くるくすさんのダイヤミック・デイズに関する情報

くるくす

 分かりやすくて面白い話がいいなぁと感じる今日この頃。あと、短い作品を好む傾向があります。求められているのは書評か批評か新刊案内か、それとも単なる感想でよいのか、未だに判断をつけかねています。
 採点に関して:50点台で「合否ライン上」、60点台で「可」、70点台で「良」、80点以上で「優」の扱いとし、基本的にシナリオの出来を拝見して5点刻みで点数を付けています。その上で、CGやBGM等を考慮して最大10点程度の加減点を行うことがあります。(同人作品の場合は、CG関連を甘めに採点してます。抜きゲーは「抜けるかどうか」。)
 評点と私的満足度:薄味だご都合主義だと不平を漏らしたくなることは多々あるにしても、商業ベースの作品は男性向けのシナリオとしてソコソコ楽しめる場合が殆どですから、よっぽど酷くもない限りは「可」の評価を付けるようにしています。50点を切ると地雷探知機のアラームが鳴りますので、速やかに工兵部隊に救援を要請してください。ありがちな普通の萌えゲーには55~65点、他社製品と比較して頭ひとつ抜けている作品には大抵75点を付けています。80点以上はいわゆる名作、「殿堂入り」させたくなるような作品です。
 ※エロゲー批評空間以外では、同じID名でブログ・ツイッター等の発信型サービスを一切利用しておりません。なお、ID名は星座 (Crux, -cis, F: みなみじゅうじ座) からとったものです。


[何点刻みでつけますか?]
 私たちは測定値の桁数にもっと注意を払うべきなのです。例えばRさんとPさんが同じ石ころを別々に秤量したとしましょう。Rさんは安物の上皿天秤を用いて「10.5 g」と報告し、一方Pさんは研究室の化学天秤を用いて「10.489 g」と報告しました。レポートを受け取った人間は、桁数の多いPさんの方が精密な測定をなしていると期待できます。もしRさんがPさんに嫉妬した挙句、測定値の桁数を無闇に増やして「10.500 g」と報告したならば、きっとRさんの測定技能は過大に評価されてしまいます。Rさんの水増し行為は欺瞞といえます。
 エロスケの評点はどう付けるべきでしょうか。恥ずかしながら告白いたしますが、私はゲームを1点刻みで採点する程には、感性に自信がありません。とはいえ10点刻みではラフすぎます。そこで間をとって5点刻みとしています。

dmm
ジャンル恋に刺激をハートフルインパクトADV
18禁等18禁
非抜きゲー
和姦もの
中央値72
データ数394
原画せせなやう , 奏ナコト(SD原画)
シナリオセロリ , てつじん , 姫ノ木あく , あおいひなた , AtH

入力データ

得点
60
おかず
あまり使えなかった
プレイ日時
2014年11月02日

くるくすさんの得点分布におけるこのゲームの位置

状況度数グラフ位置
1000
90~993
80~8910
70~7959
60~6968←ココ
50~5921
40~498
30~390
20~290
10~190
0~90

このゲームの得点分布におけるくるくすさんの得点の位置

状況度数グラフ位置
1000
90~998
80~8964
70~79195
60~6991←ココ
50~5918
40~496
30~393
20~291
10~191
0~90

くるくすさんのおかず得点分布におけるこのゲームの位置

状況度数グラフ位置
とても0
かなり1
だいぶ5
それなりに15
あまり…64←ココ
まったく…55
そもそも1

このゲームのおかず得点分布におけるくるくすさんのおかず得点の位置

状況度数グラフ位置
とても0
かなり4
だいぶ8
それなりに26
あまり…46←ココ
まったく…28
そもそも1

コメント

60ダイヤミック・デイズ (Lump of Sugar)
この大切な場所を、学校と呼ぼう――創立祭までは生徒会の快進撃が続く。少しの不自然さこそ滲み出てしまったものの、代わりに爽快感がある。お調子者と堅物が漫才コンビを組んで、学園と読者をグイグイと引っ張ってくれる◆せっかく共通パートが個性派ぞろいの生徒会を活写してみせたのに、個別パートは照準をそらしてしまう。養子縁組だの旧家の抗争だのは、生徒会の領分からは外れているし、学園が直接関与するべき事案でもないだろう。物語の枠組みが学園全体のレベルから個人のレベルへとスケールダウンしてしまった。唯一正しく狙いを定められていたのは蓮子編だが、創立祭に比べれば威勢を欠く◆生徒会は生徒会らしく、学内を活気づけて盛り上げ続けてほしかった。

POVコメント

A ダイヤミック・デイズ (Lump of Sugar)
希沙編の告白シーン。シチュにしろセリフ回しにしろ芝居がかっているから、観ていて歯が浮きそうになる。とはいえ、ああなる必然性がちゃんと用意されているから、別段不自然なシーンとも思えない。せっかくの恋愛モノなんだし、少々キザな位が印象に残る。あと表情をクローズアップする演出も良かった。距離が物理的にも心的にも縮まっていく様子を表現して見せた。紙芝居ADVの演出なんて、これくらいで充分。