bichigusoさんの「パティシエなにゃんこ」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

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ケーキの好きな悪人は居ます。確実に。
内容は普通としか他に言い様がないです。
システムが古いのはしょうがない。
イベント潰しする際に、スキップが遅いのとセーブ・ロードに一手間余計にかかるのが辛かったです。
後はシステムボイスで冬華父の声が流れることがあるのが非常に気持ち悪いのでこれはオフにさせて欲しかった。

突っ込みどころを潰してない進行が、より新しい世代の練られたテキストに慣れてしまった身には都度引っかかりを覚えて読みづらい面があった。
例として、向かいの店の制服で嫌がらせに来てたり働いてたりするキャラに対して客の反応が鈍いとか、営業中のフロアで騒ぎすぎとか、数日という短期間で一人暮らしの人が留学準備出来ないし行くかどうかわからないのに受け入れ先(学校にしろ店にしろ)はどうなってるとか、クリスマスイブの夜に有名デートスポットの遊園地でホイホイ乗れるわけがないとか。
シナリオ上必要としたときにしか外の世界の人間が存在しないのはさすがに都合が良すぎるかと。
父親に簡単に確認取れる状況で、ミオの素性詐称がスルーされているのもその一つでしょう。
自分の中では全部「魔法」で片付けました。
身も蓋もない言い方をすれば、面白い作品は"整合性が完璧"なのではなく"気にならない"だけなんですがね。
好きな物には盲目的になり、そうでない物は重箱の隅を突く、それも人間というものですよ翔一くん。

かなでルートで日付の切り替わり時に夢を見るモノローグが入りますが、これがシナリオ中でどのような役割を果たしていたのかわかりませんでした。
矢口家の「アレ」はギャグとして内容は明かされなくても構いませんが、演出が入っている以上何か意味が欲しかったです。
それを言ったら猫に変身してしまう設定も効果的に使われているかは微妙ですが。
主人公と父親との関係も突き詰めてられていません。
「アイアムウィナー」「イッツアパーフェクト」など翔一の英語力には素晴らしい物があります。
苦手とのことなのでまあこれはわざとでしょう。
ところでショコラではシュークリームを売っていないというのが驚き。
チョコレートメーカーのこだわりとか?
そういえばライターが焼き芋を焚火の直火で作ると勘違いしているところは、ティンクルくるせいだーすでも相変わらずでした。

良かった点はエレナさんの歌。
これは文句なし。
主人公が偽善的に感じることはありましたが、嫌いなヒロインはいなかったです。
ミオの詠唱は癖になる。
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