比翼れんりさんの「星恋*ティンクル」の感想

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夢の座標を 星は見てた
新ブランドのデビュー作は人気の絵師さんと実績あるライターさんを揃え、事前の販促もかなり大々的に行い、声優さんには有名どころを揃え、主題歌はElements Gardenと、受けが良さそうな作品かなと思いました。プレイ前は。


ストーリーの導入は、田舎を舞台にした作品によくありがちな、主人公兄妹が元いた場所に帰ってくるところから始まり、凪というこの作品の絶対的キーマンと邂逅するところから動き始めます。

まずは妹のそらは。秋野花さんのだらけた妹演技は最近鉄板な感じがありますね。設定として"チカラ"の存在は共通から端々に語られていましたが、これを回収するルートだったかが、わりと肝なんだとは思いましたが、結果は否。閉鎖的な世界観と家族関係はベースにあったものの、特に掘り下げもなく、メインストーリーに見えてメインではない。エッチシーンをとりあえず詰めた後半はどのルートでも見られるものながらバランスが悪く、何がしたいのかよくわからないのが正直な感想。

咲良はその名前のとおり、桜がエンディングに用いられますが、とくにストーリーに影響することはありません。ドジを直す~というのがメインに据えられているようで、主人公(幼少)が出てもきますがそれが活きてるのか、生きてるのかよくわからないですね。設定として、治すというのは、チカラと現実とが上手く混ざったポイントだったと思いますが、それ以外でポジれるのは、藤咲ウサさんがハマっていたことくらいか。

珠希は巫女さんで、作中で唯一といっていいくらいまともな子。細かいところは目をつむるにしても、ストーリーの格子が掴みきれず、何がこのルートで必要とされていたのかが理解できなかった。この手のお約束の舞は、CG含めて流れがポップすぎて、どこかのアイドルのイベントかと疑う締めかたになってしまいましたね…… キャラクターはクセがなく、個人的には一番好きなヒロインでした。

さて、凪ルート及びグランドルートが作品の要であるのは疑いようがない事実です。凪という存在が明らかに内ではなく外からのものであることは、ここまで進めてくれば自ずと分かることでした。リーベルの正体は見えませんでしたが、語られれば、なるほどねという範疇。ナギという星と神技の関連性はあるのは自然の流れですが、それが"見えない奇跡"ではなく、繋がりを持たせていたのは評価できる表し方かなと思います。
凪が消えるところまでが凪ルート。そこから宇宙まで迎えに行くのがグランドルートですが、種明かしという意味ではグランドとして機能していたラストではあります。が、宇宙に行くまでの過程、結果がぶっ飛ばされ、特に古くからの確執が匂わされていた各家の関係やら、風子と急に湧いて出てきた父親、描写らしい描写もなく、極薄もいいところです。


最後で全体の総まとめはされますが、キャラクター相互の絡みやベースにある設定、話の展開のさせ方、魅せ方、必要な描写と重要なシーン尺、どれを取っても著しくレベルが低いです。また、かわいいヒロインを売りにしているのも分かるんですが、胸やパンツ無し描写ひとつひとつを取っても、自然には感じず、違和感を覚えるもので、全てが噛み合わなかった。それは個人的なものなのかもしれませんが、好きな声優さんが居たにも関わらず、キャラクターが好きなれない部分もあり、作品全体の評価としてはこの点数相応だと思いました。

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