rolling15さんの「もしも明日が晴れならば」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

良かったところより、欠点のほうが目立った作品。
シナリオについては、プレミアの付き具合からすれば期待外れだったとしかいえないです。
NYAON&くすくすペアは前作の「Dear My Friend」のほうが自分は好きですね。

共通部分

NYAON氏の特徴がしっかりと出ていて、前作同様に各イベント描写がとにかく丁寧且つ端折らずに書いています。
描写が足りないという文句を想定して作られているのでしょうが、これが強烈な中弛みをうんでおり退屈感を出している。
特に今作はムードメーカー(前作なら都香や文人)もいないので、世界観に慣れていない序盤は集中力の持続に苦労しました。


個別ルートに関して

まず明穂シナリオですが、メインヒロインとあって出来は悪くなく、そこそこ見せてはくれているかと思います。
幽霊ということで最後の結末は想像出来るのでどう見せるかにかかっていたのだが、
これがあまりに安直過ぎる展開で非常にがっかり。普通にご都合万歳といった感じですね。

つばさシナリオですが、これが個人的には結構当たった気がします。
姉の明穂に対する嫉妬と渇望にあふれた感情と、いざ主人公がつばさに振り向いても信じられないなど、
人間らしい狡猾さ、劣等感と姉に対する複雑な感情がうまく表現されていたと思う。
ですが見所はそれだけで、シナリオ全般に関してはあまり感動はしなかった。

珠美シナリオですが、見るべき点は少ないと思います。
ただ、つばさと珠美の譲れない喧嘩シーンは2人の一樹に対する愛をぶつけるシーンとしても一番の見所だった。
逆に、明穂が嫉妬の感情が爆発して怨霊が出てしまったかが詳しく描写されていないのはマイナス。

千早ルートですが、これは2章で明穂と一樹があっさり千早のことを許してしまっていること自体、
全然納得のいく話ではないのでその時点でマイナス。
さらに、個別に入っても2人はもう罪を許しているので、千早だけが罪の意識をずるずる引き摺っている印象にしか写らず、
ここで見せたかったと思われる罪とのここの葛藤という部分が薄らいでいる感じ。
終盤もいい感じにご都合になっている。


CGについて

くすくす氏の絵は、目の大きさがギャルゲーらしくないサイズになっているのが最大の特徴で、個人的には好きな絵師である。
ただし、多少の横顔での崩れ等は見受けた。

背景などのグラフィックは塗りも平凡で鮮やかもないのでごく普通の印象か。


BGM関連

基本は牧歌的なゆったりとした音楽が、心地よく出来はよい部類に入る。
ただし、泣かせようとするために「凪」を連発したりするなどあざとい所も。


システム

基本的にすべて揃っているが、問題点はスキップが遅いこと。
特にこのゲームは共通部分が多いので致命的なところ。
それ以外は、読めれば良いという自分にはさしたる不満はない。


総評

値段が高騰している現在は、前作のDear My Friendのほうを手に取ることを勧める。
こちらを無理してやる必要は個人的にはない。
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