asteryukariさんの「遊撃警艦パトベセル ~こちら首都圏上空青空署~」の感想

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たった数十時間しかプレイしていなかったはずなのに、こんなにも寂しい気持ちになっている自分に少し驚いた。特別な面白さこそないけれど、明るい雰囲気が絶えることはなかった。この楽しさ、どうにもなりません。
タイトル画面からもう某作品が連想出来て、スタートしたらもうパロディネタが止まらない。エヴァやナデシコ、ドラゴンボールといった90年代の作品に始まり、ハルヒやなのは、D。Gray-manなどなど2000年代中期まで本当に幅広いネタが仕込まれていた。まあドンピシャの世代なのでそれはもう楽しくて仕方がなかった。それっぽい台詞が出てくる度にクスッとしてしまう。

また、同ブランド過去作とのつながりも強く、あらかじめプレイ済みだった私としてはかなり嬉しかった。怪盗ロール、彼女が登場した瞬間の驚きといったら…。もう「ツナマヨ!」で爆笑してしまったし、声優さんの名義を見て再度笑わされた。名字が”向塚”なのがまた良い。「モノごころ、モノむすめ。」は本当に素敵な作品だった…。

そんなロールにもきちんと専用の√が用意されているから面白い。そしてその中身はやりたい放題といった感じで、最初から最後まで笑いで満たされていた。他の個別√は恋愛色が強めな一方であの内容。個人的にロール√が一番好みだったなと。

とにかくロールが絡むやりとりが面白い。「メイドさんと大きな剣」で零那が使っていた武器を使用したり、決め台詞(本編では冷め台詞)を連発したりと、もう自由すぎて自由すぎて…。声優さんはさぞ楽しかっただろうなぁというのがよく伝わってきた。締め方もロールのキャラクターに合ったものでスッキリとした気分に。良い√だった。

勿論、他にも良い√はあって、ヒカリ√と空√は青空署のメンバー同士の仲の良さ、温かさを感じる素敵なお話が用意されていたかなと思う。ただ、二つとも某作品の焼き回し感が否めないので、そこは少し引っかかってしまった。空ちゃんとかまさにあのキャラクターを意識している。まあ、可愛いので許そう。

好きなキャラクターとしては於奈。本庁から監視役として配属され、はじめは嫌々だったのに次第に青空署での生活に馴染んでくる。戦利品ダッシュのシーンなんかは印象的で、否定しながらもきっちり持ち帰る彼女を見てほっこり。

そして自分にとっての居場所は青空署なんだと、そう思うようになっていく姿は本当に素敵だ。漠然とした正義に囚われることなく、自分の正義を信じ歩んでいくことに決めた彼女に一人うんうんと頷いてしまった。

お話としてはそこまで心を動かされるものこそなかったものの、青空署のみんなが生み出す心地良さだったり、思う存分ネタに走ってくれたロール√が良かったかなと。パトバセル好きよ集まれ、アップルジャック!

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