octobersky_popoさんの「ユメミルクスリ」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

「いじめとクスリは絶対ダメ!」ということが伝えたかったのか?
あえか→弥津紀→ねこ子の順番で攻略しました。
クリア後の感想は、可もなく不可もなくアッサリ終わったなぁというものでした。
以下、この作品の良かった点と悪かった点を挙げます。


(良かった点)
・重苦しい雰囲気
作品のテーマと灰村さんの原画が見事に合っていたと思いました。作品全体を通して確固とした雰囲気が貫かれていたので、プレイしながら世界観に入り込むことができました。

・主題歌
「せかいにさよなら」はぜひFULLで聴いてほしい歌です。作品の雰囲気やテーマにピッタリの良曲です。

(悪かった点)
・唐突すぎるHシーン
共通√、個別√の両方で感じたことですが、Hシーンへの入り方に違和感を覚えました。特に弥津紀については、理由もわからないまま序盤で主人公とのHシーンが始まり辟易してしまいました。他の登場人物についても、とりあえず話の間にHシーンを挿入しただけという感じで、何度かスキップを使用しました。ちなみにHシーンについては、シナリオ重視の作品ということもあって、使いにくい作品だと思います。

・シナリオ
最初に断っておくと、最後までクリアできたので決して地雷というわけではありません。ただ、どの√でも結局は「いじめorクスリは絶対ダメ!」というありきたりな結論で終わってしまったような印象を受けました。以下、個別√の感想です。
あえか√に関しては、思わず顔をしかめたくなるような屋上での出来事やスッキリとした終わり方など、一番良かったと思います。しかし、ユメミルクスリというタイトルとはあまり関係のないテーマだった点が残念でした。
弥津紀√については、ライターの方がうまく扱いきれていない(行き当たりばったりで迷走している)印象を受けました。彼女の悩みが原因で取った行動など、突拍子のないものばかりで共感できませんでした。3人の中では1番楽しめなかった√でした。
ねこ子√に関しては妖精の国探しなど、惹き付ける要素がありながら結局は「クスリはダメ!」という陳腐な結論に落ち着いてしまった印象を受けました。生じた問題や出来事の割に、スケールの小ささを感じてしまい好きになれませんでした。


あえか√の屋上での一連の出来事など「おっ」と思わせてくれる部分も多かっただけに、行き当たりばったりで迷走しているシナリオが残念でした。
期待を大きく裏切られたわけではありませんが、好きになれなかった作品です。
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