wolfdaleさんのお気に入りユーザーの新着コメント

wolfdale

備忘録として得点と小並感入力してます。

-作品構成要素の重視度
・音楽>=シナリオ=実用性>ビジュアル>システム>声
-上記を前提とした上で、配点の傾向↓
・シーン/演出(瞬間最大風速)重視。
 多少シナリオが粗くても、心に残る、熱い、何度も見たくなる、シーン、演出があるならば高得点を付けてます。

-点数配置
      90~ 名作
      85~ 傑作
      80~ 秀作
      75~ 良作
      70~ 佳作
      ~65 凡作

新着コメント

81シンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~ (Azurite)
ミステリーADVのようで 本質は、心の声が聞こえる少年を中心とした中で、 人間の本質でもある、『羨望と嫉妬』、『愛憎』の表裏一体の心の脆さを描きながら、それでも前に向かおうとする、青春物語だと私は思います。ミステリー物として期待してはいけません。 むしろ人間の心の脆さ、矛盾さ、儚さ、それでも前に進もうとするお話が好きな方に読んで欲しいです。切ないけれど綺麗で、むしろ後半の方が好みだったりするくらい好きです。 → 長文感想(1701)(ネタバレ注意)
83ひめしょ! ~ショタ系主人公のはわわ奮闘ADV~ (XANADU)
まさに下品増し増しのバカゲーで、藤崎氏のエロゲとして期待通りの出来でした。ヒロイン達の下品なやり取りに何度笑ったことか。ドラクリウスとか、グリザイアの日常パートとか?なノリが行ける人なら楽しめるのではないでしょうか。マン○にサロンパス貼ったり、精液まみれになったりとにかく面白かったです。ルートの感想はノーコメントな感じになるのがまた藤崎ゲーっぽいよね!(ココルートだけはしっかり王道で面白かったです)
85ひまわりのチャペルできみと外伝 女教師・仁時一紗香(旧姓)(非18禁) (Marron)
あの最後のCGが反則すぎました。本編を見てきただけでにこの話を作ってくれて感謝です。向日葵にいっちゃんに、みんなが幸せそうな姿が見れて、とても幸せな気持ちでいっぱいです。 → 長文感想(608)(ネタバレ注意)
90ひまわりのチャペルできみと (Marron)
これだけ笑わせてくれるバカゲー本当に貴重だと思いました。バカゲーだけじゃなくてイチャラブまで、最後まで楽しくて、笑ったシーンを上げればきりがない……。姫√に唯菜ママが本当に最高でした。これだけカオスに笑えるからバカゲーって好きです。
90月光のカルネヴァーレ (NitroPlus)
人狼と人形が織り成す群像劇、人狼マフィアの組織と自動機械人形達の思惑が交差する中で、少しでもきっかけが違ったら、敵・味方、どのような展開でもあり得ただろうという結末が、どれも面白かった → 長文感想(424)(ネタバレ注意)
73出会って5分は俺のもの! 時間停止と不可避な運命 (Hulotte)
シンプルな萌えゲーとして女の子の可愛さを前面に押し出しつつ、物語の中心となる流れに関しては案外しっかりと創り込んできて読ませる、というのが『ヤバい。』シリーズでのHulloteの特徴でしたが、本作はその流れを踏襲しつつ、より物語の中心部分に力を入れたような創りとなっています。そしてそうすることで力を入れた部分の出来は今までより良いくらいになったのですが、自分がHulloteの長所と捉えてきた萌えの表現の仕方の上手さや、物語の中心から遠いヒロインたちのお話の出来がかなり後退してしまったように感じました。これまでのHullote信者だったワタクシとしましては少々残念。今までとライターさんが代わったが故の、この一作限りのことであればいいんだけどなぁ、、、、、、、、、 → 長文感想(3040)(ネタバレ注意)
80PrismRhythm -プリズムリズム- (Lump of Sugar)
BGMを筆頭にして、絵(背景含)、キャラの可愛さとバランスがよく、上質な空間に浸れました。何より恋に頑張る女の子は可愛い、応援したくなります。 → 長文感想(1668)(ネタバレ注意)
82なないろリンカネーション (シルキーズプラスWASABI)
面白かった!……ですが、フルプライスの作品としては少々物足りなさも残った。そんなところでしょうか。 → 長文感想(2334)(ネタバレ注意)
85ファタモルガーナの館 -Another Episodes-(非18禁) (Novectacle(同人))
この結末はわかっていたはずなのに、それでもどうかと一縷の希望を抱いてしまい、そして訪れる結末に心が揺り動かされた。本編ではどうしてもダイジェストになってしまう部分に焦点が当てられ、より掘り下げられている内容で、彼のことが理解できる良いFDだった。同時に、彼彼女らの幸せな姿もみれ、そして楽しみだった舞台裏が見れてとても楽しかったと同時に、もうファタモルの世界観と離れると寂しい想いが募るようないまの気持ち。とても素晴らしい物語に出会えました。 → 長文感想(133)(ネタバレ注意)
83幕末尽忠報国烈士伝 -MIBURO- (インレ)
新選組という熾烈で凄惨で、決して明るい話とは言えないテーマを、史実通りに、かつキャラに愛着を持たせるという絶妙なバランスで『誠』を描ききったインレがさすがの作品面白かった。 → 長文感想(1031)(ネタバレ注意)
78千の刃濤、桃花染の皇姫 (AUGUST)
世界観や設定にはどうしても気になってしまう粗さがあるものの、立ち絵に明暗・遠近といった効果をつけて魅せる技術はさすが8月で魅入られた。脱落方式によるヒロインルートは内容があってないようなものだったものの、朱璃ルートの話はこのためにあったと思わせる面白さがあり、彼女の成長と主人公の忠と剣と主従の物語として面白かった。またキャラたちの個性の良さ、可愛さはとても良かったため、FDに期待したい。古杜音さんが本当にとても可愛くてとても良かったです。
78フレラバ ~Friend to Lover~ (SMEE)
『ラブラブル』のような派手な明るさも、『ピュア×コネクト』のような高い完成度も無い作品ですが、萌えゲーの基本に忠実な作風は、堅実で質の良い萌えを振りまくヒロインたちを生み出してくれました。好きな女の子と何気ない会話をする楽しみと、好きな女の子の態度が段々と良いものに変わっていく喜びと、好きな女の子と付き合ってイチャイチャ甘い空間を堪能する快感と。ワタクシが初めてエロゲをプレイしたいと思った時に抱いた「可愛い女の子と仲良くなって、その娘とイチャイチャラブラブHな事したい」という原初の欲求を、適切な形で満たしてくれた『佳作萌えゲー』です。 → 長文感想(4096)(ネタバレ注意)
95紅殻町博物誌 (raiL-soft)
私も確かに少年時代があって、きっと思い出せない、失われてしまったものもあるだろうけれど。でも現在を此処に生きているからこそ、『過去』を見返すことができるのだと。思い出せてくれたお話でした。希氏の上質なテキストに浸り、思えば思うほど紅殻町が好きになっていく。あぁこれだからレイルソフトって好きなんだよなぁ。上質な物語だった。 → 長文感想(24006)(ネタバレ注意)
75殻ノ少女 (Innocent Grey)
絵と音楽で醸し出す世界観は素晴らしいです。昭和30年代というのがこういう雰囲気だったかどうかは知りませんが、スタッフが表現したいと思ったであろう時代の空気や肌触りはこちらへしっかりと伝わってきました。ただでは作品が面白かったかと言うと少々微妙。事件と人物を詰め込み過ぎて全てが薄味に仕上がってしまったような気がします。 → 長文感想(1676)(ネタバレ注意)
91露草ユーフォリア(非18禁) (7-FIELD(同人))
私達の認識は共有されていて、それらはひとつの全体の目的へ収束されていく。これらの面白さといったらありゃしない。 → 長文感想(8432)(ネタバレ注意)
79ロスト・エコーズ (petitlinge)
物語は大枠では面白かったと言えるし、ヒロインたちも、会話劇が思いの外楽しいこともあって良いキャラクターしてる娘が多いのです。でも何だろうこの、キャラもシナリオもポテンシャルを持て余してしまった感。二兎を追って一兎も得られなかった訳では無く。一兎しか得られなかったのでも無く。どちらの要素も半兎ずつ手に入ってしまった。そんな感じの中途半端さ。場面ごとの細かい描写をもう一歩ずつ深化させられていたら、二兎得ることも可能だったのではないか。そう感じさせるだけの力はあっただけに、そうなれなかったことがつくづくもったいない作品だなぁと、嘆息してしまいました。 → 長文感想(4748)(ネタバレ注意)
80さくら、もゆ。 -as the Night's, Reincarnation- (FAVORITE)
今までのファボってテキストの冗長さばかりが目立ち、TRUE√以外は物語にも光るものが見つけられないブランドだったと思う。今作はと言えば、いつもの5割増しくらいには更にテキストが冗長で、正直「しつこい」って何度も思わされた。けれども、物語には全編光るものが感じられたと思う。ピンク髪ヒロインはシナリオが酷過ぎるという呪縛からも解き放たれ、初めから終わりまでほぼ隙がなかった。テーマとしてはいつもの「家族愛」なのだけど、今作は冷たく厳しい現実を生き抜くための優しい思想としての「家族愛」が描かれており、血縁関係や家族という存在そのものの大切さをプッシュする訳ではないので非常に共感しやすい内容だったのではないかと思う。全編通して一本筋の通ったテーマに沿って物語が作られており、更には伏線処理等物語のギミックにもこだわりが感じられ、幻想的な演出周りとも相まって非常に素晴らしい世界観を描けていた一作だった。
71プラマイウォーズ (ASa Project)
顔芸キャラが一番可愛い……だと?コンセプトで自縄自縛気味になった前作とは違い、コンセプトを都合良くつまみ食いして喜多家神宮家双方の可愛さをそれなりに引き出していたと思います。ただやはり、ギャグが炸裂するたびに萌えをすり減らしていく自爆上等の笑いの取り方は、ちょっと自分が萌えゲーに求めているモノとは違うなぁと、ため息をついてしまったのでした。 → 長文感想(2253)(ネタバレ注意)
86ハピメア (Purple software)
絵と音楽の質の良さ、それらを駆使した演出・世界観構築のセンスの素晴らしさ、女の子同士のウィットに富んだ科白の応酬と、それを表現するに当たって好演を通り越して名演と言えてしまいそうな演技を披露してくださった中の人たち。加えて業界最高クラスと思われるコンフィグ周り。ノベルゲーとしてとても総合力の高い作品で、深い満足感を得ることが出来ました。 → 長文感想(2888)(ネタバレ注意)
82Everett Efffect(非18禁) (Sapience(同人))
こう言えば良かったな、こっちを選択すればよかったかなと考えながら選択した、このゲームの結末は私だけの物でした。いつからノベルゲーム、エロゲで、選択肢を頭で考えず、作業的に選択していたでしょうか。攻略サイトみて、惰性的に選択して。間違えて選択したら、ロードしてやり直して。エロゲを初めてプレイした頃は、少なくとも考えて選んでいたのに。だからこそ、後悔しようとも選択し続けてたどり着いたエンディングは私だけの体験の物です。そう実感させてくれるゲームでした。量子力学が好きな方、いかがでしょう。
75アメイジング・グレイス -What color is your attribute?- (きゃべつそふと)
閉鎖された芸術都市でのクリスマスを描く伏線ゲー/構成ゲー。非常に良く出来た物語構造を持つ作品であり、プロットの出来の良さだけで見るなら文句なしに2018年度のNo.1はこの作品で決まりだと言いたくなるほどのレベルである。しかし、プレイして素直に面白かったかと言われると正直難しい。物語構造をこれでもかと作り込んだ一方、キャラクター性の作り込みは非常に弱い。終盤までは「可愛い」を記号化したかのようなテンプレートな萌えキャラ発言が目立ち、彼/彼女達の「想い」や「必死さ」がサッパリ描かれないし、伏線処理のために不自然な行動が必要となる場面が多くキャラが盤面の駒となってしまっていた。ノベルゲーの美学としてどこを重視するかという好みの問題ではあるが、「物語構造」「考察」といった要素よりもキャラ達の紡ぐ「ドラマ」を優先する読み手には評価しづらい一作だったように思う。
74言の葉舞い散る夏の風鈴 (シルキーズプラスDOLCE)
声優部活モノ。ストーリーラインだけ抜き出せば無難オブ無難で悪く言えば面白みのない内容だったけども、「つまらなかった」という感想で終わる作品ではないと思う。範乃秋晴さんの描く感情描写の丁寧さやギャグの軽快さを下地に、声優さん達の熱演が輝いてしっかりとオリジナリティを感じる内容に仕上がっていた。特に桜川真央さんと秋野花さんは元から演技の幅が広い事もあって、こういう作品にはピッタリな人選だったと思う。コロコロ変わる声音につられて楽しいひと時を過ごすことが出来た。少なくとも、元からお二方のファンだという人にはオススメしても良いんじゃないかなと思えた一作だった。
85霞外籠逗留記 (raiL-soft)
希氏のテキスト表現の面白さは期待した通りながら。何よりも最後の渡し守の物語、狂おしいほどに不器用な物語が私の中でドンピシャすぎました。end1end2もどちらも大好きで。あぁ最高でした。
77空に刻んだパラレログラム (ウグイスカグラ)
空を舞う球技「テレプシコーラ」に青春の全てを賭けた少年少女達を描いた物語。文章のみで盤面を描こうとした単純な演出力不足により試合展開が分かりづらい、競技の背景が「魔法」というフワッとした存在に支えられているためか戦術や駆け引きも希薄でパッとしない、「個別」ルートはオマケレベルのものでしかないし、物語全体の構成も起承転結があまり効いてないなど無視できない欠点は数多く見受けられる内容だったとは思う。しかし、競技に賭ける少年少女達の『想いの丈』を描くことに関しては本当に素晴らしい内容だった。劣悪な環境、不幸な境遇がキャラの想いの強さを補強し、主人公チームはもちろん敵チームキャラまで試合に賭ける想いがじっくりと描かれるため、非常に読み応えのある内容だったと思う。スポーツの華々しさよりも泥臭さを重視して描き続けた先に、「テレプシコーラは楽しい」と言い切るキャラの姿の尊さが印象的な一作だった。
88もののあはれは彩の頃。 (QUINCE SOFT)
あ、、、、、、終わっちゃった。1クリックごとに湧き上がってくる『早く次が読みたい、続きを知りたい』という衝動。1振りごとに1マスごとにその地の宿命や個々人の戒や思惑その面のルール等々が複雑に交錯して、次から次へと新しい展開が繰り広げられ新しい面白さを創造していく。止めどころを見つけるのも困難な息もつかせぬ双六バトルに一喜一憂するままに、ものすごい勢いでページを繰り続け、あっという間にエンディングまで辿り着いてしまいました。シンプルな面白さを提供してくれる作品としては出色の出来ではないでしょうか。長文感想は―タイトルについて―と―内容について―と―鬼無水みさきについて―とを分けて書いてみました。ご興味のある所だけでもご高覧いただければ幸いです。 → 長文感想(2909)(ネタバレ注意)(2)
73生命のスペア I was born for you (あかべぇそふとすりぃ)
直球のお涙頂戴系の作品であることは承知の上でプレイしたが、あまりにもシナリオ展開に捻りがなく、また、世界設定に対する説得力の乏しさが際立っている。これで泣けたという人もいるようなので、一定の成果は上げたのだろうが、前作の「できない私が、くり返す。」も合わせ、読者の心を動かすという点では、このシナリオライターは今一つ力不足なのではないかと言わざるを得ない。
85ランス・クエスト マグナム (ALICESOFT)
ランス10をプレイし終えた後、ランスクエストを再プレイしての感想(クルックーのための感想になってしまった)。冒険者の物語、楽しかった。※ネタバレ注意 → 長文感想(3880)(ネタバレ注意)
84BLACKSOULSII -愛しき貴方へ贈る不思議の国- (イニミニマニモ?(同人))
狂った童話の世界を渡り歩くダークメルヘンファンタジー第2弾。前作から良く出来ていたゲームバランス、狂気の演出、退廃的な世界観作りが更にパワーアップして作られており、非常に満足できた一作となった。特にRPGとしての難易度調整は、理不尽レベルに難しい1周目序盤、強化済みのステで楽々進める2週目以降と高難易度とユーザーフレンドリィを上手く両立させた良調整だった。前作から続く狂気的かつ謎多い世界設定に一応の決着がつけられており、前作ファンなら納得の非常に高いクオリティの同人作品だったと思う。続き物という事もあり若干敷居が高いが、これを機に狂気的な童話の世界に是非迷い込んでみて欲しい。RPGとしてのシステム性と物語性が上手く融合しており、夢中で楽しめた一作となった。
総プレイ時間 : 15h
80かりぐらし恋愛 (ASa Project)
丸くなった!『ひとつ飛ばし恋愛』から作品をふたつ飛ばしてプレイしてみたら、絵もテキストも音楽も作品全体の雰囲気も丸くなっていてビックリしました。バカゲー寄りのギャグゲーで世間の評価を得ていたブランドが自分の知らぬ間に『暖かく優しい雰囲気を湛えた癒し系萌えゲー』を生産するブランドにシフトチェンジしていたのか、それともたまたま今回こういう作風になったのか。飛ばしてしまった『プラマイ~』『スキとスキとで~』もプレイして、確かめてみる必要がありそうです。 → 長文感想(4626)(ネタバレ注意)
79ナイトメアガールズ (月の水企画 -NewMoonLabel-(同人))
いつものファンタジーから離れ初の現代RPGモノとなった本作だがほぼ文句なしに面白かった。戦闘バランスや耐性パズル等はいつも以上に丁寧に考えられていたし、物語・H方面共に過去作以上のボリュームで非常に楽しませてもらえた。恒例の過去作を知っているとニヤッとできるサークルファンサービスも充実の内容。戦闘高速化ができない等細かな不満点はあれど、内容的には上手い具合にバランスがとれていたと思う。いつもの開放的過ぎる貞操観念が、現代モノという事もあり多少生々しく人を選びそうではあるが、総じて良作といって良いプレイしがいのある作品だった。
総プレイ時間 : 25h
68乙女が奏でる恋のアリア (ensemble)
キレイ系の絵と真面目な文章で構成された女装モノ。足りなかったのはあざとい可愛さと日常場面の面白さ。全体的にもう少し1つの場面や1人のヒロインを深く掘り下げる描写が欲しかったように思います。 → 長文感想(2534)(ネタバレ注意)
69わたのそこ、おきつみかみの 九段坂怪奇叢書(非18禁) (ねこバナナ(同人))
人魚伝説をモチーフにした伝奇モノ、コズミックホラー。テキストが上手な作品で、昔風な言い回しも違和感なく頭に入ってきて非常に読みやすかった。加えて雰囲気作りも申し分なく、人知の及ばない異界の化け物の不気味さや、それに対する畏敬の想いが伝わって良かったと思う。欠点は、台詞まわし、文章の区切り方、Emoteの三点。「ツンデレ」等の属性キャラ作りを意識しすぎるあまり登場人物達の会話のキャッチボールが成り立っていないシーンが散見されること、文章をぶつ切りに区切り過ぎて必要以上にクリックしないといけないのでテンポが悪いこと、別に萌えゲー的な作りではないのに胸をEmoteでゴリゴリ動かしたりなどジャンルとミスマッチを感じる演出が多かったこと、の三点が気になった。物語の構成だけでなくキャラの感情面をより重視した作品であればより高い評価を得られただろうにと惜しさを感じる一作だった。
79見上げてごらん、夜空の星を (PULLTOP)
紺野アスタ氏の描く青々とした青春劇と、成長とともに移り変わる幼馴染たちの微妙な関係性が非常に魅力的な一作だった。「天体観測」という一見地味な要素をメインに据えながらも、要所要所で話に大きく緩急がつけられており、天文素人の私にも話のスケール感が大きく伝わってきた点も良かった。天文イベントにメインの尺を使うひかり√、幼馴染たちだからこそ遠慮しあうもどかしい恋模様に尺を使う沙夜√と対照的な作りとなっている今作だが、個人的には天文の壮大さと比較して恋模様への苦悩が小さく感じられ、沙夜√は素直に楽しむことができなかった。正直言って沙夜ちゃんの悩みに共感できず、「こいつ面倒くさい性格だな…」とか思ってしまったあたりに敗因があったように思う。個人的には全√天文メインで突き進んで欲しかったという思いはあれど、幼馴染2人の√は総じて完成度が高く、紺野アスタ氏の確かな実力が感じられた一作だった。
79柊鰯(非18禁) (活動漫画屋(同人))
引きこもりの三十路同人ライターと被災地から疎開した中学生少女の生活を描く日常系の作品。テキストが凄まじく上手で、文学的な言葉遣いと現代的な一人称の文章が見事に調和しており、郷愁感漂う風景や美味しそうなご飯、揺れ動く感情の描写などすべてが輝いて見えた。「情緒豊かな」という言葉がまさに似合う上品なテキストを味わうことが出来たと思う。一方で物語展開は結構雑で、唐突に始まる後半の恋愛展開は人を選びそう。尺が短い事と物語のテーマとも無関係な展開だという事もあり、とりあえずの山場としてシーンが挿入されているように感じられあまり印象がよろしくなかった。良いところと悪いところがハッキリ別れてしまった作品だとは思うが、それでもこのテキストを味わうためだけにプレイする価値はあると感じる。情緒的なテキストがとにかく魅力的な一作だった。
80最悪なる災厄人間に捧ぐ(PS4)(非18禁) (KEMCO)
ウォーターフェニックスのライターR氏と「レイジングループ」で有名なamphibian氏のコラボ作品となる今作。災厄に支配される世界で、ひたすらに幸せを求めて足掻き続ける2人の少年少女の姿が胸を打つ物語だった。生物を認識できないという突飛なSF世界観の下、メインの登場キャラはたった2人という構成でフルプライスに近い分量を描き切ったのは凄い事だと思う。愛と依存や自殺といった重苦しいテーマを扱った本作だが、その長い物語の果てで彼等が出した答えには確かな重みが感じられた。不満点としては主に物語構成面。無駄のない綺麗なループ構造を作り上げた本作だが、あまりに繰り返しの構図が多すぎて冗長に感じられてしまった。中盤以降の話運びが想像しやすく、物語構造が綺麗すぎる弊害も出ていたようにも思う。ラストシーンが非常に魅力的だった事もあり中盤以降がもっと読みやすければなぁと惜しさも感じた一作だった。
67暁の護衛 (しゃんぐりら)
あっれー?おかしいな、あんまり面白くないぞ。cyokin10w的肩すかし四天王(何ソレ)に肉薄、いやむしろ比肩する勢いです。出番が少なすぎて感情移入できないヒロイン、雑なシナリオ、弱い演出、、、、、、武器であるはずのトモセ絵も差分が少なく力を発揮し切れず仕舞いで、面白いと評判のテキストも面白かったのはツキとのやり取りだけ。全ての要素に物足りなさが残る、残念な作品となってしまいました。 → 長文感想(1871)(ネタバレ注意)
80マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス(非18禁) (âge(age))
ユウヤの成長物語、という部分だけを見ればこれで完結したと言えるのかもしれない。しかし、この作品は中盤まで戦術機開発の話がメインとして展開され、米・ソ・日・国連・テロリスト等様々な組織の駆け引きが関わってくるのであり、そういった部分を全部投げ出したままで終わってしまうのでは、結局何がやりたい物語だったのかわからなくなってしまう。また、メインヒロインだったはずの唯依は、性の対象として消費され、恋心を弄ばれ、物語に都合よく退場したり戻ったりと扱いが酷い。さらに、複雑な政治面を描くためか、キャラ紹介に載っていない人物が多く出てくるけれども、この人はどの組織でどういう立ち位置の人間か、というのをすぐに覚えるのは難しく、読みにくさもあった。中盤までの面白さや演出力の高さ、過去編・帝都燃ゆの出来からそれなりの点数は付けてしまうが、マブラヴオルタ派生作品の中ではこれが一番不満の残る作品となってしまった。
79その横顔を見つめてしまう ~A profile 完全版~ (あかべぇそふとつぅ)
今プレイするとなると、古さはかなり感じるし、登場人物(特に主人公)の癖が強く、万人受けしない作品であることは確かである。しかし、主人公とヒロイン達がそれぞれ必死に現実を生きているという描写は、昨今の何か良く分からないうちに主人公ハーレムが形成される(ラノベ的?)作品とは一線を画しており、興味深くもあった。細かい設定よりも勢い重視で展開される物語は後のるーすぼーい作品にも通じるところであるが、「叙述トリックでプレイヤーを騙してやろうぜ!」といった鼻につく感じはさほどなく、思ったより良い作品だったなという印象。
82アトラク=ナクア (ALICESOFT)
1997年作品という古い作品ですが、楽しめました。ほころびの章、最終章で語られる初音&シロガネのくだり、そしてかなこの姉様への想いと対する初音のくだりに、この作品の全てが凝縮されていました。面白かったです。
88Quartett! (Littlewitch)
FFDシステムの素晴らしさとともに、たかが音楽』、だけれど彼ら彼女らにとっては『それが俺たちだけの音楽で、幸せの美しい瞬間だった』って理屈抜きに魅せてくれるのが何よりも好きでした。やっぱり音楽を題材にしたお話って好きだ。
75堕落ロイヤル聖処女 (夜のひつじ(同人))
最近流行りの異世界転生。多くの主人公たちは女を屈服させ、自覚の有無は置いといても、 酷く醜いその欲望をとても自分勝手に満足させて満たされてしまう。その「ひたすらに甘い堕落」の先に「救い」はあるのか?そういったことを描こうとした作品に思えた。多くのテーマ重視の作品はそんな身勝手な欲望を否定するショッキングな展開に走りがちだが、本作は貪欲で身勝手な感情を、ひたすらに俗的な幸福を求めるその姿に肯定的であったと思う。むしろ現実で死んだ目をして日々を過ごす人たちへ、卑俗で幸福な「愛」を求めることへの「許し」を与えたいといったような応援メッセージが私には感じられた。ほの暗い感情をとても穏やかに綴り続ける夜のひつじらしい一作だった。
80鬼がくる。~姉がひん死でピンチです~ (えにしそふと)
ハル姉の屋上の魂の叫び、凛々の屋上でのハル姉との対峙とそこから出した答え、そして虚姫の最後の本音。それぞれに大好きなシーンがあって、そしてエロゲらしい終わり方がそれぞれあって面白かった。何よりも人を選びそうなハル姉の性格と、そして3人のやりとりがいつまでも見ていたいほどに好きでした。みんなにはおすすめできないけれど、けれど大好きなそんなエロゲになりました。
80さくら、咲きました。 (SORAHANE)
「今日は地球が生まれてから、一番にぎやかな日になる!」ハイテンションで放たれるこの言葉の目指すところに辿り着くべく日々を過ごし、桜吹雪の中馬鹿をやりつつ『生活』する作品。テーマを語るための設定の部分が少々大雑把で、それ故に掘り下げきれなかった感もあるのですが、グラフィックの美麗さ・軽快なテキスト・よく動き回る立ち絵・雰囲気のあるBGM等々、6年前の作品としてはかなり総合力の高い良作だと思います。 → 長文感想(3458)(ネタバレ注意)
78冬のポラリス(非18禁) (ステージ☆なな(同人))
「Winter Polaris」「Sweeper Swimmer」の2編からなる中短編程度の物語。謎の奇病により人類が滅びた世界で、それでも死ぬことのない「不死者」たちの物語を描いた作品。あらすじからはSF要素が強めの作品に思えたが、実際は終わりのない人生を歩む不死者たちが「生きる意味」や「夢」を追い求める姿を描くヒューマンドラマとしての要素が強く、SF要素はスパイス程度といったテイストだった。ライターの片岡さんの描く淡々としながらも情緒的なテキストが魅力的で、テーマだけでなくキャラ達の想いの強さが印象に残った。「Sweeper Swimmer」についてはあらすじが単調でより物語に起伏が欲しいと感じる場面も多かったが、総じて満足感の高い一作となった。
69CisLugI -シスラギ-(非18禁) (NextVillage(同人))
「死にたい」と口にするだけで自殺が出来る、尊厳死が保障された社会で繰り広げられる4つの短編物語集。「自殺は悪か?」というメインテーマに対し、「死ぬなって言うのはエゴだけど、でもやっぱり死んで欲しくない」と感情論的な解答を示している作品だと思うのだが、残念ながらこの主張に読者を巻き込むだけのパワーが感じられなかった。各短編の物語が完全に独立状態で群像劇としての物語同士の絡みが見られないこと、「腕章」等背景設定が語られないまま勢いで通そうとした設定が多いこと、重要人物なはずのキャラの描写があまりに薄いこと、など主に構成面での不備が目立ってしまっていたと思う。「命の価値を問う」と謳いながらも凄く簡単に人の命が散っていく展開もあまり好みではなかった。絵や音楽はハイクオリティなサークルさんだと思うので、割けるリソースに見合った物語展開が欲しかったかなと感じた一作だった。
79僕は天使じゃないよ (130cm)
心情描写を徹底的に廃し、淡々とした事実と台詞だけで構成された独特のテキストで語られるSM調悲劇ノベル。登場人物みな腹に一物抱えた難儀な性格のキャラばかりであり、 あえて描かれない彼/彼女らの心情を想像しながら読み進めるのは中々難しいが、それ故に先の読めない面白さを味わえたし、キャラへの強い思い入れが出来た。SMという「苦痛」なくては生きている実感を感じることが出来ない、ある意味精神的に狂ってしまった人物たちが迫力をもって描写されていた。エロゲで戯曲のようなテキスト運びをする作品はかなり珍しいが、個人的には十分アリだと思う。全てを描き切らないからこそ、キャラ描写の深みや退廃的な世界観に魅せられる独特な魅力ある一作であった。
75GranEndeII (樋渡本舗(同人))
里を追放されたダークエルフちゃんと世界を旅する純愛系エロRPG作品。プレイ時間にして6時間程度の中編作品ながら物語の起承転結が上手くまとめられており、退屈なく進行できるコンパクトな良作RPGだった。2人PT制という事で戦闘面での戦略性などは望めないだろうなと思ってプレイしてみると、敏捷値の調整や耐性パズルに各種バフと意外と頭を使わせられる内容だった事も好印象。ボリュームからして物語・ゲーム性ともに本格的なRPGという訳ではないが、お手軽に楽しめるライトなRPG作品としては十分に楽しめた一作だった。
総プレイ時間 : 6h
71宿星のガールフレンド -the destiny star of girlfriend- (mirai)
魔法少女バトル×イチャラブキャラゲーもの。ヒロインの夕里の傲岸不遜じゃじゃ馬娘なのにチョロ可愛いというキャラメイクの上手さが際立った一作だった。一方でストーリーラインとなる魔法少女関連の設定はかなりおざなりな印象を受けた。捻りのないインスタントな魔法少女モノの世界観にまったく掘り下げのない敵陣営、とイチャラブのスパイスとして機能させるとしてももう少し作り込みが必要だったように思える。良くも悪くも連作としての積み上げというよりはヒロインの魅力だけで成り立っている作品なので、2作目以降はいかにヒロインを可愛く描けるかが鍵になりそう。イチャラブロープラものとしては十分楽しめたが、ふと振り返って物語全体を見直すと評価の難しい一作だった。
80抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか? (Qruppo)
同人サークル「はとのす式製作所」が贈る商業作品1作目。ドスケベセックス蔓延る孤島を舞台にオシャレなジャズBGMが鳴り響き、数々の下品な「パワーワード」が乱舞、さらに特殊エログッズを武器にスパイばりの戦闘が行われるというなんともハチャメチャな一作であった。勢いだけのギャグで成り立っている作品かと思いきや、一癖も二癖もある魅力的なキャラクター、「マイノリティへの蔑視」という一本筋の通ったテーマを軸にしたストーリー構成とギャグ以外の要素も高水準。良くも悪くもトチ狂ったノリで進行する作品なので好みが別れそうな作品ではあるが、思わず勢いに飲まれてしまいそうになるだけのパワーを秘めた本当に力強い一作だった。
59Princess Party ~プリンセスパーティー~ (CIRCUS)
うーん、ここまで物語の続きが気にならない作品は久し振りです。背景美術やらコンフィグやらも安普請ですし、感情移入できるキャラは一人も居ない。これを10周年記念作品として出しますかCIRCUSさん…… → 長文感想(816)(ネタバレ注意)