bichigusoさんの「BALDR SKY Zero 2 -バルドスカイゼロツー-」の感想

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システム的にはよくなった部分もあるが、とにかく話がつまらない
余りフォースポイント72万、66時間プレイ(ED6つクリア)、武器フル育成

改善点として、非アクティブ時にも動作するようになったのと不正終了が一度も起きなかったのは大きい。
バトル時の右クリックメニューも付いたし、フォースクラッシュの仕様も変更されて使いやすくなった。
オートモードは安定したが最速でも遅いのでプラマイゼロ。
その他の点は変わりなく、システム面では-40点というところ。
特に選択肢ジャンプ又はバトルスキップを結局搭載しなかったのはきつい。
前作で余りまくったフォースポイントが引き継がれておらずガッカリしたが、獲得フォースアップのプラグインを早々に外したにも関わらず本作の方がむしろ沢山余ってしまった。

ヒロインが2人しかいないのでボリューム的にどうなんだという疑問があったが、4周目(マレル1周目)クリア時56時間で既に前作9周したプレイ時間を上回っていた。
Hシーンが物足りない分を妄想極秘ファイルで補完したのは良策。
前作では頭の弱そうな喋り方のケイをボイスオフしたが、本作ではナンの出番が増えてこちらも我慢出来ずに2人共オフにした。
メイも舌打ち連発ですっかり嫌いになりました。
声と言えばレインが風邪引いたのか花粉症か知らないがかなりの鼻声だった。

シゼルには興味ないのでルート的に言うことはなし。
サブでいた方が輝くと思うのでヒロインとしては見れなかった。

本命のマレルルート。
11章まではこれまでの総括的な展開。
このルート一つあれば他のルートをやる必要がなかったと思えるくらい。
ダイジェストみたいなもんで面白くはない。
12章で話が大きく動きようやく面白くなる。
ここから13章終盤までが本作で一番のめりこんだ部分。
この勢いが14章に入って下がりまくる。
全くバトルに入らずだらだらと説明だらけで嫌気がさす。
ここでもう読む気も理解する気も失せた。
適当に流して「マレル」エンドの16章に辿りついたが早く終わって欲しいのに長い。
ポッと出のムーシュをマレル同様愛せよと言われても無理。
他の2つのEDも見たが徒労感だけが残った。

『バルドスカイ』はもう少しわかりやすい話だったと記憶しているが、本作のいわゆる「ガラテク」が作品理解の大きな障害になった。
アムリタが出てきた辺りから難解さに拍車がかかった気がする。
書いてる人は脳内で理屈が出来上がっているのだろうが、アウトプットが下手なため説明が直感的にこない。
更にブランドロイドだスワンプマンだ電脳症変質体だ準電子体だ独立AIだの色々な存在が出てきてもう何でもあり状態。
中でもリヴィなんて有機AIが自然発生したのと同じくらい凄いことじゃないのか?
前作からの問題であるキャラの行動や言動が理解しづらい・話の前後が繋がっていないという点も読みづらさに拍車をかける。
どいつもこいつも2万の受精卵を見殺しに出来ないという流れは共感しづらかった。
そんなこと言ってたら1億匹の精子が可哀相でオナニーも出来ない。
まあこれについては"命・ヒト・生物"の見解によるので人それぞれでしょう。
それはともかく主人公で一番許せないのが、ヤれるのにヤらない。
ナン、マルタ、レイン、向こうがOK出してるのに何もしないってエドワードお前エロゲ舐めてんのか。
カンヤラットに関してはシーンなしという始末。
萎え萎え。
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