えびさんの「姫様LOVEライフ!」の感想

絵22+文12+音20+他03 うーん、まあ、フツー?
*映像面・・・
みけおうによる原画。
特別、好きという原画家さんでも無いのですが、とても安定しており、好感を持てる
絵柄です。
いやー、個人的には『FESTA!!(Lass)』以来なので、十年以上振りという。
この手の絵柄で、よく気になるのは、CG間で頭身のバランスがバラバラだったり、四
肢の生え方だったり、人体構造を無視しすぎた腰回りの可動域だったりするのですけ
ど、おっぱいや局部は肉感的にデフォルメしつつ、その辺りも大きな違和感なく描け
ており流石です。
姫モノといってもハイファンタジーではないので、コスデザも突拍子がなさすぎたり
もせず、ちょっと甘めで可愛いものだったかと。

可愛いSD絵が差分抜きで二六枚と、比較的多め。
全体的には明度高めで健全な彩色ですが、ワンポイント的に胸から局部周りなどは陰
影を強めにした視線誘導術は、関節部にハイライトを飛ばし始めた辺りの流れを汲ん
だ、昨今、流行りでしょうかね。嫌いじゃないです。


*シナリオ・・・
姫モノとなると、本作のような萌えゲー路線か、姫騎士系の陵辱ゲー路線か、大きく
分類されるのかな、と思います。
まあ、もちろん、萌えやオークに頼らないシリアスなシナリオの場合もあるかもしれ
ませんが、少なくとも昨今の商業エロゲの姫モノで、姫様のノブレス・オブリージュ
を高らかに描き切ったとしても、そこから萌えのあざとさを排除し切るなんて無理だ
ろうなーと。
と、いらない枕は置いておいて、そんな萌え姫モノ専門ブランドPrincess Sugarから
2015年にリリースされた本作品。
旧作は、金目鯛ピンクを原画に、ライターは尾之上咲太、声優陣は手堅いメンツとい
う事で、濃さはないものの若干イチャエロ多めの作品だったのですが、ライターも変
わって、エロはそれなりでラブコメ方面にシフトしてきたなという印象です。

ただ、コメディとして面白いかどうかは微妙なところで、しかしそれほど滑っている
わけでもないのが、本作の評価を難しくしているというか、

「うーん、まあ、フツー?」

みたいな感想しか残らなかったのも、納得してしまう出来栄え。
もちろん、キャラの掘り下げとか、キャラの成長だとか、そういう物語的な面白さは
据え置きな作品なので、拗らせたシリアスされてゲンナリするってことも無かったり
はするのですけど。

「うーん、まあ、フツー?」

さて、コメディ的な要素で言うと、若干、九〇年代な香りがするネタ辺りがチラホラ
目立ちました。
外因に頼らない作品単体で完結したコメディと比べると、こういうメタいヲタネタと
いうのは、すごく刹那的な笑いしか産まれないので、まあ、コメディとしてもお察し
な感はありました。
個人的には、安易にメタなヲタネタを使わず、キャラの掛け合いで笑わせる方が、ラ
イターの技術としては一段上だと思いますし、それ自体がキャラ同士の関係性に厚み
を持たせて、本筋のストーリーにも良い影響が加わるものと思いっています。

と、まあ、そういうような事を言いながら、あのキャラが可愛いだとか、あのルート
がダメだったとか、そんな感想を一言も言ってない辺りから、

「うーん、まあ、フツー?」

という感想を汲み取っていただけたら、本感想の趣旨は伝わるのかな、など。


*音楽/声優・・・
エンディング四曲+オープニング一曲と歌モノが充実。
Demetori feat.naoとか、yuiko歌唱曲とか、SoundCoutureとか、Felion soundsとか、
一曲一曲面白い曲なのですけど、特に作品の内容とか雰囲気との繋がりが無い。
なんか、豪華なだけって感じでしたね。

声優陣は、毎度手堅いですね。
有栖川みや美がこういうストレートな役どころをやるようになったのって、割りと最
近になってのように気もするのですが、どうでしたっけ?
青葉りんごは、個人的にご無沙汰だったんですけど、相変わらずで一安心。
桃井いちごは、うめーなー。
小倉結衣は、ハッピーでアッパーだなー。
サブどころですが、早瀬ゃょぃ。
などなど、結構、耳に残るタイプのキャストですけど、皆、それぞれに個性的で面白
いキャストでした。

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