明星さんの「うたかな」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

伝奇メーカーGroomingの処女作だが、どちらかというと和風伝奇物にバトル要素を加えた色合いが強いか。EDテーマの「詠奏」は名曲。
何気ない日常を過ごしていた主人公が、自らを言霊使いと名乗る少女と出会い、それから言霊に関する多くの不可解な出来事に遭遇していく、というお話です。
通しでプレイして感じたところは、面白いのに短所も目立つことですね、。
まず、本筋が一本道なため最初はまだしも2ルート目から見たことあるような展開が散見されるという点。
それだけならまだしも、同じ事象を別のルートでも解説する必要はなかったはずです。くどい以外にもただえさえ短めの作品なのにここで尺が取られますしね。
次に、作中で幾つかの点が深く説明されないまま終わってしまったこと。
例えば離れた距離からでも意思疎通出来ることとか。他にもプレイ中何点か気になった箇所がありました、これは言霊をうまく利用しすぎているという批判も仕方がないのではないでしょうか。
三点目は先ほどと被りますが主人公の覚醒が早過ぎるということ。
もともと能力があったということは物語序盤に結界を張った真夜を見つけられることからこまめに描かれますが、そう簡単に懐刀を扱えるとも思えないですしね。

しかし、本筋の言霊や真夜の家系にまつわる話はよく出来ているなと感心させられました。
設定上全ヒロインのルートで真夜が密接に絡むことになりますが、どのルートでも活躍を見せていますしね。主人公も覚醒して真夜を凌ぐほどの力を得ますが一人では動きにくいです。
また普段の飄々とした様子と、照れる表情のギャップも良いです。
Groomingの作品は「天巫女姫」をちょこっとプレイしたのみですが、ここは魅力的なキャラクターを描くのが上手いのかもしれませんね。
「天巫女姫」では咲耶と菊里が好きだったりしますが、咲耶が今作の真夜と近いような気がします。
今作が思ったより楽しめたのでそちらもそのうち終わらせたいところです。

話を戻しますと、真夜以外のルートはハコ先輩と七海のルートが良いと感じました。
ハコ先輩は陰陽術を使えるということで、真夜ルートとハコ先輩ルートでは真夜、主人公と一緒になって戦います。
この時の様子が巫女服着て眼鏡外してて、うん、こっちのほうがかわいいです(
七海は、実はちゃっかり核となる人物の一人ですが本人のルートでは他のルートとちょっと扱い方が違ったかなと感じました。

あとの2人ですが、由梨はキャラクター的には好みですが他のルートでは全然登場しないし、そもそも共通部でも葵と一回遊んだ描写くらいしか出番がなかったとちょっと不遇な扱い。
シナリオも上3人と比べるとラスボスの小物感が、ね。
いや、相手は言霊で乗っ取られている副生徒会長と他のルートでも相手にする人なんですが本当にこの人倒しただけで終わっちゃうんですよ。
あとこの洗脳状態の副生徒会長に犯されていた過去もありますし、回想枠的には全然サブじゃないんですが所々からサブキャラ臭が溢れ出ています。
葵はなんていうかあんまし好きなタイプではなかったですし、話も関係に悩んでからバトル展開ということで他のルートの後塵を拝していたかなと。
あ、恋愛描写ですが薄めと考えたほうが良いです。
過程は真夜、ハコ先輩、葵がまだ分かるかなという程度。由梨なんて上記のように出番少ないしなんで?って思ってしまいました。

今作、ヒロインそれぞれにハッピー、ノーマル、バットエンドが用意されています。(由梨だけノーマルエンドはなし)
ノーマルエンドはどこか哀愁を感じさせるものが多いです、七海などはこっちのほうが良いですね。
バットは陵辱シーン抜けたら終わるので基本味気ないかも。だいたい悪の言霊の権化であり毎ルート戦うことになる「鬼」に洗脳されるものです。
七海は「鬼」を封印した代償として声が終盤まで失われているため陵辱シーンのうち1つで声がないのが残念。
陵辱も主人公によるものが多く、第三者が入るものは存在しますが多くは有りません。また陵辱シーン自体は全キャラにあり。
回想は絵はいいものの尺が短いです。ちょっと残念。

音楽はチープさは確かに感じられるものの私としてはむしろ曲数の少なさのほうが気になりました。
エンディングテーマの「詠奏」はなかなかの名曲。
そういえば林田輪朱さんは最近プレイした「夏色小町」のエンディング「ANYTIME」も歌唱されていましたが今どうされているのでしょうか。両曲とも良いだけに気にかかります。
絵に関しては完全に個人的なものになりますが私の好みです。というかプレイした理由ですねw
しかとみよさんの絵はGrooming独立後よりこれから「羽くんの憂鬱」あたりまでのほうが好きだったりします。いえ、その後も悪いと言っているわけではありませんが。
声は絶賛は出来ないけど頑張っていたかなとは思います。由梨の声いいなと思ったら金田まひるさん流石です、あとは真夜が良かったかな。
ゲームシステムはBLACKRAINBOW制作のもの、次作「天巫女姫」と同じものですが、細かいように見えて妙なところでユーザーライクを感じさせない作りとなっています。
素人目にはよく分からないコマンドが多すぎますね、音量調節すらわかりませんでした。
またディスクレスも可能ですが是非ディスク2を挿入してプレイされることを推奨します。音質が段違いですし、またディスクレスですと音が再生されるまでに非常に長いタイムラグが度々発生します。
あとはそうですね、アクトレスの公式で配布されている修正パッチは適用したほうが良いです。
テキスト送りのスピードが目に見えて上がります。セーブファイルも消えませんので是非。

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