっているエロテキストは許容しがたいし、物語もメタ視点を取り過ぎて感情移入の焦点が散漫になり過ぎており、前作同様に悪夢めいた世界観を体験できる作り込みの緻密さはあるものの、前作ファンしか満足できないような独りよがりと紙一重な作品とも言えてしまう。 → 長文感想(20624)(ネタバレ注意)
三枚のお札シリーズの第三作目。物語内容としては「今作の主要登場人物は主人公以外全員新キャラ」であるし、前作らと特に深い繋がりがあるわけでもないので全くの初心者でも楽しめる内容になっている。さて、基本は「妖怪系もんむすに逆レイプされたり誘惑されたりするソフトM系エロRPG」なのであるが、今作の売りどちらかと言うと「ショタ主人公を生かした意外にシリアスなシナリオ」であると言えるだろう。「大義の為に人を犠牲にするべきか、或いは自分の命を犠牲にしてまで他人を助けるべきか?」という古典的なテーマを中心に物語は動いていくが、この作品の見どころは「主人公がそんな重い問いに答えられない」という優柔不断リアリティを「ショタ主人公がもんむすに慕われるる理由」としてうまく描写出来ている点だ。パズル要素はやり過ぎだが、エロ描写も中々に上手く、テーマやエロ等々に気になった人はやっても決して損はしない作品ではないか。 → 長文感想(9958)(ネタバレ注意)
同人エロRPGにはいろんなジャンルがあり、色んな傾向があるんだが、この作品は「ギミックを仕掛け過ぎて、誰もがこの作品を本当にクリアしたのか良く分からん感じになってしまう」という一例になってしまっている。まぁ「やり過ぎギミック」以外はエロRPGとしては良い作品で、商業エロゲにも出演している声優さんを動員し、エロシーンもフルボイスで「ヒロインにやられてしまう逆レイプ」をサキュバスから異形系までそろえているのでエロ満足度も高く、RPGとしても最初からやり方次第では最強レベルの武器をゲットできるとか、いろいろと工夫しがいがあって面白いのだ。ただ、先にも言ったとおりに、条件が厳しいというか条件が謎な「隠しイベント」的なものが多過ぎで、物語的にはどんどん伏線をちりばめていくタイプで、そのうえ「次回作に続く」的な終わりがするので、自分がこの作品内で「何処まで物語を進めたのか」よく分からなくなってしまう。 → 長文感想(5286)(ネタバレ注意)
同人エロRPGには珍しく、メインエロシーンにはきちんとエロ音声がついている作品だ。エロシーンは音声アリだけで言うと1人あたり5回以上で、エロシーンの長さも質も一定程度確保されており「エロRPGは好きだが、エロ音声が無いのは嫌だなぁ」と言う人にはお勧めできる内容になっている。ただ、内容の方は「エロを推している」割りにはキャラクター描写が弱くて、わりと本格的な「この世界の謎を解き明かそう」探索系RPGになっており、それはそれで面白いのだが、キャラクターの魅力が深掘りされるような仕組みにはなっていないのね。隠し部屋の探索、自由の高いゲーム進行等々とRPGとしてよく出来ているものの、すぐにレベルがカンストしちゃうので後半は敵から逃げ回るだけになってしまうし…良い部分はそれなりにあるものの、総合的には「濃いエロシーン付きの同人エロRPG」程度の評価になってしまうところが残念ではある。 → 長文感想(4236)(ネタバレ注意)
良い意味で典型的な同人ゲーの「良作」だろう。これを定式化するなら「1:ゲーム性は兎に角難易度設定から経験値稼ぎまで自由度が高くていろいろやれる感じが一番楽しい(裏を返せば自由が高いだけで最適戦略の幅は少ない)」「2:シナリオは同ブランドの他作品と関係していて、当作品の内容よりもそれらのサーガ的な壮大な世界観を感じさせる」「3:エロはやっぱり早漏れ量より質でパートボイスでもエロシーンにはボイスを使わないくらいエロ軽視」ってのが、これらの典型良作であるが、この作品は「2」の部分が良く出来ている。序盤から中盤までは「この作品単体に収まりそうな内容」なのに後半から徐々にサーガ的な加速が強まりグイグイと強引に長大なテキスト量を読ませてしまうところが面白い。にこういう「バランスは非常に悪いが作り手の異様な熱意」を感じさせるのがこの手の良作の良いところではあると思うんだが、この質より量の無駄エロがなぁ…
次回作の「死神娼館」と相対的に比べてしまうと、こちらに85点を付けたくなるほどに「期待が持てる処女作」だった作品だ。お世辞にもゲームバランスは良いとも言えないが、ダンジョン探索におけるレアゲッターや隠し通路発見といったおなじみの要素と「密着モード」という独自のエロと結びつけたゲーム性の独創性と、エウシェリーぐらいの壮大な世界観を組み立てながらも、ファンタジー世界が少しずつ闇と淫魔の世界に飲み込まれて行くような粘り強い作劇が、まだ粗削りながらも見事に「このブランドでしか味わえない」と思わせる強い印象を感じさせてくれる。むろん同人ゲーならではの駄目なところしてエロシーンはどのシーンも早漏れだし、パートボイスなのは良いとして本番エロシーンには何故かボイスなしという様々なアレ仕様を改善した次回作はきっと素晴らしい作品になってくれるはずだったんですよねぇ…まぁ死神娼館が詰まらなかったという人は是非。
同人エロゲーでは「中編エロRPG」とでも言えるジャンルがあり、強いてその特徴を纏めれば、プレイ時間は20時間前後で、物語はそこまで入り組んでるわけではなく、ある一定の割と単純なプロットラインをRPGのゲーム性を用いつつ走ることで、そこから見える物語の雰囲気とか、色んなキャラクターの成長なりやり取りを描いていこうといった感じである。さて、この作品はホラーというか吸血バイオハザート的な物語を踏襲しながらも、そこはそれ昔の「コロコロやボンボン」という「幼稚園児的ギャグマンガ」のセンスを持ってるこのブランドの作者なので「ホラーな世界観なのに主人公はエロの事を第一に考えてるアホ」というギャップが笑いを生み出しながらも、一応はきちんとこのアホ主人公が成長していく過程を示しながら、最後にはきちんとエロゲ的なハッピーエンドを迎えるという手堅い逸品になっている。同人エロゲなのでエロ薄という難点はあるんだが。
サークルのファンだからこそ「劣化マリオン+劣化破戒シスター」という評価を下さざるを得ない今作。最大の問題は「ストーリーに特化して特定のキャラの絡みや物語やエロをやりたい」のか「色んなキャラを仲間(使い魔)にしてパーティ編成を楽しませたい」のか、そのどちらも中途半端なよこと。「主人公と召喚されたアクマ君と藤蔵豚くんとアクマ君の婚約者の竜ロリ」が織り成す「ショタアクマ君を主人公と竜ロリが取り合うエロコメ」と、ヤクザもん物語が進行していくいつものコメディタッチも今回は単純テキスト自体量が少なくて、また「色んな使い魔」を仲間に出来ると言っても、半分以上は「豚キャラ」で埋まっていて、例えば「全員貧乳キャラを集めてオール貧乳ボーナスや!」といったお遊び要素は薄い。「まぁバグとかは無いしRPGとしてはそれなりテンポが良い」だけの作品になっちまった感が有り有りで、次回作は方向性をきちんと明確にしてほしい。
発売後二週間近く経っても「クリアできないレベルの深刻バクがたくさん残ってる」時点で「商品として成立しておらず」0点は当然だとしても、バグを除外した点数で言えば40点ぐらいかな。基本は前作ダンジョンタウンから全てが劣化している。新規SLGパートは「作りかけ」の完成度で、大量のダミー選択政略と大量の無意味自由度をばら撒き「この作品は色々できるんだぁ感」で幻惑し実際の最適行動は一択に近く、5クリック早漏エロシーンを見る為にユーザーに3時間くらいの作業プレイを要請するような「やり込み性」に満ちていると評してもよかろう。物語パートは前作DTの壮大な世界観を流用し伏線を匂わしながら、散発事件を中盤までに次々に起こし中盤に出てくる中ボスが実は全ての糸を引いていましたぁをやるだけの噴飯モノなのだが、こんなクソゲーがDlsiteや同人ゲームレビュー界では「良作」扱いされてしまう現実が一番のクソゲーであろう。 → 長文感想(13620)(ネタバレ注意)
エスクードと言えば「優れたゲームデザインと個性的なシナリオ」で知られるブランドだと思うが、実のところは「確かに優れたゲームデザインであるが、そのゲームデザインとは妙に歪なシナリオを描くブランド」と言った方が正しくて、今作も御多分に漏れない。調教SLGとしては、一本道に等しく自由度が少ないとはいえ、豊富な差分テキスト&調教コマンドと弩エロCGによって「既読スキップの嵐にならない」常に新しいエロ進行を満喫できるゲームバランスを実現しているのは高評価だし、シナリオも復讐物語をメインとしながらも、其処彼処に漂う復讐の寂寞感も良く描けており、悪魔ヒロインと一緒におこなう3P調教も素晴らしくエロい…のだが、どうにもこの「調教エロゲ」と「復讐物語の寂寞感」が妙にズレているというか、意図的にズラしてるような、このエスクードらしいバランスは評価が些か分かれそう。昔の調教ゲーのサブエンドルートみたいな作品か。 → 長文感想(10821)(ネタバレ注意)
前作のよかったところ(メインヒロインたちを全員嫁にするハーレムファンタジーRPG世界観の構築)をそのまま受け続きながら(+90点)前作にはなかった悪かったところ(経験値稼ぎを要求するRPG難易度上昇や英雄病の蔓延)を考えなしに付け加え(-5点)前作の悪かったところ(お笑い系のエロや肝心の複数エッチのスルーやお約束エロの追加)を数倍にしつつ(-5点)トドメとして単純にメインプロットが超劣化している(-10点)故に「最終的に萌えゲだけが残った」のがこの「イブニクル2」である。前作ファンとしては「ハーレム世界観」だけは満足に味わえるので、そこまで不満は無いのだが、エロ系軽視やシナリオの劣化等々と「あからさまに劣化してる」部分は否めず流石「ソシャゲに全力投球する」と宣言したアリス様は自社ファンに対する「手の抜き方が巧いなぁ」と感心させられる逸品だ。アリスファン以外は別にやんなくてもいい作品だろう。 → 長文感想(13969)(ネタバレ注意)
いまや日本人のストレスを一身に浴びた血塗れとげぬき地蔵とさえ言ってもいい「けものフレンズ2」のスタッフが参考にしたと(俺の脳内では)される「ウィザーズコンプレックス」というヘルジャパンエロゲの決定版を生み出したどみるが、ウィザコンの反省を踏まえ送り出したのが、このどみる最高傑作とさえ言っていい「はぴねす2」である。前作のオマージュどころか、共通ルートでは前作のヒロイン配置やシナリオ構造を6割型コピーするという「前作もそんな感じだったようなデジャブ感」を連想させつつ、個別ルートではそれを踏まえつつ全く新しい物語を生み出しながらも、それでいてどこか温泉まんじゅうのようなむかしのエロゲの暖かい雰囲気を醸し出す。グランドが実質ハーレムなのに3Pがひとつしか無かったり、あまりそれを生かせてなかったりと多少の弱点はあるものの、まさに昔を振り返りながら、令和の新しいイチャラブエロゲを提示した傑作なのだ。 → 長文感想(45929)(ネタバレ注意)
エスクードと言えば、物語と融合したゲームシステムと、選択肢より物語への感情移入を巧みに操作するようなゲームナラティブによって世評の高いメーカーであったが、今作はそうした既存の魅力に加え「闇堕ち恋愛イチャラブエロゲ」とでもいうべき、新しい方向性の悪堕ちにチャレンジし見事に成功を収めたと言えよう。主人公が正体を隠しヒロインと接するジャンルのお約束を踏襲しつつ、その中で主人公が普通の恋愛ゲのようにヒロインの悩みを知りながら、ヒロインの悩みを突いて裏ではヒロインを凌辱し自分のモノにする「ヒロインを凌辱したいが、しかしそこまで酷い事はしたくないし、最終的には独占してイチャラブしたい」という非常に都合のいい純愛凌辱願望を満たしてくれてありがたや。そういう作品なのに、闇堕ち後のイチャラブエッチや描写がやや少ないという弱点もあるが、今までの闇堕ちゲーには純愛凌辱が足りないという人には垂涎モノの良作だろう。 → 長文感想(21314)(ネタバレ注意)
エロ助のPOVに「大作なり損ね」というものがあるが、まさにその名にふさわしい作品だ。この作品は大きく分けて「ゲーム性部分」と「シナリオ部分」の問題があり、前者は「内容云々以前にその作中の位置づけからして間違って」おり「シナリオに連動しない単体ミニゲーム」という位置づけなのに、トゥルーを見るためには必ずクリアしなければならないという苦行っぷりが酷い。後者のシナリオは「描写不足」と「個別ルートのトゥルーエンド伏線化」によって作品が意図したような広大な物語を構築できていない。個別の積み重なりが、トゥルーエンドのテーマ性に繋がるような構成なのに、その個別ルート自体が描写不足且つ「肝心な描写はトゥルーのネタバレの為にスキップ」されるので、個別ルート自体がどうしても中途半端になってしまう。ヒロイン描写とエロと電波トゥルーシナリオは結構面白いので「大作風味」味をスナック感覚で楽しみたい人にはアリだろう。 → 長文感想(19794)(ネタバレ注意)
この作品自体が二次創作で生まれたという運命は連鎖していき、サキュラブ誘惑スキーたちがMODに大集合した結果、オリジナルのエロテキストどころか、エロCGも20枚以上追加され、今現在も更新が途絶えないような「サキュバススキー紳士の創作場」になってしまったという特異な作品というか、誘惑エッチやハーレムエッチといった最新の同人エロを適切に表現できる二次創作プログラムである。RPG形式を利用しながら、作品世界の輪郭を世界地図MAPのように明確に描写せず、物語と世界の断片を絶妙に彷徨い繋げるような本編も面白いが、やはり今作最大の魅力は「サキュラブの誘惑エッチやハーレムエッチ」を徹底的に極めんとしてるMOD版だろう。BFのシステムを用いながらも、商業エロゲのエロシーンと同じくらいの尺が用意され、いま現在の商業エロゲでは味わうことのできないサキュバスたちの未知なる誘惑ハーレムがあなたを待ち受けているのだ! → 長文感想(62322)(ネタバレ注意)
「御上品であるが故にとってもエロい萌えゲ」というのが、僕の適当な感想なのであるが、「御上品」は人によって解釈の幅があるとは思うので「表現やヒロインの性格や物語の幅がノーマイライズされた」と言えばわかりやすいだろうか。萌えゲそのものが、ノーマライズされた表現を用いるジャンルだが、この作品はそれ以上に小学生の絵本のように振れ幅が小さい静かな世界で、それが故のユーモラスな台詞があったりと多少の工夫もあるが、基本的には退屈気味な萌えゲと言う評価は妥当ではあるだろう。だが、この作品は紳士と盲愛モードというシステムを導入しており、これが実に素晴らしくエロいというか「絵本の世界の王子さまになり切ったようなエッチと、純粋な王女様に性的に尽くされまくるようなエッチ」という絶妙な夢心地を表現している。細かい設定とか世界観よりもプリキュアみたいな子供教育ファンタジーでエッチしたいという人にはお勧めできる逸品だ。 → 長文感想(35765)(ネタバレ注意)
エロゲのエロとシナリオの関係においては、だいたい三つの位階を設けることが出来る。一つは「単純に物語にエロシーンがくっついてる」だけの作品で、大半のエロゲシナリオがこれに該当し、エロの配置は良くも悪くもユーザーがそこに意味や劣情を見出すものとなり、今作では幼馴染の姫兎が該当する。二つは「物語がエロの傾向に結びついてるもの」で、ジャンル抜きゲや、エロ導入に拘ったイチャラブエロゲがそれに値し、兄姉近親相姦を懐かしく巧みにSM物語に接続する暁乃や、未知なる感情と性癖に悪戦絶頂する鏑城もこの中に入るだろう。そうして最後の三つは「人間とエロの関係それ自体について」挑もうとする勇者であり、さらに、この作品の瀬利ルートは第二位階の「誘惑エロヒロイン」という昨今性徴目覚ましいジャンルを見事にエロゲながらも、その論理的な帰結としてのエロに病んで愛はパンツを駆け巡るを走り切ってしまう小池百合子シナリオの傑作だ。 → 長文感想(61427)(ネタバレ注意)
普通なパラソル作品である、とはいえ大半のユーザーは「パラソル作品そのもの」が良くわからないと思うので説明すると、まず悪い意味からいえば、体験版でいわれたような「糞シリアス」は本編においては殆ど関与しない、というのは「マイナス要素」であって、これは逆を言えば「共通のシナリオ要素が個別ルートには殆ど関係がなく」実妹の紗矢ルート以外は「個別入ったらあとはシナリオとは関係ないイチャラブオンリー」でしかない。もちろんそれを「良い部分」という事も可能で、千歳ルートは恋愛シナリオとしては結構ブヒれるし、美綾ルートの永遠と甘やかしエッチさせられ続けるシナリオも好きな人には良いのだろうが、そうなってくると「なぜ学園合併シナリオを共通に置いたのか?」昨日機能断絶となり、結局この作品は実妹の近親相姦を盛り上げるためのシナリオ設定の為に他を犠牲にしたというシスコンファーストが、パラソルの「普通」となる。 → 長文感想(32809)(ネタバレ注意)
「テンポよく読み進められるエロゲ」は「チンポよく勃起できないエロゲである」し「マンコよく突っ込みたくなるヒロイン」も描けないような「よぉく読むとちっとも良いシナリオではない」を立証してしまった作品だ。「一日くらいでコンプリートした」人が評価が高くなるのは頷ける。確かに「引き込む力だけ」で「細部の雑な部分」をスルー出来る力は持っており、軽妙なテキストは常に予想外の方向に進んでいくプロットにスムーズに繋がっていくしなやかさは、これら全て「共通ルート」への美点となり、そうして「個別ルート」においては全て地獄に堕ちてゆく。個別ルートが通常エロゲの半分以下の長さで、更には葉鍵時代を思い出されるような恐怖のエロイッカイズツに等しい構成は、ヒロイン感情移入だけではなく、実は「シナリオ重視」にもマイナスであり「ぜんぶ童貞のせいだ」は「早漏だから前戯が上手いだけのふにゃちんシナリオ」を隠蔽してるに過ぎない。 → 長文感想(28523)(ネタバレ注意)
パラソル作品では、前作に次ぐ「普通に楽しめるレベルのイチャラブゲー」+「異常なほど可愛い妹ルート」ゲーと言えよう。このブランドは毎回エロだけでは鉄板で、今作も幼馴染みにメイドご主人様プレイとか、萌えゲのエロ王道を解っていて素晴らしいのだが、今作はそこにシナリオブーストがきちんと適切に掛かっているので隙が少ない。ちこたむヒロインのシナリオは、ヒロインの悩みを、恋人後の恋愛のなかで少しずつ解決していくという構造によって「シナリオのテーマ進行」と「主人公に感謝デスイチャラブ」を反復させていくという、イチャラブ描写とテーマ進行を危なげなく進めていく丁寧な作りなのに、そんな鉄板を隕石によって打ち破っていくのが実妹シナリオだ。シリアスやシナリオが逆に欲しくなるような、兄妹のふたりだけの世界が最初から最後まで展開されており、近親相姦シナリオというよりも火星人の恋愛のようなイチャラブショックの清々しさよ。 → 長文感想(37648)(ネタバレ注意)
作品の狙いは良いのに高い点数は付けられないのは、分岐シナリオを纏めきれる自信が無いから、こういう仕様にしたんだろうけど、あくまで分岐シナリオの体裁を取っているのに、実際は分岐毎に「物語時系列を無視したミニシナリオが語られる」(Aヒロイン分岐をすると、まだ調教していないBヒロインが悪堕ちしてるみたいな)という仕様はやっつけだろう。とはいえ、このFDは今までのプリマシリーズでもきちんと描ききれなかった「悪堕ちイチャラブ」をきちんと描いているという点では、調教ゲーとしてはかなり高く評価できる。一般社会の闇を見せつけられ徐々に悪の結社側に心が傾いていく描写を、地味ながらも過不足なく描き、悪堕ち後も悪堕ちコスだけではなく、正義コスチュームで悪堕ち状態の正義のヒロインとご主人様ラブラブエッチが出来るというのは、まさに「有りそうで無い」良いところを突いた作品だ。本編からこれやっとけば傑作だったのになー。
糞シリアスに対する批判というのは「イベント」に対するモノが多くて、897だとか、妹とセックスしてこんなのは良くない別れようとか、100万円取られた苛めだと教師に訴えたらそれは恐喝であり苛めでは無い!とかそういう話であるが、この作品をやれば「糞シリアス」というものが、基本的に「作品の構造」に内在するモノだと言うことがよくわかる。べつだん、この作品は「酷いシリアス」と言える事件は起きない。但し、この「夢」と「現実」の世界の往還という作品シナリオが「夢ではヒロインに告白していちゃエッチ」するが「現実ではまだ告白も出来ずに問題山積み」という対比を作ることによって、前者の結構よさげなイチャラブ描写が「しかしこの後は必ず冷や水を浴びせられ現実」により見事に相殺されてしまう。むろん、それ作品の狙い通りであり、そのようなイチャラブ幻滅スキーにはお奨めであるが、イチャラブユーザーには「糞シリアス」なわけだ。
七月ダークホースゲー扱いされている今作。発売前は声優陣が豪華な抜きゲーっぽいと言われ、それが歌も豪華だが内容はワカランゲーへと変わり、体験版が公開されたら思わず便秘少女も荒野を目指してしまうくらいの変幻自在ギャグ十字砲で期待のバカゲーへと祭り上げられたものの、実際は今どき珍しい地味な「ヒロインと一緒に頑張ろう青春ゲー」だったでござるよ。大半ルートは序盤から、早くもヒロインと主人公の目標が決まり、後はそれに向けて様々な問題を解決しながらも、基本は日々の努力をイチャラブしながら続けていくのみ。ヒロインの夢を覗き見する一方関係から、ヒロインの未来への夢を共有していく「キミトユメミシ」ダブルミーミングを生かした時雨ルートは処女作とは思えないクオリティなのに、ブツ切りが目立つ他ルートや、淫夢ネタをギャグ以外の特にエロに上手く生かしていない等々、処女作らしい荒削りさと新鮮な推進力に満ち溢れた良作だ。 → 長文感想(14697)(ネタバレ注意)
この作品のキャッチコピーの「等身大の恋愛」みたいな言葉はあまり好きでは無いのだが、敢えてこの言葉を借りて評するなら「共通ルートは等身大の学園生活を描いてるが、個別ルートはSDイチャラブゲーである」といった作品だろう。兎角、共通と個別のギャップがなかなかに酷い。共通は地味な日常描写からヒロイン達の関係性を少しずつ深めていくのに対し、いったん恋人になったら基本「デートしてHして寝る」だけの繰り返しを、しかも普通の萌えゲの半分くらいの尺で描くだけで妙な即物的気分。個別の描写自体はそれなりによく描けており、特にハヤねぇルートは終始お姉さんキャラのリードで、恋愛もHにお姉さんにゆっくり任せていけばいいかなぁポカポカ気分に浸れるルートではあるものの、やはり短さだけは如何ともしがたい。始めから「コンパクトに終わるイチャラブゲー」を求める人にしかお奨めできないのが、部分的な質は悪くないだけに残念ではある。
渦巻き10周年の今作だが「昨今の流行りを今までの渦巻き作品に取り入れようとして」半分失敗半分成功した作品。成功から言うとクルル以外の個別ルートはそれなりに面白い。渦巻き作品のファンタジー俺TUEE系バトルをどのルートも、学園選挙ネタと絡めてイチャラブラブコメにそれなりに上手く取り込んでおり、尺とエチが通常の半分な点を除けば、軽快な萌えゲとして良作評価はできる内容なのに、もう半分の失敗がそれを微妙に妨げてる。例によってトゥルーの唐突シリアスだけが問題では無く、その「世界」を救う「世界選挙」の「世界」がトゥルー以外の全シナリオで充分に展開されていないのだ。同じ系統の「セブンズ」に比べると、サブヒロイシナリオがエチだけで終わっており、メインヒロインの世界が充分に描写されていないのが致命的。結局異世界ヒロインと発情セックスしたり愛天使エッチなまみず絵が激しくエロ過ぎる「世界勃起」と化してしまった。 → 長文感想(19741)(ネタバレ注意)
パラソルっていうメーカーは、昔からわりと作風がコロコロ変わる不安定なメーカーで、さらに今作からは看板ゲンガーだった「ちこたむ」画伯も抜けて、なんかウリ要素あるんですかこれぇ?みたい微妙雰囲気が漂っていた今作だが、こういう時に限って良作がポンと出たりするからエロゲっていうのは面白い。水泳大会展開になりながらも、最後まで本当はもっと楽しいことをしたいー、主人公にいいカッコを見せたいだけーと、だらけイチャラブする亜美ちゃんシナリオや、アニキからお兄ちゃんまで兄妹の関係性の変化をシリアスを交え丁寧に描きつつも、根本的な所ではいつもお兄ちゃんに子供のようにじゃれ合っている姿を見逃さないい巴シナリオといった、イイ話や成長頑張りました話には収斂されない「水と弾けるようなイチャラブ」の毎日を軽やかに描いてる。貧乳ボディを煽り立てる着エロや何気ない日常仕草からのエロ移行といった、間接エロの強調も素晴らしい。 → 長文感想(40870)(ネタバレ注意)
「イチャラブ最高神海原」レベル10と「ハーレム天使オノマトペ」レベル8と「厨二病堕天使燃えゲ」レベル6をメガテン三神合体させ、生まれたのがこの「吸血姫のリブラ外道ゲー」レベル4である。このタイトルの「リブラ」とは「ライブラ」つまり「天秤」を指し、物語としても吸血鬼と人間、またはハーレムと純愛と言ったような「価値観のバランスを探る」ような展開になるのだが、この物語と「イチャラブ」「ハレーム」「厨二病燃えゲ」の組み合わせが最低最悪。正妻と最後は悲劇だがイチャラブしつつイリスちゃん(ルート無し!)をプチレイプして責任取らずに終了とか、世界の滅亡よりも自分のアイデンティティの方が大事話が連発され、まともに主人公の葛藤に付き合う気が失せるプロットになってしまってる。唯一素晴らしいのは、主人公が意に反して発生させる魅了からの魅了Hであり、ヒロインを寵姫にしちゃうメロメロ背徳感が物語と共に伝わってくる。 → 長文感想(31538)(ネタバレ注意)(2)
自傷HOOKが設立15周年記念作品として放っちゃった新感覚「イスラム国ゲー」の傑作である。無論イスラム国がイスラム教と全く関係ないように、この作品もHOOKを自傷しているものの本来のHOOK作品と全く関係が無いばかりか、過去のHOOK作品の要素を恣意的に悪用し正反対の愚作を作り上げたという点では、イスラム国以上のツラ汚し作品と言えるだろう。「まったり日常」は共通ルート個別ルート共に「ヒロイン以外のサブ・モブテキスト」に奪われて「イチャラブ描写」は減少気味な上にシナリオがイチャを殺しており「山場に頼らないシナリオ作り」は糞バトル展開や糞トラウマ展開や糞泣きゲテンプレシナリオを多用しつつも最終的に「テンプレシナリオとしても崩壊してる」という自爆テロでHOOKユーザー&メーカーもろとも木っ葉微塵じゃあ。このHOOK新体制の堂々たるHOOK遺産の大爆破を前にしては萌豚の正義の脱糞を下すほかは無い。 → 長文感想(37670)(ネタバレ注意)(1)
「期待は失望を二乗する」という名言があるが、怒りを覚えるレベルの作品はそれまでにマイナス分に相当するプラス面白さがあったとも言えるわけで、この作品は「ハーレム期待を裏切るハーレム作品」としては 傑作に達した至高のガッカリゲーだと言ってもいい。共通ルートが素晴らしいのに、個別ルート短すぎるという早漏れシナリオに加え、一部ルートではエロすらも早漏れというハクオロとーじーぼーの先には「誰得シリアスシナリオ」をハーレムシナリオのテーマ性の為に壮絶な勘違いをぶちかましてくれ、良作ハーレムゲーを期待したユーザーを絶望の海に叩き落としてくれようぞ。メインヒロインそっちのけでBBAサブヒロインが活躍する「ハーレムスキーなら嫌いなヒロインも幸せにしろよなww」アンチハーレム嫌味も最高だ。エロCGや一部エロやハーレム日常描写は良いので抜きゲとしてはわりと評価できるが、故に ツラミも増してしまう難儀な作品じゃ。 → 長文感想(23493)(ネタバレ注意)
ここ2~3年くらいの萌えゲ業界はそれなりに「ゲーム性」の導入に意欲的であるが、この作品はそのあんまりな完成度によって「紙芝居エロゲなんて時代遅れ」という風潮に挑戦状を叩きつけるような熱血反面教師エロゲだと言えよう。その体たらく詳細は長文にて語るにしても、例えば「ジャンプ機能」を搭載しながらそれを使うと正解の選択肢を選んでも攻略不可とか鬼畜トラップが満載なので素直に攻略サイトを見るのが賢明ゲー状態。こんな糞ゲーム性に反して、恋愛描写やらエロは凄くイイから困る。特に友達以上恋人未満の微妙な関係の上での、こそばゆい恋想のさわり合いがとても上手く書かれており、さんざんそこらへん焦らしてからお兄ちゃんをメイド服を誘惑する由羽子とか、恋愛無自覚100%なのにクリティカルヒットを連発する唯華とか「このヒロイン、どこまで誘っているのか?」とか妄想しながらニヤニヤしたい又はホビらじAPスキー向けの萌えゲだ。 → 長文感想(35043)(ネタバレ注意)
オタクが、増えすぎたエロゲをソシャゲーに移住させるようになって、既に5年が過ぎた。膨大なソシャゲーはオタの第二の故郷となり、エロゲオタは長年の尊厳と引き替えにデレマスで刹那の尊さを得て、そして、死んでいった。西暦2015年(だぶるおーせぶんてぃーないん)、アニメ自爆を経てもケッコンカッコカリは止まらず、オタは自分の艦むすゲームナラティブを共有生産する集団二次創作乱交体制を樹立し、母たるエロゲの独占生セックスから独立を宣言。エロゲ連邦の最古国アリスは新兵器の開発に着手する。巧みなゲームバランス調整で無駄のないキャラ育成&バトルを実現させたRPGによって、フィールド上にあらゆるサブイベントシーンを配置し、ゲーム性体験とストーリーをシームレスに繋げることで、エロゲの豊潤な物語とイチャラブを見事に融合させるケッコンカッコトゥルー嫁ハーレムエロゲのレゴンギスタを目指して……その名は「イブニクル」だ。 → 長文感想(59338)(ネタバレ注意)
ハーレム作品かと思いきやループとかタイムリープとか混じって、なんかよーわからん感じになっている作品だが、基本的にはそれらの物語を「主人公とふたりの一夫多妻関係を描くための」横線として用い、ストーリー展開以外の縦線の描写では3Pエロや3Pイチャラブが描かれる作品だと思えばわかりやすいだろう。後者「だけ」に限れば3Pエロゲの中でもわりとよく描けており、別次元のふたりだからこそ、いろいろと違いはあっても最終的には主人公が好き!で3人仲良くイチャラブやエッチが出来る雰囲気は他の作品では得がたいものだ。但し前者のストーリー横線が、3P関係に成ってからも「別次元に帰る」とか「一人を選ばなきゃダメなんじゃ無いか?」みたいな愚息もションボリで引っ張りまくっているため、結局は幼女ロリっ娘に「みんなでHしてくれないんですか?」と涙目で誘われて集団淫行に耽りたいひとしかお奨めしにくい抜きゲーになのは否めない。 → 長文感想(28398)(ネタバレ注意)