rororo123さんの「G線上の魔王」の感想

ネタバレ感想を見たくない場合、文字を背景色に設定することが可能です。 → 設定変更

**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

時間を忘れてやりこめた名作
よく車輪と比べられるが、トリック以外は圧倒的にこっちのが完成度が高いと思う。

日常シーンもテンポが良しで面白く、2~4章の事件パートは夢中になってのめりこんで寝るのを忘れてしまった。ここまで道中退屈することが無く面白さを維持できてる作品はそうそうない気がする。プレイ後の余韻もこれほど大きいのは久しぶりだ。

花音の章はボロボロに泣いた。水羽の章のあっけなさも4章のメインが水羽√からそれた後にあると考えると仕方ないかな?最初変人にしか見えなかったハルが段々可愛らしくなっていくのは見もの。万事解決と見せかけてEDの後に最終章が始まったときは驚いて声を出してしまった。
面会の章は挿入歌もマッチし涙があふれた。個別√を先にプレイしていれば感動が一層大きくなる作りは良くできている。

魔王の正体が恭平だったせいで矛盾が多々起きるが、そもそもハル√以外では主人公=魔王と思いこんだまま明かされず終わったからプレイ中は気にならなかったかな?ただ終わった後振り返ると明らかにおかしかったり結局何だったのかという点が多いのでミスでないなら説明が欲しかったところ。それがこの手の作品としてアリかはともかくハル以外の√で魔王がぱったり姿を消した点への説明として、考察で見かけたハル以外の√では魔王=恭介という説は興味深かったけども。

BGM、OP、ED、挿入歌どれも高いレベル。絵も好みで今でも古さを感じない。

あと最初の二人は個別√分岐の選択肢がいかにもわかりやすく確認も入るのに対し、4章から水葉の章への分岐がわかりにくくてそのまま気付かず途中まで5章に行ってしまったので、ここでもなにかしらヒントが欲しかったところ。

ただあのラストはこれでは救われきれなかっとも思えてしまってモヤっとした。ラストの後に家族団らんでもして主人公とハル、そして子が幸せになれたシーンでもあればもっと感動できた気がする。
そして、車輪の国とこの作品の主要なテーマの一つに「犯罪者の子の葛藤」があると思う。両作品で犯罪者の父を持つ主人公がそのことにより世間の目や自身の立ち位置に悩んでいたなら、また犯罪者の父を持つ恭介の子がその問題に当たった時どう乗り越えるかを一種の「正解」として見たかったけれども。

ともあれやって良かった名作である。短めの作品としてはトップクラス。



新品/中古アダルトPCゲーム販売 通販ショップの駿河屋

長文感想へのレスを書くには
 ・ユーザーIDを有している
 ・COOKIEが有効である
 ・COOKIEを有効にした状態でログインしたことがある
 ・5つ以上一言コメントを書いている
 ・長文感想を書いたユーザーが長文感想へのレスを許可している
の5つの条件を満たしている必要があります。

コメントデータ

このコメントはだいたい89回くらい参照されています。