farmelさんの「沙耶の唄」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

恋は盲目・・・見えているのは肉塊の世界だけど・・・
自分の見ている世界が赤黒い肉塊の世界に見える主人公と
そんな世界で唯一まともな容姿・声を備えている少女、沙耶の物語です

この作品のキャッチコピー『――それは、世界を侵す恋。』
まさにこれに尽きるとしか言いようがないほど素晴らしいキャッチコピーです

僕自身気になったのがこれを「愛」ではなく「恋」と表現したこと

https://chigai-allguide.com/恋と愛/

↑こんなサイトを見て恋と愛の違いは何かを考えたくなりました
ツイッターやブログなどでポエムを投稿したりしている恋愛中毒糞女の気持ちが僕には今さっぱりわかりません
それくらいこの作品は考えさせられるんですよ
恋と愛の違いに

主人公の見ている世界が狂ってることから物語は始まりますが
話が進めば進むほど現実世界での世界も狂い始めてしまう
それは沙耶が居たからこそ起こってしまったことだし
沙耶がいなければこんなことにはなりませんでした

主人公が狂ってると表している世界は狂ってなどないんです
みんなまともに生きている普通の社会

だけど沙耶が恋愛を望んでいたがためにこのような流れになってしまったのだと思うと
切なくて苦しくなる
それを受け入れた主人公も沙耶に夢中になり肉塊の世界の中でだんだん沙耶しか考えられなくなる

恋は盲目とはこの作品に合う言葉ではないでしょうか

終わり方は3つありますが
どれも印象に残ってしまう終わり方をしています

病院ENDは主人公の見る世界が現実世界となり沙耶との恋が終わってしまうEND
沙耶自身が思う主人公に受け入れてもらいたくない(もらえないと考えてる?)のが
現実での見た目なのでしょう
なので終始このゲーム内で沙耶の現実世界でのビジュアルは出ません
出ても体一部とかCGを描く上で妥協しなくてはならなかった部分以外一切出なかったです
それも受け入れて主人公は愛していると伝えますが
沙耶がそれを受け入れず二人は別れます
人外のヒロインとのお別れをこのように表現するとは想像もつかなかった終わり方でしたね

世界が侵されるENDは主題歌の沙耶の唄が流れるタイミングが完璧だった
沙耶はどういう生き物なのかがすべて明かされるこのENDで
この終わり方はセカイ系の作品を見ている感じでした
セカイ系の作品は本当にヤバイね
こんな恋愛したいと思ってしまったら普通の恋愛なんかしたくないもん
かといって僕自身恋愛できてないんで恋愛するなら世界が動くのでしょう・・・
そんなわけないか

最後のENDは考えうる最悪のENDだと思いますが
結局のところこのENDの置かれてる意味って現実世界に住んでる人の望む
絶対的な正しい答えのENDなんですよね
主人公と沙耶の恋愛を受け入れてしまった現実世界は二人に侵されてしまうのですよ
それを否定する人たちの望むENDは絶対こうであるという終わり方です
このENDは無くてはならない
ましてやこの作品は複数視点で話が進むのでこの終わり方を望むキャラクターたちの
救いのENDなのだと思いました

そのような形で長文感想を閉じたいと思います
不満点としてはやはり一度沙耶の現実世界での姿がどういうものか見てみたかったですね
今はインターネット社会ですから簡単に画像流出で沙耶の姿が見られるようになってしまいましたし
沙耶が人外だとわかってしまえば作品に対する目の向け方も変わってしまうのでしょうがないとは思いますが

恋に対しての考え方が変わった作品でした
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