remikoronaさんの「LOVEREC.」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

80LOVEREC.
幼なじみが素晴らしかったですが、それ以外が壊滅的です。
カメラとかの無機物擬人化モノとかひっさびさやなぁ。
モノを大切にしつづければ応えてくれるって言い方はどこぞのメイビーゲーを思い出す

映研と動好会の対決話。

・千穂
 バカ嫁だの保護者は黙ってなさいだの悪口言われてるのに喜んでるという、少々ずれた感性を持っているへんてこりんな幼なじみ。幼なじみ生主という新しいジャンルを切り開けるかもしれない子。

・美悠紀
 人を能力値だの無能有能でしか判断できないクソみたいなキャラって印象・・・って思ったけど、OPムービー以降はただのお節介キャラにしか見えない・・・まあいいか。

・ヒトミ
 主人公が小さい頃から愛用していたビデオカメラの擬人化こと幼女。可愛い

・乃梨
 きょぬー。個人的には数合わせヒロインの印象が強い

 はじめにこの批評をする前提話を。
 内容としては比較的オーソドックスな部活青春モノ。恐らくテーマは「自分の信念を貫いてでも好きなことを一途に楽しくやれるか?」というものでしょう。美悠紀やOZとしての乃梨などの立場だと、前者の場合は「映画は作るもの」だと割り切り、後者の場合は「動画編集はクライアント受けするものを作らなければならない」という考えを持っていて、そこに私情は全くありません。このケースはおよそ大多数のことが考えられており、適正な人員配置および利益確保が出来ると考えられる一方で、「お金のためだけであって本当に好きでこの仕事をやってるのかな?」とか「人をコマみたいに扱っているお前は何様なんだ」といった疑問が少なからず沸くようにも思います。
 一方で、旭(主人公)や千穂(幼なじみ)などのサイドでは「俺は人に何と言われようが好きなものを撮って、人にありのままの笑顔を見せたい」といった考えで動いています。利益を度外視したこの動きはあくまで学生の特権ではありますが、大人になった私たちユーザーの目には憧れやまぶしさを持つと考えています。
 この二つは相容れない意見であり、ある種のジレンマともなりますが、どこで妥協するのかは私たちが判断することです。利益重視を大事にする所謂リアル思考なエロゲーマーだとこの主人公に感情移入することは100%不可能です。かといって、この主人公に感情移入が出来たところで美悠紀をはじめとする結構な不快キャラを相手にすることになるので少々大変です。エロゲに限らずこのテーマはノベル系の作品では度々取り扱われると思いますが、こういった作品を作るにあたって一番大事なのは「悪役」をいかに丁寧に作るかなのかなぁって思いました。悪役という言い方は個人的に好きじゃないので、どちらかというと別の「正義」「信念」を持ったキャラクターをしっかりと作って欲しいかなって思います。


・・・・・・といった前提条件は置いといて今からざっくり評価していきます。
(上のはあんまり真面目に見なくていいです・・・)
 上に書いちゃって申し訳ない気持ちもあるんですが、いざ読むと美悠紀にはそれほどの不快感はないと思います。問題は乃梨の父親です。こやつは乃梨を完全にお金としか見てないですね・・・。美悠紀は最高の映画を作りたい(そのためには手段を選ばない節がありますが・・・)という信念を持ってるだけ100倍マシです。なにも伝わらない悪役なんて勧善懲悪なアニメでもない限り害悪以外の何者でもありません。


・千穂
 幼なじみが生主だったらどんな気持ちになるんだろうな・・・って思った(嘘)。何かこのルート、千穂よりも主人公の方が可愛い気がしてきた。「千穂と健一(主人公の男友達)が付き合ってるんじゃないかと思ったら、居ても立ってもいられなくて尾行してたんだよ!」とか主人公可愛すぎるだろ。幼なじみとしての出来は非常に良いと思います。何を言っても喜んだり笑ったりしてくれる幼なじみって素敵ですね。普通に可愛いと思えましたし、何より心が浄化されるレベルで癒されました。
 幼なじみで生主っていう若干怖い属性持ちな感じでしたが、Alcotらしく面白い感じに仕上げてくれたのは高評価です。これは生主やってる人だとかなり面白く見れるだろうってのも、局所的ではありますが評価出来る点です(経験談)。あと主人公がやや鈍感な気はしますが、千穂自身もからかい癖が強く、主人公も段々と女っ気を感じなくなったってのはある種納得はいくので、まあいいと思います。告白シーンについてはまさにそんな主人公と幼なじみが「お互い様」だったという集大成のようなものだと感じています。
 いつも笑っているのにも裏があって、昔父親を(実質自分のせいで)亡くしてしまい、連日大泣きしていたが、それを主人公が毎日撮影していた(ふざけていたわけではなく、当時の主人公は千穂を「笑顔」にするためにやっていた)ことでどうでもよくなり、大抵のことでは泣かなくなったとのことらしいです。
 ルートの大筋は部活動で千穂を主人公に、犯人役を母親の千草にしたミニドラマの撮影を通して親子の溝を埋めようといった感じ。重いというわけではないですが、シリアスなお話になります。個人的には若干右往左往してる印象を持ったものの割と読み応えのある話だったと思います。このルートだけかもしれないんですが美悠紀のキャラが壊れすぎてる気がしなくもないです。笑えるシーンが個人的には非常に多く、飽きることなく読ませてもらいました。特別文句のない幼なじみでした、本当にありがとうございます。買って良かったです。

最後に、「チホリン、わこつー」

・美悠紀
 映研と一悶着あって、なんやかんやあって動好会に入ることになった美悠紀はそこで映画を撮ることになったのだが・・・。美悠紀の性格上こんな展開になることは容易に予想出来ますね。というか、こいつも千穂もそうだが、共通いらなくね?ってのが第一印象。可愛さというかあざとさはこの子が一番なんじゃないかと思いますが、前半の傍若無人な性格が性格なだけに好き嫌いは別れそうです。千穂リンをフォローするシナリオがあるの嬉しいなぁと思った。幼なじみスキものとしては地味に欲しいと思ってるんですよね。
 おおまかなお話は、美悠紀自身の成長物語といったところかな。結局映研が美悠紀を追い出したのは突出した才能に対して部員が嫉妬したからにほかならないということでした。最終的には映研の人手と動好会の技量を合わせて一本の映画を作ろうという流れになるのですが・・・。
 また、終盤の台風イベントは共通で存在するようで、これがヒトミルートの布石となりそうですね。似たような展開を「あえて無視するキミとの未来」というゲームでも見たんですがそれは大丈夫ですかね?

・乃梨
 パズルと編集が似ているよって話は面白かったです。これといって特筆することはないのですが・・・
 大まかな話は乃梨ちゃんの家族話と編集以外の広い視野を持つためにムービーを1から作ろう!といった感じで結局のところ乃梨自身の成長物語・・・になるんですが、同じこと美悠紀ルートでも言ったような・・・。まあ色々と足りないヒロインが多すぎる感じがするので、結局こんな話になるのかと半分がっかり半分やっぱりかーって感じ。
 展開がガチであえ無視すぎてどう反応していいかわからん。お前はタクローかと突っ込みたくなる謎の夢推し好きじゃないし嫌いかもしれない。完全に未来視ですね本当にありがとうございますって感じ。
 正直いいますが、ルートそのものは完全にヒトミへの布石だと思います(ほか二人含めて)。お話は無難につまらない話でした。OZとしての設定はほとんど活かされてないように思いましたので、いろんな意味で数合わせ程度のヒロインって印象で終わってしまったのは残念です。

・ヒトミ
 イチャイチャ多いな・・・ロリコンの人には嬉しいのでしょうが(私)。
モキュメンタリーを撮ることになった動好会。ルートの途中にこれまでの3ルートの思い出が蘇ったりしてるから完全に
布石なんでしょうね。その証拠に全員のヒロイン(および千草さん)にルート絡みの記憶が残っています。この子だけちょっと行間あけて批評します。てか、ネタバレします。
















 実はヒトミ以外のヒロインのルートおよび共通の最初からのできごとは全てヒトミが見せていた夢という話。ただし、この一言で片付けるのは少々いい加減なので、以下に詳細の説明と若干の補足を。

・ヒトミ以外のヒロイン全員に共通していた「嵐で主人公が溺れ、その後病院に運ばれて意識を取り戻す」前後で夢の世界(ヒトミが作った世界)と現実世界が入れ替わった
・ヒトミ以外の3ルートの内容・出来事はそれぞれのヒロインが覚えている。他ヒロインが共有しているかは不明だが共有している可能性が高いと考えられる
・↑の補足で、この三人はそれぞれのルートを「夢を見た」という表現で覚えている。これは三人が主人公を助けてという気持ちに呼応してきたものだと考えられる。
・夢の世界のできごとは共通の最初から。本当に最初からずーっと夢の世界の出来事。ヒトミに世界を壊されるまでずーっと夢の世界の出来事。ゲームの最初でヒトミの登場の仕方が少々変だったのは多分このため。
・夢の世界ではヒトミの望んだことは何でも叶う。となるとなぜに対価にお腹が空くのだろうという疑問が。
・全てのルートおよび共通で撮影した映像は全て残っている。考えられる理由としてはヒトミ自身がモノの気持ちを理解しているから、という言葉に尽きるかなと思います。自転車が捨てられていた下りからも察しが付きますし、なによりビデオカメラがデータを消したがるはずないですものね。
 
 あんまりまとめきってないけど、とりあえず一言。ようわからん。
 記憶の引き継ぎ方とか見ててなにこれ片恋いの月?って思ったのは私だけです。上の箇条書きを要約すると、「ヒトミが主人公を助けるために力を使ってあげたいから、踏み台三人に力を貸してくれと夢の世界へ。そして三人の踏み台をバネに力を開放しヒトミがメンヘラ化して夢の世界ぶっこわしたけど主人公は元気です」という感じ。大体あってます。大まかなストーリーを書く気力すらない・・・ってくらい壊れてると思います。かろうじて、「ヒトミを失ったけど、データは残ってるから、架空の精霊(?)と考えて、ドキュメンタリーに路線変更だ!」って感じなのかな。ヒトミの存在はちゃんと覚えてるはずなのに夢でのヒトミとのやりとりは主人公・ヒロイン共々覚えてなかったりと、何か色々といい加減すぎるので細かく批評するのがめんどくせーです。

なんかハーレムありますけど、・・・うん。なくてもいいかな

 最後に総合的な評価を。
 面白さに関しては、今の値段相応(1k前後)くらいなのかなって感じ。良い点としてはアルコット(・・・というよりはアルコットハニカムっぽいけど)らしくギャグチックなヒロイン勢が非常に面白いです。また、私が最重要視している幼なじみの出来が非常に良く、1kで買えたことが信じられないくらいです。絵にも特別文句を言う人はいないでしょう。
 しかし、悪い点も非常に多かったです。まず、シナリオがあってないようなレベルだというのは致命的です。さらに、OP部分までの内容とその先のシナリオで乃梨と美悠紀のキャラが変わりすぎて受け入れづらくなってるのも問題があります。上の個別ごとの批評からもシナリオやキャラクターがルートごと、あるいはシナリオごとでぐっちゃぐちゃで、かろうじて読むことは出来る程度のシナリオ、という評価にしか出来ないです。
 個人的には幼なじみの出来が良かったので満足していますが、とても人には勧められないですね。

以下、コメント
・千穂の家の構造があえ無視のしゃわたり家にすごく似てる
・REC中はフォーカスしているキャラクター以外がぼやけるのは結構細かいなぁと思いました
・誰も突っ込んでない気がするけどチホリンの名称馴染みすぎやろ
・しゃわたり家に住んでるからなのか知らないけど、千穂が段々眞鍋さん家のお計ちゃんに見えてきた
・全体的にヒロインがイキイキしてるのはコンセプト的なものかな?美悠紀と千穂が特に
・もうなんかヒトミちゃんかわいそうだわ、他ルートのシーン的な意味で
・多分だけど、ヒトミの魔法絡みのお話は他ルートで突っ込んだらいけないんだと思いました。
・このゲーム異常なまでに「あえて無視するキミとの未来」というゲームとの共通点が多いように感じました
・このゲームのオチにちょっと笑ってしまった。二次元化て・・・
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