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85点 恋がさくころ桜どき (ぱれっと) (2014-06-27)
エロゲーは総合力と、好きなシナリオライターが言っていた。全くその通りだと思う。ここでいう総合力とはシナリオ・グラフィック・サウンドのことである。では、さくさくの場合どうだろうか。まず、シナリオに関しては十分及第点を与えることができるだろう。だが、可もなく不可もなくといった悪く言えばありきたりなものであると思う。しかし、テンポのよさというエロゲーのテキストとしてあるべき姿を持っていたため、私はシナリオに関して及第点を与えた。次に、グラフィックについてだが、つばす先生さすが！としか言えない。安定感ありますね、つばす先生は。好きな絵師でもあるので、文句なしです。サウンドについては、これまたシナリオと同じく、可もなく不可もないと言ったありきたりなものである。しかし、「Distance」、この曲は何か惹かれるものを持っていた。この曲だけで、私の中の評価は格段に上がった。edの曲についても楽しみにしようと思う。最後に、体験版で「Distance」と共に流れた映像と「死神」が恋のキューピッドになるという設定から「もしも明日が晴れならば」を思い出した人は私だけではないだろう。非常に続きの気になる体験版であったと言える。