Lumis.Eterneさんの「ピュアメール」の感想

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渋谷午前2時の「リアル」
一言で言うと、とてもいらいらさせられた作品と言っていいと思います。
なんでいらいらしたのか、当時は自分でも良く分かりませんでした。、
確かに攻略には苦労しました、途中から自力での攻略を断念するほどに。
又、自分の嗜好にあわない表現も多々ありました、「酢かトロ」とか。
しかし、そんな理由ではないんですね。
もしそれが理由だったら、「あちゃーやっちゃった!」と言って、頭掻いて
終わるはずなんです。

なんでも、wikiなんかを見ると、本作は「徹底的にリアルを追求」した作品、
なんだそうです。
確か、本作が発売された当時も、メーカー側はそんなことを言っていたような
記憶があります。
それで、なんとなく分かっちゃったのですよ、いらいらした理由が。

イタリアの映画監督の作品で「世界残酷物語」というのがあるんですが、
この映画のキャッチフレーズが「徹底的にリアルにこだわった映像、
これが世界の真実の姿だ!」って言うような感じだったんです。
この映画を劇場で見た時のいらいらとそっくりだったのですよ。
実はこの映画、そのあとほとんどが「やらせ」だということが判明するのですが。

つまり、この「ピュア・メール」という作品で言うところの「リアル」というのは、
例えば「渋谷午前2時」のリアルだったり、「歌舞伎町SMクラブくらげ」の
リアルだったり「東京大学午後3時」のリアルだったりするわけです。
確かにそれぞれは、「実際にあってもおかしくないこと」、または
「実際にあったこと」かもしれません、そういう意味ではまさしく「リアル」
なのでしょう。
しかしそれは、決して「これがリアルだ」と自信を持ってお勧めできる類の、
一般性を持ったリアルではないんですね。
もしそんなリアルであれば、「毎日ケーキ100個食ってダイエット」もリアルに
なっちゃうんです。

私が、いらいらしたのは、そんな「局所的な」リアルを、奈川碧という一人の女性に
すべて負わせてしまったと言うことが、最大の原因なんですね。
つまり、「渋谷午前2時のリアル」と「東京大学午後3時のリアル」は、
リアルな世界では決してつながらないのです。

最初から、リアルだのなんだの言わなければ、こんなにいらいらしたりはしなかった
のですよ。
まあせいぜい「ぶっ飛んだヒロイン」の「ぶっ飛んだゲーム」くらいに感じたと
思います。ついでに主人公もね。

結局、こういう「局所的」リアルをくっつけて「これがリアルだ!」っていう
やり方って、マスコミがたまに言う「オタクには性犯罪者が多い」とか、
「エロゲーをやってると実際にやりたくなる」みたいな物言いと似てるんですよね。
だから、すごくいらいらしたんだと思います。


ただ、このことがなくてもこの作品は、私の好みには合わなかったですね。
ルートごとの振れ幅が大きすぎるんですよね。
それはもう、「多重人格的」と表現してもいいくらい。

この作品をやり始めた頃は、奈川碧と言うヒロインがすごく気に入ってたん
ですよ。「お、可愛い子だなあ」って感じで。

とにかく、このメーカは私が気に入ったヒロインをことごとくぶち壊してくれます
よね。まったく。


正直に「話題性を狙った」って言えばいいのに。



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