比翼れんりさんの「Amenity's Life -アメニティーズ ライフ-」の感想

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HOOKSOFT新作は、前作のファンタジー色強いイメージから一転、ザ・学園モノに。前作とうってかわって明らかに洗練されたシナリオ、斬新なキャラクター設定、SMEEを彷彿とさせる掛け合いが非常にハマっていたように思います。


美栗はイメチェンヒロインですね。共通序盤から一転、明るい感じになり、好感度は上がりました。ちょっとヤンデレ気質だけど。ストーリーは王道に次ぐ王道で、新鮮さは特にないです。誕生日サプライズをオチに持ってくるのは使い古されすぎて、逆に珍しいかも。プレゼントを買うためのアルバイトもお約束だし、幼なじみヒロインの過去ネタもほとんどなく、全体的に広がりのない個別ルートになりました。

麻帆は転生の代表として、モノとしての矜持を持っていましたが、次第に人とモノとの違いを考えていくようになります。これがルートの基本で、擬似的に家族を連想させるなど、なかなか想いのあるストーリー構成に感じました。ただ、気になるのは、ラスト付近の山で麻帆が感情的になるところ。温度差があるし、彼女のキャラクターには合わないような。ちなみに敬語キャラが個別に入るとフランクになるのは好ポイント。

奏ルートは彼女自身の正体を明かす所から始まり、それがこのルートの肝になります。アメニティからの転生ヒロインは麻帆だけじゃなかったってことです。奏は主人公の大事にしていたのに無くなってしまった腕時計だとか。そんな素振りは他の所で見なかったのにぽっと出た感じはありますね…… ストーリーはそういったものをベースに、拾った猫に自分を重ね合わせて、ご主人の元に帰っていくという流れ。大きなインパクトは無いものの、奏というヒロインとストーリーが上手くリンクした仕上がりだったと思います。

菜瑠は典型的なツンツンデレデレヒロイン。ありきたりなキャラクター設定とありきたりなストーリー展開も、上原あおいさんの"自分らしさ"を出す演技で補っていたように思います。特に大きくオリジナルな部分もなく、ラストのサプライズも、手作りプレゼントでサプライズはいいけど、特にイベントでもないしなぁ。本当にキャラクターだけで成り立つ個別ルートですね。キャラゲーなんだから当然といえば当然なんだけれども。

望希はくすはらゆいさんのあまり見られない一面が見られる、クールなヒロイン。"男"から"女"を意識していくのが、大まかな流れですね。お互いの親に~という所がありますが、全体的に重くなりすぎない構成なので、話の山はラスト、何故か演劇に出ることになった所でしょうか。そこが望希ルートのまとめであり、急に話が加速してしまった残念な部分でもあります。テーマはアリだと思うので、もう少し自然に持っていけなかったのかと感じます。


テンポがよく、久々にHOOKSOFTで気持ち良くできました。少し不思議要素はあったものの、基本的には学園モノキャラゲー。というかアメニティが擬人化するのを皆すんなりと受け入れるし、特に原因とかも回収されないし、個別ルートに入ると他ヒロインの出現率がガクンと落ちるし、あんまり細かいこと突っ込んだらダメなのかなとも思いますが… ま、とにかく! 今後もこういう作風の作品を期待したいですね。

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