kantarou4279さんの「MUSICUS!」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

88MUSICUS!
クラウドファンディングに参加してプレイできてよかった。
このゲームはoverdrive最終作でクラウドファンディングで1億3千万円集めて話題を集めたゲームで自分もクラウドファンディングに参加して現在プレイ中ですがまだ完全に攻略しきってないので途中までの感想を載せときます。

まずこのゲームの題材がロックなので音楽の力の入れようが半端ないです。主人公の選択によって音楽との向き合い方が変わるこのゲームは主題歌でゲームのイメージを固めないために主題歌こそないですがボーカル曲だけで10曲以上あります。ある曲ではアレンジされた曲があるくらい。普段あんまり音楽聞かないのであんまり評価はできないのですが作品の中にある音楽としてはすきで物語より没入させてくれます。

このゲームは順調にいけば親のレールに乗って順風満帆な人生を送れるはずだった主人公の対馬馨がある事件をきっかけに道を踏み外してそこで音楽に出会いその後の選択肢によって元の道に戻るのかそれともさらに踏み外して自分がしたいことは何かをバンド活動を通じて探しまた音楽との向き合い方でルートが変わってくる作品です。

ルート感想

弥子ルート

夜間学校に通いながらバンド活動を続けていた主人公がこのまま音楽に力を入れていくかそれとも辞めて趣味としてとらえて親のレールに乗るかで親のレールに乗って音楽に別れを告げで大学受験を目指すルート。
このルートは滅茶苦茶王道でバンドを辞めて受験に力を入れていこうとした矢先に学園祭でバンドをやることになり一度は捨てた音楽と改めて向き合うことになりそして自分が音楽を辞めたことに未練があるのに気づいてちゃんとお別れするために学園祭の音楽活動でけじめをつけて改めて音楽とお別れする。多くの人が「夢」を持ちながらも生活のためとか結婚するためとかで諦めてサラリーマンになったりする。だけどそれが悪いというわけではない。

「でも、これでいいんだ。今はとにかく、選んだ道でうまくやれるよう頑張るだけだよ。もしすべてがうまく行って幸せになれれば、自分の選択を後悔なんかしないだろうしね」

主人公は夢をあきらめて後悔するのは将来の自分が幸せじゃないから思うわけで幸せだったらどんな選択をしても問題ないはずとポジティブにとらえていて自分的には人生は自分の思う通りにはいかないけど行かないから諦めるわけじゃなくそこで頑張って結果を出せば思い通りにいかなかったことなんか忘れるし楽しめるって受け取りました。

bat end

まず主人公の対馬馨は音楽の師匠ともいえる存在の花井是清に出会うことで音楽をやることになるのだがその花井是清は音楽で感動するのは曲そのもの自体じゃなくてストーリー性で人は感動するという考えを持っていて主人公に疑問を投げかけている。
下手なピアノの演奏も病気の人が一生懸命引いているという話を聞かされた後だと感動的に聞こえるし子供が頑張って引いてると聞けばほほえましく聞こえる。結局はストーリーなのだと。

花井是清は自殺していなくなった後、遺作の曲が発見されてその歌を自分たちの歌として出すのかそれとも花井是清の遺作として発表するのかで自分たちの歌として出すことにしたのがこのルートである。(花井是清のバンドは解散する前はバンド好きの間では有名なバンドグループで主人公のバンドグループにはその妹の三日月がいるためお兄ちゃんの残した曲を妹が引き継いで歌うというストーリがー生まれる)

結局曲の力だけでは売れずバンドは解散しソロで活動を続け自分の音楽性をひたすら追求し大衆性を捨てやりたいようにやる。その結果主人公は孤独になり最後には自分の彼女さえも失ってしまう。

本当に悲しいルート。このライターの持ち味はやっぱりバットエンドというか鬱々とした描写なんだと改めて思った。自分の彼女が自分の作った曲を聞いてるときに交通事故に遭って死んでしまうなんて。

三日月ルート

結局音楽は聞いてる人の状況とか歌う人のストーリー性で感動してるだけであって実際は音楽は音の振動でしかないという花井是清の主張に主人公たちが自分たちが答えを出しているルートだと思います。つまり音楽の神様はいるのかいないのかですね。

最初「ドクターフラワー」は順調に売れます。
ほかのルートではどんなに頑張っても売れませんが、このルートでは売れっ子音楽プロデューサー沢村倫の作った曲でメジャーデビューしそこから誰もが夢見る売れっ子になっていく。
ここで起きるのがアシッドアタック事件、ファンの逆恨みにより三日月が顔に硫酸をかけられて顔に火傷を負います。

あのcgは何回見てもきつい。

三日月は顔に火傷をしそのショックからPTSDを発症し歌が歌えなくなりますが、先輩バンドの復活ライブを見て歌う意味を考え歌えるようになります。

「ここに心があって、それを伝えるのは音だけじゃなくて、言葉も、生きざまも、すべてが音楽なんですよ!いや、人間というものは、生まれながらに全て音楽なんです…」

音楽は音の振動なんかじゃない心そのものだと。

兄の是清の考えを真っ向から否定します。彼女はカツラを被って自分がだれかわからない状態で街中の広場で歌を歌います。そして三日月は自分の身分を隠したうえで自分の歌だけで観客を泣かせようとします。結果おばあさんが歌を聞いて昔のことを思い出し泣きそうになるのですが、これって聞いてる人の状況に影響されているのですが三日月はでもそれを思い起こさせたのは自分だからそれでいいといい主人公はずっと音楽の神様がいるかいないかにこだわり続けてたけど自分が信じればいいだけである意味答えを出そうとする必要なんかないんじゃないかということで決着をつけます。

総括 めぐるルートだけこのゲームの主題とは違う方向な気がするので感想は書かなかったのですが面白かったです。基本的にはどのルートも音楽の向き合い方に対する答えを出していく感じであんまり恋愛要素が少なかったのですが弥子ルートが夜中の学校に泊まって一緒に過ごしたりシャワールームのぞいたりと一番青春してた気がする。
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