ちょっと変わった販売方法ではあるが、実質フリーと見ていい。伏線の仕方と回収は見事
エロスケで評判を見てプレイ。
話自体は短いなりにまとめられあげており、且つ伏線を分かりやすく回収しているため読破感も大きい。
ゲーセンを舞台として取り上げたのは結局なんでだったんだろーか・・・、分からず仕舞いだったなぁ。ライターさんの趣味なんかなぁ。
まぁある意味「妄想」というか、現実世界での出来事ではない・・・というニュアンスを持たせるというなら納得か。
大ネタバレをしてしまうと・・・
登場人物が結構出てきますが、「全部俺」です。
「俺」の中に、プレイしているユーザーを混ぜたり、キーとなる「明日香」の練りっぷりには感嘆。
結局最終的に、「変哲もないちょっと高価なシャーペン」っていう明日香との思い出の「忘れ物」によってこの話が引き起こされて、
いくつもの人格が生まれ、そして最終的なトラウマであった明日香についても、1つに融解されたのだから、めでたしっちゃーめでたしなんだろうけど。
本物の明日香はどうなってるのかが個人的にはちょいと気になったり。
まぁコストといい、シナリオといいBGMといい総じていい作品だったと思う。
ただ、絵が、音声がない分、雰囲気を持たせるために、やたら演出を間延びさせたりしたのはちょっとくどかったかも。
次回作PSPソフトにて鋭意製作中だそうで、期待しておりますよ。