決してつまらないわけではないです。でも……。
ストーリーとゲーム性がうまくマッチしていない印象。
交易してお金を稼いで~ってゲームだけど、交易がストーリーの進行に影響を与えるでもなし、稼ぐ事に何か目的があるわけでもない。
稼いだお金は交易する為のお金を稼ぐ事とそれを運搬する船の改造ぐらい。
いったい、何の為に稼いでいるんだろう……。
実際、船の改造にお金を使ったら交易なんかする必要もない。
ストーリーは一本道なので、それを進めるだけなら星をいったりきたりすればイベントが進行してクリアできます。
まあ、交易やら改造をする事で見れるミニイベント的なものがあったり、依頼品のリストを埋めるなどする為にはせこせこ交易する必要はありますが、目的がゲームを進める為ではなくイベントを埋める為になっちゃいますので、ゲームをしてるというより、やらされてる感が強くなってしまいますね……。
そもそも、この交易自体何も考えなくても適当に買って適当に別の惑星に行って売りゃあ稼げるので、コーエーの大航海時代の様に安いところで買って高く売るみたいな物価の変動を気にする必要もないです。
またヒロインのイベントを見るのも惑星で休憩を繰り返すとかだけだし全くゲーム性に絡んでこない。
交易というゲームシステムがつまらないというわけでもないので、そこに交易をした事で何かプレイヤー側に返ってくる、あるいは主人公的な成長といった意味を見出せれば随分違ったのではないかなと思います。
勿体無いなーって感じます。
まあ、そんなマイナス要素ばかりに目がいってしまいますが、ストーリーや世界観は結構好きです。
ヒロインは勿論、主人公からモブキャラ含めて良い感じだし、全体的にソフトハウスキャラっぽさも出ているのでその辺りは楽しめました。
個人的には、主人公が元いた会社がレベルジャスティスの一石三鳥社だった事や、親が真昼の主人公だったり、ちょっとした所で懐かしさに浸れてクスっと笑ってしまいました。
まさかこの時代までヴァルキルやヘルオー様が健在だったとは……。