xianxianさんの「南の島に降る雪」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

南の島を舞台に伝説の5つの珊瑚を探すお話で、珊瑚を探しながら、ヒロインとの心の交流を行う恋愛の物語となっています。沖縄を舞台にするなどの独自性はあり、アイデアやキャラはいいのですが、いろいろ中途半端になっているのが残念な作品。
伝奇というよりは南国ファンタジーというところでしょう。序盤に、ユタやマジムン(魔物)など沖縄独自の言葉が出てきたりして、期待してしまいますが、その後は、沖縄独自の文化や伝承というよりは、なんちゃってファンタジーぽくなってしまうのが残念です。
南方文化というか沖縄は沖縄で独自の伝承や文化があるので、わかりやすさ優先でファンタジーにするよりは、伝奇性深めた作品にしたほうが評価が上がったと思うので、設定がよいだけにかなり残念です。
サブヒロインとの恋愛話の部分は、キャラ設定の魅力や声優の名演があり、悪くないものがあるだけにほんとに残念です。

シナリオは正ヒロイン一人だけのエンドがある一本道シナリオです。ただ、途中の選択肢で、サブヒロイン好感度をあげるような選択肢が出てきたりしていますし、「この探索が終わったら一緒にいられるようお願いしてみよう」とかの台詞もあったりして、本来はサブヒロインエンドも考えていたのではないかなと思わせる痕跡はあります。
また、サポート役のサブキャラが裏切る伏線のような台詞もあるのですが、そういう展開もなく、当初のライターのアイデアをかなり削り取って商品化しているのは間違いなさそうです。
スクリブト、デバッグまでライターさんがやっているようなので、あきらかに低予算、低人員で強引にまとめあげられたんだなとわかります。ゲーム性カット、シナリオ増量でリメイクしてほしいところです。
私は、ワゴンで2000円以下で買っているので不満はないのですが、これを低下で買った人は不満続出だっただろうなと思わせます。
キャラ自体はいいのですが、数を出しすぎで、どうでもいいサブヒロインまで声優さんが声をあてHシーンを作っているのはどうかと思います。また、エンドのある正ヒロインよりもサブヒロインとのほうが会話している時間が多く、魅力的なため、サブヒロインとのエンドが欲しかったです。
強気で意地っ張りだけど、正義感が強く前向きなかわしまりのさん演じる緋織や、安堂さん演じるから声は押さない感じですが、女剣士風の木万里などのほうが魅力的です。
特に、木万里は最初は恋愛に興味ない感じが「私だって女ですよ」といいながら隠れてオナニーしているなど可愛いところを見せたりします。エンドないのがほんとに勿体無いです。
かわしまりのさんや安堂さんのキャラがいいですし、安ければ声優のドラマCD買ったような気分で値段と相談すれば満足できるかもしれません。

システムは、クイズゲームやらルーレットのミニゲーム(いかさま可能)、RPG風戦闘など色々組み込んでいますが、バランスもいまいちで組み込む必要性もなさそうで、たんなんるノベル形式にしたほうがよかったと思われます。
エリアがでて、そのエリアを移動することでサブヒロインとのシナリオがすすむ形ですが、どこにサブヒロインがいるかがわかりにくいですし、特定のサブヒロインが出現しないと出現しないマップもあるために、特定ヒロインと話を進めるのではなく、複数のサブヒロインとの話を同時進行・攻略する必要性があります。この同時進行のため、サブヒロインのシナリオも分断化されるのはシナリオにマイナス影響でしょう。
はなから攻略サイト見て、攻略すすめるか、セーブデータ落として回想シーンで順番にイベントみていくほうがましかもしれません。

回想シーン(クリアしていなくてもみれます)
基本はエロシーンだけではなく、そのキャラとのイベントが回想シーンに登録されます。
イベント間のつながりがある細かい台詞が登録されなかったりはしますが、シナリオだけおいかけるなら回想見ていくだけで十分かもしれません。

オープニング、プロローグ、奏1~13、奏ノーマルエンド1&2、トゥルーエンド1。
奏シナリオ全通し(登録されないイベントあり)。
伊疏イベント1~12。伊疏シナリオ全通し(とばされるイベントあり)。
音子イベント1~11。音子シナリオ全通し(とばされるイベントあり)。
木万里イベント1~12。木万里シナリオ全通し(とばされるイベントあり)。
加座美イベント1~14。加座美シナリオ全通し(とばされるイベントあり)。
緋織イベント1~12。緋織シナリオ全通し(とばされるイベントあり)。
朱璃イベント1~5。朱璃シナリオ全通し(とばされるイベントあり)。
千緒イベント1(Hイベント)。カジノイベント1。

上のイベントのうちHイベントは、姫様H1。奏2(前戯、本番)。伊疏2(前戯と本番)音子3(パイズリ、前戯、本番)、木万里3(オナニー、前戯、本番)、加座美4(双子姉のフェラ、双子姉との本番、前戯、双子との3P)、緋織2(前戯、本番)。朱璃1。
千緒のフェラ1、カジノイベントで水乃か麻子のHイベント各1。
キャラ自体が多く、数自体は多いもののシーンの長さ自体は短いものとなっています。絵自体は綺麗なため、実用として使えないことも無いというレベルでしょう。

総CG数186枚。
私の判断で、Hシーン的CGは
姫様6。奏9。伊疏11、音子14、木万里15、加座美17、緋織11。朱璃6。
千緒5、水乃3、麻子3。
1シーンあたり3-5枚前後であり少ないです。

BGM13。2007年フルプライス作品としては少ない部類です。部分的には悪くないのですが、その数の少なさから使い回しがどうしても多くなり、場面にあっていない音楽の使用もあって、そのあたりは不満でした。
主題歌の楠鈴音さんが歌う「Marine Snow~島の恋唄~」は印象的ではないものの綺麗な曲で悪くないだけにほんとに残念です。ただ、綺麗な曲ですが、独自性がなく、インパクトに欠けます。沖縄らしさを前面に出した民族音楽のような感じで作成したほうがよかったでしょう。

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