oku_bswaさんのコメントで投票されたもの
oku_bswa
点数は5点刻みで付けてます。60点未満は基本的につけません。
S:100~90(傑作)、A:85(名作)、B:80(秀作)、C:75(良作)、D:70(佳作)、E:65~60(凡作)
75点を基準に採点しています。フリゲ・抜きゲは70点基準。同人などの低価格作品は安さを加味して点数が甘くなる場合も。
必ずしも点数が低い=楽しめなかった作品というわけではありません。
音楽、グラフィック、エロ、シナリオ(テキスト)、世界観(設定)、キャラクター、システムの観点からバランスを見て点数を付けるようにしていますが、
その中でも突き抜けた要素があれば他のマイナス要素に目をつぶってでも高得点になります。インパクトや驚きがある作品も高く評価したい所。
要は完成度ではなく満足度で点数を決める場合が多いです。
抜きゲは単純に使えたかどうかで判断。例外はありますが「だいぶ使えた」であれば他の要素がどんなに駄目でも基準点の70点は付けます。
新作はなるべく長文で詳しく、旧作で気に入ったものは一言で感想を書くようにしています。
点数のみ登録している作品でも高得点のものぐらいはそのうち感想書くかも…
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「幸福に生きよ」から「幸福の先への物語」(幸福な生)へ。 → 長文感想(16780)(ネタバレ注意)
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モラトリアムな理想郷と大人になっても失われない宝物、この二つの世界を垣間見て我々現代人は何を思うのだろうか。 → 長文感想(9850)(ネタバレ注意)(1)
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女子寮の各部屋にカメラを仕掛けて盗撮し、弱みを握って凌辱の限りを尽くす。これだけだったら今では毎回のスケジュール管理が面倒な古臭い作業ゲーでしかないし、臭作の鬼畜美学くらいしか見所がない。途中まではそう思っていたのだが…、後半のシナリオ展開には見事にやられてしまった。冒頭から臭作の発言に引っかかる点が多かったがまさかこうなるとは…。この頭をガツンとやられるような感覚はニトロプラスの某作品をプレイした時に似ている。凌辱ゲーでは犯される(悲惨な目に合う)ヒロインをモニターの前で呑気に眺めて愉悦を満たしてきたが、本作はそんな自分に対して強烈なカウンターを与えるものだった。前半と後半でプレイ中の気持ちが真逆の物へと変化した。強引に見える点も多いが、それを差し引いても面白かった。そして絵里がどこまでも健気で最後が辛い。決して届かないけれど手を合わせずにはいられなかったのは自分だけじゃないはず。
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しろにゃんがまたしてもやってくれました。「主人公が射精をすることで三日前の世界に戻る」の次は「いつでもどこでも挿入可能な四次元オナホール」。『どこでもチンチン』という某国民的アニメの某ひみつ道具をそこはかとなく思い起こさせる挑発的なタイトルといい、一見するとどう考えても馬鹿馬鹿しい感じなのだが根幹にあるストーリーはいたって真面目。このチグハグさこそが本ブランドならではの魅力だと思う。果たして不器用な少年少女が時空を超えて繋がり始まる恋の行方は…。 → 長文感想(4600)(ネタバレ注意)
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『アザナエル』以来、約二年半ぶりとなるニトロプラスの新作“エロ”ゲはまさかまさかの王道学園物!?…と、初めて知った時は何よりも驚いたし、正直期待よりも不安の方が大きかった。だが次第に公開される情報から普通の学園物に留まらない何かが仕込まれていると感じ、そこに期待していざ実際にプレイしてみたら…。本作はニトロ史上最も挑戦的で、人を選ぶ作品に仕上がっていたと思う。その挑戦はユーザーと現在の市場の流行に真っ向から対立するものであり、人によっては受け入れ難く非難の対象にしかならない可能性もある。そういう側面があるにしても、作品に込められたメッセージとゲームとしての数々の仕掛けが素晴らしく、これまでに無い美少女ゲームを楽しむ事が出来た。個人的には文句無しの傑作。――これは、「 」が「ヒロイン」を愛す作品である。※長文の前半はネタバレ無し、後半はネタバレ有り → 長文感想(10020)(ネタバレ注意)
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私にとってのディストピアは、貴方にとっての理想郷になり得る。 → 長文感想(2305)(ネタバレ注意)
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無尽の悪意と絶望の怨嗟の中で、それでも人の世界を肯定する。 → 長文感想(5090)(ネタバレ注意)
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[ネタバレ?(Y1:N1)]ヒロインのどういった表情を見せることでプレイヤーを萌えさせたいのかの狙いがはっきりしている。公式サイトでの記述やメインヒロイン4人中3人が年下の比率、性欲が存在せず性行為が淘汰された未来という設定が示すように、性に対して無知や無垢、或いは興味津々や忌避しているヒロインを自分の色に染め上げるまでの様子が肝になっている。それに対しては付き合うまでの過程とイチャラブが丁寧に描かれ、そして濃厚でありながら夏の爽やかさも感じさせるHシーンのおかげで十分に堪能できた。また、本作ではその狙いが男と女としての結び付き、性行為(命)の尊さを讃歌する内容にも発展しており、そのままエロゲでなければならない理由にもなっている。この点も自分には好ましく思えた。興を削ぐような唐突なシリアス展開もなく、優しい田舎の世界の中で最初から最後までヒロインとの恋愛を楽しめる本作は、極端な不満が出難い内容に仕上がっていると思う。
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杏鈴たんがめちゃくちゃ可愛くてもふもふしたくなるのは周知の事実かと思うので、代わりにADVにおける選択と時間の積み重ねの観点から感想を書きます。 → 長文感想(3855)(ネタバレ注意)
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[ネタバレ?(Y2:N0)]構図としては佐原拓実と風早永遠を中心にしたボーイミーツガールで、特別珍しくもないありふれた形なのだが、そこに「殺害予告」や「マフィア」など他にはない要素を加えることで独自の色を出し、また物語としての面白さを構築している。最後は出来過ぎなくらいお膳立てされた結末ではあるが、それ故に分かっていても素直に心に響く。細かく見ていけばおかしな点や(物語としての)都合が良い展開も散見されるが、とにかくエンターテイメント性に優れ、プレイヤーを熱中させる強い吸引力を持った作品。長文部分では同人版との違いを列挙しつつそこから新しく見えてきたもの、改めて感じたことを中心に。 → 長文感想(6540)(ネタバレ注意)
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[ネタバレ?(Y3:N3)]ストーリーの組み方が下手な作品だったなと。冒頭からシリアスな雰囲気やそう思わせる謎や伏線らしきものを匂わせておきながら個別ルートによってはそれが全く関係してこないし、散々引き伸ばして最後は安直としか思えない展開で解決させるのならば、変に色気を出さずに初めから萌えを重視した物語に徹して欲しかった。プロローグ以降に幽霊部全体で日常を積み重ねる描写が殆どなく、すぐさま主人公と特定ヒロイン二人だけの話が中心になるのも問題だろう。かといってイチャラブ描写が特別濃いわけでもなければ、思わぬ場面転換によって興を削がれてしまった箇所もある。何と言うか色々やろうとしてその全てが中途半端で雑に終わっている印象。未練を断ち切り前に進むことが本作の肝であるが、他ならぬSAGA PLANETS自身が未だ四季シリーズの作風に拘泥して新しい方向性を打ち出すことができておらず、立ち止まったままなのではないだろうか。 → 長文感想(5585)(ネタバレ注意)
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「主人公が射精をすることで3日前の世界に戻る」という馬鹿馬鹿しいけどちょっと面白そうな設定に釣られてつい買ってしまったが、その中身は「見所のある」クソゲーだった。2014年発売とは思えないほどの劣悪なシステム周り、突っ込まずにはいられない主人公の独白部分、擬音が満載のエロテキストなど、どう取り繕っても駄目なのだがそこに笑ってネタにできる要素を多分に含んでいて、後半はそういった要素とは反した意外と悪くないストーリーの出来に感心する。(それでも冷静に考えると決して良くはないのだが。)そんな二つの楽しみ方ができる優良なクソゲーではあると思う。恐らく2014年最後に発売されたであろう、この愛すべきクソゲーがこのままひっそりと埋もれていくのは些か忍びないので、長文部分ではそのクソゲーたる所以を詳細に書き記していく。 → 長文感想(10860)(ネタバレ注意)
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このサークルの持ち味である寝取られた後のヒロインの変化、外見的な部分に関しては過去作に比べると控え目だが、だからこそより内面の変化が際立つような構成になっている。そして何と言ってもグラフィックが魅力的。萌えゲーに登場してもおかしくないような可愛らしいビジュアルのヒロインが寝取られ、屈服していく様は大変素晴らしかった。変わっていく彼女の姿と胸に抱いたホントノキモチ、「最後」までじっくりと楽しませて頂きました。 → 長文感想(2790)(ネタバレ注意)
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フリーゲーム。プレイ時間は一時間掛からないくらい。双子の兄妹はこれまでの人生を語り合う。あまり思うところがない、というのが本作に対する率直な感想。変に凝ったトリックや前作のような鬼気迫る凄みもないので、彼らの境遇と結末はどこか遠く、上手く掴みきれないまま終わってしまった。だけどこれで良いのだとも思う。世界から見放された彼ら二人の関係に自分が入り込むにはこの物語は短すぎるし、軽々しく理解や共感を示すべきでもないからだ。互いが半身ともいえる二人だけの世界であっても、その内実は一人と一人の世界の組み合わせ。完全な理解など有り得ないしすれ違うこともある。内に秘めていた想いを伝え合うも既に遅すぎて、手にした結末は自己満足で自己完結なもの。そんな悲しく、どうしようもないお話。雨と影の世界の中で語られた兄妹の恋慕はやるせなさに満ち、だけど自分はそれをただ冷静に眺めていて、上手く言い表せない読後感が残る。
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少女の満面の笑みが、つぶらな瞳が、赤く染めた頬が、ピンとはねた髪が、キラリと覗かせる八重歯が、自分の心を掴んで離さない。五感に訴えかける心理描写と、全てを受け止めてくれる少女の甘い台詞に脳を蕩けさせ、モニターの前で相好を崩す自分は間違いなく駄目な大人だっただろう。夜のひつじ史上、最も身近でファンタジーな物語は、忙しない毎日を送る大人に向けた甘美で羨まずにはいられない夢物語。それは沢山の愛と寂しさと切なさに満ち、彼らのはすかいに合わせたような関係と辿り着いた理想郷はどこまでも愛おしく、そして羨望する。 → 長文感想(3645)(ネタバレ注意)
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異種姦シリーズ第三弾。限りなく現実的で、そして果てしなく遠い世界で繰り広げられる異種姦。開始一分でヒロインがナメクジと体を重ねます(大マジ)。 → 長文感想(4095)(ネタバレ注意)
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充実のファンディスク、いや完結編。激動の幕末を駆け抜けた三者三様の者達。いち早く武士の時代の終わりを見抜いた者、武士の美学に背く者、武士に憧れ志すも、本当の意味での武士にはなれなかった者…。武士の鑑と讃えられる赤穂浪士との本来有り得なかった出会いを通して、彼らの生き様を克明に描き出す。他にも本編で語られなかった・見たかったエピソードも完備。膨大な調査データに裏打ちされた結果であろう説得力のある描写や、プレイヤーを飽きさせない動きと変化を追求した演出。総じて、今回も歴史エンターテイメントとして見事な一作。 → 長文感想(4930)(ネタバレ注意)
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誰が、なぜ、バケモノなのか?どこにでもいるような仲良し5人組。そんなごくありふれた風景が崩壊し始まるのは化け物たちの狂乱の宴。その内容は、人の道を外れた者だけが分かち合い、辿り着くことを許された愛の形を描いた「純愛」ゲー。この狂った物語を駄作と見なすかどうかは貴方次第。 → 長文感想(2375)(ネタバレ注意)
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異種姦シリーズ第五弾。人間らしい営みを、愛を否定する物語。異種姦の為ならば底へ底へと堕ちていくことを厭わない彼らの浅ましさやおぞましさに心震える。 → 長文感想(2150)(ネタバレ注意)
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目の前で描かれているのは今まで多くのエロゲで見てきた当たり前の愛の形なのに、どうして自分はこんなにも美しいと感じ、心を打たれているのだろう。始まりが普通じゃなかった二人がやっと辿り着いた答えだからだろうか。それもあるけれど、一番はライターであるporori氏の筆力に依る処が大きい。商業同人関係なく、今のエロゲ業界でここまで情緒豊かな文章を書く人って多分いないと思う。特に本作は夜のひつじの真骨頂と呼ぶべきものが存分に発揮されている。分からないからこそ分かり合おうとすること、体を重ねること、相手の目を見て「好き」と言葉にすること…、彼らの祈りに似た純粋な想いがただただ心に染み渡る。彼らが体験した出来事は一夏の思い出と振り返るにはまだ早すぎるけれど、いつか優しく懐かしむ時が来て欲しい。その時はきっとお互いに歳を取り、高校野球の喧騒を聞きながら縁側でお茶を飲んだりしているのだろう。
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「射精管理」と聞いて思い浮かぶハードな束縛は控えめだが、可愛い教え子と妹によって理性や役割からも全て解放させられ、思うままにされるのは確かに「超管理」と言えるのかもしれない。一方で、暇さえあればオナニーに勤しみ、将来への漠然とした不安を抱えたまま日々を過ごす「俺」が恋を理解する物語でもある。こちらは清々しいまでの「好き好き大好き」の気持ちで溢れている。そして、そのどちらもが紛うことなき天の国であり、PCの前から眺めているだけの「俺」は心底羨ましくて仕方がない。 → 長文感想(2530)(ネタバレ注意)
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ふたなりアイドルから昨今求められているエロゲヒロイン像を考える。 → 長文感想(6355)(ネタバレ注意)(2)
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主人公を絶望の底へと叩き落とす一切の救いがないシナリオと、少女達を肉体的・精神的に容赦なく責め立てるハードエロ。マニアックなシチュが多くてかなり人を選ぶが、その中でも痛めつける系統のエロに耐性があればおかずとして高い実用性を得られるはず。ただし、物語としては「主人公がただただ悲惨な目に遭い続けるだけ」とも言えるので、『euphoria』のようなサプライズを期待していると作品の方向性が違うので物足りなく感じるかも。 → 長文感想(1920)(ネタバレ注意)
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夜のひつじ待望の新作はビッチ姉妹誘惑ADV!まずは何と言っても妹の咲耶佳が可愛い!処女だけどエッチなことに興味津々で、空回りもするけど主人公の気を引こうと一生懸命。「新品ま○こにぴかぴか子宮」をはじめとしたセンスのあり過ぎる台詞回しも光る。姉の木乃花は誰にでも股を開く淫乱ビッチだけど包み込むような優しさもあって、この二人に誘惑される主人公はほんと羨ましいとしか言いようが無い。3Pがちょっと少ないけど良いエロコメディだった。……とまあ大体はこんな感想なのだけれど、ここで終わらせたくない気持ちもあって、だけど言葉で上手く言い表すことが出来ない。このプレイ後に残るもどかしさこそがこれまでと同様に夜のひつじ作品らしく、(良い意味で)感想を書くのを苦しめる。 → 長文感想(2200)(ネタバレ注意)
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“それ”は粛々と鼓動を刻み続ける。 → 長文感想(1120)(ネタバレ注意)
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イチャラブ一点特化の作品。やはりイチャラブを重視した作品はシリアスを入れたりしてストーリー展開で盛り上げるよりも、本作のように特別な事は何も起こらないけど、徐々に仲を深めていったり何気ない時間を共有したりデートしたりと、そういう二人だけの世界の演出で盛り上げてくれた方が最後まで安心して楽しめる。ボケとツッコミもこなす主人公の性格や会話のノリも含めて、プレイした感触はSMEE作品のそれに近い。(ただしギャグはあちらほど濃くはない。)ヒロイン以外に立ち絵のある人物が登場しない狭さや服装差分やHシーン以外のCGももう少しあればといった、作品により厚みを増す部分での要求は幾つかあるが、本質的な部分に関する不満は特に思い浮かばない。ヒロインも妹、幼馴染、先輩、後輩、学園のアイドルと手堅い構成で、中でも結衣と奏絵は個別に入ってからが凄く可愛い。テンポの良い会話の応酬と甘いイチャラブを楽しめる良作。
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エログロ無しでお送りする“百合グレ”第一弾。「殺人及び人死などは絶対にありません!」と事前に告知されていた通りの平和な展開で、このまま心穏やかに女の子同士の甘酸っぱいやり取りを楽しめるかと思いきや、ラストの消化不良を残した終わりが全てを台無しにしている。(そもそもあの展開は必要だったのか…。)謎解き要素もあるにはあるのだけれど、情況証拠や物的証拠を利用するのではなく、(主人公の)専門的な知識を前提にして解くのでプレイヤーからすると今一つ乗り切れない。何と言うか百合物としてもミステリー物としても中途半端な作品になっていると思う。強いて言うならば、超人見知りの蘇芳ちゃんが頑張る姿と思春期の少女ならではの危うさや弱さが見所かな。それにしても『殻ノ少女』に登場した少女たちにもこんな学園生活を送らせてあげたかった…。作品の雰囲気やキャラ同士のやり取りは決して悪くなかったと思うので次の夏編に期待。 → 長文感想(1320)(ネタバレ注意)
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minoriが一月遅れで贈るクリスマス・イブの物語。シナリオは少々期待外れ。個人的に予測していなかった展開だったので面食らったのもあるが、何よりこういう話をやるのならばもう少し細部にまで気を配るべきではないか。大味で雑な印象を拭えないし、同系統の他作品と比べても新鮮味が無く分が悪い。ただしエロシーンは前作同様に濃厚だったので満足。率直に言うと、ここまでエロに力を入れるのなら作風自体も大胆に変えるべきだと思う。今の状況は新しさとかつてのminoriらしさが悪い意味で同居していて、ちぐはぐな印象が強い。 → 長文感想(4425)(ネタバレ注意)
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特筆したいのはヒロインを大事に、丁寧に扱っている事。それが作品全面から伝わってくるので気持ち良くプレイできた。「とにかく女の子を可愛く!」というこだわりの通りに、どのヒロインも個性的かつ魅力的。劇的な展開は無いが、ヒロインが可愛いと思えるので目標に向かって協力して取り組む姿を見ているだけで楽しいし微笑ましくなる。ただ、それ故に「演劇」という題材・作品コンセプトに反する、贅沢とも言える物足りなさが湧き出てしまったのもまた事実である。 → 長文感想(7535)(ネタバレ注意)
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フリーゲーム。プレイ時間は一時間掛からないくらい。ただし同サークルの前作『パコられ』の後日談なのでそこは注意が必要。終わってしまった彼女の物語ではなく、残された彼の苦悩とこれからを、一人の男との出会いを切っ掛けに描く。「傍にいれるだけで幸せ」なんて台詞は場合によっては陳腐に聞こえるかもしれないが、彼が言うとこんなにも重く、心に響く。彼を取り巻く状況は依然として困難に満ちているけど、どうか懸命に生き抜いて欲しいと思う。そしてその先で彼自身も幸せを感じられる日が来れば言うことは無い。救いのない物語の最後はそのくらいの救いを望んでも良いよね。公開日がクリスマスなんだし。
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周回するにつれてFriend partに作業感を感じてしまう、後輩ヒロインが居ない等と、不満点も幾つかあるがそれを踏まえても満足の行く作品だった。主人公を中心とした(良い意味で)馬鹿っぽいやり取りに笑い、個別ルートでは濃厚なイチャラブに悶えずにはいられなかった。個人的にSMEEの作品で評価しているのがストーリー性に依存していないこと。本作なんてヒロインと会話して告白してイチャラブする、ただそれだけの話であるが、それ故にヒロインと送る日常を思う存分楽しむことが出来る。変にシリアス展開を入れたり、ストーリーに起伏を付けるよりはこちらの方がよっぽど良い。イチャラブゲーにおいては、優れた物語である事が優れた作品の条件ではないとSMEEは証明してくれている。エピローグで提示される数年先の未来は、物語が幕を閉じても彼らの幸せな日常が続き、それがこれからも続くであろう事を暗示した、良い結びだったと思う。
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思想対立物としては面白いけど燃えゲーとしてはパンチに欠ける。良くも悪くもこのライターの作品。 → 長文感想(2080)(ネタバレ注意)
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全体が高水準で洗練された作品。作中の雰囲気形成に大きく貢献した音楽・グラフィックに関しては文句無し。ただ、物語展開はもう少し無駄があっても良かった気がする。日付が変わる時にアイキャッチが入るのもあって、経過する時間の中で物語の進行に必要なイベントだけを盛り込んだという印象を抱いてしまった。(でもそのおかげでテンポ良く進める事が出来たし、作品の高い完成度の大きな要因でもある。)まつりルートは他ルートの総括と言える内容であり、前述した印象も抱くことが無かったので素晴らしかった。「優しい」という表現がピッタリの作品だが、単に優しいだけの物語に留まっていないのも好印象。それは雪花の立ち位置、BADENDの存在、一人を選ぶ事を意識させる選択肢・分岐と、切なさや厳しさも内包した作品に仕上がっている。そうした物が根底にあるからこそ、グランドルートで提示される幽霊の在り方も素直に受け止める事が出来た。
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一言で言うなら“深みのない『はつゆきさくら』”。設定やテーマに対する切り込みの甘さもあるが一番の違いはテキスト。単純な読みやすさは本作の方が上だが、結果として一つ一つの台詞を咀嚼してキャラクターの心情や思惑を推察する楽しみは失われたように思う。語られる感情に深みがないのでヒロインは可愛く思えたけどそれだけだった。前作に似た作風でありながら作品としてはどうにも底が浅い。ただ誤解の無いよう言っておくとこれは悪い意味だけでなく、個人的には萌えとシナリオの両方をライトに楽しめたという点でむしろありがたかった。それ以上に、四季シリーズが終わり、これまでメインシナリオを担当してきた新島夕氏も退社した、言うなれば新生SAGA PLANETSとしての方向性、これまでとは違う何かを作品から見出だせなかったのが残念。 いっそ原点回帰して昔のような陵辱ゲーを今の原画陣で出してくれれば…。(絶対出ない)
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HOOK作品といえば「睡眠導入ゲー」と評されるように起伏に乏しいシナリオ、好意的に言い換えると共通ルートと個別ルートが地続きの、平凡な「日常」を楽しめるのが魅力である。プレイヤーは肩の力を抜いてまったりとヒロインとの恋愛に浸ることが出来る。本作も大体はそんな感じなのであるが、最後にプレイした千里ルートだけは違った。彼女だけは「非日常」のシナリオである。共通ルートでは及びも付かないシリアスな問題が提示され、それがこれまでにありがちな「なんちゃって」で終わることなく最後まで機能している。油断していたのもあって普通に心を揺さぶられたし感動した。単体で見ると素晴らしかったの一言だが、ただHOOKというブランド、作品全体のバランスを考えると難しいところでもある。他ルートと比べて雰囲気が違いすぎるし、何より千里以外を攻略する気にならなくなる。これって複数ヒロイン制の「純愛ゲー」としてはどうだろうか。 → 長文感想(6000)(ネタバレ注意)(1)
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異能力バトル物としても思想対立物としても中途半端な作品になってしまった。題材は非常に面白いだけに終盤の展開の性急さが本当に勿体無い。 → 長文感想(2230)(ネタバレ注意)
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初トノイケダイスケ作品。エロゲのセオリーを外した構成と、(触れ合える距離に居ながらも)互いを撫で合うような”言葉”の応酬が印象的。 → 長文感想(2420)
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これは『忠臣蔵』という形で歴史に名を残し、忠義の士として讃えられている赤穂四十七士が経験したもう一つの物語であり、決して公にされない「御伽話」である。 → 長文感想(5710)(ネタバレ注意)
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「グリザイア」シリーズ完結編となる三作目。個人的に大満足とまではいかなかったものの、最後は綺麗に締めくくられており良い作品だったと思う。物足りなさが残るのはメインである「ブランエールの種」の終盤。「カプリスの繭」での勢いそのままに、緊迫感があり丁寧に描かれた前半部分に比べると、どうしても後半の展開は駆け足気味といった印象を抱いてしまって…。とは言えメインシナリオを担当した藤崎竜太氏のテキストは光り、恒例のクセの強いキャラクターが繰り広げる掛け合いも存分に楽しめた。それでも、我儘な話かもしれないが、もっと良い作品になれたのではと思ってしまう。 → 長文感想(3344)(ネタバレ注意)
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今までプレイした中で一二を争うほど濃い作品で、シナリオは凄い綿密に練られているの一言。ただ作品の中でもう少し分かりやすい説明が欲しかった。(これは自分の読解力の無さもあるだろうが。)ここまでプレイヤーを情報の塊で突き放す作品も中々無い。あとは本作には悪い意味で無駄がない。物語の進行には特別影響を与えない無駄な日常描写が殆どないので、キャラクターに感情移入することが困難。物語に動かされる記号的な意味合いが強い。謎→情報の提示→新たな謎→更なる情報の提示……こんな感じで進行するので本当に無駄がない。ここが引っ掛かって最後のメッセージが自分の中でそこまで響かなかったのが何より勿体無かった。キャラクターそのものの魅力をもっと描写し、「私はここにいるよ」というメッセージをプレイヤーにストレートに伝えるシナリオ構成であったなら、広く評価される名作になっていたかもしれない。
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『殻ノ少女』シリーズの第二章。今回は山奥の集落にある忌まわしき慣習とそれに囚われた人々の偏執を断ち切る物語。そして冬子の行方は…。過去編の存在など前作以上の登場人物が関わり一つの事件を構成しており、製作期間の長さに見合うかどうかはさておき大作であることは間違いないでしょう。原画・音楽及びそれに伴った作中の雰囲気は今回も一級品で、流石のInnocent Greyと言わざるを得ない。それだけにシステム面での不自由さにケチを付けざるを得ないのが本当に惜しい。例えば「次の選択肢に飛ぶ」機能の実装はプレイした殆どのユーザーが望んでいるのではないだろうか。※感想の前半部に軽い攻略の手引き有り → 長文感想(2720)(ネタバレ注意)
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単なる逆レイプ物には留まらない凄さがあった。これは感想を書くのに困る…(もちろん良い意味で) → 長文感想(2366)(ネタバレ注意)
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ちょっとした?グロ要素のあるドタバタコメディ。これは一体どの層に受けるのか少し考えてしまった。以下かなり厳し目に書いているので注意して下さい。 → 長文感想(1966)(ネタバレ注意)
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約7年半ぶりとなるEMUの新作。システム面は結構充実しているが全体の雰囲気が最近の作品とは思えないくらい古臭い。設定も悪くはないがとにかく尺が短すぎる。ヒロインが抱える「心の闇」を取り除くことが主な話の目的だが、そこに至るまでの登場人物の心理描写が圧倒的に不足しており話に重みがない。特に互いが惹かれ合い、好きになるまでの過程がほとんどなく、気付いたら好き同士になっている。それに加えてヒロインが抱える問題もあっさり解決とちょっとそれは展開が早すぎるし安易過ぎないか。話の方向性は好きなのでもっとじっくり描いてくれれば良い作品に仕上がったと思うんだけど…。度重なる延期を繰り返してこれだと申し訳ないけど期待外れと言わざるを得ないかな。なので点数も厳し目。ミドルプライスということを考慮してもコストパフォーマンスに優れているとは言い難いし、正直言ってEMU作品好きの人以外にはオススメしない。 → 長文感想(559)(2)
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あくまでも忠実に、過程を重視した、これぞまさに「催眠」ゲーといった作品。実験作の域を出てはいないが、それ以上に光る部分が見られ、次回作にも期待が持てる良作。 → 長文感想(3357)(ネタバレ注意)
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閉鎖型都市という設定上、シナリオ構成にある意味避けられない制約を抱えているが、その中でもなんとか幅を持たせようという頑張りは十分に伝わってくる。演出・システム面でも高い水準でまとまっており、全体としては間違いなく良作と断言できるが、それでももう一歩突き抜けて欲しかったように思う。 → 長文感想(1950)(ネタバレ注意)
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仮名手本忠臣蔵編、江戸急進派編に続く3作目だが今回も非常に面白かった。この衝撃は是非プレイして味わって欲しい。長文以降はかなりのネタバレのため注意。 → 長文感想(651)(ネタバレ注意)
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