比翼れんりさんの「ウィザーズコンプレックス」の感想

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明けない夜はないと 君が教えてくれた
ういんどみるの15周年記念作品は、Oasisの真骨頂である魔法学園モノ……なんですが、おもしろさの魔法はいつになってもかからなかったですね。

ストーリーはどこかで見たことあるような、2つの生徒会で勝負をして、決着を決めるというもの。大戦とは言っても、大きな闘いにはならず、学園の中で収まるのがルートの傾向としては強いですかね。

ほのかは会長として対するはアイリス。ストーリーの中ではわりと中心になるルートだと思ってたんですが、ラスとまではそうでもないですかね。対立の構図が他のルートよりも顕著に感じ、わかりあえないことの辛さがプレイ側にもひしひしと伝わり、それが最終的な和解に繋がる流れがあればまだいいんでしょうけど、そうでもなく。そもそもセンターヒロインを任せられるキャラクター性がほのかには無かったように感じました。本当に最後のアイリスの暴走くらいしか、他には何もないような。

そのアイリスルートでは、魔法という存在がこの世界でどういうものなのか、わからなくなります。アイリス自身も、自分がどういう在り方をすればよいか悩み、話は進んでいきます。このルートだけ、主人公の転籍があるので、そこからもう暗雲は立ち込めますね。大戦がメインに据えられていますが、特に最後はただのケンカレベルで、うわべをさらっただけの、心模様やその先に何かあるわけでもなく、アイリスを最後にしたので魔法が何なのかよくわからなくなりました。アイリスというヒロインに絞れば、好きなカテゴリーで、魔法とか無しに、純粋なキャラゲーだったら楽しかったのになと思いました。

一葉は剣士で魔法と、一見合わないように見えて、これがストーリーの中で大きな意味を持つわけ…………でもなく、闘いへの士気が下がり、何のために闘うのか迷い、そこからメリッサがキレて、なんだか分からないままに、最終戦に復帰し、感動の勝利という流れ。いろいろ不発なのは明らかで、剣の要素はほのかとの関係から必要だったと一定の理解は示すものの、大きなポイントではなく、バイトを始めたことや、メリッサとの因縁(?)は特に変化技でもなく、さらに言うと、共通ルート以降の大戦は、すっ飛ばされるのもいい所で、一葉のいない4戦目はハイライトでしかないし、5戦目は剣やほのかとの友情を意識させたかったのでしょうが、全く機能していなく、世界観設定に恐ろしいほど馴染んでいなかったですね。

鳴は色んな意味でメインヒロインらしくないですね。そしてルート唯一、生徒会の闘いに負けます。あっさり負けてしまったので、そこから大きな展開があるのかと思いきや、ゲーム、ゲーム、ゲーム、最後の最後までゲーム。ターニャとのライバル関係を全面に出すのはわからなくないんですが、代わり映えがなく、そもそもターニャのキャラクターが全く合わず、全体的にプレイするのが辛いルートになりました。もう魔法は関係なく、西側の横暴にゲームで決着を…という流れは嫌いではないものの、それは作中に出てくる闘いの中では断トツにクソゲーであり、いろいろ組み合わせた上の弊害なんだろうなと思いました。


正直信念は薄く、何が目的なのかわからない戦いですね… 生徒会vs生徒会の構図は既に使い古されたものですし、話が大きく変わることもなく、だらーっと戦いの顛末を語ったり、個性的なキャラクターでトークをするも甚だ肌に合わず、ひどく中途半端に感じました。

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