teisibounyuuさんの「Routes -ルーツ-」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

前半でリタイア。評判の良さとLeafブランドに期待して再開。
 しばらくLeafのゲームをプレイしてなかったな~、ちょっとやってみるか。
と言うことで開始したものの、序盤の日常会話でアタマが痛くなって放置していました。
 しかしながらこのところ連続して地雷ばかり引いてしまったこともあり、Leafブランドを
信じて再開。一週間かけてなんとか終わらせました。合わないゲームを無理してやるもん
じゃないなぁ…これが本音。ですが、評価するならばなかなかの良作だと思います。

 ヒロインを複数人攻略(Routes編)する事で新たなルートが拓かれ、そこからは最後まで
一本道(主にRoots編)となっています。Routes編は序盤で5人のヒロインに分岐します。
共通ルートがほとんどなく、難易度の低さも相まって、読み進めるだけのゲームとしては
好ましいデザインと言えます。ですが、多くのノベルゲームのデザインが悪いだけで、
積極的に誉められるのかは疑問です。従来の意味の”ゲーム”じゃないですし。
 なお、見た目はスパイ物ですが、実際はそちらに重点を置いていません。特にRoutes編
は素直にベタな恋愛を楽しむのが良いかも知れません。ハードボイルドなシナリオを期待す
ると外します。18禁性は低いです、パッケージからしてやる気ありません。脱着可能状態。

 シナリオライターは2人いるようです。シナリオごと担当がハッキリと分かれています。
両者共に安定したタッチで読みやすく、スムーズに進められます。一方は会話文主体の強烈
なコメディとなっているため、拒否反応を示す方もいそうです。私はコレが原因でRoutes編に
うんざりしました。評判の良さを当てに、ひたすら最後まで我慢でした。ストーリーではなく
ヒロインの魅力で引っ張るシナリオですので尚更です。5本のシナリオで次第に全容が見えて
くる形式を取っているものの、先を知りたいと思わせるほどに力は入れられていません。
 また、「ノベル」を謳っておきながらその特性を活かしていないように思います。会話
主体の技巧を凝らさない文体だけに、通常のウインドウ表示で良いと思うのですが。人物
や背景が隠れてしまい、表現の幅を狭めているのはもったいないです。また、意外なことに
画面効果・キャラクタの立ち絵表現もほとんど使用されず、いたって地味な作品です。
 音声はありません。ヒロインとのベタな日常会話で力押しする性質上、あっても良かった
気はします。私は音声はあってもなくても気にしないのですが。

 Roots編に入る前に、XXを片づけるシナリオを消化します。必然だからいれました、なので
どうにも見苦しいですが、ベタな恋愛側のライター担当(多分)なので、そういうモンだと
割り切る方が良いかも知れません。このシナリオを終えれば一通り謎は明かされます。ここで
終わっても構わないのですが、続くRoots編に入ります。
 こちらでは五月蠅くない方(笑)のライターにバトンタッチ。日本史及び実在の落ち落人伝説を
ベースにした一本道のシナリオになります。ダシに使ったと言えばそれまでですが、常套手段
ですし、タイトルから構成にまで至ってとりあえずつじつまは合わせられているます。この手の
パターンが好きならば悪くないかと思います。派手さこそありませんが、落ち着いた登場人物の
すましたやりとりがなかなか微笑ましいです。ここが唯一良かったところかな、個人的な好みで
言えば。

 Roots編が終われば毎度恒例のおまけシナリオに入れます。ですが例の五月蠅い方のライターが
書いたらしく、苦痛でしかないオマケを読む必要はないか、とスキップで終わらせておきました。
 総合的に見て「良い物を作ろうと不器用なりに作り上げた努力作」というところでしょうか。
前半ではライターによって随分と印象が異なりますし、前半後半のギャップの大きさなど、理屈
では合っていても、ちぐはぐな印象が残りました。いろんな事をつめこんだアンバランスさが
いいんだ……とはちょっと言いづらいし。前半であれだけ力を入れたヒロイン達が有機的に結び付け
られていないのは、マイナス評価されても仕方がないのではないかと思います。百歩譲ってコンシューマ
ならともかく、美少女ゲームの末裔…ですですよね、これでも、いちおう。
そのヒロイン達も造形が強烈なので、付いていけない人には前半が大変かも知れません。
個人的に『ONE』の七瀬、『秋桜の空に』以来のアタマ抱えたくなる一本でした。
あ、最近だと『ヤミと帽子と本の旅人』もリタイアしたっけ。
 けれども、好みを無視すればお勧めかと。就寝前にRoots編を始めたら、つい夜明けまで
(今終わって記念書き込み中)続けてしまった、これくらいの出来ではありました。
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