meroronさんの「ハートピストル」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

エロゲーらしい伝奇バトルエロゲー。圧倒的な処女性を持つレディ・ヴァンパイアと第一印象と中盤からの印象がガラッと変わるであろう聖騎士ローラの2大ヒロインが本作最大の見所だが、主人公の青臭いながらも真っ直ぐな姿勢やその他のキャラクターたちの想いも読んでいて面白い。つまりキャラゲーっすわこれ!

多分「燃え」を期待し過ぎると少し肩透かしを食らうのかもしれない。
一番面白く感じたのはキャラクターそれぞれの生き方だったり、中盤以降の多くのキャラクター同士の掛け合いだったのだから。
けれども敵味方がころころ変わる二転三転したシナリオはなかなかに読み応えがあった。

正直な所、序盤のギャグエロゲっぽいノリは苦手なのだが、そんなことを考えているうちにすぐ話は本筋へと入っていったから良かったのかもしれない。
そしてなによりキャラクターが良い。

触らせることすら許可しないレディヴァンパイアの圧倒性といったらありゃしない。
普通だったらやろうとしない、周囲の人を戦いの道具として問答無用で殺し尽くす姿とか「おおっ」ってなりましたよ。

だからこそ、それを変えようとする主人公の姿は無謀ながらもかっこ良く映るんだよなぁ。

そして2周目に入ってから猛烈な勢いでデレるローラ。 いや、あんた誰やねんwww
戸惑いはしたものの、芯のところは魔物嫌いで暴走するから彼女らしさがあってよかった。
にしても助けられるだけであそこまでのデレ……いや、あれは彼女の願望が反映されたからこその、か。

えっちしーんもローラのが一番良かったと思いますね。
ローラのえっちCGはかなりクオリティ高いと思いましたし、それまで聖騎士として凛とした姿も見せてきたからこそ、エロシーンがより一層エロくなる。
なんかあのえっちシーンは公式の同人誌みたいな感じしましたねw
それまで真面目にシナリオ展開していて全年齢ゲーと勘違いしていただけに、余計。
真面目な少年漫画のヒロインが実はマゾでオナホール扱いする文章を入れた同人誌、みたいな? なかなかエロかったです。
てか、それまでかっこ良い所見せてたのになんでローラをオナホール呼ばわりするねんwww

あとは終盤になって出てくるリティとか。 
あの子が出てくる前後は基本的にキャラクター同士が慣れ合っていて、「あれ、これバトルゲー……?」と戸惑いましたが、あれはあれで面白かったりする。
最終エピソードは終始「優しい世界」で、ちょっとパンチ足りないような気もしましたけど、これはこれで作品の味なのかな、と思いました。

まぁあのまま終わると思ったからこその、本当の魔女の登場ではビックリしました。あそこの構成はうまいと思います。



ただ、プレイし終わって「面白かった!」と思うものの、「ホワアアアアアァァァァァァ!!!!」とくるような所が不足していたような気もする……。
理由として思うのは第一に演出です。
バトル系であるならばやはり戦闘の魅せ方というのは重要で、これがあまり琴線に触れなかった。
文章が悪いわけではない。むしろかなり読みやすいし動きは頭に入ってきやすい。
絵も良いぐらいだ。所々のCGは線がはっきりしていて見やすい。
音楽も別段、悪いわけではない。
じゃあなにが足りなかったのかというと、演出なのである。

ひとつに、スピード感。エフェクトが全体的にもっさりしているのだ。
「流れ」の線がスライドするエフェクトだったり斬撃のエフェクトだったり。
文章だけでなくエフェクトを効果的に使うのであればそれなりのスピード感が必要だったんじゃないかと思う。
文章は超速で読むとわけわかめになるが、エフェクトであれば早くても伝わるのだから。

ふたつに、BGMの切り替え。個人的に思う戦闘描写が上手い作品は戦闘が開始した瞬間、必ずBGMを切り替えている。
その音楽による緩急の付け方が、特に序盤は足りなかったように思える。
あとはこれはただの好みなのだがギターの音とかあるとスタイリッシュなのかなぁ……って。
基本的にはピアノ調がメインのMIDI音源のようなサウンドだが、楽器の幅があればもっと「かっこええええええ」ってなるのかな、と。
サークルの方向性なのかもしれないので、これはなんともいえませんが……。

みっつに、SE。
もっと大袈裟で良いと思うのだ。ただでさえ異能ファンタジーなのだから、もっと大胆に音量を上げたりいろいろな種類の音を使ったり。

ざっと並べたがこういった細かいところを積み重ねいって初めてパンチ力のある燃え戦闘描写が完成するのかな……と。



あと、自分はやっぱり優しい世界以上に譲れない想いをぶつけ合うガチバトルが見たいのかもなーと思ったり。
ゆえに、ハッピーエンド至上主義な人にとっては、とてもよい作品なのかもしれません。

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