pantumanさんの「さくらさくら」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

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王道の恋愛ゲー
こういった学園寮生活の良ゲーというと
私は「この青空に約束を」や「遥かに仰ぎ、麗しの」が名作として真っ先に思い浮かぶんですが、
「さくらさくら」もその名作たちに肩を並べるほどの作品でした。
まず、なんといってもキャラがすばらしい。
学園物というとキャラが立ってなんぼ。
キャラが生きてない学園ゲーはまずつまらないという考えが私にはあるのですが、
これはばっちりです。これだけ多種多様なキャラがいると、
その組み合わせをいじくっただけで色々な展開が生まれますね。
特筆すべきは男キャラですか。
徹、直樹、正志、多紀。あとはサブなんかもみんな好きです。
多紀のような冷徹タイプのキャラは、嫌味ったらしく主人公のことちくちくして
さくらのことを奪う役割だと思っていたのですが、
実際やってみると多紀は恋愛に興味などなく、純粋に絵に対する技術、執着心、情熱
そういったものを持った人に憧れている存在なのですね。
ですから、最初は徹につっけんどんな態度を取っていても、徹の絵に対する努力、執着心
が明確になってくると誰よりも親切、丁寧になる。
ストイックで好感の持てる不器用なキャラじゃないですか。
正志もいいですね。正志は最初からいい奴で、番長扱いされてるのがよくわからないぐらいでしたが、
友情に厚い男はすばらしいですよ。うんうん。
徹はバカになれる奴ですね。
バカを装っているのか単なるバカなのかっていうと単なるバカなんでしょうけど、でも尊敬に値するキャラです。
あまりに低身低頭すぎて、さすがにどうなのよって部分もありましたが
人を立て、人の忠告を受け入れ、手柄も自己主張しない。なかなかできることじゃありません。
大人な奴だと思います。最後まで、くるみに対してくるみ先輩と一貫して呼んでましたからね。ほんとすごい。
そのくせ性欲には忠実で共感が持てます。
と、なんかBLゲーの感想みたいになってますね。
まぁキャラだけでかなり書けるぐらい魅力的だってことです。
さくらさんも奈々子先生もかわいくてほんと文句が出てきません。
ヤキモチいいよねヤキモチ
シナリオは王道ですか。
だいたい展開の予想はできますが、キャラが立ってるんで、王道すらも楽しんで見てられます。

ここからちょっと不満点
直樹主人公編について
直樹というとオタク情報ネタキャラ(つよきすのフカヒレ、ときめもの好雄)的キャラだと
思っていたんですよ。というか、徹主人公編ではずっとそんな感じで笑わしてもらってましたし。
でも、直樹主人公編だと、常時ローテンションな感じがして印象変わってしまいましたね。
声がなくなったのも原因でしょうし、ライターが切り替わったのかもしれませんが。
どうにも終始、醒めた感じで直樹っぽくないなぁと。
演技でネタキャラやってますみたいな感じが伝わってきて、少し受け入れにくかったです。
あと、晶。
徹編の時は、怠惰で投げやりな女友人キャラで見てましたし、そういう観点から気に入ってたので
直樹編になって恋人になられても困るっていうか、友人が寝取られたみたいな複雑な心境に。
そんな感じで、直樹編というか、視点の変更は必要なかったかなぁかと。
別に正史とは外れた感じで徹が晶とくるみとちゅっちゅしたりしてもいいじゃんか!
童貞ネタキャラは性交した時点でネタキャラじゃなくなるんだ!
本音を言えばそんなところです。
まぁ不満はこんなもんですかね。徹チートすぎとか美術部二人変わり身激しすぎとか他にもなくはないですが。

シナリオはいわゆる泣きポイントとか血が騒ぐポイントなんてありませんが、
日常を暮らしていて、女の子を好きになって、周りも少しずつ変化していって、
そういう日常の巡りの気持ちよさ、うまくでてました。

おまけも親切で、アイテムに本編では見られなかった部分のエピソードが詰められてて、
プレイしがいがある。いい心遣いでした。
グラフィックはすばらしい。期待を裏切りません。

気軽に楽しめる名作としておすすめしたい作品ですね。

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