dovさんのリセエンヌの入力情報

リセエンヌ(ボーカル有り)
再生時間 00:05:33
初出日 2004年03月26日

dovさんの入力情報

得点
150点
感想
 リセエンヌ(女子高生)という曲名に違わず、女子高生らしい繊細で前向きな情感が歌われた曲。この曲を歌っている時にリセが置かれていた状況と重ね合わせて考えると、彼女の内面の強さを感じることができる。
 ――と、それだけでは終わらず、これまた作中での位置づけを考えると、かなり笑える曲です。リセは作中アルと対比される立ち位置に置かれているらしく、クリスがリセにアルを幾度も重ねたことや、フォーニがリセに否定的な言動を取ること(『やっぱりああいう子が好みなんだ』みたいな嫌味を言う。リセルートだけフォーニがクリスに別れの挨拶をしてくれない)からそれが窺えます。音楽においてもその対比は現れており、クリスにとってのアルのイメージが青空であるように(OPムービーでのイメージや『fay』の歌詞等に現れている)、リセもまた青空のイメージで、それはこの曲にしっかり現れているんですよね。同時に『シンフォニック=レイン』における重大な秘密の伏線になっている。
 いや、リセはクリスが置かれてる状況を知らないですし、そもそもクリスとの卒業演奏の為に作った曲じゃないんで、こういう歌詞になるのは仕方ないんですが……それにしても、「窓の外には木漏れ日(中略)きっと誰もが今この瞬間を胸いっぱいに感じているんだろう」から始まり、次の小節も「陽射しの中で」と殆ど脈絡無く太陽が強調され、「誰もいない放課後の長い廊下は夕映え」「夜の空にも星が瞬く」と最後まで容赦なく畳み掛けてくる歌詞を聞いていると、思わず変な笑いが出てきてしまいます。気づかなかったクリス君に。気づかなかった私に。
 この辺の天然な容赦無さってのが、いかにもリセらしいと思います。ファルがリセを見てイライラしたり、グラーヴェが壊したい衝動に襲われるのも、気持ちは分からなくもないんですよね。アルがリセに対して厳しくて、トルタがそうでもないのは、案外、アルの方が歪んでて(妖精が自殺する絵本を嬉々として読んでる子だし)、トルタは素直っていう示唆なのかもしれません。
 前向きで瑞々しくて笑いまで提供してくれる、おまけに演奏しやすくてユーザーフレンドリーな、素晴らしい曲だと思います。

-動画へのリンク集-
vo.リセ(折笠富美子)版: https://www.youtube.com/watch?v=qLLrDE69UW4
ゲームBGM: https://www.youtube.com/watch?v=BmUPSYvO6bo
得点(200点~70点) 120点~200点は100点として集計します。
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