asteryukariさんの「きみはね Couples ~彼女と彼女の恋する二ヶ月ちょっと~」の感想

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あの三人組の作り出す空気の温かさは勿論、もう一人の恋の物語なんかもステップの踏み方が丁寧で、見入ってしまうこともしばしば。本作では恋の甘さだけでなく、苦さまで描かれていたのが個人的に好みだった。
相変わらず仲良しな三人組。それは内二人が恋仲になっても変わらない。まあ行為をしている際や恥ずかしい会話をしている時なんかは、もう一人が気まずい状況になってしまったりもするが、そうなった時は大抵二人の事を考えて行動してくれる。ギスギスなんてない、むしろべたべたな二人を横目に呆れることも。そんな優しい世界がそこにはあった。

でもやっぱり前作よりは百合描写にも力が入れられていて、特に倫と文なんかは凄かった。いや、元々魅せてくれる二人ではあったが本作は更に関係がエスカレートしていた。眼福眼福。

好意を始めると途端にしおらしくなる倫を見てついつい意地悪をしたくなってしまう文。さっきまであんなに倫ちゃんの側に居たいと泣き縋っていた彼女がこんなに変わってしまうのか、スイッチとは恐ろしいものだなと、前作以上にドSになってしまう彼女を見て呆然としてしまった。

終盤のシーンなんかはなかなか刺激的で、倫の手首をリボンで縛って文が後ろから一方的に攻めるようなものであった。その時の文の発言が本当に楽しそうで、楽しそうで…。あのふわふわでみんなのお母さんな彼女はどこにいってしまったのか。まあでもそんなドSな文様が魅力的だったりするのだ。

倫も倫で相変わらずそんな風に攻められるのが好きらしく、顔はしかめていたりもしていたが心はとっくに蕩けていた。

三人の話はこんな感じで百合に力を入れた続編という内容だったが、ほかにもきんとしたお話が残されていた。

前作のラストで地上に舞い降りた、翼を捨てた天使「聖夜子」。この子はどんな役回りをするのかなぁと眺めていたのだが、まさかヒロインにまで昇格してしまうとは。しかもその相手は祥子さん。自分が地上に舞い降りるきっかけとなった人物の事は前作でもチラッと語られていたが、彼女にとってここまで大きな存在だったとは思ってもいなかった。だからこそ彼女と付き合えないというのにも納得がいく。

そんな感じで三人の√の彼女は振られて泣いてしまったりもするのだが、そこが個人的にかなり重要だったりする。恋なんてしたことがなかったし、ましてや失恋なんて言葉も知らない彼女だ、身を引き裂かれる思いだっただろう。

「好きなのに…好きなのに…!!どうして私じゃダメなんですか!?」

泣きながらそう叫び続ける彼女を見て大変心が痛んだ。そして、これがあったから最後の最後でようやっと恋が成就した彼女を見てとてつもない喜びが押し寄せてきたのだろう。ああ、本当に良かったねと、そう言いたくなった。

聖夜子という新ヒロインが予想外の活躍をしてくれて、それなりに心揺さぶられるお話が詰まっていたかなと思う。どのカップルもどうか幸せに…。

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