明星さんの「どんどこドーン! ~真夏のこーふんどC~」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

ふんどしに特化した、愛すべきB級作品。電波な主題歌も楽しいのでまずはOPムービーを見てみよう。
大学生の主人公が、フィールドワークの一環としてお祭りで女性もふんどしを着用する一風変わった村を取材する、という話。
ふんどし好きがどのくらいいらっしゃるのか私にはわかりませんが、題材からしてかなりマイナーなところを突いているのは確かだと思います。
また、その作風と一致して終始コメディを貫いていたのも個人的には評価したいところです。

この作品の見所は言うまでもなくふんどしですが、それにも様々な種類があるらしく今作では7種類(多分、違ってたらすみません)登場します。
勿論それぞれ名前や特徴などが存在しますが、その際ふんどしの説明とイラストが入ったカットインが挿入され私のような無知な者にも分かりやすくプレイ出来ました。
また、それぞれのふんどしの特徴を意識したイベントが発生するのも面白いですね。
とは結局股間を擦ってイってしまう、という展開が多かったような気もしますが。
製作者のふんどしへのこだわりと愛情、しかと感じ取りました。

また、先ほど少し書いた通りコメディ路線で一貫した姿勢を見せているところも良いですね。
なゆかとみあのルートはどちらも主人公の取り合いになりますが、少し弄れば幾らでもシリアスに持っていける場面でも終始おバカなノリを通し(勿論褒めています)作品が暗くならないように配慮されています。
時折共通は楽しめたのに個別に入った途端中途半端にシリアス入れて落胆させる作品が少なくない中、これ実は安易にシリアスな展開に持って行くよりも難しいのではないでしょうか。
三角関係という点では開幕の時点で既に二人から好き好きビームを浴びておりますし、冷静に考えれば主人公はかなりの優柔不断ですがテンポよく進むこともありあまりマイナス面は感じられませんでした。
みすずは初恋の人ということで、先述の二人はあまり話に絡みません。
自分の好みから外れるキャラクターになりますがこちらも一定の出来は満たしているのではないでしょうか。
またハーレムルートも存在します。こちらは洞窟の中の祠に入ったら怪しげな神様に唆され全員発情してしまい・・・というくだりですね。
こういうのは歓迎したいところですがラストのCGでモブとのHCGが表示されるのに声が一切入っていないのは勿体無いw
そもそもこの作品のB級要素を形作るものの一つには、この村の民俗や伝承が性にまつわるものが多いという点もありますからね。
祀られている岩や祠の御神体が性器の形をしていたり、女性同士の相撲がまわしの引っ張り合いからイかせ合いになる、巫女舞の中に性交渉が含まれていたり、など中々やりおります。(勿論褒めて以下略
もともと需要が少なさそうな中ネタバレを気にする人もほとんどいらっしゃらないと思いますので一例を挙げますと、共通中盤になゆかとみあの相撲、みあルート終盤に輿合戦、なゆかルートとみすずルート終盤に巫女舞が存在します。

で、Hシーンについてですがこれが案外頑張っておりました。
もともと抜きゲとして作られた節もあるようですし、村の風習だからと共通部からHなイベントがガンガン入り、また攻略ヒロイン全員と関係を持つのが当たり前のようになります。
この点は主人公も自覚しているようで、物語終盤に「これまでそんなことはなかったのにこの村に来た途端なぜあちらこちらに手を出しているのか」という旨を独白しています。
勿論ふんどし着用のシーンが多いというよりほとんどで、泊まっている宿以外では田舎だからか青姦や誰もいない教会といった場面もそれなりに存在します。
また先ほど述べた通り相撲や輿合戦のイベントが含まれますが、その際には第三者から視姦される展開があります。ので本番がないとはいえ、苦手な方は注意です。
個人的には大好きなんですけどね。
「Schoolぷろじぇくと☆」かなと思うんですが、階段の踊り場でヒロインとHしている最中他のヒロイン3名から観察されるというシチュがすごく好みだったのを記憶していて他に探しているんですが中々見つからないものです。
道具を使ったプレイは肝試しでみすずが自分の仕掛けた罠に嵌ったり、祠で4P乱交する際祀られていた男性器の形をした御神体を利用するなどのレベル止まり。
枠も少ないですし嫌がっているシーンは作品全体を通してありませんので、そういうのには期待出来ません。
あと、ぷしゃあ関係のイベントもそれなりに多く、みあとなゆか二人にそれぞれ序盤放尿観察イベントが存在します。
みあに至ってはその後もHシーンなどでよく漏らしていただけます。やったぜ。
みすずはその手のものが無い代わりにみあとなゆかそれぞれとの性交渉を幇助するシーンが2枠あります。
年上の女の人に若い男女二人が手ほどきされる、というのも中々そそられますね。

で、まあここまで長々とHシーンのシチュエーションに関してつらつらと記述しましたが、肝心の尺に関しては長すぎず短すぎずといったところ。
2004年基準だと抜きゲの尺としてはこんなものではないでしょうか。勿論現在と比較すれば格段に短いです。
地の文と台詞がある程度ちょうど良いバランスなので飽きにくいかな、と思います。
回想は35枠ですが4つのエンディングも登録されていますから実質31と見たほうが良いでしょうか。
CG枚数は40枚、元々フルプライスより少し安めの値段で発売された作品だからか少な目となっております。
とはいえ作品の長さもミドルプライスないしそれ以下相応ですので物足りなさは感じませんでした。元々長いシナリオでも弛れそうな題材ですし。
でも作中頻繁に登場する豊富なカットインがCG鑑賞に登録されない点はちょっと残念。
ふんどしの種類以外にも今で言うSD絵みたいなものや作中に登場する物品などもカットインで表示され、ここにも製作者の拘りを垣間見えたのですが。
というよりカットインがあったからこそ物足りなさを感じさせなかったんでしょうね。
ちなみに、タイトル画面ではCG鑑賞と回想がそれぞれ「挿絵回想」「濡幕」となっております。

システムは年代考えればまあまあ。
マイナス点はディスクレス不可、非アクティブ動作不可、既読判定が多少甘い点、何よりスキップが遅い点でしょうか。
こう見るとスキップ関係の不備が目立ちますが、作品が短い点が幸いしてさほど困ることもありませんでした。
この時代だとまだ一般的では無かったであろうバックログのボイスリピートが存在する点は好印象でした。
同ブランドの2作前に当たる「ぷにも☆え~る」の初回出荷版ではシステムがバグの嵐で回収されたそうですが、今回は多分そういうのは無し。
セーブデータ流用不可の修正ファイルでフラグが変更されるそうなので最初から当てることを推奨します。
また「ぷにも☆え~る」は私の環境では動作しませんでしたが、本作は問題ありませんでした。

音楽は全14曲。
ボーカル曲は1曲です。
主題歌「か~にばる☆褌娘」はヒロイン役の声優3人が歌唱し、本作のシナリオライターが作詞した楽曲ですがこれが隠れた良電波でした。
和のテイストを取り入れた電波というのも希少ですね、掛け声で1回男性の声が入りますがどなたでしょうか、本作は男性声優いなかったはずでは。
趣を凝らしたOPムービーとも合致しており、一聴の価値はあると思います。
なお作品内での演技はなゆかとみあがちょっと物足りなかったかも。


振り返れば田舎もの、民俗、伝承あたりを主題とした作品でこのように明るく突き抜けた作品は希少ではないでしょうか。
というのも大抵は陵辱もの、また伝奇ものになるえることが多いような気がしまして。

B級作品といえば私がプレイした中だとTrois~トロワ~(Remain)、ハヤシ迷作劇場(林組)が中々好みでしたが本作は同等かそれ以上に楽しめました。
上記2作より減点要素が少ない、という点もありますが。
近頃このような作品を手がける会社ってライアーソフトくらいしか思いつかないのですが、ライアーのB級作品は絵が好みから外れる点としばしばSLGが入る点でつい敬遠してしまいます。
そのうち、またこのような作風の作品がリリースされて欲しいな、と祈りながら今回は筆を置きます。

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