umaibou108さんの得点順コメント

umaibou108

採点は作品の完成度・質ではなく、個人的な満足度に拠ります。粗の多い作でも汲み取るべきところは可能な限り評価したいです。驚天動地のプロットより、ありきたりな話を高い筆致や豊かな感性で綴った作品を好む傾向があるようです。小難しい話や硬い語彙も好きですが、それらを噛み砕いて平易に綴るライターを、前者より格上であると認識します。インテリジェンスとはそういうものだと思うのです。

得点順コメント

98WHITE ALBUM2 ~closing chapter~ (Leaf)
プレイしながら自分の口からほぅと零れるため息が、我知らず切ない憂いの色を帯びていることに驚かされた。気づいたら否応なしに引き込まれていた。想いの奔流に当てられ、打ちのめされてる自分を見つけた。…今の私、傍から見れば絶対キモいなw。これではまるで初心な小娘みたいじゃないかと自嘲 → 長文感想(7630)(ネタバレ注意)
96素晴らしき日々 ~不連続存在~ (ケロQ)
私的には琴線に触れる大傑作。万人には絶対に合わない → 長文感想(990)(ネタバレ注意)
90フレラバ ~Friend to Lover~ (SMEE)
待ってるだけじゃ何も起きない。そんなOPムービー中の英文からも読み取れるように、本作はストーリー性皆無の萌えゲーであるにも関わらずとても強いメッセージを私たちに発信している。受け身の恋愛の否定。好きな女の子のために努力することの大切さ。煩雑なナンパパートにもちゃんと意味があり、批判を受けるのを百も承知であえて盛り込んだ節がある。ヒロインに萌死するばかりでなく、もちろんそういった楽しみ方も出来るのだが、リアリティを伴ってプレイヤーが主人公と一緒になって眼前の女の子に恋をする、その過程を疑似体験できるエロゲは昨今では本当に希少だと思う。
90Re:birth colony -Lost azurite- (あっぷりけ)
世の多くのエロゲは、過度に情報を与え、ピンからキリまで人物の心の内を透かし、まるで噛み含んで読ませてくれるような形を執る。本数をこなしていく内に、いつの間にかユーザー側もそれに慣れきっている感があるけれど、本作はそうした親切設計をあえて廃して、その分比較的叙情性を高めた風に見える。エロゲというより紙媒体の普通の恋愛小説風味。表記こそ易しいが、読者は想像力を目一杯膨らませて自力で行間から機微を読み取らなければならない。考えてみればそれはテキストを読む上で当たり前のことなのだけれど…。 → 長文感想(2778)(ネタバレ注意)
90Rewrite(非18禁) (Key)
新規ブランドを立ち上げず、著名な主力ブランドからあえて毛色の異なるタイトルを輩出する商業的なリスクを鑑みない代表はいないだろう。 それを英断と取るか蛮勇と見るかは結局人それぞれとしか言えない。 propellerが非燃えゲー創ったって、Augustが鬱ゲー創ったって、面白ければそれでいいじゃないか、と考えてしまう私は果たして異端なのか主流派なのか。 おそらくKeyブランド初であろう非泣きゲーの、いつものようにとりとめのない雑感。他の鍵作品の微ネタバレを含む。 → 長文感想(2530)(ネタバレ注意)
90WHITE ALBUM2 ~introductory chapter~ (Leaf)
90年代の全盛期のトレンディドラマ(恋愛物)、あるいは今だと韓流?をエロゲ化するとこんな感じか → 長文感想(2405)(ネタバレ注意)
88君と彼女と彼女の恋。 (NitroPlus)
ネタバレ晒すとこれからプレイする方の興を著しく削ぐので感想を書きにくい。『結末』の扱いについて昔コンシューマーで似たようなことを考えて形にした作品があったのを思い出した。だがたしかあのゲームは後になってパッチを公開してたし、ととのでも同じことをやりそうな気はする。
88るいは智を呼ぶファンディスク -明日のむこうに視える風- (暁WORKS)
本編の持ち味を損なわず、その内容を補完し面白さを更に加速させ堂々の完結に至る。ファンディスクというよりむしろアペンドディスクとして第1級の快作 → 長文感想(1144)(ネタバレ注意)
87J.Q.V 人類救済部 ~With love from isotope~ (StudioBeast(同人))
何処かで見たような作風とそれに付随する違和感は、しかし作品の本質を大きく損なうものではない。 粗は数あれど、本作にはそれらをまとめて吹き飛ばして良作認定させてしまうだけのパワーがある。 語感・情感の豊かさ、描かれる世界の美しさは群を抜き、同人カテゴリに限れば間違いなく最高峰の一角。 → 長文感想(3115)(ネタバレ注意)
85はるまで、くるる。 (すみっこソフト)
プレイ中念頭にあったのは、本作の登場人物の悉くがメタいということだ。キャラ付けやその振る舞い、あるいは主人公との関係性は、もっと大きな別の何かを象徴しているように、ずっと思えてならなかった…。長文感想はその訳について。 → 長文感想(3127)(ネタバレ注意)
85天使の羽根を踏まないでっ (MEPHISTO)
もしかすると私達こそが作中に謳われる神であり、同時に信徒なのかもしれない → 長文感想(1405)(ネタバレ注意)
85幻想のアヴァタール (べにたぬき(同人))
高品質。エンタメ作品としては同人最高峰。 → 長文感想(182)(ネタバレ注意)
85黄昏のシンセミア (あっぷりけ)
当ブランドの前作が好きな人にならまず確実に合う → 長文感想(423)(ネタバレ注意)
85浄火の紋章(非18禁) (EERGED(同人))
知り得る限り同人ゲーの最高峰。良くも悪くも虚淵なので好みの問題はある
85俺たちに翼はない (Navel)
良い意味で突出した個性と、反して巧みに調整されたバランス → 長文感想(1098)(ネタバレ注意)
84イブニクル (ALICESOFT)
既存のRPGに例えるなら天外魔境シリーズに近い。各メインイベント・エピソードに通底する説教臭さ。
84穢翼のユースティア (AUGUST)
やろうとしたことは評価するが、達成できてない感。 → 長文感想(2148)(ネタバレ注意)
83少女と世界とお菓子の剣 ~Route of ICHIGO 1~ (私立さくらんぼ小学校(同人))
キモオタ主人公のセクハラ三昧。ミステリとしては少々お粗末なタネ。前提条件としてそれらを容認or堪能できなければならない。合わない人は少なからず居るだろう。ツッコミどころだって沢山ある。それでも筆致の勢いや凝った演出、声優の熱演といった要素は、それぞれ十全の出来ではないにしても作品に貢献して複合的な面白さを確立させた。高い娯楽性。アレゴリーとしては未完ゆえまだ未知数。ある人物の○○について知っておいた方が良いので出来れば旧作は先に。余談だが、「マリーセレスト号の嘘」の序盤だけでも体験版として公開していればもっと売れてた気がする。
83柊鰯(非18禁) (活動漫画屋(同人))
日本語の土臭い美しさ。言葉のチョイスが野心的で思い切りが良い。ジグソーパズルの様にかっちり嵌った感ではなく、様々な思いつきを試行錯誤した跡が見て取れる。対照的にイベントの発生は狙い済ました感が強く、プロットはあざとい。ヒロインの愛らしさについては、テキストには全く粗はなかったけれど、あの破壊力は絵師の大金星に由るところが大きい。
83雨ではなく、雪でなく(非18禁) (やまいぬワークス(同人))
地に足のついた人物像と豊かなレトリックが目を惹く恋愛譚。短いが、そのリアリズムは多くのフリーデジタルノベルとは一線を画す。勿論細部は変えてあるのだろうが、本作は著者の私小説のようにも映る
83アルテミスブルー (あっぷりけ -妹-)
一般的なユーザーの希求をあえて外して破格の大冒険に踏み切った意欲作。商業的にこんなエロゲで大丈夫かと他人事ながら心配に。 → 長文感想(1754)(ネタバレ注意)
83Vermilion -Bind of Blood- (light)
厨二バトルの表層。内実は大人になりきれなかった者達の挽歌 → 長文感想(1448)(ネタバレ注意)
82ランス01 光をもとめて (ALICESOFT)
もう今後のランスシリーズのHCGは魚介氏メインでいいと思う。グッジョブだ → 長文感想(1038)(ネタバレ注意)
82ChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1- 假名手本忠臣蔵編 (れいんどっぐ(同人))
キャラゲーちっくなパッケージとは裏腹に、むしろ忠臣蔵という古典を、易しくリライトされたエロゲ調のテキストで味わう主旨。アレンジは原作を損なわず概ね成功し、骨太でかなり読ませるものに仕上がった。専ら主人公視点であった故に、四十七士各々のドラマに筆が尽くされなかったことは残念だったが、それは続編で追々補完されていくのだろう。女性化したキャラクター陣については、人物として魅力的に描くことには成功しているが、可愛く見せることには少々失敗しているかもしれない。
82もんむす・くえすと! 中章 ~負ければ妖女に犯される~ (とろとろレジスタンス(同人))
抜群の安定感。エロ方面では前作のコンセプトと水準をしっかり維持しつつ、今作はシナリオ面にも多分に力を入れてきた印象。 → 長文感想(1696)(ネタバレ注意)
82無限煉姦 ~恥辱にまみれし不死姫の輪舞~ (Liquid)
テンポと展開とで読ませるジェットコースター系。序盤はプロットの上っ面をなぞらえるばかりでテキストの軽さが際立ち、正直面白みに欠ける。中盤以降は大きく持ち直す。複数の人物の思惑が複雑に交錯するドラマ性と、成長した主人公の瑞々しい魅力が見所であり、描写も必要十分なものへと変化していく。
82ヴィザルの日記 (雨傘日傘事務所(同人))
テキスト、台詞の演出に凝るあまりこちらのテンポを崩されて読みにくい。過分に設定厨のきらいがある。ハードルをクリアできれば物語としては上質の部類。センスの良さと緩急つけたペース配分が光る。
82グリザイアの果実 -LE FRUIT DE LA GRISAIA- (FrontWing)
ボリューム、質ともに十分。良作の範疇だが話の筋にもう一捻り、土壇場で現れる意外性のようなものがあれば良かったかもしれない。 → 長文感想(1061)(ネタバレ注意)
82MYTH (Circletempo(同人))
風呂敷広げまくり、話は転がりまくり。だが存外巧く纏めた点を評価
81終わる世界とバースデイ (コットンソフト)
テキスト自体は凡庸だが易しく読みやすくはある。シーンのインパクトを重視し、先の展開が気になる様に仕向けて読者を牽引するタイプ。この手合いは扱いを間違うと変に安っぽくなるのだが… → 長文感想(657)(ネタバレ注意)
81闇を奔る刃の煌き(非18禁) (影法師(同人))
剥き出しの人間を描いた話。対話を活用した人物像の構築が巧い。登場人物の悉くが、それこそ名無しのMOBに至るまで瑞々しい活力に満ちている。テンポの良さも相まって読感はとても小気味よい。皆が本作の感想として念頭に浮かべるであろう或る事柄に関しては、この場での言及は控えさせて頂く。知らずにプレイした方がきっと楽しめるから。前作と本作、どちらからプレイしても楽しめるとは作者の言だが、個人的にはこちらを先に、可能な限りネタバレなしで挑むことをお勧めしたい
81翠の海 -midori no umi- (Cabbit)
当作をミステリやサスペンスと称するのも語弊があろう。他タイトルのネタバレ有閲覧注意 → 長文感想(1338)(ネタバレ注意)
81もんむす・くえすと! 前章 ~負ければ妖女に犯される~ (とろとろレジスタンス(同人))
わざと敗北してCGorシーンを回収するタイプの作品。イベントを上手に使って登場人物の心理を丁寧に描いた点、敵攻略のバリエーションに配慮した点を評価
80Hyper→Highspeed→Genius (ういんどみる)
「本物のピカレスクを描く素養がないなら、出来ないことは無理してやらずにいっそ狙いすましてB級路線を突き進めばいいじゃない!」という戦略を誰かが立てて、それがまぐれ当たりを引き起こした産物。主人公は愛すべき道化。目ぼしい少女を全員食える点は評価するが中身は希釈された。
80義妹だからできること、妹じゃないとダメなこと。 (Mink EGO)
「抜きゲーの割には話の面白いエロゲ」のニューフェイス。イチャイチャやニヤニヤからはほど遠い鬱ジャンルで、耐性のない者にはおそらく核地雷。しかし或る人物の仄暗い情念の奥底には、純粋で美しくも心揺さぶられる或る愛のカタチがあって、それが堪らなく私を惹き付けるのだ → 長文感想(1371)(ネタバレ注意)
80ChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1- 百花魁編 (れいんどっぐ(同人))
史実の伝承、あるいは武士の誉れたる忠肝義胆の象徴と捉えられてきた忠臣蔵が「ヒューマンドラマ」の色彩を帯びるようになったのは専ら戦後から。人間を描く試みは即ち人の歩みを描くことに他ならず、それは多くの場合「成長」という形を採る。しかし本来の忠臣蔵は浅野、吉良、大石を主軸に据えた謂わば大人の物語であり、然るにその手の要素は薄いのである。従ってこれを人間の成長物語として描こうと試みた場合、旧来のものとは異なる新たなアプローチが要求される訳だ。 → 長文感想(1013)(ネタバレ注意)
80trade▼off 完全版 (The Dungeon In Yarn(同人))
エターったと思って一度は諦めていた本作が、こうして完成して日の目を見たことには正直感慨深いものがあります。 → 長文感想(2159)(ネタバレ注意)
80猫撫ディストーション (WHITESOFT)
少々期待はずれ。必要な情報はあらかた提示されているので考察には難儀しない。絵や演出はやや難有。 → 長文感想(4208)(ネタバレ注意)
80鎖 -クサリ- (Leaf)
岸田さんの為の作品。既存の萌えゲーに対する痛烈な皮肉、アンチテーゼの塊でもある。
80送電塔のミメイ(非18禁) (TRUE REMEMBRANCE(同人))
前作に違わず秀逸なフリー作品
80空の上のおもちゃ (半端マニアソフト(同人))
大人の寓話。ライターの筆力は高い
80-atled-(非18禁) (-atled-制作委員会)
良く出来ているが、一部キャラや設定が死んでいる感も否めない
80ひまわり (ぶらんくのーと(同人))
一部ルートの秀逸さが光るが背景絵,演出面には課題が残る
79ネコぱら Vol.1 ソレイユ開店しました! (NEKO WORKs(同人))
同人流通ながらプロ集団の製作した、割と良くできた萌えゲー。日本で未評価のHENTAIゲームが、国内領布と同時に海外ローカライズされた初のケースでもある(商業含)。そんなことよりも『犬系ネコ』なる意味不明な属性の方が気になるが。まぁ、カワイイは正義だ。
79J.Q.V 人類救済部 ~With love from isotope~ Episode:Ave Maria ~アルファベット・チルドレン~(非18禁) (StudioBeast(同人))
現状では委託販売されていない本作。イベントで手売りしてるのを買うか、サークルから直接通販で取り寄せる以外にプレイする術がない。そんな消極的な領布からもお察しだが、良くも悪くも同人でしか出来ない尖った作風で、難しい。あらすじを目で追うだけならそうでもないけど、作者が伝えんとしてることを読み解くのは前作以上に骨が折れる。 → 長文感想(3669)(ネタバレ注意)