hallo_tomorrowさんのお気に入りユーザーの発売前新着コメント
hallo_tomorrow
内容重視かつメッセージ性の強いシナリオを好みます。
点数の付け方は、そのゲームにおいて最高だと思った瞬間を点数化するので、終盤で盛り上がる方がいい点がつきがちです。
なので、極端に低い点はつけません。
ただし、上限は厳しめです。たぶん死ぬまで100点はつけないと思います。
得点基準
80前後 良作
85前後 名作
90前後 神作
追記:シナリオを楽しむために推奨攻略順を重視するので、POVにも積極的に書き込みします。
発売前新着コメント
--点 はじめるセカイの理想論 -goodbye world index- (Whirlpool) (2024-02-22)
もはや隠す気のない神ちゃん(CVくすはらゆい)、キャラゲーとしては最低保証されてるからシナリオがどうなるか
80点 Geminism ~げみにずむ~ (CRAFTWORK) (2023-11-24)
「我等が愛してやまない人間の皆様、どうか御笑覧あれ!」とばかりに突如として再始動を果たしたCRAFTWORKの最新作。あの手この手の策を弄して金を搾取せしめんとしながらも、その実、中身は別に大して伴いもしない……地獄の沙汰も金次第。羊頭狗肉の業界体制。過去を振り返る事しか能のない。呆れる程にうんざりするような渦中の只中であったとしても、未だ希望は芽吹き咲く。それが本作。地獄に咲く花。火事と喧嘩は江戸の華。双子の意地だけが支えの喧嘩道を描いた『Geminism~げみにずむ~』にあると、僕は固く信じているのです。寸善尺魔の世界の中でも本音を通してぶつかり合える殺し愛、それは一興。情熱的な喧嘩であるなら、尚の事一興。それが双子同士の部品を交換し合う事で互いに存在を揺るがすならば……更に尚の事一興でござい。「地獄の沙汰には何が要る?」「金だ!」「甘美の地獄は何処にある?」「此処だ!!」地獄に華咲く殺し愛。買うは必定。遊ぶも必定。双子の主義主張の果てに見る物語の真価に期待しております。昨今は何でも日和に日和った世界観の作品が多く席巻しておりますが、本作がそんな悪しき退屈な地獄に対する反逆の華と化す事を切に祈ります。
100点 ヒラヒラヒヒル(非18禁) (ANIPLEX.EXE) (2023-11-17)
「死んだ者が生き返る」それは、古来より語り継がれし人類の宿願である。「人間が成し遂げることはすべて風に過ぎない」と語った世界最古の文学作品、主人公は盟友と共に数々の冒険へ繰り出すが、大切な存在の死が彼の英雄精神も粉々に打ち砕き、彼はその死をも超える永生を希求した。世界的英雄でさえも恐れた唯一のモノ、それはいずれ訪れる「死」と言う概念で。結局の所、彼はその恐怖を乗り越える事が出来ないまま、物語の幕を下ろす事となる。もし、そんな世界的英雄含めた全人類の長年追い求めてきた願望の一端が「病気」と言う形であっても叶う事が出来る世界になったとしたら……果たしてそれは喜びに代わるのだろうか? 人間は死んだら誰かの思い出になる。人間は死んでからも、生きていた証をいろんな形で必ず残す。森羅万象、立つ鳥跡を濁さず。それは人も動物も植物も、無機物も有機物も全て変わらない。しかし、死者が生き永らえていく様を見せていくと言うのは、生きていた頃の思い出すら破壊するおぞましい所業と言えないだろうか? 瀬戸口廉也が紡ぐ、新たな『贅沢な屍』の物語。「人間が成し遂げることはすべて風に過ぎない」が付き纏ってくるこの世界で、彼等が吹かすであろう一陣の風に期待しながら、その業風を味わえる日を心待ちにしたいと思う。
大丈夫なのか?これ。ホームページを見ると男キャラが4人ぐらい居るけど、最近のアサプロの男キャラって魅力が無いから不安でしか無い。主人公の多少のクズさは笑えるけど
50点 カルタグラ ~ツキ狂イノ病~ 《REBIRTH FHD SIZE EDITION》 (Innocent Grey) (2023-04-28)
久し振りに足を踏み入れ『天ノ少女』から既に2年以上の月日が経過している事に今更驚く。あの何とかかんとかどうにかこうにかやっとこせっせと終わらせたあの作品……あれをクリアしてからもう2年も歳月は流れていたのか……不思議である。僕にとっては高評価なんて全くつけられない出来損ないの代物で、当時の「期待が絶望を二乗した顛末」には、只々エロゲーに対するやる気をなくしてしまったものだった。しかし今やこの通り。日にち薬と言う妙薬が少なからず僕を癒してくれたのだろう(嘘である。ただ単に忘れられる程度の傷だっただけである)当時は「マジで余計な事はしないで欲しい。ぶっちゃけ一生『FLOWERS』だけ作っていて欲しい」と非難轟々語っていた僕だけど、今は「まあ、やってみても良いんじゃない?」位には心の傷が癒えている。これを治癒と取るか諦観と取るかは人次第だろうが、Innocent Greyが(と言うより、エロゲー業界全体がといった方が良いだろうが)閉じコンと化して久しい昨今、まあ、こんな20年も前の作品を今更リメイクした所で新規獲得率アップなんてものには皆目繋がりもしないだろうし、そんな事は作っている本人達だって1番分かっていると思う。だからせめて少しでも。残ったお客様が満足できる作品に仕上がっている事を只管願うばかりである。(因みに僕の場合、本作で1番大好きなヒロインである「初音」を演じて下さった雅姫乃さんが最早エロゲー声優をやっていない(と思われる)為、彼女の新規シーンは絶対に望めない事が分かっているので、尚且つ旧版をプレイした上で更に15000円払うぼったくりにはついていけないので、序に今のイノグレは余計な新規追加シーンを盛り込む可能性大なので……購入は見送らせて戴く事をご承知願いたい。高城七七と綾崎楼子のレズシーンが追加されている事に、花京院の魂も賭けてコール。)
80点 夏ノ終熄 (CUBE) (2022-08-26)
連日続く猛暑により、最早死に掛け干乾びたゾンビと化している今日この頃。暑気で頭がイカれた僕は「世界の終わり」と言う概念について暫し考えておりました。1999年7の月、ミシェル・ノストラダムスの予言集に綴られし世界滅亡宣言は人類ビックリ、オオハズレ。その効力を失って約四半世紀の時が流れた令和現代宛らですが、「終末」と言う言葉は日を増す毎に確かな実感を伴って、僕等に襲い掛かっているような気がします。「終末がやってくる!そんなこと別に興味ないんだ」なんて歌った所で迷いなくやってくる数知れない要因達にて覆われしこの場所。最早SF小説のポスト・アポカリプスが空想の産物に成り得ない事を示唆しているとも取れましょう。だからでしょうか、僕は本作の設定に嘘っぽいモノを感じなかったのです。もしも世界が終わってしまうなら、実際こういう事も起こりそうだよなあ……現実を映した高解像度のリアリティ溢れし『物語』に触れられた次第。本作『夏ノ終熄』は『そして明日の世界より』を想起させる、世界が終わっていく渦中とかけ離たれた世界の一幕を描いた話です。始まりがあるから終わりがあるように、終わりがあるから始まりもありますが、終わっていく中に始まるものも確かにあるでしょう。そんな「邂逅の黎明」が導きし『物語』の今後に強く期待すると共に「黎明」と言う言葉も深く地平の彼方に落ちた日陰薄暮の業界にて、単独メインヒロインとして再び舞い戻り、変わらぬ名演を魅せて戴いた三咲里奈さんへ多大なる感謝を。久し振りに届くのが甚く楽しみな作品となりそうです。 P.S. しかし「世界が終わってしまうから海を目指す」なんて一見論理破綻と見える思考は、最早この手の作品においては当たり前の風潮と相成っておりますね(『海と雪のシアンブルー』でも出てきましたが、CUBEにあの映画を気に入ってる人でも居るのでしょうか?) 何故人は自身の世界が終わる時、海を目指して動くのか? もしかすると人間には、世界が終焉へと近づくにつれて生まれついた地へと帰ろうとする帰巣本能のようなものが強く働いてしまい、その感覚を鋭敏に感じ取った一部の者に限り、再び原初の海へと舞い戻り里帰りを果たそうとするのかもしれない…………なーんちゃってね。
40点 ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world- (きゃべつそふと) (2022-07-29)
「該当店舗にてご予約いただくと、下記有償特典をご希望に応じて追加でお買い求めいただけます。ぜひご検討ください。特典は全店で有償特典となっております」…………暗然慄然憤然致し方なし。精鋭化されたエロゲーマーにのみ更なる搾取を課さんとする一部ブランドが本当に嫌いだなと改めて思いました。冬茜トム氏の作品に関しましてはこれまでの内容で大いに懲り懲りと言った所であり、正直僕の中ではプレイするに値しない、遊ぶ必要性を感じないエロゲとしか申し上げる他無し我が愚考。ですから今回の件についても畢竟どうでもいいのですが、この風潮が連綿と続いた挙句、僕の好きそうなエロゲにまで因果を及ぼす事態と化したらマジ困窮。「はたらけど はたらけど猶 わが生活 楽にならざり ぢつと手を見る」17000円って高すぎだろ、やれやれ全く今のエロゲーマーは大変だよなあと独りごちながら『グリムグリモア OnceMore』を予約する事にした今日この頃でした。
85点 ツヴァイトリガー (Orthros) (2022-11-25)
4月30日。突如として現われし原始星の生誕を目の当たり。はい、可能性に満ち満ちたニュースターがこの度爆誕致しました。かずきふみ企画・シナリオによる新星ブランド、Orthros soft(オルトロスソフト)のデビュータイトル『ツヴァイトリガー』もう「オルトロスソフトのツヴァイトリガー」って紹介時点で、ゆりかごから墓場まで厨二病、今尚モラトリアムを抜け切れていない絶賛男の子シンドローム人間としては嫌いになる訳ねえじゃん! 超絶かっけえじゃん!! じゃんじゃん!!!とまあテンション上がっちまうのも致し方ねえじゃん? ドイツ語で「2」を意味する『ツヴァイ』がタイトルで盛り込まれているように、本作は2人の主人公……来栖雄馬の『神域探索篇』と、小鳥遊慎也の『神隠し解明篇』で構成されています。両者共にメインヒロイン1名、サブヒロイン1名の組み合わせ。前者は10年前に行方不明となった近所のお姉さん、秋月かなめを救出せんが為、幼馴染の水瀬由那と共に神域へ乗り込む展開。後者はかつて神隠しに遭遇したが戻ってきた幼馴染、明坂藤花の帰還以降続く体調不良を発端に、現実世界から謎を追う物語となっています。双頭のワン公、オルトロス(左のアインシュタイン犬がオル、右の死んだ魚眼犬がロスだそうです)がぶちかますニュービーのグルービーに大いに期待。今をときめくシナリオライターだと、僕の中では現状かずきふみしか期待出来る人が居ない(ライアーソフト制作陣を除く)ので、何とか2022年中に発売して「今年はQruppoの『ヘンタイ・プリズン』に、きゃべつソフトの『ジュエリー・ハーツ・アカデミア』そして枕の『サクラノ刻』と言う三つ巴覇権争い」等と偉そうな事ほざきやがった業界人の鼻っ面を折り曲げぶん殴り徹底的に破壊して、粉骨砕身の力で粉々に砕き切って欲しいなと願う僕なのでした…………しかし、サブヒロインの水瀬由那ちゃんが凄く可愛くて、絶対僕の中では好きになるタイプの娘なんですけど、そうですか……サブヒロインですか…………そうですか……………………(落胆からの失望により黯然銷魂へ至った表情)
75点 オトカノ ~おとうとの彼女が文系で強め!?~ (North Box) (2022-05-27)
エロスとオカルトのおっぱいサンバカーニバルだった処女作『モノノ系彼女~陰キャですが、恋して良いですか?~』以来の購入と相成りました。その根幹に控えし動機は文系の彼女でも理系の姉でも全然なくて、文系の彼女に引っ付く猫型ヒロイン、猫又翠ちゃんに僕の心がトキメいたからでございます。だって超絶可愛いじゃないですか。一途に誰かを慕う愛嬌を持ち合わせながらも、実はちょっと人見知り。挙動不審な怖がりさんで、どちらかと言えば猫よりワンコといった風情。そして何よりおっぱいが1番大きい。もう僕の好きになる要素が完璧に搭載された満漢全席集合体じゃねえか、これ。「おい、主人公よ。何故お前は翠ちゃんと付き合わなかったのだ!」と思っても詮方なき事ばかり考えてしまう、致し方なし。全く以って全く、何故僕はセンターヒロイン?を好きになれないのか。思えば『モノノ系彼女』だって1番好きなのは幼馴染の尾御代優未ちゃんだったし、2番目に好きだったのは猫又少女の猫又睡ちゃん……おい、ちょっと待て。親戚同士じゃねえかコイツら? と、新たな衝撃の事実も湧き出た所で、歌手の方の名前も「猫羽のる」って事で、何だか矢鱈「猫」に縁のある本作が届くのを楽しみに待ちたいと思います。猫又翠ちゃんのエロシーンが少なかったら…………赦さないぞ♪(なんかアニメーションシーンが1人だけ短いから不安なんだよな……)
80点 ホームメイドスイートピー (しるき~ずこねくと) (2022-09-30)
「シルキーズ どんだけブランド 作んねん」と、一句でも詠みたい心境に駆られた新作発表と相成りましたが、個人的にはこの作品、結構好感触で。何故かと言うに、制作発表動画を観た限り感じた僕の意見なんですが『なないろリンカネーション』と似ているんですね。物語がって意味じゃないですよ? 全体的な雰囲気の話。『なないろリンカネーション』が『家族計画』を意識している、下地にしていたってのは歴戦のエロゲーマーである皆々様ならば御周知の通りかと存じますが、本作もまた『家計』から『ななリン』へ続く系譜の影響を諸に受けているような……「原点回帰」の気風も其処に強く感じた次第。「明るいエッチ」がコンセプト。ホラー要素は無し。企画・ライターの過去作も見る限り、全てが全て同じな訳では決して無いでしょうが、上記2作と同様に、温かく優しい雰囲気で満ちた作品となるんじゃないかって確信だけは甚くも存在しているのです。家族に必要とする事の一部を他人同士で補う……本作のヒロイン達もそれぞれ主人公に求める「像」が違い、その背景には誰もが抱えている、忘れられない薄暗き背景があります。ハートフルな物語はどちらも問題ナッシング。なので、全く気にする事なく、新ブランドを応援していきたいスタイルの姿勢。取り敢えずは「バーベナ荘の主」兼「菜ノ花の親父」として、奮闘の果てにある癒しを求め、家族関係へ邁進していきたい所存なのでした。P.S. 人形デザイン担当の方も入っていると聞き……チュゥダア式の邸宅である真珠亭における、僕が大好きだった彼女の事を思い出したのは此処だけの話。「そんなの、傷の舐め合いにしかならないよ……」「世間はそれを馬鹿にするが、舐め合う相手がいることの有り難さに気づいていない」
30点 フタマタ恋愛 (ASa Project) (2022-04-28)
『恋愛×ロワイアル』が駄作の極みであり、それと同じ匂いも感じる本作。俺は主人公達のクソくだらねえ三角関係展開より、なごみと燿の幼馴染的ラブロマンス情景描写に期待したい所なのですが、結局の所は全員いただきストリートのつまんねえ主人公独占ゲーに落ち着くだろうから、そこに期待した所で無駄な話でしょう。メインだろうがサブだろうが関係無しに「依怙贔屓するシナリオライター」が世界で1番嫌いな俺は購入する気もありませんが、自分の我を突き通すしか能の無い事に一家言ある御方は、恐らくまた発売前にSNSかなんかで自分の贔屓を「推し」と称して大いにひけらかすでしょう。購入しようと考えている方は、それを確認してからでも遅くはないと思いますよ。1番力を入れていると暗に主張しているヒロインが好きであったなら、どうぞご随意に。…………しかし、この信田結愛って女、凄えぶん殴りたくなる顔してんな。
恋借りのセミvsスミ√を発展(悪化?)させたみたいなコンセプトでめちゃくちゃ面白そう。ストーリー序盤で二股してる上に瑠衣や宮子を選ぶなら2人を振らなければならないという泥沼でもアサプロなら笑いに昇華させてくれると期待できる
70点 1/1彼氏彼女 (SMEE) (2022-02-25)
何だかこのゲームをプレイしていると、自分が今まで出会ってきた女性を想像したり、今まで出会えていたかもしれない女性を妄想したりして、人生に対する悲観が5割増しで襲い掛かってきそうで怖いです。実際の経過年数と照らし合わせて、ある意味、今年1番の欝ゲーと成り得るかもしれない本作の未来に、少なからず期待しています……(もし俺が主人公だったら、清宮千津ちゃんルート一択だな。世間がどれだけ厳しかろうと、彼女の愛する先生として、一生の幸福を教えていきたい……ってか、実羽ゆうきさんのヒロイン好きになる率高いな、俺!?) P.S. OPがとても良い曲なので、1度聴いてみる事をお奨めします。
--点 アイキス3 sexy (戯画) (2022-03-25)
大して美術学校らしさが表現されてない1,2に続き、そんな中でもシリーズの魅力を下支えをしていた先輩チームの一人である純子が完全にサブ落ちしているという巨大な地雷付き。新たな後輩たちとそれに対応する達観した主人公の組み合わせで果たしてどこまで対抗できるのか
--点 1/1彼氏彼女 (SMEE) (2022-02-25)
谷山氏のタッチ変更にショックを隠せない。特に目元が泣き腫らしたようで、目の色と髪形を変えただけの変化しかなく存在感を一切感じない。システム自体はMaking Loverを踏襲するようなのでそこは一安心だが・・・。
西川真音とくろねこさんちーむによる幼馴染ゲーといえばシンフォニック=レインが有名ですが、西川真音が今回はシナリオ監修とはいえ、S=R的な陣容による幼馴染がメインヒロインと明言とする作品がまたやれるとなるなら否応なしに期待が膨らみますね。S=R同様の音ゲー要素に加え、本作はバトルパートもあり。個人的には物語を読む方に集中したいので、S=R時同様飛ばせるならありがたいところ。物語の方向性は未知数ですが、まぁ萌えゲー然した絵柄に対して陰鬱な話がぶっこまれそうで……。
80点 終のステラ(非18禁) (Key) (2022-09-30)
最初に情報を知った時は「なんて挑戦的なんだろう……」と思ったんです。『サイエンス・フィクション』と言うのは1番書くのが難しいジャンルだと、個人的には思っていて。過去にその系統で良作を作り出したKey系列から、再度新たにポストアポカリプスが支配した世界における青年主人公とアンドロイド少女の物語を作り上げようとしている……その意味について、無駄な想いを馳せない訳には参りません。でもだからこそ、エロゲライターで数少ない『SF』を描く事の出来る田中ロミオ氏が、手垢の付いたが如き王道な世界観設定と物語(俺は本作のような青年と少女の物語、堪らなく大好きですけどね!)に、どんな色を付け加えてくれるのか。今から楽しみで仕方ないのも事実。そしてああ、やっと。終に、確かに。余計且つ雑多でしょうがなかった不純物の映り込まない、純正次郎系田中ロミオを味わえる。それだけで。ああ、それだけで。俺は期待という名の満足を口にする事が出来ました。いずれにしても来年の春、今から待ちきれないのは推して知るべし。4年5ヶ月続報のない『群神アグニ』共々、楽しみに待っていますねロミオさん。
60点 俺の恋天使がポンコツすぎてコワ~い。 (Hulotte) (2021-09-24)
もう4年位は前になるでしょうか。当時、僕は『恋愛暴君』と言うアニメに嵌っておりました。主人公である藍野青司くんの元へキューピッドの天使であるグリが襲来した結果、最強のヤンデレバーサーカーにして圧倒的なまでの正妻ヒロインを誇示し続けた茜さんや、そんな彼女を慕いつつも次第に青司くんの方へ惹かれていく可愛さ億万点のレズっ娘柚ちゃんも巻き込んで……彼等を中心に繰り広げられるドタバタハチャメチャしっちゃかめっちゃかやらかしちゃっちゃかチャッチャッチャの、キチガイハーレムラブコメディ。ヒロインは3人共、全員素晴らしき魅力を持ち合わせており(樒? 知らんなあ?)テンポ最強の小気味良い展開で『ギャグ』をふんだんに織り交ぜながらも、要所の『ラブ』ではビシっと締める。唯一の難点は超絶可愛いツンデレブラコン妹こと、藍野あくあちゃんがハーレム要員にならなかった事くらい。倫理観の壁を越える事は厳しかったようですが、それ以外はそれ以上に、終始に渡って愛の鬼畜っぷりが描かれた作品。個人的にもかなり楽しめたアニメだったと言えるでしょう(楽しみすぎて原作漫画にも手を出し、最後まで楽しませて貰った良作でした) さて。本作の情報を知って最初に思い浮かんだのは『恋愛暴君』の冒頭です。「ほぼまんまじゃねえか! 『Oh!透明人間』の比じゃねえぞ!!」と突っ込みたくなる位に、あらすじだけ読んだら思い出してしまった次第(まあ『恋愛暴君』は「キスノート」でもっとヤバかったけどね) とは言え某作程、本作は頭がおかしい狂ったモノにはならなそうですし、普通に可愛いキャラ達が織り成すキャラゲーと考えた方が遥かに妥当。僕はそういうの嫌いじゃありません、寧ろ好きです。だから、普通に安定して楽しめる作品となっている筈! そう願っていたい所でした。でもね、ただ1つ言わせて。製作陣のキャラ推しが露骨だ。ラブミエールだかバブミエールだかチブミエールだか知りませんが、不思議を齎す系ヒロインには前作で痛い目に合わされたので「意地でも好きになってやるか」と、くだらないプライドが生じてしまうのも詮無き事。捻くれ者の天邪鬼としても、制作側の推しが矢鱈強いヒロインは基本好きにならない為、僕が本作を楽しめるかどうかは果てしなく微妙といった所です(1番好きになれそうなのは、幼馴染の依鈴ちゃん。俺は君に決めた) でもまあ、此処で色々ほざいてもしょうがないよね。体験版をプレイしつつ、エイルの運命度が100とか200とか∞とか、大層な数字を盛大にカマして、他ヒロインを総じて噛ませにする馬鹿みたいな行為はしてない事を、陰でひっそり祈祷しておこうと思った戯言でした。
百合ゲーなら許容範囲だったけど、ふたなりがあるみたいなので様子見。流石にふたなりならふたなりと明記して欲しい。単なる百合ゲーだと思って買ったら大惨事だぞ
80点 アサガオは夜を識らない。 (MELLOW) (2021-07-30)
体験版を少し前にダウンロードしていて、ちょっとだけプレイしたりもしちゃったりした訳なんですけど、その過程から至る結末をも中断して、僕はこの文章を書いています。と言うのも、今回が購入前一言感想記念すべき第50回目であり、本作についても色々と思い当たる節があり、「これ以上進めるのは少し不都合だな、逆にちょっと面白い事やってみようかな」と、思い至ったからでした。中断の運びと相成ったのは「1.審美眼腕試し」「2.『純粋性』を最大限に堪能する為」の2つ。いつも必ず体験版をプレイしてから購入へと踏み切っていた僕ですが……これは、偶には何物にも頼らず、自らの感覚と直感を武器に選択してみるのも悪くないだろうって酔狂極まりない気分の一因から生じたものです。そして逆に申すなら、そんな少しの時間で購入に踏み切れるだけの材料を手に入れられたのが本作と言えます。その理由となった最大の根拠は、シナリオライターである垂花氏の発言『世界一濁りのない純粋な愛』にあると言えましょう。そのテーマを形にしたい意志から紡がれた物語。そこへと至る最良の道筋を描いたと自負し、「人間の心理はより深い無意識まで、愛はより官能的に、キャラクターの魅力を十二分に引き出すことができました」と、言わしめた垂花氏の断言力は、今までのライターに対する苦手意識(過去作は正直「自分には合わない事」を切に感じておりました)も払拭させる程の力強い発言だったと思う始末。僕が愛する小説の中で、主人公は言っていました。「気持ちは記憶になり、空想と変わらなくなる。物語となる。過去について祈るとき、言葉は物語となる。祈りはそのまま、愛となる」と。彼が失くした記憶と向き合えるようになった際の、その過程に芽生える『愛』を、至極楽しみにしています。「世界一濁りのない純粋な愛」が齎す極致へ向けて、純粋性を希求する者は只々祈っておく事に決めた、発売日前日の駄文でした。「愛は祈りだ。僕は祈る」
実は前にこの作品プレイした事があるんですが「しりこん☆まじっく」なんてご大層なタイトルをつけつつ、1番可愛かったのはパッケージに載っていない幼馴染メイド、入間すみれちゃんでした。ルートもちゃんとしたのがあるし、エロシーンは他ヒロインと比べても申し分なし(寧ろ優遇されている方) 僕にとっては「オナホゲーと言うよりメイドゲー」って感想の方が、幾分的確だったりするのです。これはもしかすると……購入想定対象者から見事に外れていたのだろうか? ぽっと出オナホメイドも良いけれど、やっぱりずっと傍で見守ってくれた幼馴染メイドだろうよ!なんて想いに孕んだりした当時から幾星霜……未だに断言出来ます、すみれちゃんの為だけに買う価値は充分あると。対象外なんて関係ねえ。献身的優しさと精神的安らぎの裏に控えた真摯な積極性を従えし彼女の可愛さも存分に堪能出来る作品ですので、「オナホ女体化とか興味ねえなあ……」って人にもオススメしたい一作なのでした。
80点 エヴァーメイデン ~堕落の園の乙女たち~ (Liar-soft(ビジネスパートナー)) (2022-02-25)
嗚呼、これはしまったシクラメン……僕はすっかり失念していましたよ。ライアーソフトは「こういうエロゲ」も作ったりするって事を、脳漿の彼方、海馬の最奥へ深く深く埋没させていましたよ。実に不覚極まりない始末。此処はバカゲー、妹ゲー、スチームパンク、文学、SF、時代劇のみならず「百合ゲー」も手がけていたんでした。真面目に今の今まですっかり忘れていたから、僕の脳みそもいよいよ衰退の一途と言った所でしょうか。しかしそれというのも、僕自身が幼少期より育んできた信仰上の理由、培われし心的外傷の蓄積により「百合」と言うモノ自体に「嫌なこったあっ! パンナコッタァッ!!」と嫌悪を覚える所以があるからでして。大好きなライアーソフト作品でも「百合」系統のモノだけは全く触れてこなかった『忌避の怠慢』に、この忘却顛末があると言っていいでしょう。だから普通だったらこれも絶賛スルー案件なのですが、やりやがったなこんちくしょう。海原望×大石竜子コンビを人質に取ってきやがった。彼女等の作品を絶賛コンプリートしている身として、このジレンマは余りに酷薄極まりない。僕がトラウマを克服する方が先か、本作が無事に発売される方が先か。未だ未来は不確定ですが、取り敢えず体験版はやっておこうと思わせてくれるだけの力を秘めた情報開示だったので、嘘屋にはこれからも頑張って欲しいなと思う休日でした。
80点 ユズリハの詩 -異能力組織犯罪対策部 特殊機動隊 第二課- (propeller) (2023-12-22)
約7年に渡る長き沈黙の眠りから目覚め、再びエロゲ業界に舞い戻ってきた燃えゲーブランド、propellerの復帰作。公式サイトは未だ動いていたので、存続はしているんだろうと勝手に自己完結してきましたが、新作発売の為の鋭気も養っていたとはつゆ知らず。此処については色々と訊ねておきたい事も多いんですが(春 Hello! & 妖人2)新作を出すってんなら素直に応援したいと思うのが真情です。「大事なのは中身である」事を、彼等クリエイターと僕等ユーザー、双方肝に銘じた上で。スタッフその他諸々の続報を甚く心待ちにしております。
90点 巨乳ファンタジー4 -修道士アストル- (Waffle) (2021-05-28)
狂乱世界を生きている。流行は栄枯盛衰即効廃れ、次のカモを求めて惑う人々。光輝いていた景色が一瞬先では闇と化し、そのスピードは漂流者に息つく暇も与えない。そんな時空間の速さに呑まれたまま、この業界もひっそりと未だに生き続けている。しかし、そんな昏き暗雲の時代にも、我道驀進を武器にブレる事なき信念を、貫き通し続ける者達がいる。自らが抱く煩悩と昂奮を胸に、愛無き時代に愛を叫び続ける者達がいる。その、反撃の叫びを。僕等は聞き届けなければいけない。ついて来れるかじゃねえ、てめえの方こそついて来やがれ。「愛」とは何か? 胸だ。乳房だ。おっぱいだ。おっぱい=「愛」として、彼等の愛を我が胸に。スーパーおっぱいスペクタクルリベンジアドベンチャー『巨乳ファンタジー4-修道士アストル-』13世紀東欧をモデル舞台と据えた、一介の修道士が送る数奇な運命の物語。公式通販で予約済みの俺は、リーゼルへ「愛」を貫く事を心にきめた。おっぱいがいっぱい犇くミルキーロード、彼女と共に駆け抜けようか。
80点 海と雪のシアンブルー (CUBE) (2021-04-30)
春になりました。終わるのが悲しいか、それとも始まるのが悲しいか、自然に考えてしまう季節となりました。この虚しさや淋しさが何度通り過ぎていったか分からない時間に浸ってしまう内は、自分もまだまだモラトリアム。永遠の思春期真っ只中を生きる青少年の糞餓鬼と言わざるを得ません。そんなセンチメンタリストが気になってしまった学園青春エロゲは『海と雪のシアンブルー』この歳になって、上京する以前を懐かしく思う機会が多くなった自分に刺さるかもしれないと感じられた本作です。さよならだけが人生だが、さよならの数だけ出会いがある。必ず別れる時間の前に、出会えた事を感謝できる時間を紡げるように。寂しい未来を想いながらも、輝かしい(と思いたい)未来を歩める強さを。本作から戴ける事に期待したいです。「夏に冬の匂いを 思い出せない時 きっと 今を思い出すのさ ordinary day 宝物は 君が居る今日と同じ色の明日」
75点 ユキイロサイン (Wonder Fool) (2021-03-26)
Wonder Fool×冬野どんぶくが送るエロゲ2作目。個人的感想を述べるなら、何方も等しく「好きだけど勿体無い存在」だと思っていて。期待値の上がるファンタジーに魅力的なキャラクターを投入させた作りは良いものの、シナリオに『後一歩』の印象を強く抱かせる両者作品群は、多くのキャラゲーが歩む道を辿って来ていました。テキストは手堅いながらも上手い表現で良い具合に纏めているし、要所要所のシーンも華麗に盛り上げて手がけている部分は少なくない。「二兎を追う者は一兎をも得ず」で難しいのは百も承知ですが、それでも地力自体はあるので頑張って欲しいと。そんな事を強く感じていた中、惹かれてしまったのが『ユキイロサイン』です。THE 青春モノの『アオナツライン』をプレイしてない身から感じる本作の印象は「後一歩足りない存在同士が手を取り合って作風を改めた挑戦作」ってイメージ(『アオナツライン』は戯画だったし、単独ライターじゃなかったし) 公式サイトを見た限りでは、高萩香子ちゃんが1番好み。東北の雪国出身の身として「冬の光景」に郷愁の想いを馳せられる作品になっている事を期待したいです。
80点 とっても明るい! お嬢様の満喫☆夢のどすけべ生活 (evoLL) (2021-04-30)
「箒星? 箒星じゃないか!?」と、まさかまさかの「箒星」に思わず笑ってしまいました。もう引退しちまったんだろうな……と、近頃悔しく思っていたんだぞ!! またシナリオ書いてくれるなんて、何とも嬉しい話じゃないですか。実は前作の『Hではじめた絶品バーガー~え? ご注文はおっぱいですか~』も結構気になっていたので、良い機会だし一緒に買うとしましょう。どスケベの限りを夢見るヒロイン(桃菜が見た感じ1番好きになれそう)と、友人の借金代理返済で絶望したからバスジャックかます主人公の、エロエロ狂騒劇に期待しています。
50点 ふゆから、くるる。 (シルキーズプラス) (2021-09-24)
斬新な作品を数多く出してきた渡辺ファッキン僚一氏の最新作にして、四季シリーズ最終作。秋までは同じような踏襲作として系統立ててプレイ出来ましたが、冬の今回からはブランドを変更、原画も一新、テイストをガラリと変えてきた印象です。動画を見た限り『SF×百合×ミステリー』のようで? 嫌いな百合要素が入っていると確定したら、僕が本作を買う事は絶対無いと思いますけど、そういうのに嫌悪感が無いファンの方だったら、基準値以上楽しめる事でしょう。部外者の身としては「何を描きたいのかまるで分からなかった」と、読者に再三語られる内容となっていない事を心から願っております。
30点 月姫 -A piece of blue glass moon-(PS4) (TYPE-MOON) (2021-08-26)
10数年以上音沙汰もなかったTYPE-MOONの処女作リメイク。月姫リニューアル版と言う名のPC版を排除し、製作スタッフは軒並みコンシューマへと逃げていきました。演出上の規制や設定変更が入るのは最早確定事項でしょう。現状売れないエロゲ事情や声優再現の為なら、PC版が無いのは千歩譲ってしょうがないと割り切ろう。それでも上手く改変してくれるならまだ……と考えていた所に、オールキャスト変更と言う情報が入ってきて、僕は言葉を失った始末。確かに『月姫』の原作に声はついていません。しかし、公式同人ゲームやドラマCD、OVAやイベント等で最早馴染み深かった声優陣を一気に変えた挙句、その事に対して何も言明しないスタッフの対応。はっきり申せば「これまでのファンを馬鹿にしているだろ?」と、密かな怒りを覚えました。松来未祐さんの代役はかかずゆみさんで決まりだと思っていましたし、そもそも声優陣は数年前まで声を出していた、声が出せない程は劣化していない現役選手です。過去に様々な形態で作品に携わってきた月姫声優陣からの変更理由を言明せず、PV公開と言う形で伝え提示する行為自体がBullshit,Asshole!馬鹿じゃねえの?と思わず雑言が漏れた始末。新しい声優陣は微妙な部分こそあれ「悪くはない」と思いますし、僕も決して嫌いじゃないです。しかし、このスタイル変化過程が偏に「受けつけない」これに尽きます。10数年以上作品に携わってきた声優陣に、恩を仇で返す形で変更させた今回の愚行。TYPE-MOONは不義理の極みを尽くしたクソッタレブランドと化した次第。今の奈須きのこを見ていると、改悪される可能性しか思い浮かばない現状に僕はほとほと疲れ果てたので、この30点の内訳は、弓塚さつきの圧倒的可愛さとさっちんルートがあるかもしれない期待が全て。ルートが無いと分かったら更に下げる所存であり、後は彼女の笑顔に全て捧げようと思った、正月三が日の現状でした。全く、新年早々胸糞悪くさせないで欲しい。
30点 月姫 -A piece of blue glass moon-(NS) (TYPE-MOON) (2021-08-26)
10数年以上音沙汰もなかったTYPE-MOONの処女作リメイク。月姫リニューアル版と言う名のPC版を排除し、製作スタッフは軒並みコンシューマへと逃げていきました。演出上の規制や設定変更が入るのは最早確定事項でしょう。現状売れないエロゲ事情や声優再現の為なら、PC版が無いのは千歩譲ってしょうがないと割り切ろう。それでも上手く改変してくれるならまだ……と考えていた所に、オールキャスト変更と言う情報が入ってきて、僕は言葉を失った始末。確かに『月姫』の原作に声はついていません。しかし、公式同人ゲームやドラマCD、OVAやイベント等で最早馴染み深かった声優陣を一気に変えた挙句、その事に対して何も言明しないスタッフの対応。はっきり申せば「これまでのファンを馬鹿にしているだろ?」と、密かな怒りを覚えました。松来未祐さんの代役はかかずゆみさんで決まりだと思っていましたし、そもそも声優陣は数年前まで声を出していた、声が出せない程は劣化していない現役選手です。過去に様々な形態で作品に携わってきた月姫声優陣からの変更理由を言明せず、PV公開と言う形で伝え提示する行為自体がBullshit,Asshole!馬鹿じゃねえの?と思わず雑言が漏れた始末。新しい声優陣は微妙な部分こそあれ「悪くはない」と思いますし、僕も決して嫌いじゃないです。しかし、このスタイル変化過程が偏に「受けつけない」これに尽きます。10数年以上作品に携わってきた声優陣に、恩を仇で返す形で変更させた今回の愚行。TYPE-MOONは不義理の極みを尽くしたクソッタレブランドと化した次第。今の奈須きのこを見ていると、改悪される可能性しか思い浮かばない現状に僕はほとほと疲れ果てたので、この30点の内訳は、弓塚さつきの圧倒的可愛さとさっちんルートがあるかもしれない期待が全て。ルートが無いと分かったら更に下げる所存であり、後は彼女の笑顔に全て捧げようと思った、正月三が日の現状でした。全く、新年早々胸糞悪くさせないで欲しい。
75点 アインシュタインより愛を込めて APOLLOCRISIS (GLOVETY) (2021-09-24)
まず初めに新島夕氏、ブランドの最初で最後を彩る男の脱却、おめでとうございます。いずれ出るだろう…………出るよな? とは思っていましたが、情報告知が存外早かった印象。「基本無料」と言う言葉に、僕の嫌いなスマホゲー、ソシャゲーの如きそこはかとない怪しさを覚えたりしますが、本編を購入した身としては入手する事確定の所存。既存ヒロインルートの後日談が、追加金銭投入で見れるよ!……みたいな感じだったら良いなあ。うん、無いだろうな。
50点 終ノ空 remake (ケロQ) (2020-12-25)
『素晴らしき日々~不連続存在~ フルボイスHD版』も買った身としては「巫山戯んなよ」って言うのも本音。しかし、プレミアのついた旧作と後出し再構成された新作がこうしてプレイ出来るって事自体は、別に悪い趣旨では無いでしょう。所持していた『終ノ空』も売れたので良い金稼ぎとはなりましたが、今年も残す所僅かの中、急に面白そうな作品目白押しとなりましたから、金銭不足となるのも実情。金に余裕があったら普通に購入しようとは思いますが、次回作も碌に出さないで先延ばしを繰り返し続ける会社自体は、あまりにユーザーを小馬鹿にしていて、誉められたものでないのも事実。「延期の為の金銭稼ぎはこれっきり」って忠告と「これ以上愚かな真似をしたら絶対此処には協力しねえ」って自戒を込めて、点数は下げておくのでそのつもりで。
90点 ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう (ALICESOFT) (2020-11-27)
ハイハイゼア! ホラーショーなドルーグ達が、アルトラするエロゲー『ドーナドーナ』が満を辞しての登場だ! 超高度管理社会に立ち向かう為、可愛い可愛いデボーチカやシャープと関係を深めて、俺等の地位を高めていくぜ。選り取り見取りの仔牛達だが、俺としちゃやっぱ王道のポルノって娘が堪らない。ロリロリエロボディでありながら、フィリーするだけの強かさを持ち、その捉え所が無い中に穢れなき何かが散らばってるような、そんな「不透明な純粋性」ってヤツに俺のマルチックは昂っちまったよ。男ならそこん所分かるんじゃねえかな、分からねえか、まあいいや。クマとイン・アウトしていくデボーチカ、関係深めていくナユタの面々、市場へ荷馬車で乗せていく中、ポルノと繋がる日々を糧に、くそったれの社会を勝ち抜くとしよう。さあ、出荷の時間だ。(Ver. ナッドサット)
60点 さくらの雲*スカアレットの恋 (きゃべつそふと) (2020-09-25)
1920年(大正9年)4月、雑誌『日本及日本人』春期増刊号(通巻第780号)での大特集は「百年後の日本」つまり2020年の未来がどうなっているかを描いたものでした。有識者が100年後の日本へ見た予想図には、スマートフォンや通販サービス、解放された女性の姿と、中には脅威の的中を齎しているモノもあったそうな。しかし、その予想は本当に自分で考えたものでしょうか? もしこれら未来予想図が、真に迫っているこれらの予想図が、本当に未来人が伝えた事によって生み出された回答だとしたら? 本作をプレイしたら、その歴史に対する解答も、100年前の現地人から齎されるかもしれませんね。P.S. 実は有識者の中に、まるで本当に未来を見てきたのではないかと疑われた程の男がいます。名を敷津林傑。「米友協会」という組織に所属していた開業医であった事以外、何も分かっていない謎の人物。本作へ登場するか否か、実に期待が持たれる所。もしかしたら、もう既に登場しているのかもしれませんけど。
100点 天ノ少女《PREMIUM EDITION》 (Innocent Grey) (2020-12-25)
この時をずっと待っていました。今から心の準備をしておきます。
80点 アインシュタインより愛を込めて (GLOVETY) (2020-10-30)
『はつゆきさくら』からエロゲ世界へ足を踏み入れた俺も、今ではあまりSAGA PLANETS作品をプレイしなくなって幾年月。しかしあの人の噂は、御社を退社して彼の作品に全く食指が動かなかった時期でも、常々小耳に挟んでおりました。新島夕。イコール「捻くれ者」の代名詞を我が物とするシナリオライター。ブランドの最初で最後を彩る男の総称でもあり、二度ある事は三度あるか、三度目の正直となるかならぬか、次期ブランドの隆盛回帰には密かに興味湧いちゃっていた次第。そしたら来た告知こそ『アインシュタインより愛を込めて』で。主にサガプラ時代しか知らない身としては、彼のシナリオは中々に好ましく思っているんですけど、退社以降の2作品は体験版だけをプレイして、主人公にムカついたり(『魔女こいにっき』)物語に興味持てなかったり(『恋×シンアイ彼女』)で、買ってなかったのもまた事実。ただですね、正直本作はそこに湧いていた「らしくねえ」空気感をあまり感じないってのが純粋な私見であり、受容出来なかった作品群とはどこか違う印象を受けたんです。それはこれから体験版をプレイして確かめますが、今の彼を知る事なく過ごした無知は罪ユーザーの戯言として、ヒロインそれぞれに実りのある恋愛劇を描いて欲しく願う所。「人が恋に落ちるのは、万有引力のせいではない」と語ったアルベルト・アインシュタイン。それは恋自体が「理屈で語る事の出来る必然的な法則」に従って起こるものではない事、重力より強大な「何か」が発生して席巻するものだと発言したのに他ありません。恋の万有引力と称されるよりも凄まじく強い何か。OPでそんな彼の言葉を使ったからには、是非ともアインシュタインが唱えたように、それぞれ1人1人のヒロイン達を大事にした物語を編んで欲しいなと思った願望です(特に約5年ぶりで新作へ登場する、俺も大好きなあの方のキャラについてはマジで後生ですよ、頼みますよ) その理論さえ守られているのなら、例え彼等がどんな結末になったとしても、俺は一向に構いません。想い出があれば、人は生きていけるんですから。「一緒じゃなくても、一人だったとしても、また明日の中に、君がいますように」
100点 虚ノ少女《NEW CAST REMASTER EDITION》 (Innocent Grey) (2020-08-28)
勿論予約済み。ってか、ついさっき届いた次第。しかし『天ノ少女』は本当に今年発売するのか、此方が何故か冷や冷やしちゃいますね。近日中に発売すると決まった安堵からか、個人的には大らかな気持ちで結構適当に構えていましたけど、予想以上に出すスピードが早い。まあ、リメイクと新作じゃ全く別物って話なんですけど、もしかすると……の可能性も捨て切れないのが現状の至り。そろそろ発売日告知来そうだな……と予想しつつ、きちんとシリーズ振り返ってプレイ出来てないな……と焦燥しつつ。マジで近い内本腰入れて、彼等の軌跡を振り返っておかないとな。後、忘れちゃいけない紫の可愛さも、振り返っておかないとな!
75点 CLEARWORLD -クリアワールド-(非18禁) (クリアワールド・プロジェクト) (2020-09-25)
なんだなんだ、凄く面白そうじゃないか!?と思ったら、タカヒロ原案と2つの意味で驚いた次第。彼の嗜好が苦手な俺でも結構好ましく感じた事、SFなんて技巧に優れてなければ描けないジャンルを書いた事への二重の驚愕が待っておりました。しかし、結局どう関わった所で原案な故、安本了氏の方が重要なのは言わずもがな。サイト見た限りじゃ興味を惹かれるとは言え、正直SF色が濃いとは感じませんでしたが、この方はこれまで科学アドベンチャーシリーズに携わってきた人みたいですね。だったら期待できるかも?って一縷の願望を胸に、中川奈美さんの幻想的良曲を聴きながら期待して待つと致します。
75点 女体狂乱プリンセス (わるきゅ~れ) (2020-09-25)
人体改造が好きな御方にとっては堪らない魅力的シリーズが、6年ぶりに舞い戻って参りました。良いですよね、自分好みに誰かを作り変えるってのは。それは、幼年時代に着せ替えや付け替えによって、様々な形で玩具を改造した懐かしき日々を想起させ、新たな生命体誕生の祝福と言う歓喜を偏に与えてきた次第。そんな輝かしき笑顔と高揚を新たな再起で齎してくれる最新作ならば、期待するなってのが無理難題。限定版を買えば、なんとリマスター化された第1作まで付いてくるオマケ付き。姿形が変わっても一途に愛を貫き通す彼女の姿、姿形が変わってもその一途な愛に応え続けた彼の姿。これこそが純愛の極致。『沙耶の唄』のアンチテーゼに成り得ると、僕も思わず滂沱の涙で迎えちまったあの感動作が甦るんですね。実に清清しい気持ちで、発売日を楽しく迎えられそうです。
--点 はるはろ! (propeller) (2030-01-01)
最近ね、『このはちゃれんじ!』ってエロゲをプレイしたんですよ。詳細はネタバレなっちゃうから省くけど、皆にやって欲しいなあって思う、兄と妹の素敵な物語でした。で、この『はるはろ!』はそんな個人的良作を生み出した傑物コンビの最新作として生を受けて。でも開発停止しちゃって。荒川さんも体調崩しちゃって。ことみさんもあんま見かけなくなっちゃって。気が付けば13年余りの歳月が流れてしまいました。本作へ生じる思い入れについては、僕より遥かに深い人が大半でしょうし、そんな比較的低年齢層の自分が何を言えば良いんだって想いも確かにあります。だから、こんな若輩者が伝えたい事ってヤツはほんの少ししか無いでしょう。それは、発売から十数年経ったあなた方の作品は、現在の若造にも凄く心に響きましたよ!って感謝の言葉。そしてだからこそ、やっぱり本作を何とか完成体で味わいたいなあ……って切なる願望でございます。何だかんだ言ってもさ、やっぱり最高なんだよな。荒川工さんの「コメディ」で完全コーティングしても隠しきれない「シリアス」の切なさ。「束の間」の時間で自身の存在証明を果たし遂げようとする一貫したテーマは、彼が企画・脚本した作品において決して揺らいでない次第。それは初めて出会った時から、今日に至るまでずっと変わらず。本作もその新しい道を示した産物と相成っていました。そこに『このはちゃれんじ!』以来のことみゆうじさんによる温かく、柔らかく、濃厚だけどどこか繊細なタッチ、線、塗りが大きな力添えを果たしていて最高。彼等それぞれどこかストロングテイストなきらいもあって、普通に楽しむには少々濃すぎるなあって思う時もある。でも最後に至れば、それら含めて全て愛せちゃう。大好きと思える作品になるのです。『サクラノ詩』みたいに「11年の月日を越え、満を持して発売されました!! マジ卍(死語)」って事自体が奇跡に近い事態だし、それを理解した上で上記の如き「願望」を思うなんて、なんと利己的で勝手だろうとも思います。でもやっぱりそれと同時に思うんです。待つ者がいなくなった来訪ほど、悲しく切ないものはない。居場所の無くなったモノに与えられる居場所を、俺達は守り継いで行かなければいけない。それは奇しくも、本作体験版で語られていた事と同じ。「何としてもリリースする」と放った彼の、そんな想いで作り上げられる本作を、待ち続けようと思えた理由と相成ったんです。「失くすべきではないものが手のひらを零れていく瞬間を、見過ごしていい理由にはならない」と、本作体験版の主人公は語りました。これは「失くすべきではないもの」です。「見過ごしていい理由にはならない」産物です。どんな形でも良い。後何十年かかっても良い。この物語が日の目を浴びる世界が来る事を、僕は勝手気ままに見過ごさず、記しておこうと思います。『はるはろ!』が戻ってきてくれた時、その居場所が無くなっている事の無いように。そして最後に、荒川工さん。またエロゲ業界に戻ってきてくれて、本当にありがとうございました。決して無理はしないで。少しずつで良いから、書き続けていて欲しいなと思います。
100点 BETA-SIXDOUZE (Liar-soft(ビジネスパートナー)) (2020-08-28)
知ってた。さて、お金貯めておきますかね……(2019年12月27日11時09分31秒 記載) 以下追記。『ALPHA-NIGHTHAWK』から数十年後の未来の話。主人公の苗字が箱根って時点で「ああ……」と感嘆してしまう仕様。ハナコがかなり可愛い、見た目すっごい好み。前作で名前だけ存在を証明したサガンちゃんも登場。愛しの友人は、正直な人間として生きていく事を誓い、真心の愛を注ぎ続け、偉大なる聖人として生涯を終えた男の名を冠している。こういう所、僕は凄く気になります。そして、彼女がイライザか……色々想像を掻き立てられる濃密な情報開示と相成りました。「ミドルプライスですがシナリオ量はALPHAよりずっと長い」と七星電灯氏から申されたのも嬉しい。「ALPHAのSFレベルが20だとすると、BETAは150くらい」と申される程、オカルト・スピリチュアル・サイエンス濃度がゴリゴリに強くなった作品らしいので、かなり期待して待ちたいと思います。
100点 徒花異譚(非18禁) (ANIPLEX.EXE) (2020-06-19)
『フェアリーテイル・レクイエム』コンビの最新作。相変わらずあらすじを読んでいるだけで心が躍りますね。お金貯めておかないとな。
70点 神様のような君へ (CUBE) (2020-03-27)
実はちょっと驚いたんです。何故って、絶賛新進気鋭のラノベ作家3人がシナリオライターとして組み込まれているから。むらさきゆきや氏以外は、恐らくゲームシナリオ自体初めてですよね。よく呼んだなあ……この方達。特に三河ごーすと氏の名前は自分も聞き及んで読んだ事があります。タイトルに似合わないダーク過ぎる父娘モノと、ブラコンすぎる妹の為に命賭けれるお兄ちゃんの成り上がりモノ、実は結構好きだったり。男キャラが格好良いのが魅力的でした。色々なジャンルを書ける器用な人なので、本作がそうなるかは分かりませんけどね。まあ、何はともあれ随時チェックしてみようと思える程には、興味の湧いた作品です。
80点 恋愛、借りちゃいました 椿&ちなつ&こなつ ミニアフターストーリー (ASa Project) (2019-11-29)
ミニアフターストーリーと言う事で、容量には然程期待してませんが、濃密な面白さが少なからずある事を期待しております。
100点 MUSICUS! (OVERDRIVE) (2019-12-20)
瀬戸口廉也3部作には「信じようとした」物語があった。「私、その言葉、信じるよ。信じるってことはすごい大変なことなんだよ? 学君、私の言ってること、わかる?」 「わかるよ。僕も信じる。何度裏切られても捨てられても信じる」「そんなのヘンだよ。信じられない。もしそうだとしたって、ボクが命の恩人だから我慢してくれているんだよね?」「クワガタさんは、とても汚くて、みじめだから、だいすき」「誰だって、人のこと信用するのは怖いと思うよ。怖いだけでそう言ってるなら、もう一度考え直して欲しい。俺は絶対に裏切らない」「大丈夫だよ。あたし、鹿クンのこともちゃんと考えるから。だから、少しだけあたしを信じて、そして、待ってて欲しいの」彼等全員が結果的に、信じられても、信じられなくても、それぞれの対象を信じようとしていた。信じようとするって言うのは、その先に待ち受けるどのような結果も受け入れる事だ。彼等の辿った道は十人十色、ひどい結末を迎えたヤツもいる。しかし、それでも、自分を哀れんで欲しいとは思わなかった。「生まれてきて本当に良かった」「ボクはいまでも、自分が間違っていたとは思っていないんですよ。ボクは負けたからいけなかったんだ。それだけのことです」「悲しくなるように自分で勝手に作って、自分で勝手に陶酔してんだ。そんなの、くそっくらえだよな」彼等の人生に憐憫は要らず。信じる道を突き進んだからこそ生まれた物語を見てきたから、僕も何とかここまで生き長らえてきた。そしてだからこそ期待したい。信じようとしてきた「恋の物語」の先にある「愛の物語」に。その内容に、神髄に、期待したい。もうすぐ発売するんですよね。未だに夢を観ているようです。プレイしたらば、自ずと夢は覚めましょう。夢を覚まして現実へと立ち向かわせてくれる本作、届くのが今から楽しみです。
100点 殻ノ少女《FULL VOICE HD SIZE EDITION》 (Innocent Grey) (2019-12-20)
昨日、予想以上に早い発売日の告知に驚いた次第。しかし『天ノ少女』発売へと至るまでの長い期間を思えば、寧ろ遅すぎると言っても良いかもしれない。ようやくレズだ百合だの螺旋から脱したか、イノグレ! 遅すぎだこの野郎!!と言う鬱憤はさておき、ファン待望『天ノ少女』までの布石として購入必須の本作。新キャスト、髭内悪太氏も中々どうして良い感じに仕上がっておりました故、私も当然買う所存。しかし、その前に『カルタグラ~ツキ狂イノ病~』再プレイしなきゃ。今年の12月は魔境の予感がするぜぇ……
80点 恋愛、借りちゃいました (ASa Project) (2019-07-26)
「金の切れ目が縁の切れ目」なんて悲観的な諺もありますが、僕は幾分楽観的に捉えておりまして、「金の切れ目がつまらない縁の切れ目」位に考えています。芥川龍之介『杜子春』と言う短編小説にて、実に示唆した内容が描かれていましたが、あれは主人公の周りが詳細に描写する価値すら無い程「つまらない」奴等だったんです。友達料なんて言葉も随分懐かしい響きとなりましたが、そんな物をせびるのはそいつが「つまらない」人間だからこそ、自らの価値を金額で高く証明したいだけなんです。こんな風に安寧な気持ちで捉えているからこそ、考えられる解釈があります。「お金」で切れなかったなら、それは面白い関係を築いたと言う事。そして、「お金」を使ってでも維持したい関係も、確かにあると言う事。それは、繋がりを失くしたくない為の「見栄」だったり、孤独を解消する為の「手段」だったり、純粋にその子と仲良くなる為の「目的」だったり、人それぞれ。しかし、お金が誰かを幸せにする「結論」としてあるなら、誰かが幸せになる「過程」でお金があったって良い筈。これは、お金と切っても切れない縁の御話。面白い関係を、期待しています。
80点 ガールズ・ブック・メイカー -幸せのリブレット- (ユメミル) (2019-05-31)
男には、不可解と分かっていても踏み込みたくなる衝動がある。性格に違和感備えた美少女、ヤバい匂いしか感じねえ一攫千金、そして、不安すらも内包した魅力溢れるエロゲ。本作が不可解要素マシ、地雷要素マシマシなエロゲである事は、もう何年もエロゲーマーやってる先輩方からしたら自明の理だろう。しかし、次々と現れる美麗なるCG、可愛いが勢揃いしたキャラクター造型の融合冥利、そして数多くの「物語」及び「文学」を根底に据えたストーリーには、魅かれてしまうのも致し方ないのである。不安より信頼。不買より爆買。ぐやチャンネルで躍動放つかぐやの頑張りに、メインヒロイン御三方三種三様な可愛さに、そして偉大なるメフィストフェレスの圧倒的おっぱいに、この衝動を賭けようと思う。
90点 機神咆吼デモンベイン(非18禁) (NitroPlus) (2019-04-26)
低価格。とても良い響きです。中古になっても値段は下がらず、改良施しプレイし易くなった故、内容も名作の折り紙付き。しかも、気になっていたのがニトロプラスから出た『機神咆吼デモンベイン』 PS2も持っていますが、システム激重の評価下され、気が向いたら買おうと言う名の生涯保留に甘んじていた頃合でした。こういう時だけは、エロゲ流行過ぎ去った風前の灯時代に生まれた事を喜ばしく思う所存。予約済み、絶対買います。
70点 和香様の座する世界 (みなとカーニバル) (2019-04-26)
企画:タカヒロ、シナリオ:田中ロミオ。すっかり「エロゲ」を作らなくなった2人が久しぶりに出すエロゲ。期待したいのは山々なんですが、出さなかった期間が長過ぎだとも思わざるを得ません。『少女たちは荒野を目指す』のリベンジマッチなのか知りませんが、そもそも本作の組み合わせこそが私にとって水と油なのを、製作側は理解してなかった様子。コッテコテのギットギトだからこそ一部対象へ輝く二郎系田中ロミオに、万人受けのコメディ路線から絶賛二番煎じ驀進中の薄味醤油タカヒロが合う訳ないでしょう。前作でそれを充分に学んだと思っていたのですが、私の勘違いにて終結でした。先の言動からも察せられるように、私はストーリー構成からヒロイン造形、頭の上から爪の先に至るまで、タカヒロの嗜好ほぼ苦手です。そんな私にとっては「企画」が彼な時点で、絶対合わねえだろうと思ってしまいます。特典もパッとしない、小冊子 or ドラマCDあれば購入意慾湧くのにそれすら無い。実に悔しき所存でございます。しかしそれでも、日本神話等を根底に据えた本作。やっぱ面白そうだなあ、頑固一徹に強張らず買おうかなあ、都ちゃん可愛いしなあ……そう思っていた矢先に、思い出されるもう1つ『姉小路直子と銀色の死神』 よくよく考えたら、タカヒロ企画で世間的に評価高いのって、ライター業務全て兼任したエロゲと彼の信奉者が紡ぎ上げた作品だけじゃねえか。思い出される「負」の2作品(負と感じなかった人は買っても大丈夫です多分) しかし、ここまで考えてしまうのは私が1つ1つのエロゲ選定に命賭ける程、財政逼迫している背景故の疑心暗鬼であり、私の如き無駄思考過多捻くれクソ野郎でないなら、成功を信じても充分意味のある作品に成るんじゃないでしょうか。善いゲームが生まれるって願いは、買ったって買わなくたって信じていきたいモノです。本作が無事に三度目の正直を果たせる事、影より快く祈っております。そしてロミオは『群神アグニ』を出すんだ早く。