I_dreamed_a_dreamさんの「紙の上の魔法使い」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

残酷なまでに悲しい失恋の物語。失恋をさせるためだけに書かれた魔法の紙が本当に失恋をさせたかった相手は誰?
瑠璃、汀、妃、かなた、理央、夜子
魔法の本の読者全員が何らかの形で失恋している本作品のテーマは間違いなく失恋。
メインヒロインかつ主人公の夜子を失恋させることによって成長させようという物語が
本当に言いたかったことは何?
唯一、物語の文頭では幻想図書館と関わりがなかったかなたが正ヒロインとなった理由は何?

この作品でかなた以外のヒロインを好きになった人はこのような願いを抱くだろう。
理央と普通の学生同士の恋人関係になって普通の恋愛がしたかった。
妃との禁じられた恋を育み、一線を越えた後の恋愛をしたかった。
夜子の手を引っ張って引きこもりお嬢様に外の世界を教え、仏頂面のお嬢様に笑顔を与えたかった。
叶わぬ願いは残酷な個別√で打ち砕かれ、
True endを終えたプレイヤーに対して魔法の本は真実を語るのです。
これはプレイヤーの失恋の物語だと。

クリアして得た感情は不快感。絶望感。虚無感。そして満足感。
良かったという思いとともに最悪だったという思いも同居する結末。
個別√がないのではなく、個別√に救いがない。
√に入っても望んだハッピーエンドが与えられない絶望感。
これならばいっそ√が無ければよかったのに。
こんなにも切なくて、苦しくて、後を引いて、それでもプレイしてよかったと言えるエロゲ。
クリア後に感じたこの感情は、失恋という言葉で表現するのが一番適していると思う。

魔法の本は干渉できないはずのプレイヤーに失恋の気持ちを味合わせる本だったのさ。
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