えびさんの「まおてん」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

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絵19+文22+音17+他15 異文化交流ドタバタディスコミュニケーション劇としては、なかなかおもしろい。テーマも判らないでもないのだけど、もう一歩踏み込んで見せてくれるのかと思ったところで、ややスカされる感じに、裏技で纏められてしまった気も。
*シナリオ・・・
『退屈ではないけど、窮屈な現状』からの変化、あるいはそれの肯定などをテーマに
置いた本作。
それは、地方出身者なら微妙に琴線に触れそうなものだと容易に想像はできるのです
が、魔界の魔王様も同じ悩みを抱えていたり……
といった、エロゲらしい奔放な発想で生まれたであろう本作品。
(エロゲらしさとはなんでしょうね)

魔界も人界も天界も、住んでいる種族は違っても、同じような悩みを抱えていたりし
て理解し合えるというような部分と、異文化同士のディスコミュニケーションな部分
との、相互のギャップをコミカルに描いた辺りが楽しい作品になっています。

そして、キレイなオチが印象的でした。
もっとも、そこへ行くまでが、かなり、とっ散らかっていますが。
まあ、しかし、それは本作の奔放な世界観とも似通っていて、紋切り型の窮屈なエロ
ゲよりは、よっぽど生き生きと描かれていた物語だったようにも思えます。

『退屈ではない』のは間違いないですが、もう一個上も目指せたのではないかと思え
るところもありました。
それは、本作が魔王と天使という相反する関係性から、『まおてん』というタイトル
を冠したのでしょうが、その魔王さまと天使の関係自体は、今ひとつ消化しきれてい
ません。
3P以上のハーレム要素のある作品であるわけで、その辺りにフォーカスを当てたエピ
ソードや、エッチやらを、もう少々、掘り下げてほしかったようにも。

共通ルートの異文化交流ドタバタ劇が楽しく出来ていた反面、トゥルールートのとっ
散らかり具合が、本作の評価を下げている要因に思えます。
楽しいドタバタから一転、なんと別ルート主人公によるエゴが原因のシリアスなんて
いう、まさに主人公の独り相撲も極まった感のある、胸焼けストーリー。
個人的には、それ程、嫌いじゃないのですが、先の通り共通ルートで魔王と天使辺り
の相関が微妙だった事もあってか、魔王さまのご活躍がさっぱりだったのが、本ルー
トの弱いところかなぁ、と。


*映像面・・・
映像面は標準的というか、突出した部分は少ないながら、大きな違和感もないといっ
た感じ。
一枚絵は、立ち絵のキャラクター像と比べると、CGによってやや表記揺れしているよ
うなところはあり、安定感はもう少し。
この辺りを違和感なく纏められる原画の方が、少ない気がしますが。
その立ち絵はキレイで、その表情差分は細かな部分まで、気を配られて配置されてい
た印象はあります。

背景画はパース感のかっちりとした几帳面な線が目立ちますが、塗り自体は光を感じ
させる事は上手いものの、材質の質感とか少しファジーな印象。
写真的なものより、印象派っていう感じです。


*音楽・・・
BGMの曲数が少ない!!
悪いと言っているのではないです、終わってみて、サウンドギャラリーを見た時、
「あれ、こんなに少なかったのか」
と感じることは、むしろ少ない曲を効果的に使っていたという、何よりの証左であり
まして、むしろ称賛すべき部分だと常々思っています。
ただ、この曲がすごいという、キラーチューンも無かったりするので、まあ、うん。

キャスティングでは、桃井いちごが、全力で可愛さアピールしてきており、なかなか
に強力。
ドスケベじゃない御苑生メイというのは、なかなかご無沙汰だった気もしますが、な
かなかどうして、可愛いお姉ちゃんキャラを好演しておられました。(結局、エッチ
シーンはドスケベなんですがね)



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