komaichiさんの「サド★部! ~S女に虐めヌかれ部♪~」の感想

ネタバレ感想を見たくない場合、文字を背景色に設定することが可能です。 → 設定変更

**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

「ヒロイン全員S女のサド部に放り込まれてM調教される」と言う謳い文句の割にプレーが温いのと、テキストが淡白な所為で調教を通して主人公たちが恋仲に至るまでの過程・サドマゾに目覚めてゆく様子どちらも薄味で、ハードな調教・恋愛寄りのSM・サド部の活動を通しての成長、何を求めても物足りない印象を受けてしまうのが大変残念。設定は最高だし、Mモノとして魅力的な部分も少なくなかっただけに、せめてもう少し方向性を絞って特化させてくれていればと思わずにはいられません。
美少女に誘われて茶道部に入部してみるとそこはなんとサド部だった!!

という話。

自分中ではMモノの作品って大まかに、

ドM:ヒロインとの恋愛無し・主従の絆無し・使い捨て
M:ヒロインとの恋愛無し・主従の絆は有り・モノとして愛着をもってもらえる
微M:ヒロインとの恋愛あり・主従の絆もあり
微M風:ほぼ恋人同士のプレーの一環でSMしているだけ

という風に段階分けをしていてそれぞれのハードさに応じた楽しみを見出しているのですが、
今回は「ヒロイン全員サドの部活に放り込まれてM調教される」ということで
結構激しめ(M~微Mくらい)な内容を期待したのですが蓋を開けてみればかなりマイルド。
上の基準でいうと微M~微M風くらいの内容でちょっと吃驚でした。

ヒロインは、メインが4名(彩羽/小鳥/言葉/陶子)にサブが2名(雛/茜)の計6名。
やたらにエロなし声なしのサブキャラがいますがほぼ空気なので気にする必要無し。

主人公の名前が麻宗帆(あそほ)君というのですが、作中ではマゾホだとかアスホール
だとか言われていてなかなか笑えます。
他にもヒロインの名前も丸木戸(マルキド)さんや渋沢さんなどニヤリとさせられる
名前があったりと遊び心あっていいですね。
円怜(マドレイ)さんと霜貫先生はぱっと思い浮かばないのですが調べればサドマゾ
関連にひっかかるのかもしれません。


■構成・展開
エンド数は【各ヒロイン(彩羽/小鳥/言葉/陶子)ハッピー×1/バッド(?)2】

選択肢は基本的にお目当ての子を選択し続ければ問題なくエンドに辿り着けるのですが
バッドエンドは、中盤の2択が後々になって効いてくる上に、ヒロインごとに
微妙に異なったりするのですべて回収するのは少々面倒。

サド部に巻き込まれたあとは、部活動という名の調教を通して、お互いに心を通わせつつ、
ヒロインはサドとして主人公はマゾとして目覚めてゆくといった展開。
といってもほぼエロを重ねるだけなのですが。

予想外に男女の恋愛の占めるウェイトが大きくて、SMの師匠である茜がパートナー同士の
絆が第一というスタンスだし、実際シナリオもプレーも後半になるにつれ純愛色は強め。
さらに構成的にもパートナーに一途でないとハッピーエンドを迎えることができないし、
恋愛を抜きにした主従のみの関係というのは本作では描かれないので作品全体を通して
「恋愛なくしてSMは成り立たず」というスタンスが一貫しています。


個人的に非常に納得が行かなかったのは恋人同士になった後は恋愛シーンと
SMシーンが分かれて描かれていること。
要するに後半になるにつれて単なる恋人同士の仲良しセックスが増えてきてしまいます。
一応恋愛シーンでもSM描写が全く含まれないということはないのですがかなり薄い。
場合によっては主人公が主導権を握るといった悲惨な(?)展開もちらほらあるくらい。
過激なプレー自体も少ないので調教を重ねるごとにM度が薄くなってしまうのは非常に残念でした。

もう一点痛かったのは、描写が淡白なこと。

‐知り合ってから恋愛に発展する過程
‐ヒロインがサドッ気に目覚めるまで
‐主人公がマゾを開花させるまで

など設定的に欲しいと思う描写自体は結構テキストに含まれているのだけれど
1つ1つの描写がものすごく短い。エロ1シーンも短い。
こうなってしまうと、サドマゾの卵たちが成長してゆく話としても、SMを通して恋愛へと
発展してゆく物語としても、そもそも抜きゲーとしても薄味な内容に感じてしまうのが致命的でした。
ここは終始徹底的に足を引っ張っていたと思います。


■エロ
シーン数は71【14×各ヒロイン(4)/雛6/茜3/複数人調教5/モブ1】
※複数調教は【全員/彩羽&言葉/小鳥&陶子/言葉&小鳥/陶子&彩羽】
うち新入生2枠・茜2枠・複数すべてがバッドエンド。

ヒロインごとに、

‐彩羽:罵倒
‐小鳥:スパンキング
‐言葉:アナル調教
‐陶子:連続強制搾精

と方向性が決っていてそれに沿った調教がメインに。
といっても先ほど述べたようにプレー自体もあまり過激な内容はなく、
比較的ハードなプレーを挙げたとしても、

‐彩羽
オナホコキ/小便お掃除クンニ/ペニスサック装着パイずり/
電動オナホ&尿道カテーテル/漏斗口に突っ込んでご褒美おしっこ

‐小鳥
足コキ/太ももコキスパンキング/馬用鞭(威力桁違い)スパンキング/
くつわ装着してお馬さんごっこ/人間ブランコ(吊るされて立ったまま顔面騎乗位)

‐言葉
ペニバンアナル責め/ところてん(アナル責め)フェラ/アナル突かれながら犬(=主人公)の散歩/
女装チン繰り返し/シャワー浣腸

‐陶子
エネマグラフェラ/アナル電流/拘束電極カテーテル/尿道ストローフェラ/
エネマグラ&オナホコキ

という程度。

特化してMモノを強調した作品にしては温すぎかなという印象です。
ちなみにこれらのシーンのほとんどは中盤までのプレー。
前述したとおり後半になるにつれ純愛色が強いか、SMでもお互いに快楽を高め合うプレーが増加。

さらに残念だったのは、構図が完全に女の子の身体を見せるのに特化していて、
せっかくの主人公の肉体への責めの多くが画面の外に切れてしまっていること。
多分これは男性が目立ちすぎないように意図的に配慮してくれていたのだと思うのですが
せっかく身体をガチガチに拘束されたり、アナルにバイブ突っ込まれているのに
一枚絵にはほとんど映っていないとか悲し過ぎでした。
基本的には一枚絵の時に男が目立ち過ぎないほうが良いと思うのですが、Mシュチュに関しては
主人公の姿をしっかり描いて上下関係をはっきりさせてくれたほうが絶対興奮できると思う。
もしくはもっと徹底的に主人公目線からヒロインを描く。

それらに加えて先ほど述べたような後半のM度の低下やテキストの薄さも加わるので興奮できるシーンは結構少ない。

特に残念だったのは大本命だった彩羽(なにせ名前が丸木戸‘マルキド’です!!)。
彼女の特徴は罵倒とモロにテキストの出来に左右されてしまう持ち味であったことと、
性格的にも真性のサドというかサドを演じているツンデレのようにしか見えないので
全然屈服感が味わえないのが主な敗因でした。
他は、陶子だったら普段の優しい性格のまま鬼のように連続で精子を絞られたり、
言葉はプレー自体が比較的にハード(若干だけれどスカトロ有り)でまだ見どころがあった
のですが彩羽エロの良いところはちょっと思い浮かばない。。

一方で素晴らしかったのはスパンキング大好きなロリ部長の小鳥ちゃん。
彼女はまず見た目がロリロリという時点で、如何にも保護の対象のような相手にいいように
弄ばれるという屈辱感が刺激されるし、設定では1つ上の先輩ですが言動や行動も背伸びした
年下の子という感じで精神的な幼さも良く描かれているのでより惨めさを引き立ててくれる。
素の性格が無邪気なおかげで恋愛描写でも悪気のないナチュラルなSっぽさが滲み出ているのもポイント高し。
そして何より彼女は表情が最高。
子供のようなキラキラした眼差しでもって好き放題鞭を振るう姿はそれだけでちょっと興奮してしまいます。
特に寝起きの鞭うちフェラの時の表情は本当に秀逸で個人的には本作NO.1のS顔でした。
正直プレーはヒロインの中で一番温いといってもよいくらいなのですが、キャラクター
自身の持つS性が高いので断トツで一番エロかった。
普段はロリそれ自体に強い興味があるわけではないのですがMモノ(と売春)となると話は別。
ロリ(に屈服させられるのは)最高です。


意外に特徴的だったのはバッドルートとサブキャラの雛ちゃんのエロ。
どちらもヒロインとの行為よりプレーがハードで、
バッドは全身ラバーでガチガチに固められて肉バイブとして飼われるなど
Mシュチュ的美味しいシーンもちらほらあるのですが如何せん非常に数が少ない。
しかもバッドのエロって調教に失敗したとか否定的な文脈でしか描かれないので
ちょっとテンション下がります。
せっかくならヒロインのメインルートでこういうプレーして欲しかった・・・

雛ちゃんが登場するのは、

‐部活紹介という形でヒロインと共に主人公調教に参加する
‐Sに目覚めて他のヒロインから横恋慕する

の2パターン(ちなみにバッド2枠は後者)。

良かったのは部活紹介シーンで、ガチガチに拘束されて△木馬に乗せられているところを手コキされたり、
天井から鎖で引っ張られたまま顔面騎乗位されてチンポ踏まれたりとプレーがハードな上に、
まさにSに目覚めてゆく瞬間が描けていて見ごたえあり。
正直目覚めに関してはメインヒロイン勢なんかよりよっぽど上手く描写されていたと思います。

とはいえこちらもシーン数が少なくやはりおまけ程度の扱いという。。

原画担当のwakakoさんの描くポップなヒロインたちはみんな可愛い声優さんの演技も悪くない。
特にボンデージの衣装とSの表情はどのヒロインも魅力的(一番は小鳥ちゃんですが)。

そういうわけで魅力的なシーンもあるのですが、作品をひっくるめての実用性となるとあまり高いとは言い難い。


■まとめ
というわけで、

‐ハードなプレー
‐恋愛ありきのSM
‐SとMの目覚めと成長

どれを求めてもイマイチで結局どういう方なら楽しめるのか良く分からない作品でした。

やはりSとMの素質のある同士がより深い信頼関係で結ばれた後は、
強い絆なしには到達できないハードな行為へと向かって欲しかった。

恋愛のなかにも主従の絆を、SM行為のなかにも愛情を。

互いの行為を通して愛情と主従の関係を補い高め合う姿を描いてくれた方が
遙に恋愛とSMが調和した関係が描けたと思います。
少なくともサド部に強制的に入部させられ調教された結果、2人で仲良くデートした後
1日の締めにイチャイチャとSMする関係になりましたという展開よりはずっと。

ついでにサド部の備品ルートとかあったら最高でした。
部に備え付けの椅子とか花瓶(アナル)としてみんなに愛着(愛情は人に向けるもの)を
もって使ってもらうというような展開があったらもう・・・。。

設定的には相当M妄想が刺激される内容だっただけに、万事中途半端
という感想になってしまったのは残念でした。

とはいえこういう設定の作品は超好きなので是非是非またプレーしたいところ。
Team Anisのスタッフでリベンジしてくれたりしないだろうか。。

今回は応募券の活躍する機会が早くきますように。

長文感想へのレスを書くには
 ・ユーザーIDを有している
 ・COOKIEが有効である
 ・COOKIEを有効にした状態でログインしたことがある
 ・5つ以上一言コメントを書いている
 ・長文感想を書いたユーザーが長文感想へのレスを許可している
の5つの条件を満たしている必要があります。

コメントデータ

このコメントはだいたい1418回くらい参照されています。