oniyukiさんの「カサブランカの蕾」の感想
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**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。
これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
55点 カサブランカの蕾
内容を知らずに店頭で見かけてパケ買い。このゲームはこういうコンセプトなんだと割り切れば楽しめそうだが・・・。
[序盤のあらすじ]
ミクに告白して振られた主人公は、ユリと付き合い始めるが、体育の授業中、
忘れ物を取りに教室へ戻った時、ほんの出来心でミクの靴下を嗅ぎながら
オナニーしていた所をカナに目撃されてしまう。
この事をばらされたくなければ言う事をきく様にとカナに脅された主人公は、
ユリやミクに対してのエッチな悪戯をさせられるのであった。
[共通ルート]
その後はカナに指示されたとおりに、ユリと学校でHしてハメ撮り写真を撮ったり
ミクのパンチラを撮るなどするうちに、次第に三股かけての浮気Hしまくり状態になる。
恋人に不貞を働く背徳感を楽しむという主旨はアリだと思うし、その手の話は嫌いではない。
が、主人公はユリと付き合いながらも、夏休みが終わってもミクへの想いを振り切れず、
カナに命令される悪戯も、脅されて仕方なくやっているうちに楽しくなり、
より刺激的なプレイを望むようになったりと、心変わりが激しい。
ヒロイン達を自分の欲求を満たす為の道具としてしか見ていないのかと思いきや、
ミクとHし一緒に下校した時に、一人寂しく帰ったユリが可哀想だと心を痛めるなど
その場その場で態度、行動がコロコロ変わるので、誰を大事に思っているのか、
どうしたいのか、信条があやふやな様に感じた。
Hシーンは、鍵のかかった保健室のベッドでH、夜のプールに忍び込んでスクール水着でH、
テニスウェアを着たまま部室でHするなど、学生カップルらしい、
思春期の頃に思い描いた夢を叶えるようなシチュが多いところは素晴らしい。
ただ、どのシーンも後ろめたさや罪悪感が伴い、主人公の心理が読めないゆえに、
主人公との一体感を感じたり、なりきって浮気Hを楽しむという没入感がなく、
序盤のユリとのH数回以外は興奮できなかった。
プレイヤーは終盤まで主人公を全くコントロールできず
写真が貼り出されて浮気が公になり、ヒロイン達との関係が完全に拗れてから
ようやく分岐に関わる選択肢が現れるが、その頃にはもう、
「こんな主人公どうなってもいいや」と気持ちが離れてしまっていた。
その後の個別ルートはカナ、ミク、ユリの順でプレイ。
[カナ]
一応ユリとは和解、ミクはなぜか主人公を誘惑してこなくなり、
カナとは仲の良い共犯関係(?)になる。
このルートのみ、主人公が破滅的な結末を迎えずに済むのは、
「悪戯したり楽しい事ができるなら一緒につるむ、飽きたら離れる」という
主人公に対してあまり執着しない、カナのスタンスゆえだろうか。
主人公は最後まで流されてばかりで、自分からは大きな行動を起こさない。
いじめたバスケ部員達に復讐しようと言い出したのは主人公だが、方法を考えたのは結局カナだし。
最後の暗号文「い・な・し・た・に・な・ら・わ・と・は・お・い」が非常に気になる。
「わたしにおとなはいらない」?「しいなとおならにはいたわ」?
「はらとおなにいしたいわな」?
[ミク]
全ては他人の恋人を奪って弄び捨てる性癖を持ったミクの仕組んだ事だったという
大きなどんでん返しがある。
仕組んだと言ってもミクは誘惑しただけで、避けようのない罠に陥れたわけでもなく
主人公が誘いに乗りさえしなければユリと別れる事も退学する事もなかったので
自業自得という感が強かった。
写真を貼り出したのも自分がやった事だとミクは告白しているが、実際は誰が犯人なのだろうか。
ミクの性格からして、カナが巻き込まれたとしても気にする事はなさそうだが・・・
[ユリ]
パッケージを見て彼女目当てで購入。普通に付き合ってラブラブHする展開も見たかった。
もともと純粋で優しい子だったが、主人公の浮気によって、黒い部分が開花してしまった。
それがタイトルの「カサブランカの蕾」の由来ではないか・・・と個人的には思いたい。
ミクに対して継続的な嫌がらせをしていた事や、カナに対するいじめに関わっていた事が
ミクから仄めかされるが、それを裏付ける根拠もなしに信じ込んでユリを疑い、
きつく当たった主人公は、ユリを騙して浮気しておきながら、
逆に彼女を心の底から信じる事も出来ていなかったのだと思う。
ユリルートでは、写真を貼り出した犯人はユリだと、本人の口から語られる。
自宅デートの時にHをした後、主人公が寝ている隙に写真を抜き取った事になっているが
それだと、その時点で既に浮気に気づいて狂っていなければおかしい筈で、
写真が貼り出された後、急に態度が豹変するのは不自然な気がした。
ラストのオチは、自分的には主人公に同情できる部分が全くなかったので
ユリちゃんまともな人と付き合えて幸せそうで良かったねという印象。
寄りを戻すのかなと持ち上げておいてから落とす演出が上手かった。
あれだけ浮気を繰り返していた主人公が、音信不通になってから5年間も
一途にユリを想い続けていたという展開は強引に感じたが、いっその事
主人公視点ではなくユリ視点でエンディングを書いてくれた方が
爽やかハッピーエンドに感じられて良かったのではなかろうか。
主人公と破局を迎えたとしても、別の人と幸せになれる事が示されて、
ユリにとっては救いのある終わり方だと思えた。
全ルート終えてみると、浮気ゲーだと割り切って楽しむにしても
精神的に疲れる話で、自分には合わないタイプだった。
今後は事前に情報をチェックしてお気楽なゲームを選びたい。
ミクに告白して振られた主人公は、ユリと付き合い始めるが、体育の授業中、
忘れ物を取りに教室へ戻った時、ほんの出来心でミクの靴下を嗅ぎながら
オナニーしていた所をカナに目撃されてしまう。
この事をばらされたくなければ言う事をきく様にとカナに脅された主人公は、
ユリやミクに対してのエッチな悪戯をさせられるのであった。
[共通ルート]
その後はカナに指示されたとおりに、ユリと学校でHしてハメ撮り写真を撮ったり
ミクのパンチラを撮るなどするうちに、次第に三股かけての浮気Hしまくり状態になる。
恋人に不貞を働く背徳感を楽しむという主旨はアリだと思うし、その手の話は嫌いではない。
が、主人公はユリと付き合いながらも、夏休みが終わってもミクへの想いを振り切れず、
カナに命令される悪戯も、脅されて仕方なくやっているうちに楽しくなり、
より刺激的なプレイを望むようになったりと、心変わりが激しい。
ヒロイン達を自分の欲求を満たす為の道具としてしか見ていないのかと思いきや、
ミクとHし一緒に下校した時に、一人寂しく帰ったユリが可哀想だと心を痛めるなど
その場その場で態度、行動がコロコロ変わるので、誰を大事に思っているのか、
どうしたいのか、信条があやふやな様に感じた。
Hシーンは、鍵のかかった保健室のベッドでH、夜のプールに忍び込んでスクール水着でH、
テニスウェアを着たまま部室でHするなど、学生カップルらしい、
思春期の頃に思い描いた夢を叶えるようなシチュが多いところは素晴らしい。
ただ、どのシーンも後ろめたさや罪悪感が伴い、主人公の心理が読めないゆえに、
主人公との一体感を感じたり、なりきって浮気Hを楽しむという没入感がなく、
序盤のユリとのH数回以外は興奮できなかった。
プレイヤーは終盤まで主人公を全くコントロールできず
写真が貼り出されて浮気が公になり、ヒロイン達との関係が完全に拗れてから
ようやく分岐に関わる選択肢が現れるが、その頃にはもう、
「こんな主人公どうなってもいいや」と気持ちが離れてしまっていた。
その後の個別ルートはカナ、ミク、ユリの順でプレイ。
[カナ]
一応ユリとは和解、ミクはなぜか主人公を誘惑してこなくなり、
カナとは仲の良い共犯関係(?)になる。
このルートのみ、主人公が破滅的な結末を迎えずに済むのは、
「悪戯したり楽しい事ができるなら一緒につるむ、飽きたら離れる」という
主人公に対してあまり執着しない、カナのスタンスゆえだろうか。
主人公は最後まで流されてばかりで、自分からは大きな行動を起こさない。
いじめたバスケ部員達に復讐しようと言い出したのは主人公だが、方法を考えたのは結局カナだし。
最後の暗号文「い・な・し・た・に・な・ら・わ・と・は・お・い」が非常に気になる。
「わたしにおとなはいらない」?「しいなとおならにはいたわ」?
「はらとおなにいしたいわな」?
[ミク]
全ては他人の恋人を奪って弄び捨てる性癖を持ったミクの仕組んだ事だったという
大きなどんでん返しがある。
仕組んだと言ってもミクは誘惑しただけで、避けようのない罠に陥れたわけでもなく
主人公が誘いに乗りさえしなければユリと別れる事も退学する事もなかったので
自業自得という感が強かった。
写真を貼り出したのも自分がやった事だとミクは告白しているが、実際は誰が犯人なのだろうか。
ミクの性格からして、カナが巻き込まれたとしても気にする事はなさそうだが・・・
[ユリ]
パッケージを見て彼女目当てで購入。普通に付き合ってラブラブHする展開も見たかった。
もともと純粋で優しい子だったが、主人公の浮気によって、黒い部分が開花してしまった。
それがタイトルの「カサブランカの蕾」の由来ではないか・・・と個人的には思いたい。
ミクに対して継続的な嫌がらせをしていた事や、カナに対するいじめに関わっていた事が
ミクから仄めかされるが、それを裏付ける根拠もなしに信じ込んでユリを疑い、
きつく当たった主人公は、ユリを騙して浮気しておきながら、
逆に彼女を心の底から信じる事も出来ていなかったのだと思う。
ユリルートでは、写真を貼り出した犯人はユリだと、本人の口から語られる。
自宅デートの時にHをした後、主人公が寝ている隙に写真を抜き取った事になっているが
それだと、その時点で既に浮気に気づいて狂っていなければおかしい筈で、
写真が貼り出された後、急に態度が豹変するのは不自然な気がした。
ラストのオチは、自分的には主人公に同情できる部分が全くなかったので
ユリちゃんまともな人と付き合えて幸せそうで良かったねという印象。
寄りを戻すのかなと持ち上げておいてから落とす演出が上手かった。
あれだけ浮気を繰り返していた主人公が、音信不通になってから5年間も
一途にユリを想い続けていたという展開は強引に感じたが、いっその事
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主人公と破局を迎えたとしても、別の人と幸せになれる事が示されて、
ユリにとっては救いのある終わり方だと思えた。
全ルート終えてみると、浮気ゲーだと割り切って楽しむにしても
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