比翼れんりさんの「D.S. -Dal Segno-」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

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ありのままの君がいい そのままの君がいい
ダ・カーポシリーズはプレイしたことなかったので、初サーカス。島を舞台に、ほんのり不思議世界観の物語ですが、ストーリーも不思議で理解が及ばなかったですね。

ひまりは不登校美少女。明るさと不思議さを併せ持ったヒロインですね。めですという謎の帽子がストーリーのキーになるわけですが、大してストーリーを変化させるファクターではなかったように思いますし、どちらかというと、ひまりの過去、養護施設の背景の方にスポットライトは強く当てるべきだったように思います。個別ルートの肝はひまりの不思議能力。主人公の謎のラッキー連続から、ある程度見えるオチであり、細かい描写もほとんどなく、おそらくメインに近い話なんでしょうが、一人目に攻略したからか、ひどく作品への不信感が増すだけのルートと感じてしまいました。

遥月は生徒会長の年上ヒロインも、不快さを感じさせないのは、やっぱり夏野こおりさん。ストーリーは楽園システムが絡むことにもなりますが、どちらかというと遥月の過去の事件と、人物描写がメインになる感じです。昼と夜とで違う遥月がいる?といった種がまかれた時点で双子の存在はなんとなく読めました。進めていくと、これまた王道ではありますが、入れ替わり要素が入ってきます。現実に向き合う場面はありますが、過去や未来を意識させるポイントは少なく、ただでさえ山の少ない個別ルートなので、ルートのメインテーマはもっと掘り下げてほしかったですね。

依愛は中二病ヒロイン。こういうタイプだとかなりキツイのもありますが、わりと大人しく、遥そらさんの甘えた感じの声と重なり、かなり良キャラに仕上がっていました。ストーリーは、中二病とか楽園とか、そういう類いではなく、特に話題にもならなかった父の死と、それを契機に起こった依愛の変化になります。かなり急に話が進みますし、夢の世界へ助けにいくわりには、話が山を上っていかないし、キャラクターだけがどうも先行してしまい、ストーリーが付いてこなかったのは明らかに感じます。

乃絵里は従妹ながら"妹"に執着する子で、最初はかわいいなとは思ってましたが、だんだんウザさも併せ持つようになり、付いていけない場面もありました。ただキャラクターとして、1番の輝きを放っていたのは乃絵里なのは間違いなく、表情のひとつひとつや、エッチシーン枠を見ても明らかです。ルート後半で、従妹でもなく妹でもなく、恋人、家族に、というのは収め方としては、及第点で、個別ルートの中では無難だったかなと思いました。

ノーマルエンドでは、立ち絵ありで鳴が登場するも、ルートへは派生せず……

天はルートロックで最後になりますが、やっぱりというか、消滅エンドになります。わりとあっさりした消え方で、どちらとも結末を受け入れているので、その前に大きく物語を動かそうという気もなく、予定調和の延長戦くらいの感覚です。一応最後にD.S.として、新たな楽園の管理者、奏が登場しますが、ルートと呼べるものではなく、結局は次に向けた予告くらいのニュアンスなんでしょう。


全体的にサブキャラが少なく、男友達が、ここが役どころと思ったか、話を進ませる要素として、その情報力を発揮するという、どのルートでも似た繋ぎをします。また、女性サブにとても破壊力がありそうな鳴がいるにもかかわらず、乃絵里以外との絡みもなく、作品としてはひどく単調な出来です。

i.F.として続編も出ましたが、果たしてどう繋がるのでしょうね。

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