カラスさんの親愛なる世界への入力情報

親愛なる世界へ(ボーカル有り)
再生時間 00:05:17
初出日 不明

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得点
90点
感想
「親愛なる」とは、また絶妙な言い回しだ。愛しいでもなく美しいでもなく、「親愛」。親しみを感じると共に愛しいとも感じる。まるで女神が大地を慈しむかのように。それは、対象を突き放して、他者としてそれを愛するというのではなく、他者を半ば自分であるかのように愛するという感じだろうか。かといって溺愛などとは違う、盲目的な愛などとも違う。やはりこれは、天使か女神が、人間を愛する歌。親愛なる世界へ祈り続ける歌。全体的には落ち着いた曲調だが、心を落ち着かせるというよりは、どこかもの悲しい気持ちにもさせる。かといって感傷的な歌かというとそうでもなく、むしろさっぱりとした気持ちにもさせる。不思議なことに、これは明るい歌なのだ、その曲調や歌声の印象に反して。その明るさというものは、明朗快活というものではなく、重い明るさとでも言うべき独特のもので、この歌の持つ荘厳さがそんな印象をもたらすのだろう。この作品のエンディングには完璧と言っていいくらいにはまっており、この寂寥感ともの悲しさは、美しいの一言。Ceuiの天使的な歌声も素晴らしく、透明感のある歌声がこの曲にはぴったり。個人的にはOP以上に気に入っている。
得点(200点~70点) 120点~200点は100点として集計します。
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