マルセルさんのSuGirly Wishに関する情報

マルセル

おそらく5年ぶりくらいの近況報告。えー子供が無事に生まれまして(嘘)その後に結婚いたしてまして(大嘘)無事に維新の会から出馬してソフ倫理事に就任しまして(本当だと思ったら楽しそう)まぁ無駄に歳を食って、そのぶんだけ無駄に社会的責任と仕事が増えてエロゲレビューの更新が滞っている状態ですが、これからもちょくちょく更新するかもしれないので、エロゲブランドと同じ感じで頭の片隅に入れてくださると幸いです。

んで、この欄は昔は「エロゲ論壇」的なことをちょっと書いていたんですが、うーん、今は特にあんまし書くことが無いんですよね。昔はエロゲ業界の衰退だの、同人エロゲがどうこうっていう話を良くしていたんですが、売り上げのマクロな要因は、基本的に今の日本経済が先進国の中ではビリっけつなのが悪いって話で緊縮政策をどうこうしないと意味がないし、同人エロゲだって良くも悪くも「棲み分け」が出来てしまったので、これまた具体的なミクロ作品を除いてどうこういようがない。ただ、そこで何も話題が無いっていうのも良くないので、なんか業界ネタを書こうとするなら…

そうですねー、今回はポジティブネタってことで「今のエロゲ業界で素晴らしいメーカーはネクストンである」っていうマンセーネタでもやっておきましょうか。 これ、こういうことを言うと僕はネクストン信者で「恋姫シリーズ」のファンだ!みたいな話になりそうで、まぁ恋姫は好きな作品ではあるんですが、レビューも基本的にはやっていないし、 今回のリメイク版にしても、おそらく「蜀」以外はプレイしないとは思うので、そこまで積極的なファンっていうわけでもない、まぁ派生ブランドも含めて、結構好きな作品は多いんですけど、 今回のマンセーは「自分の好きな作品が多いから」っていう話では無いんですよ。どちらかというと、その企業戦略が素晴らしいなぁって言う話なんですよね。

まずネクストンはそれなりに恋姫のソシャゲとかやって、まぁエロゲオタには非常に腹が立つミスとかも時々やっているんですが、エロゲメーカーではあまり類例のないことに「ソシャゲだけに全力投球しない」っていうところが素晴らしいですねーねー聴いていますかぁ「アリスさん」や「八月さん」は。別にエロゲオタは「ソシャゲをやることそれ自体」には、 原理的に反対しているわけじゃなくて、ソシャゲをやると「ソシャゲだけに全力投球」になってしまうことが問題なんですけど、ネクストンはここをきちんとクリアしていて、 「ソシャゲもエロゲも自社のコンテンツを売り込む様々なジャンルのひとつ」としてきちんと多角形経営出来ている。これが「型月」みたいなガチャに魂を売り渡したブランドとは違うところですわ。

(ええ、もちろん、今回のお題はネクストンを盾に他のソシャゲ墜ちブランドを叩くっていう意図では全くありませんが何か?) さらに、今のネスクストンが素晴らしいのは、この方向性が今後どうなるのかのはまだ良く分からないところがあるんだけども「巣作りカリンちゃん」という作品が今年の12月に発売予定になっている。

http://nexton-net.jp/KarinProject/karinchan/

これは「ソフトハウス」キャラとの「コラボ作品」と一般的に言われているけど、もうこれは「共同開発作品」と言ってと思うんですよ。実際の共同開発の内訳は未だに良く分からないものの、 たぶん「ゲーム性部分とシナリオ」部分はソフトハウスキャラがやって、CG部分に関しては何故か「こ~ちゃ」氏が入っているのがなぞでありますが、まぁ基本はネクストン系列が開発していると思われる。 このような共同開発作品は、まぁエロゲ業界はいろいろと「下請け」だのはあると思いますが、ここまで本格的な共同開発はかなり珍しいものであり、この方向性は今後も生かして欲しいと思うのですよ。

何故なら、今のエロゲ業界は概ね不況状態であり、さらに深刻なのが「小さいブランドの認知度が低い」という状態。これに対してソシャゲ的な「コラボ作品」は、 そのキャラクターを出すそのソシャゲに出すことによって認知度を上げるというが、実際のところソシャゲに食われているだけというのが大半でしょ。 例えばサクラ大戦のキャラクターをあるソシャゲに出したところで、なるほどサクラ大戦のファンがそのソシャゲをやることはっても、そのソシャゲのファンがサクラ大戦をやる可能性は極めて低い。 またエロゲ業界がときどきウンコのようにまき散らす「全ブランドのヒロイン総結集」みたいな「各ゲームのヒロインがソシャゲの主人公に食い散らかせる」ソシャゲも単に既存ファンを怒らせている自爆スキーでしかないわけだし。

そのてん、この「ソフトハウスキャラ×恋姫ネクストン」のコラボは実に適切なウィンウィンを実現しているといえる。恋姫は未だに強いコンテンツで新作エロゲを未だに出せるが、 流石に毎回毎回紙芝居というのはキツクなってきたから、変わったジャンルの作品を出したいし、キャラもキャラで未だにゲーム性作品の開発力は落ちていないものの、いかんせん知名度が下がってきている。 この両者の強みと弱みを両者が「共同開発」することによって上手くカバーできるわけですよ。ネクストンは恋姫の新作を違うジャンルで開発できて、キャラは自社のゲーム性を恋姫ユーザーにも認知が進む。 これは非常に優れた戦略と言えて、ネクストン以外のブランドも是非に参考にして欲しいものですね。

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ジャンルときめきロマンティック学園ラブコメADV
18禁等18禁/非抜きゲー/和姦もの
中央値70
データ数239
原画らっこ , 桜はんぺん , 真海(サブ)
シナリオ桑原文彦 , はね , モーリー , 雨野智晴

入力データ

発売前得点
80
得点
79
プレイ日時
2011年10月22日

マルセルさんの得点分布におけるこのゲームの位置

状況度数グラフ位置
1000
90~997
80~8987
70~79144←ココ
60~6914
50~591
40~492
30~390
20~290
10~190
0~90

このゲームの得点分布におけるマルセルさんの得点の位置

状況度数グラフ位置
1001
90~993
80~8927
70~79113←ココ
60~6962
50~5914
40~498
30~392
20~291
10~191
0~90

発売前コメント

80SuGirly Wish (HOOKSOFT(HOOK)) (2011-09-30)
HOOKは製作ラインを二つにわけたようで、Bラインに属する作品がこの「SuGirly Wish」。へーじゃあ、Aラインに属するまかこたんと他ゲンガーは?とか、川波氏の抜けたあとに誰がAラインを勤めるの?といった妄想をアレコレ楽しむのもまた一興であるが、このBラインの新作もなかなか妄想をそそる内容ではある。ま、この作品がいつものHOOK作品と比べて「印象が弱い」とか言われているのは、メインヒロインの前面に立つ幼馴染みキャラと実妹キャラの「地味さ」であり、反面、邪悪で可愛いらしい表情を浮かべる悪友キャラやデレバレキャラの笑顔が天使過ぎて、「メイン」よりも「サブ」の方が萌えそうという予感が何ともB級萌えゲ臭を漂わせているからだろうが、そこはHOOK黄金時代を支えた「ばね」氏と、時々まかこたん以上に素晴らしいクリティカルな立ち絵を描く「らっこ」氏の腕次第だろう。B+ぐらいのええ塩梅を期待しまする。

コメント

79SuGirly Wish (HOOKSOFT(HOOK))
hookの自称新システムは基本的にネタとして楽しむものであったが、今回というか最近あたりからようやく作品の内容に良くも悪くも関係しているものが多くなってきた。勿論それは「ゲ-ム性」云々ではなくて、基本的には何たらシステムとか言いだし「主人公視点の語り手」の他に別の視点を導入したり、何らかのシチェーションを物語内に導入する言い訳みたいなものに過ぎないのだが、今作のうち成功したシナリオはその応用に成功し、失敗したシナリオはシステムに完全に振り回されているのだ。「愛」シナリオの失敗はプロット自体がhookの幼馴染信仰にクソをつける内容というのも大きいが、中盤あたりまでのまったりテキストから後半までのシリアス展開への移行を「なんとか無理矢理じゃない感じ」に誤魔化そうと、システムをフル利用して失敗しているところが実に興味深く、杏奈シナリオの見事な成功とのコントラストが今後のhookを暗示していよう。 → 長文感想(35496)(ネタバレ注意)