明星さんの「妄想念波通信」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

非常に強力な幼なじみ(CV.佐々木あかり)がいるMC要素を含んだ抜きゲー。ボリュームは物足りないが幼なじみスキーは一見の価値があるだろう。パッケージは何故か黒系だが陵辱は一切ないのでそちらの期待は☓。
孕ませ専門ブランドのCONCEPTのスタッフが開発した作品だ(と思う)が、今作にそういうシーンは一切なし。
幼なじみの千緒里を軸にしたMC系作品とでも言うのだろうか。MCとしては導入や理由付けが中途半端すぎるが。
とりあえずパッケージから連想されるようなダークな要素は限りなく薄いが、何とも形容しがたい作風である。
ただ、メインヒロインである千緒里のルートが純愛であることだけは確かだ。


今作には10人の女の子が登場するが、公式で謳われているヒロインは千緒里と智咲2人である。
幼なじみの千緒里は本編開始前に主人公に告白してOKをもらっている彼女だ。
彼女は本編開始早々から家まで押しかけてアタックするが、当の主人公は「幼なじみから告白されたからOKしたけど今までと特に心情の変化ないし、乗らないな~」なんて感じている模様である。

本ルートは念波の誘惑を断ち切って主人公が千緒里との絆を再確認し、一層深く結ばれることが主題となる。
千緒里はとりわけ主人公のこととなると喜怒哀楽がはっきりしており眺めているだけで楽しい子である。
加えて本作では大量の立ち絵差分が用意されているので彼女の魅力を十二分に引き出している。
「怒」や「哀」の表情を全面に押し出すシーンは基本的に主人公の浮気を疑う場面だが、彼女の嫉妬深い一面もまた可愛い。
浮気や念波の件が明るみになった後のHシーンの、

「私、優クンが、ほかの女の子と浮気してもかまわないよ。でも、」
「・・・優クンの帰ってくる場所は、私だけであってほしいの」

という台詞は強烈だった。
惜しむらくは念波をかなぐり捨てて愛を再確認しこれから、という場面で本編が終わってしまう点であろう。
これがミドルプライスの抜きゲーの限界だろうか。
しっかりと書き切ることが出来たならば、幼なじみヒロインとして並み居る大作とタメを張れるだろうと思うだけに至極残念である。

なお、彼女のHシーンでは2人の想い出の品をベッドに置いたままする場面がある。
幼なじみとしての地位をビジュアルでも確認できる良CGだと思うので、広く普及して欲しい次第だ。



もう1人のヒロイン・智咲については頭数を増やすだけのおまけと捉えてしまったほうが早いだろう。
主人公が千緒里から智咲へと彼女をチェンジした経緯も不明で、千緒里との折り合いも付けた様子がない。
智咲シナリオ自体も念波を利用する快楽に流されるもので、真っ当な純愛とは言い難い内容になっている。

上記2ルートをクリアすると「エンディング」が解放される。
黒幕である桃歌のルートになるが、私には理解が追いつかない代物だった。
ラストは千緒里と結婚したのち娘として桃歌を養うシーンで幕を下ろす。えぇ・・・。

その他の女の子は殆どその場限りの登場となる。
美月のライバル設定とかほとんど生かされてなかったよね。
他の方のレビューにある通りあゆむは興味深いキャラクターである。出番が少ないことが残念。
余談だが彼女にはYahoo!BBの紙袋を持った立ち絵が用意されている。1シーンしか使われないのにね。


総じて光る場所も目立つが、ミドルプライスの価格帯にやりたいことを詰め込みすぎた結果中途半端になってしまったのかな、という印象を抱いた。
現行の内容でも程々に楽しみながらプレイできたが、折角の素材が活かしきれておらず勿体無い。
千緒里とあゆみをヒロインにしてサブキャラを1-2名に抑えればあるいは・・・?

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