daitetuさんの「ONE ~輝く季節へ~」の感想

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戯言あり。プレイヤーを煙にまくような話ではありますが、感動させます。ヒロイン達との日常のやりとりが、楽しくもせつないです。ベストヒロイン・・・里村 茜
戯言

 本当にいまさらではありますが、本作品は名作です。
音楽、キャラ設定、笑い、シナリオ、どれも革新的であり、その後のエロゲー業界における一つの流れを築いたのは間違いありません。
その中でも賛否両論の「永遠の世界」について妄想的感想を一つ。

 その世界の存在はともかく、この自分の存在が消える、忘れられていく、という演出はまさに「白眉」。
この「永遠の世界」は当然に「死」をイメージさせる。
だが死ではない。
よって再び戻って来れる、これは物語上極めて便利である。
死は絶対的ですが、存在、記憶の消滅は第三者を介することで相対的に成り得る。
これにより死の持つ悲劇性、物語への深み等の演出効果を獲得しながらも、最後は奇跡やら愛の力なんかで綺麗にまとめられる。
この「死」以外で悲劇、感動を創れるという設定を考えついたのは、革命的だと思う。

 ちなみに有名どころでこれに対比されるのは、「加奈」や「Lien」なんかであり、追随したのは、「秋桜の空に」や「それは舞い散る桜のように」と言えると思います。
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daitetuさんの「ONE ~輝く季節へ~」の感想へのレス

確かにこの作品が後に残した影響は偉大だと思います。
少なくともエロゲのイメージが「鬼作」やら「悪夢」やらだった当時、シリアスシナリオとしてのエロゲを確立させた名作だと私も感じております。
Oneで「忘却シリーズ」の作品を数多く世に知らしめましたし、
KanonやAirもその流れを根本に含んでいます。
秋空は私未プレイですが、それ散るに関して言えば、One3の名で世に出ていたらもっと違った評価だったんじゃないかなぁと考えてしまいます。
2003年05月08日23時11分51秒

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