xianxianさんの「聖エステラ学院の七人の魔女」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

絵師はよいが、シナリオ・テキストは駄目。Hシーンのみ限定なら、テキストは悪くはないので、抜きゲとしては一応合格ラインとはいえます。ライターの実力不足が目立ちます。もしくは手抜き。設定は面白いが、足を引っ張っているので、シナリオとテキストは飾りです!というくらい割り切って遊ぶならありでしょう。
今回、共通やメインのライターさんの誤用や文章の使い方のおかしいところが目立ってしまい、かなり気にかかり、楽しめませんでした。
ライターさんの実力が低すぎて、エロとシナリオの融合ができていません。勉強しなおしたほうがいいです。
ストーリーも、アトリエかぐやの「夏神」をさらに駄目にしたようなブン投げ展開がきます。
エロがシナリオを、シナリオがエロの足を引っ張っています。
このレベルのライターさんしか外注で雇用できないなら、しばらくは、シナリオ捨てて、単なる抜きゲ作っていたほうがいいと思います。
もう、BISHOPとかみたいに、理屈もクソもない、抜き特化でいいと思います。
絵師の魅力はあるのですから、絵師と声優さんの力に頼るだけの作品でも十分売れます。
デモの出来がよくて、すごく期待していただけに、内容が駄目でがっくりきました。

主人公がたいして活躍できないのも問題です。そのため、物語の魅力がなくなっています。
せっかく異能力物なのに、それがほとんど活きていません。
主人公の能力が、アンチ・サイ系の「能力無効」ですが、アンチ・サイの能力は、創作では扱い難しいからやめておけばいいのに・・・。
アンチ・サイ系能力は、格闘技の達人とかそういう設定とセットにしないと使えません。
能力バトルで有名な「マーベル」とかは、能力ショボイかわりに戦闘訓練受けてたりします。
この作品タイトルからして「山田くんと7人の魔女」が参考にあるのでしょうが、あの作品の主人公は、無効とコピーなので、異能のパートでも活躍できる上、ケンカにも強いという設定で活躍しています。
この作品では、主人公がかなりの秀才で頭がいいという設定ですが、創作で「頭がいい」ことの説得力は、ライターさんの知力と表現力しだいなので、全然感じ取れないことも多いので、やめておくのが無難です。
能力吸収とか魅了とか、もう少しわかりやすい能力与えればいいのに。
 ヒロインもとんでもない能力持っていたりするのに、肝心な場面では使えず、陵辱されるため、強い力を持つことの説得力がありません。
陵辱のHシーンを作るためでしょうが、それで作る陵辱シーンが複数いるモブ寸前の教師による陵辱で、寝取られとしても中途半端感がします。
そんなに陵辱描きたかったら、主人公が精気吸収とかで、能力増大させる代わりに精神に変調きたして陵辱魔王になるとかにすればよかったものを。
能力バトルやストーリーをしっかり描けるというか、設定のレベルで構築できる能力がないとしか思えません。
異能力TRPGあたりで出ている、シナリオクラフトでシナリオ作ったほうがマシだったんじゃないかというレベルでした。

また、この作品、モブも含めて人数増やしすぎて、収拾がつかなくなっています。
もっと物語の中で果たす役割を考えて、人数を減らすことが必要です。
話の中心となるメインヒロインを半分にして、残りをH要因とおまけエンドありのサブキャラでもよかったと思います。
実際、一応のルートキャラとはいえ、城之園や和子なんて、シナリオにからまない単なるエロ担当要員です。
「7人の魔女」というタイトルだからとはいえ、7人メインにする必要はないです。

城之園先生は、たいして登場する意味もないので、役割そのものははずせない学園長と兼任でも十分でした。
学園長が魔女ということにしてしまえば、守る側にするなら、いすかか智美のどちらかを削れたでしょうし。
悪役4人衆も、やっていることはどうせレイプなので、一人にまとめてしまったほうがすっきりします。
同室で、同級生の優也も存在する意味はあまりなく、女体化するとか、男装しているとか、分身能力を利用して性別を偽っているとかで、ドリスと兼任でもよかったと思います。
同室の人間ならではの役はマナ先輩に、同級生としての役は鏡花にとられて、C組落ちする悲惨さもモブ娘にとられています。


そして、ただ個別ルートを並べてるだけのものでしかない構成も問題です。
シナリオも重視するなら、共通ルートでの関わり方やロックをかけての攻略順序などをもう少し考えたほうがいいです。
結論として、総括のメインライターかプロデューサーが力不足です。

○VISUAL(CG鑑賞。しらせ25枠(122枚)、鏡花19枠(122枚)、茉奈19枠(122枚)、ドリス19枠(144枚)、いすか19枠(124枚)、智美19枠(109枚)、杏里12枠(93枚)、和子12枠(93枚)、その他8(74枚))
○EVENT(Hシーン回想)(しらせ10、鏡花9、茉奈9、ドリス9、いすか11、智美12、杏里6、和子8、その他4)
○MUSIC(24曲。主題歌あり)
○EVENT(既定のシナリオ・キャラ攻略で出現。ストーリーにくみこめないHシーンを無理に挿入してつじつまあわせ)


ルート担当は、
・霧島へるんさんが、いすか、ドリスを担当(ブログ記載)

個人的には、いすかとドリスは異色というか、他のルートと微妙にかみ合ってない感じがして、気になりました。
うまい下手とかではなく、共通ルートからのものと流れというか色が違う感じです。

ここから、私の予想で、思い込みによる間違いもあるかもしれません。

城之園アンリを、新人さんが担当していると思います。
このルートだけ、テキストが格段に悪いんですよね。情景描写というよりは、主人公がひたすらたんたんと回想する、説明文のような文章でした。
ちなみに、主人公視点でHシーンを書かないといけないと思ったのか、潜入している場面で、アンリが輪姦されている場面でも、主人公が覗いている形での主人公視点。
この場面のみ、素直に三人称にするか、アンリ視点に切り替えるとか、もうちょっと工夫できなかったのかと思います。
潜入しているのに暢気に性交を覗いている主人公のバカさ加減がおかしすぎます。
地の文が、主人公が、回想調でしゃべる一人称で、淡々としすぎて、感情が全然伝わってこないなどの問題もあるように感じます。


共通ルート、マナルート、鏡花ルートは、言葉の使い方の癖、言葉の用法などから、メインライターさんが担当していると思われます。
このライターさんはかっこつけなのか、簡単にできる表現を難しい表現や漢字で書きたがる癖があるように思われます。
また、接続詞の後もそのまま文章をつなげるなど、句読点の使い方ができていません。
ただし、陵辱やHシーンでは、キャラが多弁になり、活き活きとしだすので、抜きゲのHシーン限定ライターとしてはそこそこ実力があると思います。
抜きゲのHシーンなんて、壊れた日本語ばかりなので、全然問題ないですしね。

智美ルートは、ちょっとわかりません。言葉の使い方やHシーンでの表現ではメインライターさんと同じものがあるのですが、
マナルートほど難しい漢字や誤用を使っているわけでもありません。
キャラが違うので、設定の差がテキストに出たのかもしれませんし。
別のライターさんがメインにあわせたか、メインライターさんが変な気取りがなくて、単なる抜きゲテキストとして書いたたために読みやすくなったかのどちらかではないかと思われます。
個人的な勘では、マナルートを担当した人と同じ気がします。

和子ルート。しらせルート。これは別のライターさんが担当している気がします。アンリルートほど下手でもなく、メインライターさんほどHシーンで,はっちゃけていません。
このルートとしらせルートが、他ルートとくらべて、官能小説よりの表現がありました。文章に極端にひっかかるほどの問題点を感じませんでした。
良くも悪くも、特徴の薄い、普通の抜きゲテキストという感じでした。
グランドルートともいえるしらせのルートがあるので、企画も担当した方かもしれません?


まず、問題点の一つ目ですが、ここのシステムは「1行21字」と短いため、地の文では、変なところでの句読点や改行が多かったです。
デモニオンの時には気にならなかったのですが、今回シナリオも力が入っているだろうと、それなりに注意してみたせいか、かなり気になりました。
1行に無理にいれるために、句読点なしの1文もかなりあり、読みにくいです。
抜きゲメーカーのBISHOPでも、1行約26字ほどは使っていました。テキストやストーリーは飾りで、台詞ばかりにするならいいですが、
もう少し、1行の字数は増やさないと、ライターさんが自由に書けないでしょう。このシステムは修正したほうがいいです。

○体育の授業がない」
体育の授業がないから、学校じゃないようで。まあ、「学園」となのっているだけで、戸塚ヨットスクールとか私塾みたいな扱いの場所でも設定としては問題ないのでしょうけど。
高校卒業資格はそれじゃもらえないでしょう。検定で処理するかもしれないですけど…。
ライターさんは、日本の学校制度を理解してないみたいです。創作は大嘘をこめるので、リアルに出来る部分は、リアルな要素をしっかり塗りこめましょう。
それと、勉強さえ出来ていれば、スポーツできなきてもOKみたいなのは、それこそ優秀であればあるほど、上流にいけばいくほどありえません。
仕事で、長時間、集中力を発揮したりするためにも、交遊のためにも、ある程度のスポーツはできないと駄目です。
進学の内申でも就職でも、スポーツ経験あるか無しかで、有利不利は変わります。
いや、まあ、スポーツがあまり好きではないオタク層に売るから、そういう世界にしているだと言われればそれまでですけど…。

○「すべからく」をすべての最上級形みたいな形で誤用を、教師が使っています。一応、名門子弟にするための学校で、そんなことはやめて欲しいです。

1、共通ルート
城之園「優秀な人間はすべからく基礎ができている」

ぎりぎり、「優秀な人間は基礎ができているべきである」という風にとらえることもできるかもしれませんが、前後の会話のつながりからはちょっとおかしい。

2、「俺と滝沢先輩以外の生徒は、すべからく、その動きを止めていた」

もう完全にアウト。

「すべからく」は、動詞「す」の終止形+推量の助動詞「べし」の未然形「べから」+接尾語「く」が一まとめになったもので、
多くは下に推量の助動詞「べし」を伴う形で使用します。
「すべて」は、「統(す)ぶ」+「て」からの変化で、まとめて、全部という意味です。
語源が全然違うものを同じように使わないで欲しいです。そのへん混同でいい加減にしていたら、古文・漢文あたりで駄目駄目になります。
優秀な頭脳を育てる学校ではなかったのでしょうか?


○記号を駆使したりの小細工を使いましょう
(マナルートで)
「なぜ魔女になったのか。」とあります。
別にまちがいじゃないのですが、主人公達が強く疑問に思っているのなら、地の文でも

「なぜ、魔女になったのか?」

と読点でつけたり、?といった記号を使ったほうがいいです。

○漢字をもっとひらきましょう
(鏡花ルートでは)
「思いきり抱きしめる」

これは別にまちがいじゃないのですが、漢字を使わないほうがいいと個人的にですが思います。
そして、意味自体は同じなのですが、書くなら「おもいっきり」のほうがいいと思います。
「思いきり」「おもいきり」「おもいっきり」と書くのは、日本語としては差はないです。
しかし、この場面は、主人公がヒロインにあふれんばかりの愛情を感じている場面です。
まず「思いきり」などより「おもいっきり」のほうがいいというのは、字数が多いと、広がりというか勢いが感じられやすくなります。
4文字と5文字、どちらのほうが「沢山ある」かのように感じるでしょうか?
言葉の上だけではなく、実際に文字数があるかないかで、思いに差があるように感じますし、勢いが違います。
わかりやすい例として、怨念とかの想いを表現するときに、画面いっぱいに「死ね」とか出たりする演出があります。
あれも、書かれた文字数が、想いの強さのように読み手にわかりやすく伝える表現です。

また、漢字だとどうしても堅いイメージがあり、平仮名だとやわらかなイメージがあります。
「愛情」という目に見えなくて、人つつみこむようなもののイメージとして、漢字よりは平仮名使ったほうがいい気がします。
また「思い」や「想い」といった漢字表記は、エロゲーも恋愛要素の物語ですから、重要な場面で使ったほうがいいと思います。
今まで、平仮名で書いていたのが漢字になることで、優しいけど軽かったものが、堅く重いものへと変化したようなイメージが出ます。

意味は同じでも、「文字数」「仮名表記の差」で、読み手に与えるイメージというのは差が出ます。
この手の表現の差にこだわるのは、小説というよりは詩の表現方法ですが、ラノベやエロゲは純粋な文学というわけでありませんから、
そういう小細工を気にかけたほうがいいと思います。

○「しかしそれでもまだ、納得できないようだ。」(×)

この場合、「まだ~ない」でひとかたまりの意味なので、まだの前に読点を打つと、ややおかしいです。
書くなら、
「しかし、それでも、まだ納得できないようだ。」

「納得できない」ことを強調したくて、間をもたせたかったなら、句読点よりは

「しかし、それでも、まだ――納得できないようだ。」

のような形で、視覚的にわかりやすく間をとったほうがいいです。

○句読点の打ち方が変。
(例)
「だから俺も、笑い返した」(×)
(笑い返すことを強調したいとしても)
「だから、俺も、笑い返した」に。

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